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第一章
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11月に入り、秋晴れのある土曜日、拓哉はマイカーに乗り国道2号線を西に向けて走行していた。
目的地は広島市内にある横川有楽座である。
横川有楽座ではピンク映画のポスターが貼られていた。
SM映画の金字塔『花と蛇』や怪作スプラッターポルノ『処女のはらわた』などのポスターである。
まあ、好き者ファンには嬉しい2本立の珍しい作品である。また、料金も安い。
この横川有楽座というポルノ映画館には
ツイッターはもちろん、ホームページもない。
いつ、何が上映されるのか、スポーツ新聞を購入して広告欄を探さなければ何が上映されているのか、サッパリ分からないのだ。
拓哉は入場券を購入して館内に入った。
館内は薄暗く、席は空席だらけ。
5人か6人の男性達が分散して座っている。
何かを警戒しているのか?分からないが
拓哉は前列の少しスポットライトがあたっている明るい席に一人寂しく座った。
しばらくすると上映時間になり、1本目の映画が上映された。
SM映画の金字塔『花と蛇』である。
映画が、始まると拓哉の横の席に一人の割腹のいい中年男性が腰をかけた。
拓哉の心臓はパクパクと音を立てた。
男性のことが気になり、次の展開を待っているのだ。
拓哉は既に興奮していた。
拓哉の股間の中の男根は硬くなっていた。
中年男性は拓哉の顔の表情と股間の中の様子が手に取るように分かったのである。
その男性の名前は内山浩一(50歳)。
広島市内でスナックを経営するオーナーであった。
浩一は拓哉の様子をしばらく観察していた。
そして浩一は確信したようだ。
『俺と同じ匂いがする』と。
浩一は拓哉の太腿をやらしい手指で触り始めた。
拓哉はすでに興奮して目は虚ろであった。
浩一は拓哉に一目惚れしたのだ。
なぜなら拓哉はハンサムであった。
身長はおそらく175cm位。
胸板は肉付きがよくがっしりしている。
何かのスポーツで鍛えている体つきに見えた。
彼は25歳前後。
拓哉は浩一の求めていた男性であったのだ。
浩一は拓哉に声を掛けた。
「外に出ようか?」
「‥‥‥‥はい」
浩一と拓哉は映画館を出て、大通りを一緒に歩いた。
15分ほど歩くと右手の路地裏に拓哉を連れ込んだ。
スナック『浩』という看板のある店の中に拓哉を連れ込んだのである。
店内に入ると浩一は扉の鍵を施錠したのだ。
浩一は拓哉を抱き寄せて唇を重ねた。
浩一は拓哉の口の中に舌を入れた。
拓哉は浩一の舌に吸い付いた。
二人はお互いの舌を絡ませてペロキスを始めた。
しばらくキスをしていたが
浩一は店内の広くて長いレザー製のソファに拓哉を押し倒した。
浩一は男性経験が豊富らしくて、男性の性感帯をよく心得ているようだ。
浩一は拓哉の両足を開脚させて自分の両肩に乗せて、丸見えの男根と肛門を見て楽しんでいる。
ソファのサイドテーブルの上の媚薬ゼリーを拓哉の肛門にたっぷりと付けた。拓哉の肛門の周りは店内のライトの照明の光に照らされて妖艶な、やらしい輝きを放っていた。
それはポルノ映画館で上映される男達の性宴の一シーンのようであった。
浩一は拓哉の肛門の周りの輝きと黒光りする男根を見て興奮したのである。
浩一の男根も硬くなり、拓哉の肉体の股間の中にそれを押し込んだのである。
浩一は腰を前後に勢いよく動かした。
拓哉は浩一のなすがままである。
拓哉は気持ちよくなり、男の快感を覚えたのである。
浩一も拓哉の男根を見ながら興奮した。
やがて二人は喘ぎ声を出し始めた。
浩一の激しい腰の動きで拓哉の肉体に稲妻のようなエネルギーが肛門から脳天に向けて走った。”ピカッ、ピカッ、ピカッ”
二人はセックスをして気持ちよくなり果てだのであった。
二人はセックスの疲れを覚え、そのまま体を休めていた。
30分ほど二人は休み、そして体の股間の汚れと唇の汚れを店内のダスターで綺麗に拭きとった。
浩一が拓哉に話しかけた。
「君、幾つだい?」
「25才。拓哉です」
「そうか!25才!若いなぁ。羨ましいよ、
俺50才だからなぁ。歳をとったよ」
「そんなこと、ありませんよ。男性として尊敬しますよ!」
「そうかなぁ。俺は浩一。この店のオーナーだよ。バツイチ。独身だ(笑い)」
「そうですか!良かった。僕も独身ですよ(笑い)」
「そうか。俺、拓哉のこと好きになったんだ。まあ、一目惚れかなぁ」
「嬉しいですよ。僕とお付き合いして下さい」
「ああ。いいぜ。ところで拓哉は仕事してるのか?」
「ええ。してますが工場の現場の仕事で、辛くて。いつも先輩や上司に怒鳴られて」
「だったら俺の所で働けよ。今給料は幾らだい?」
「手取りで18万円位です」
「そんなに安いのか。だったら俺と一緒に住めよ。給料は月額30万円渡すよ。
住居費や食費もいらないぜ」
「ええ。本当にいいんですか?」
「ああ。いいぜ。明日から一緒に住もうぜ」
「ありがとうございます」
拓哉は願ってもない浩一の申し入れに一つ返事で承諾したのであった。
to be continued
目的地は広島市内にある横川有楽座である。
横川有楽座ではピンク映画のポスターが貼られていた。
SM映画の金字塔『花と蛇』や怪作スプラッターポルノ『処女のはらわた』などのポスターである。
まあ、好き者ファンには嬉しい2本立の珍しい作品である。また、料金も安い。
この横川有楽座というポルノ映画館には
ツイッターはもちろん、ホームページもない。
いつ、何が上映されるのか、スポーツ新聞を購入して広告欄を探さなければ何が上映されているのか、サッパリ分からないのだ。
拓哉は入場券を購入して館内に入った。
館内は薄暗く、席は空席だらけ。
5人か6人の男性達が分散して座っている。
何かを警戒しているのか?分からないが
拓哉は前列の少しスポットライトがあたっている明るい席に一人寂しく座った。
しばらくすると上映時間になり、1本目の映画が上映された。
SM映画の金字塔『花と蛇』である。
映画が、始まると拓哉の横の席に一人の割腹のいい中年男性が腰をかけた。
拓哉の心臓はパクパクと音を立てた。
男性のことが気になり、次の展開を待っているのだ。
拓哉は既に興奮していた。
拓哉の股間の中の男根は硬くなっていた。
中年男性は拓哉の顔の表情と股間の中の様子が手に取るように分かったのである。
その男性の名前は内山浩一(50歳)。
広島市内でスナックを経営するオーナーであった。
浩一は拓哉の様子をしばらく観察していた。
そして浩一は確信したようだ。
『俺と同じ匂いがする』と。
浩一は拓哉の太腿をやらしい手指で触り始めた。
拓哉はすでに興奮して目は虚ろであった。
浩一は拓哉に一目惚れしたのだ。
なぜなら拓哉はハンサムであった。
身長はおそらく175cm位。
胸板は肉付きがよくがっしりしている。
何かのスポーツで鍛えている体つきに見えた。
彼は25歳前後。
拓哉は浩一の求めていた男性であったのだ。
浩一は拓哉に声を掛けた。
「外に出ようか?」
「‥‥‥‥はい」
浩一と拓哉は映画館を出て、大通りを一緒に歩いた。
15分ほど歩くと右手の路地裏に拓哉を連れ込んだ。
スナック『浩』という看板のある店の中に拓哉を連れ込んだのである。
店内に入ると浩一は扉の鍵を施錠したのだ。
浩一は拓哉を抱き寄せて唇を重ねた。
浩一は拓哉の口の中に舌を入れた。
拓哉は浩一の舌に吸い付いた。
二人はお互いの舌を絡ませてペロキスを始めた。
しばらくキスをしていたが
浩一は店内の広くて長いレザー製のソファに拓哉を押し倒した。
浩一は男性経験が豊富らしくて、男性の性感帯をよく心得ているようだ。
浩一は拓哉の両足を開脚させて自分の両肩に乗せて、丸見えの男根と肛門を見て楽しんでいる。
ソファのサイドテーブルの上の媚薬ゼリーを拓哉の肛門にたっぷりと付けた。拓哉の肛門の周りは店内のライトの照明の光に照らされて妖艶な、やらしい輝きを放っていた。
それはポルノ映画館で上映される男達の性宴の一シーンのようであった。
浩一は拓哉の肛門の周りの輝きと黒光りする男根を見て興奮したのである。
浩一の男根も硬くなり、拓哉の肉体の股間の中にそれを押し込んだのである。
浩一は腰を前後に勢いよく動かした。
拓哉は浩一のなすがままである。
拓哉は気持ちよくなり、男の快感を覚えたのである。
浩一も拓哉の男根を見ながら興奮した。
やがて二人は喘ぎ声を出し始めた。
浩一の激しい腰の動きで拓哉の肉体に稲妻のようなエネルギーが肛門から脳天に向けて走った。”ピカッ、ピカッ、ピカッ”
二人はセックスをして気持ちよくなり果てだのであった。
二人はセックスの疲れを覚え、そのまま体を休めていた。
30分ほど二人は休み、そして体の股間の汚れと唇の汚れを店内のダスターで綺麗に拭きとった。
浩一が拓哉に話しかけた。
「君、幾つだい?」
「25才。拓哉です」
「そうか!25才!若いなぁ。羨ましいよ、
俺50才だからなぁ。歳をとったよ」
「そんなこと、ありませんよ。男性として尊敬しますよ!」
「そうかなぁ。俺は浩一。この店のオーナーだよ。バツイチ。独身だ(笑い)」
「そうですか!良かった。僕も独身ですよ(笑い)」
「そうか。俺、拓哉のこと好きになったんだ。まあ、一目惚れかなぁ」
「嬉しいですよ。僕とお付き合いして下さい」
「ああ。いいぜ。ところで拓哉は仕事してるのか?」
「ええ。してますが工場の現場の仕事で、辛くて。いつも先輩や上司に怒鳴られて」
「だったら俺の所で働けよ。今給料は幾らだい?」
「手取りで18万円位です」
「そんなに安いのか。だったら俺と一緒に住めよ。給料は月額30万円渡すよ。
住居費や食費もいらないぜ」
「ええ。本当にいいんですか?」
「ああ。いいぜ。明日から一緒に住もうぜ」
「ありがとうございます」
拓哉は願ってもない浩一の申し入れに一つ返事で承諾したのであった。
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