ミステリー小説 鯉と龍

蔵屋

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第一巻

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  「血の雨、降らしたるわ!」
 竜崎健治が叫んだ。竜崎率いる子分達は総勢20人。
 「おんどれら!汚いぞー!」  
 鯉鬼平が叫んだ。
 鯉率いる子分は総勢15人。
 手に持つ道具は金属バット。
 竜崎と鯉の二人の間には暗黙の流儀があった。決してドスとチャカは使わない。
 これが極道社会の頂点を目指すおとこの殺し合いであった。
 竜崎健治は新宿歌舞伎町一帯を縄張りにする龍神会の若頭である。傘下の組員は全国に一万人。
 対する鯉鬼平は白須組若頭である。
 六本木を縄張りにする巨大組織である。白須組傘下の組員は三万人。
 同じ都心近くであってはならない抗争が始まった。
 抑々そもそもこの抗争の発端は8年前に遡る。
  龍神会会長•竜崎音松(58歳)、と白須組組長白須鬼太郎(60歳)の因縁の対決であった。
 8年前の国家プロジェクトであったカジノ誘致を巡り龍神会と白須組との間で利権を巡るトラブルに発展したのだ。
 しかも龍神会竜崎音松の女房史花は現職総理大臣•国澤権蔵(73歳)が愛人に産ませた実子であった。しかし政界の頂点に立つと保身の為、史花の存在が政界スキャンダルに発展しかねないと思い、以前から懇意にしていた白須鬼太郎に殺しの依頼をしたのだ。
 その見返りがカジノ誘致であった。
 既にこの因縁の対決はその時から始まったのである。
 政財界、裏社会の癒着はいつまでも続くということだ。
 表の社会は作りもの。嘘にまみれた社会だ。この表の社会を儀悪醜に満ちた社会という。
 それでは裏社会とは一体なんなのだ。
裏社会こそ、表の社会を支配する影の組織なのだ。
 私は彼らを戸籍のない忍者軍団と名付けた。
 この小説の主人公である。
 白須組影軍団•頭目黒影悪ノ介。年齢不詳。国籍•戸籍無し。軍団の団員1000人。
 いよいよ、黒影が暗躍する時が来た。
 数日前の話である。
 黒影は白須鬼太郎から秘密裏に指令があった。
 「国澤を抹殺せよ」
 「確かに承りました」
 白須鬼太郎からの命令は絶対である。
 黒影は軍団の幹部を集めたのであった。

 私はよく『龍が如く』シリーズのゲームやテレビアニメなどに興味を惹かれて楽しんだものだ。もともと私は中学、高校の友人が極道になり実際に極道社会の話を聞いていた。
 私は勉強が好きで成績も優秀だった。その友人は試験の前日に私の自宅に泊まりに来て「試験問題のヤマを教えてくれ」とやって来た。
 私は心よく引き受け試験に出る箇所を教えた。
 すると私の教えた箇所が不思議と試験問題に出た。彼は満点をとると怪しまれるので故意に70点~75点の間にしたのだ。 
 彼に教えた私は満点だった。
 その見返りは女性を紹介してもらうことだった。
 そのお陰で様々な性癖の女性達と楽しんだ。すべて私より年上である。
 最低年齢は20歳。最高年齢は45歳。
 まあ、こんな話はどうでもいい。
 
 少しだけ『龍が如く』シリーズについて語りたい。
 『龍が如く』シリーズのゲームは東京都新宿区に実在する歌舞伎町をモデルとした架空の町である神室町を主な舞台としている。
 またキャラクターは神室町以外にもストーリーの展開上、日本の他の地域も訪問することとなる。
 ゲーム内の地区や町は各ゲームが発売される年の間の現実中の其々の外観と相関しており、多くの場合は新しい作品で改装や改築がなされている。
 店や建物はしばしば実際のものとは異なり、実際のプロダクトプレイスメントやストーリー上重要な場所に置き換えられている。

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