実録 私が口説いた25人の女性たち 性事情編

蔵屋

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第一章

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 私が初めて女性を口説いたのは、高校2年生の時であった。
この話に入る前に、私の友人を紹介しよう。
彼は大阪から転校してきた転校生であった。
名前は谷本寛治である。17歳で俺と同じ高校2年生だ。
とにかく、彼の関西弁が楽しかった。
私も彼の関西弁の真似をしていたために、高校時代から既に関西弁になっていた。
私は蔵屋正太郎、17歳である。
高校2年生である。

私の家は、祖父母と母親と妹の5人家族であった。もうお分かりだと思うが、私は母子家庭だったのだ。
母親は37歳であった。
母親は19歳で結婚し、20歳の時に私を出産したのだ。
当時としては、19歳で出産する女性はまだ少なかった。
10月に入り、私は谷本と一緒に福山の繁華街に出かけた。
最初に私が女性を物色する。
福山駅の前にはバス乗り場が数カ所あって、一番広い待合室がある場所は1カ所であった。
そこに女学生や一般成人女性や男子生徒や一般成人男性が座っている。
私がその待合室に行った時にある1人の女性に目がついた。おそらく25歳位だろう。
私はその女性の隣に座った。
私の女性を口説くやり方は、女性の体に自然体でボディータッチするのである。
一番簡単なのは、彼女の手に自然に触れる。
あるいは太ももに手を当てる。
そういった行為をしていると文句を言う女性はまず無理だ。
しかし、何も言わない女性は口説くことができる。
私の場合は簡単な話だ
「どちらから来られたの?」
「あなた。まだ学生なのにませてるわね。
私人妻よ」 
「人妻、結構。おもろいやんけい。いろいろ教えてなぁ。奥さんきれいやなぁ」
「あなたってもしかして関西の人?」
「そうでんね。わて横山やすしでんねん。わてぱーでんねん」
彼女がゲラゲラと笑い出した。
もうここまでくれば大丈夫。
この時点で、既に彼女を口説いたのだ。
「ほな、ええとこ、いきまひょうか!」
そう言って、私は、彼女と腕を組んで、路地裏の同伴喫茶に連れ込んだ。
当時は同伴喫茶と喫茶店があったのだ。
いわゆる個室喫茶である。
当時流行っていた喫茶店は、ノーパン喫茶店であった。私は兵庫県の西脇まで電車で行ったことがある。兵庫県の西脇にはそのノーパン喫茶があったのだ。面白いもんで、喫茶店に入ると必ずおしぼりをウェイトレスが落とす。それを拾ってくれるときに、彼女の超ミニスカートの中のお尻が見えるのだ。もうすでにお尻の割れ目は見えている。それが前かがみになっておしぼりを拾うわけである。それは店主の指示であった。しかし、時間制であり、30分で5000円であった。その時間帯に彼女がサービスして見せてくれるのは1回だけである。つまり1回5000円ということだ。その1回はすぐにコーヒーを飲むときに彼女がテーブルに置いていく。そしてつかったおしぼりを持っていくときに、目の前で落としてくれるのだ。

だから割れ目は丸見えであった。こんな面白い商売が当時は繁盛していたのだ。女性たちも心得たもので、西脇地区は田舎なので働く場所がなかった。だから、女子高生たちや20才前後の女性にはこのアルバイトにはもってこいであったのだ。いわゆるアルバイト代が非常に高かったということである。後で聞いた話であるが、店主はいつもその彼女達とセックスをしていたらしい。その店主は50代であったが、なかなかのやり手であった。私はその店主を好きになった。しょっちゅう西脇に谷本と一緒に遊びに行ったのである。そこでいろんな女性の口説き方を学んだのであった。

to be continued
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