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宝物と、山の子と。
閑話休題 その3
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「うん、大丈夫です。これなら治りますよ」
「おお、それはよかった。すまんの寄」
「万年筆のペン先はある程度の曲がりなら修理が効きますし、あちこち痛んだところも交換対応できますしね。これならば私の友人の職人に頼めば、一か月くらいでやってくれますよ。ただ……」
「ただ……なんじゃ?」
「よ~く調べてみたら、この万年筆、モ○ブラン製なんですよ」
「もん○らん……あの栗のスイーツか?」
「いやいやそれとは違います。名前こそ同じですが、こちらはドイツの超有名な筆記用具のブランドなのです」
「ふむ……そんなすごいものを正月は普段遣いにしておったワケか」
「まあ、それだけならばまだいいのですが、この万年筆、相当の年代ものみたいで、その……修理するとなれば、おそらく……」
………………
…………
……
「マジか?」
「マジです」
「で……誰が支払うんじゃ? その金は」
「わ、私にそれを聞かれましても……」
「おお、それはよかった。すまんの寄」
「万年筆のペン先はある程度の曲がりなら修理が効きますし、あちこち痛んだところも交換対応できますしね。これならば私の友人の職人に頼めば、一か月くらいでやってくれますよ。ただ……」
「ただ……なんじゃ?」
「よ~く調べてみたら、この万年筆、モ○ブラン製なんですよ」
「もん○らん……あの栗のスイーツか?」
「いやいやそれとは違います。名前こそ同じですが、こちらはドイツの超有名な筆記用具のブランドなのです」
「ふむ……そんなすごいものを正月は普段遣いにしておったワケか」
「まあ、それだけならばまだいいのですが、この万年筆、相当の年代ものみたいで、その……修理するとなれば、おそらく……」
………………
…………
……
「マジか?」
「マジです」
「で……誰が支払うんじゃ? その金は」
「わ、私にそれを聞かれましても……」
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