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月城 雫

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7話。

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あいかに会えるのを楽しみにしながらその日は眠った。
次の日は休みだったから何しようか考えていた。
結局家で好きなDVD見ることにした。
あたしは映画とか見て過ごすのが好きでだいたい休みの日はDVD見て過ごしている事が多い。
すると奏斗が「外に行かないの?」と聞くから「家にいるのが1番好きなの。眠くなったらゴロゴロできるしね。」
「そっか。」と奏斗は少し悲しそうな言い方をしたから
「外に出た方が奏斗的にはいいの?」
と聞くと
「そうじゃないけど外には危険な事もあるけど楽しい事もいっぱいあるよ。」と言った。
「お父さんが死んでからあまり外に出無くなった。楽しい分危険も多いって実感したから。お父さん死んじゃった時まだ3才だったけど居なくなっちゃって悲しかったのは何となく覚えてる。その分お母さんに甘えて困らせてた。」と笑いながら話した。
奏斗は「そうだったのか。悪い事言ったね。ごめんね。」と謝ってくれた。
あたしは「大丈夫だよ。」といいその日はそのまま家にずっと居た。

あっという間に1週間が過ぎ朝のホームルームで期末テストが帰ってきた。
1人1人名前を呼ばれ取りに行くあたしも呼ばれた。
全教科330点以上でありますようにと願いながら答案用紙の点数を見て行った。
国語90点。
日本史82点。
社会52点。
数学75点。
英語87点。
合計386点。
で合格ラインギリギリだった。
ちなみに計算は奏斗にしてもらった。
奏斗も「合格ライン超えてる。良かったね。」と言ってくれた。

みんなもそれぞれ合格ライン超えてて一安心した。
特に高かったのが凛花と京香だった。
あたしも含めみんなが「2人ともすごい。」と言っていたが当の本人達は「しほりの方がすごいよ。」とあたしを褒めてくれた。
正直に「ありがとう。みんなも良かったね。」と言った。

学校が終わって家に帰る途中あいかからfriendtalkが来た。
「明日休みだよね?言ってたお店行かない?」とあたしは「行く!!」と答えあいかから
「じゃあ明日昼の13時でどう?行ける?」
「行けるよ笑」って返した。

あたしは急いで家に帰って玄関先で「お母さんただいま~。明日出かけるから。」と伝え自分の部屋に向かった。
それからは明日着ていく服を選んだ。
あいかは可愛いからあたしもかわいく見られたい。

服を選んでる時に奏斗が「服選んでるの見ると楽しそうで可愛い。」とからかってきた。
あたしは「だって明日会うあいか可愛かったから。あたしが可愛くしていかなかったらあいかに失礼かな?って思って。」と答えた。
「しほりは十分可愛いと思うよ。」
って言うから
「可愛くないよ。」
とふてくされた。
「あっ今不貞腐れてるでしょ?本当にしほりは可愛いな。」
と奏斗が言った。
真に受けそうになるあたしを(信じちゃだめだよ。)とあたしの心は言う。


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