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作家先生の講演会に行って〜プロットの重要性〜
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作家さんの講演会に行った時、数名の作家さんのプロットを拝見させていただいた。
膨大な数の設定が書かれたノート。中をめくることは出来なかったが、拝見できた数ページだけで圧倒される情報量だった。
先生は毎回、とてつもない量の下調べとプロットを書いてから書き始めるそうだ。
知識がなければ、物語は書けない。
例え架空のファンタジーの世界でも、読者が現実に生きている我々である限り、共通に思い浮かべるものを書かなければ、世界は読者に伝わらない。そのためには現実にあるものを知らなければならない。
世界観だけでない、キャラクターがどんな人物なのか、事細かく、こんな時になんて言うかどう動くかが分かるまで掘り下げる。
物語の本筋を決めたあとは、そのシーンをどの視点から描くのか、どういったシーンを追加すれば効果的に物語が伝わるのか。
1シーン1シーンごと決めた後にようやく書き始めると言っていた。
対して、私は書きたいシーンだけ思い浮かんだらそのために必要な登場人物と世界観だけ何となく決めてあとは行き当たりばったりで書いていた。
文章力も知識も比べ物にならない作家さんですら、綿密に設定を組み、世界を膨らませてから書いているのだ。私なんかが行き当たりばったりで書いているのは、完結することが奇跡というレベルだ。
他の作家さんのプロットも総じて凄いの一言だった。150冊以上に渡るびっしり埋まった大学ノート。緻密に書かれた地図。キャラクターのイメージ図。キャラクターの1日の行動が書かれたスケジュール。キャラクターの生まれた時からの年表。積み重ねられた参考文献の数々。
私は物語を書くという行為を、作家になるということを甘くみていた。
プロだからそこまで必要なのかもしれない。素人は今のまま書いていても、物語は書き続けることはできるのかもしれない。
でも、私が目指すのはプロの、作家という職業だ。
帰り道、私はノートを買って帰った。タイトルに記したのは今創作途中の異国の物語の題名とプロット①。
ショートショートは今まで通り、文章力向上のために隙間時間で書いていく。でも長編小説は時間をかけて物語と向き合い、自分の最高傑作だと思えるものを常に更新していく。
6月末までには、連載開始を目指して、今日も私はお昼休みに分厚い資料を広げる。
膨大な数の設定が書かれたノート。中をめくることは出来なかったが、拝見できた数ページだけで圧倒される情報量だった。
先生は毎回、とてつもない量の下調べとプロットを書いてから書き始めるそうだ。
知識がなければ、物語は書けない。
例え架空のファンタジーの世界でも、読者が現実に生きている我々である限り、共通に思い浮かべるものを書かなければ、世界は読者に伝わらない。そのためには現実にあるものを知らなければならない。
世界観だけでない、キャラクターがどんな人物なのか、事細かく、こんな時になんて言うかどう動くかが分かるまで掘り下げる。
物語の本筋を決めたあとは、そのシーンをどの視点から描くのか、どういったシーンを追加すれば効果的に物語が伝わるのか。
1シーン1シーンごと決めた後にようやく書き始めると言っていた。
対して、私は書きたいシーンだけ思い浮かんだらそのために必要な登場人物と世界観だけ何となく決めてあとは行き当たりばったりで書いていた。
文章力も知識も比べ物にならない作家さんですら、綿密に設定を組み、世界を膨らませてから書いているのだ。私なんかが行き当たりばったりで書いているのは、完結することが奇跡というレベルだ。
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