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文章力を上げる方法②「語彙力を鍛える」
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文章力を身につけるには、というテーマで私が日ごろ行っていること、心がけていることを書いている。
文章力と言っても表現力、語彙力、発想力、即筆力と様々ある。
そのうちを5つに分け、5回かけて書いていく。
今回は第2回となる【語彙力】について、私が日ごろ行っていること、心がけていることについて語る。
【語彙力】
①気になった単語や知らなかった表現をメモする
やることとすれば、この一言に尽きる。ものすごく簡単なことだ。小説を読んでいて印象に残った単語や表現、自分では出てこないだろうなと思う単語をひたすらにメモする。なんとなくの意味で理解しているものがあれば、辞書を引く。
小説だけでなく、よく私が“この表現いいな”と思ってメモするのは、歌の歌詞からが多い。歌詞に使われる言葉、表現は短い中に想いを詰めるために洗練されているものが多い。歌のタイトルや歌詞には日本語だけでなく英語など、いろんな国の言葉が使われていることが多く、小説とはまた違った語彙を増やすことができる。
実際に最近私が拾い集めた言葉、表現を例に出すと「骸骨を乞う」。これは簡単に言うと辞職を願うことだ。語源は『晏子春秋』で、主君に一身をささげて仕えた身だが、老いさらばえた骨だけは返していただきたいという意味が含まれている。
他には「遣らずの雨」これは帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨のことだ。こちらはなんとなくは知っていたけれど辞書を引くことで改めて覚えなおした言葉だ。こんな風に言葉と意味を記したノートを日々持ち歩いている。
②辞書を読む
わからない言葉を辞書で引くことはあるだろう。でも、辞書を“読む”ことは普通の人は中々ないと思う。
1ページ目から順に辞書を読んでいく。その中で気になった者に印をつけたり、先ほどのノートに記している。
辞書は普通の国語辞典でもいいし、他のものでもいい。
私は学研の『ことば選び実用辞典』を使っている。これはポケットサイズで持ち歩きがしやすく、文庫本のような感覚で鞄に忍ばせ、通勤途中などに読むことができる。内容としては文章作成の時に使いたい言葉がすぐに探せる類語辞典。例えば「愛・愛する」のページには「愛玩」「愛顧」「愛護」「愛憎」「愛着」など愛に関する言葉が並んでいてその中から自分が書きたい文章にぴったり合ったものが探せる。
この辞書はシリーズ化されていて、私は『ことば選び実用辞典』以外にも『感情ことば選び辞典』『創作ネーミング辞典』『情景ことば選び辞典』を愛用している。
文章を書くときはもちろん、空いた時間に読むことで、執筆のための知識を蓄えることができる。
ちなみに私が挙げたもの以外もシリーズはまだまだあり、『色のことば選び辞典』『和の感情ことば選び辞典』『美しい日本語選び辞典』『ことばの結びつき辞典』の4冊が次に買いたい辞典だ。
おすすめはしたものの、別にこの辞典じゃなくてもいい。まずは家に辞書があればそれを“読む”ことから始めてみるといいと思う。
文章力と言っても表現力、語彙力、発想力、即筆力と様々ある。
そのうちを5つに分け、5回かけて書いていく。
今回は第2回となる【語彙力】について、私が日ごろ行っていること、心がけていることについて語る。
【語彙力】
①気になった単語や知らなかった表現をメモする
やることとすれば、この一言に尽きる。ものすごく簡単なことだ。小説を読んでいて印象に残った単語や表現、自分では出てこないだろうなと思う単語をひたすらにメモする。なんとなくの意味で理解しているものがあれば、辞書を引く。
小説だけでなく、よく私が“この表現いいな”と思ってメモするのは、歌の歌詞からが多い。歌詞に使われる言葉、表現は短い中に想いを詰めるために洗練されているものが多い。歌のタイトルや歌詞には日本語だけでなく英語など、いろんな国の言葉が使われていることが多く、小説とはまた違った語彙を増やすことができる。
実際に最近私が拾い集めた言葉、表現を例に出すと「骸骨を乞う」。これは簡単に言うと辞職を願うことだ。語源は『晏子春秋』で、主君に一身をささげて仕えた身だが、老いさらばえた骨だけは返していただきたいという意味が含まれている。
他には「遣らずの雨」これは帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨のことだ。こちらはなんとなくは知っていたけれど辞書を引くことで改めて覚えなおした言葉だ。こんな風に言葉と意味を記したノートを日々持ち歩いている。
②辞書を読む
わからない言葉を辞書で引くことはあるだろう。でも、辞書を“読む”ことは普通の人は中々ないと思う。
1ページ目から順に辞書を読んでいく。その中で気になった者に印をつけたり、先ほどのノートに記している。
辞書は普通の国語辞典でもいいし、他のものでもいい。
私は学研の『ことば選び実用辞典』を使っている。これはポケットサイズで持ち歩きがしやすく、文庫本のような感覚で鞄に忍ばせ、通勤途中などに読むことができる。内容としては文章作成の時に使いたい言葉がすぐに探せる類語辞典。例えば「愛・愛する」のページには「愛玩」「愛顧」「愛護」「愛憎」「愛着」など愛に関する言葉が並んでいてその中から自分が書きたい文章にぴったり合ったものが探せる。
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