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エピローグのその先で
昔話
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「一颯はさ、私があげた最後の誕プレ、使ってたの?」
正直、明日香も中学生になった一颯の好みは分からなかった。だから、あえて使いやすいタオルで、しかもシンプルなものを選んだ。
「タオルでしょ?使ってた。結構ガチで使ってたおかげですぐボロボロになって……実は1年以内にゴミ箱行き」
「まじか!じゃあ私たち正反対なことしてたんだね」
お互いのプレゼントの顛末を聞いて2人は笑い合う。
「高3の時、俺もランチに来るかもって聞いてどう思った?」
「え、気まずって思った 笑」
一颯の質問に明日香も率直に答える。
「俺も、母さんに誘われたけどギリギリまで迷って。結局行きたいとこあるとか言ったけど、別に特になかったから新宿で買い物してた」
「何?あれやっぱりバックれただけだったの?」
「うん。なのに連絡先とか送られてくるし。別人かと思うほど大人っぽくなった明日香の写真も来るし」
「あー、あれはゆみさんの勢いに負けた」
「まぁ、そうだろうなとは思った」
「一颯は雰囲気変わってないよね」
「そう?」と言いながら一颯は笑う。
「うん、大人っぽくはなったけどその笑った感じは変わってない」
クシャッと笑う、明日香の好きな笑顔は今も健在だ。
その晩、2人は明け方近くまで、それこそ明日香がストックしていたお酒を飲み干す勢いで楽しんだ。
早朝、倒れるようにしてそれぞれベッドとソファーで気を失ったあと、ダイニングテーブルに残されてたのは、空いた赤ワインのボトルに日本酒の瓶、それから缶チューハイの缶が数個と半分ほど無くなった梅酒の瓶だった。
正直、明日香も中学生になった一颯の好みは分からなかった。だから、あえて使いやすいタオルで、しかもシンプルなものを選んだ。
「タオルでしょ?使ってた。結構ガチで使ってたおかげですぐボロボロになって……実は1年以内にゴミ箱行き」
「まじか!じゃあ私たち正反対なことしてたんだね」
お互いのプレゼントの顛末を聞いて2人は笑い合う。
「高3の時、俺もランチに来るかもって聞いてどう思った?」
「え、気まずって思った 笑」
一颯の質問に明日香も率直に答える。
「俺も、母さんに誘われたけどギリギリまで迷って。結局行きたいとこあるとか言ったけど、別に特になかったから新宿で買い物してた」
「何?あれやっぱりバックれただけだったの?」
「うん。なのに連絡先とか送られてくるし。別人かと思うほど大人っぽくなった明日香の写真も来るし」
「あー、あれはゆみさんの勢いに負けた」
「まぁ、そうだろうなとは思った」
「一颯は雰囲気変わってないよね」
「そう?」と言いながら一颯は笑う。
「うん、大人っぽくはなったけどその笑った感じは変わってない」
クシャッと笑う、明日香の好きな笑顔は今も健在だ。
その晩、2人は明け方近くまで、それこそ明日香がストックしていたお酒を飲み干す勢いで楽しんだ。
早朝、倒れるようにしてそれぞれベッドとソファーで気を失ったあと、ダイニングテーブルに残されてたのは、空いた赤ワインのボトルに日本酒の瓶、それから缶チューハイの缶が数個と半分ほど無くなった梅酒の瓶だった。
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