この家族のちょっとおかしな日常を覗いて見ませんか?

くう。

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テレビから推しが出てこないのですがどーしたらいいですかね。

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 ※これに出てくるキャラクターは作者が書いてる別の小節(まぁ最近書き始めたんですが)に出てくるキャラですので、気になった方はぜひ読んでみてください(ただの売名)




『せーの!』

今日は、波瑠と一緒にアニメの缶バッジを買ってきた。

ワクワクしてやっとの思いで家に帰ってきて早速開けようとしていたところだ。

「な!梓山ちゃんやん!かわよ!ムリンゴムリンゴ!(オタクの反応。)」

何この笑顔は……。あぁ…僕の悪という悪が浄化される。

「あ、祥也やん。」

ピキーン。その時雷がなったかの如く、この家に危機が訪れた。

「待った……。翔也…くん…だと?」

そう、翔也くんは僕の推しなのだ。もうすっごく好きなのだ。でも別に梓山ちゃんを推してないわけじゃない。でも翔也くんはもう推しの頂なのだ!!!

「は゛る゛さ゛ん゛!!!どうかそれをお譲りしてもらうことは。。」

みっともないと自覚している。が、推しは推しだ。欲しいものは欲しい。

「え、でももう一個買ったやん。それに賭ければええやん。」

正論。グサッ

「ウグッ、そ、そうだね。うん。」

『せーの!』

「なっ!兄上やん‪w!ちょっとぉ…イケメンかよ。」

「あっ、また翔也…」

……。。

なんなのこの子!翔也くんを誑かして、ぶっ〇すぞ!

「ねぇ、どっちかと交換とか……そーゆーのは出来ませんかね?」

「えぇ……だって翔也結構好きだし。」

「その結構好きと僕の旦那の好きレベルの差は埋まらんのだよ!わかってるのかこの妖怪おデブタ坊主!」

あっ……、これは嫌な予感が……。。。

「あっそう。ならもうこの翔也はいらないんだねそーなんだねー」

怖い。妹が怖い。

「お慈悲を……どうかこの哀れな姉にお慈悲……。願いしますぅぅぅぅ」 

「あ?お前を姉なんて思った事ねーよ」

えっ酷くない?ねぇ泣いちゃうよ?ほんとに泣いちゃうよ?

うわぁぁん別にいいんだよ?このキャラ好きだし。てかこの作品に嫌いなキャラいないから!でもさ!横に推しがいるんだよ!旦那なんだよ!なのにさ!なんで僕じゃなく波瑠の隣にいるのってこと!

とりあえず自分の部屋に戻り缶バッジを飾る。僕はグッズは飾る系の人間なのだ!波瑠はしまうタイプ。

なら尚更くれよって話だよ!!!くっそぉ……。。。


翌日。

もう諦めよう。運がなかったんだ。ゲームでもして……。推しの画像はスマホいっぱいにあるからね……グフフ。

任地堂にんちどうのスケッチっていうゲーム機……これ楽しいんだよねー!でも家族共有だから……まっ、別にいいか!

「ねぇ朱雨ー、ゲーム貸して?」

「今無理~いい所だから。」

別にいい所でも何でもないけど……。

「いいじゃん貸してよ~」

「だーめ。今しずこさんとお話してるの」

「ねぇそれ飛び街?」

「うん。」

今  飛び乗れどうぶつの街。略して飛び街が流行っているのだ。そしてその流れに僕も乗った。前作もプレイしているため楽しみだったのだ!

「なら尚更貸してよ」

「いーや!絶対!とりあえずローンだけ返さないと~」

「……。。。」

黙って波瑠は部屋から出ていってしまった。これで邪魔者はいなくなったぞ~

「おい、このバカ姉貴!取引をしようじゃないか。」

「ん?バカ姉貴なんて呼ぶやつに貸したく……な……!?」

そう。妹の手に握られていたのは……

翔也くんだんなの缶バッジ。

「勿論、貸しますとも。えぇ。」

「ふん!」

来たァァァァァァァァァ!

これこそ僕の翔也くんなのだ!はァァ美しやぁ……。

「ちょろいわ」  

なんか奥で妹様から嫌味が聞こえてきたけど、まぁいいや。


何でもかんでもちょろいから舐められる堀田家の長女なのであった。
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