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二度目の対面(1)
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花鶏との二度目の対面は、思いのほか早く叶った。
というのも、蘇芳のほうでぐずぐずしていたら、向こうの家僕からお達しがあったのだ。
用向きはこうだった。
<薬のほうはご用意できていますでしょうか。間が空くと殿下のお体によくありません二日は明けずにお持ちいただ約束であったと存じます>
(くすり?薬ってなんだ?)
嫌な予感がした。すぐにはっと思い当たった。。
(薬ってあれか!?)
これはゲームには登場しない。原作小説でのみ触れられていた内容だったので、蘇芳も失念していた。
(俺としたことがぁ!原作のほうを忘れるなんて迂闊だった!)
表向き、虚弱体質の花鶏に処方される滋養薬と言われているが、その実態は花柳草の根と、滋養強壮に効くとされる
生薬を混ぜたものを、江雪は花鶏に与えるよう命じていた。
花柳草というのは、名前から連想される通り、遊女たちを抱えた娼館が、かつて違法に内地からかどわかしてきた婦女子に用いた洗脳薬だった。
日ごろから少量摂取させることで、慢性的な思考力の低下、無気力、不眠などの症状を引き起こす。
この間、外部からの刺激に過敏に反応しやすくなるため、接し方によっては強い依存心を植え付けることもできた。
そして江雪は自分で調合したこの毒を、蘇芳に預けた。
そして必ず蘇芳本人から花鶏に飲ませるように厳命した。
もちろん、後々毒の存在が露見したりすれば、罪を蘇芳に被せて自分はしらを切るためだ。
江雪を盲信していた蘇芳はそんなことは露とも思わず、花鶏に飲ませていた。
(この薬のせいで、花鶏は後嗣の儀に出たのに、霊獣を呼び出すことができなかったんだよな)
この世界では、皇族は生まれつき神力を備えている。
それは体の中をめぐる「気の力」のようなもので、基本的には生まれつきの資質に左右され、さらに心身が横溢いていればいるほど強く発露するといわれていた。
この神力がどれほどのものか臣民に示すことが、王として選ばれるための布石になるといってよかった。
後嗣の儀は予定では今から3年後。花鶏が満13歳を迎える年に、国中の人々が観覧する中で行われる大きな式典だ。
花鶏は長い軟禁生活で体力も気力も弱っていた。
外見も実年齢より小さく見えた。
それでも、後嗣の儀の舞台に上がる権利を父帝から与えられて、内心は喜んでいたに違いない。
この辺はゲームにも原作にも描かれないから、蘇芳の想像でしかないが。
他の皇子たちが召獣を成功させる中、最後に壇上に上がった花鶏の呼びかけに応える霊獣はいなかった。
小さな彼は観衆の前で一人、頭をたれて恥辱に耐えるしかなかった。
ゲームではそのことを知っても、本筋と関係ないただの補足事項にしか思っていなかった。
何なら薬のことだって忘れていた。
でも、今は目の前に本当に花鶏がいる。
実在しているように見える。
この小さな子どもが、近い将来そんなみじめで辛い思いをするとわかっているのに、何も思うなというほうが無理な話だ。
「殿下、本日は薬をお持ちしました」
蘇芳は小瓶に入った液体を小さな茶器に注いだ。
黒っぽい液体を杯の半分ほど満たすと、つんと鼻に来る匂いがした。
(う、ちょっとこの時点でやばそうな匂いがするんだが)
花鶏は前回と同じように寝台の上で半身だけ起こして、暗い表情で杯を見つめた。
傍らの椅子に腰かけて差し出す蘇芳の顔は見ようとしない。
やがてあきらめたように受け取ると、鼻の頭にしわを寄せて、健気にも飲み下そうとする。
その時、
「お待ちください殿下」
蘇芳が小さな手を押しとどめた。
触れられたことに対する緊張で花鶏がびくりと固まった。
幼い瞳がいぶかし気に蘇芳を見上げる。
「何をしている。お毒見役はどうした」
居丈高な声に、反応したのは後方に控えていたいつもの家僕だった。
「へ、あ、毒見でございますか?」
おろおろと蘇芳を見る。
「当然だ。殿下が口にされる食べ物飲み物にはすべて毒見が必要だ。何を驚いている」
「え、でもそんなこと、これまでは……」
ごもっともである。
むしろ嬉々として毒を盛っていそうな相手が突然毒見を用意しろとは、意味が分からなくて当然だ。
「それについては私も気が利かなかった」
「え、いえ、はあ」
「私や江雪殿の目の届く場所で殿下に毒を盛るような不埒な輩はいないだろう」
「も、もちろんでございますとも」
「だが、それ以外の者はどうだ?」
え、と家僕の男が言葉に詰まる。何を言われたかかわからないという顔だ。
「たとえば、ここに出入りしていた若い娘だ……帆世といったか」
花鶏がピクリと反応した気配がしたが、気づかないふりをした。
「帆世、ですか?あの娘が何か」
「下働きの下女の身分をわきまえず、随分と殿下に馴れ馴れしくされていた。殿下がまだ年若く身分を鼻にかけないことを理由に、侮っていたのだろう。まだ世間を知らぬ娘とはいえ、少々度が過ぎたので私が江雪様に上申してお役御免にしたのだが」
花鶏がぎゅっとかけ布団の端を握りこんだ。
(……悔しいよな。下女とはいえ、優しくしてくれた唯一の使用人なんだから。ほんとはさ、こんなこと俺も言いたくないんだよ)
……でもごめん。
今ここにいない帆世を貶めても、この薬、いや毒は飲ませられない。
「それが、その娘が毒見と何の関係が?まさか、帆世が毒を盛っていたとでも?」
「そんなことありえない!でたらめ言うな」
我慢できないとばかりに、花鶏が声を荒げた。
家僕は驚いたように少年を見たが、すぐに煩わしそうに顔をしかめた。
蘇芳はあからさまな態度に嫌な感情がせりあがるのをこらえ、
「殿下、落ち着かれませ。私はそんなことは思っておりません」と静かに話しかけた。
花鶏は不安そうな、怒りと焦りがにじんだ目で蘇芳をじっと見つめてくる。
それは追い詰められた鼠が猫を前にしておののいているような痛ましさがあった。
きっと普段の蘇芳なら、反抗的な態度をとった花鶏を言葉や、もしくは体罰で嬲ったのではないか。
蘇芳は少年を見つめ返して、ゆっくり言葉を紡いだ。
「殿下、私の宮中での仕事は、この国で起こる巫術に関するさまざまな事件を取り締まり、悪用したものを処罰することなのです」
花鶏はそれまでの怯えとは別の不安を顔にのせた。いきなり何の話が始まったのか、ついていけなくて混乱している。
「……巫術」
「そうです。殿下のような皇族の方がお持ちの神力には及びませんが、私たち瀧華国の民は、大気の中に篭ったとてもたくさんの微量な塵を操って、まじないをできる者もいるのです。ご存じですか?」
花鶏はためらいがちにうなづいた。
「聡明でいらっしゃいますね、殿下」
蘇芳は小さく微笑みかけた。少年が驚いたように目を見開く。
というのも、蘇芳のほうでぐずぐずしていたら、向こうの家僕からお達しがあったのだ。
用向きはこうだった。
<薬のほうはご用意できていますでしょうか。間が空くと殿下のお体によくありません二日は明けずにお持ちいただ約束であったと存じます>
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(薬ってあれか!?)
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(俺としたことがぁ!原作のほうを忘れるなんて迂闊だった!)
表向き、虚弱体質の花鶏に処方される滋養薬と言われているが、その実態は花柳草の根と、滋養強壮に効くとされる
生薬を混ぜたものを、江雪は花鶏に与えるよう命じていた。
花柳草というのは、名前から連想される通り、遊女たちを抱えた娼館が、かつて違法に内地からかどわかしてきた婦女子に用いた洗脳薬だった。
日ごろから少量摂取させることで、慢性的な思考力の低下、無気力、不眠などの症状を引き起こす。
この間、外部からの刺激に過敏に反応しやすくなるため、接し方によっては強い依存心を植え付けることもできた。
そして江雪は自分で調合したこの毒を、蘇芳に預けた。
そして必ず蘇芳本人から花鶏に飲ませるように厳命した。
もちろん、後々毒の存在が露見したりすれば、罪を蘇芳に被せて自分はしらを切るためだ。
江雪を盲信していた蘇芳はそんなことは露とも思わず、花鶏に飲ませていた。
(この薬のせいで、花鶏は後嗣の儀に出たのに、霊獣を呼び出すことができなかったんだよな)
この世界では、皇族は生まれつき神力を備えている。
それは体の中をめぐる「気の力」のようなもので、基本的には生まれつきの資質に左右され、さらに心身が横溢いていればいるほど強く発露するといわれていた。
この神力がどれほどのものか臣民に示すことが、王として選ばれるための布石になるといってよかった。
後嗣の儀は予定では今から3年後。花鶏が満13歳を迎える年に、国中の人々が観覧する中で行われる大きな式典だ。
花鶏は長い軟禁生活で体力も気力も弱っていた。
外見も実年齢より小さく見えた。
それでも、後嗣の儀の舞台に上がる権利を父帝から与えられて、内心は喜んでいたに違いない。
この辺はゲームにも原作にも描かれないから、蘇芳の想像でしかないが。
他の皇子たちが召獣を成功させる中、最後に壇上に上がった花鶏の呼びかけに応える霊獣はいなかった。
小さな彼は観衆の前で一人、頭をたれて恥辱に耐えるしかなかった。
ゲームではそのことを知っても、本筋と関係ないただの補足事項にしか思っていなかった。
何なら薬のことだって忘れていた。
でも、今は目の前に本当に花鶏がいる。
実在しているように見える。
この小さな子どもが、近い将来そんなみじめで辛い思いをするとわかっているのに、何も思うなというほうが無理な話だ。
「殿下、本日は薬をお持ちしました」
蘇芳は小瓶に入った液体を小さな茶器に注いだ。
黒っぽい液体を杯の半分ほど満たすと、つんと鼻に来る匂いがした。
(う、ちょっとこの時点でやばそうな匂いがするんだが)
花鶏は前回と同じように寝台の上で半身だけ起こして、暗い表情で杯を見つめた。
傍らの椅子に腰かけて差し出す蘇芳の顔は見ようとしない。
やがてあきらめたように受け取ると、鼻の頭にしわを寄せて、健気にも飲み下そうとする。
その時、
「お待ちください殿下」
蘇芳が小さな手を押しとどめた。
触れられたことに対する緊張で花鶏がびくりと固まった。
幼い瞳がいぶかし気に蘇芳を見上げる。
「何をしている。お毒見役はどうした」
居丈高な声に、反応したのは後方に控えていたいつもの家僕だった。
「へ、あ、毒見でございますか?」
おろおろと蘇芳を見る。
「当然だ。殿下が口にされる食べ物飲み物にはすべて毒見が必要だ。何を驚いている」
「え、でもそんなこと、これまでは……」
ごもっともである。
むしろ嬉々として毒を盛っていそうな相手が突然毒見を用意しろとは、意味が分からなくて当然だ。
「それについては私も気が利かなかった」
「え、いえ、はあ」
「私や江雪殿の目の届く場所で殿下に毒を盛るような不埒な輩はいないだろう」
「も、もちろんでございますとも」
「だが、それ以外の者はどうだ?」
え、と家僕の男が言葉に詰まる。何を言われたかかわからないという顔だ。
「たとえば、ここに出入りしていた若い娘だ……帆世といったか」
花鶏がピクリと反応した気配がしたが、気づかないふりをした。
「帆世、ですか?あの娘が何か」
「下働きの下女の身分をわきまえず、随分と殿下に馴れ馴れしくされていた。殿下がまだ年若く身分を鼻にかけないことを理由に、侮っていたのだろう。まだ世間を知らぬ娘とはいえ、少々度が過ぎたので私が江雪様に上申してお役御免にしたのだが」
花鶏がぎゅっとかけ布団の端を握りこんだ。
(……悔しいよな。下女とはいえ、優しくしてくれた唯一の使用人なんだから。ほんとはさ、こんなこと俺も言いたくないんだよ)
……でもごめん。
今ここにいない帆世を貶めても、この薬、いや毒は飲ませられない。
「それが、その娘が毒見と何の関係が?まさか、帆世が毒を盛っていたとでも?」
「そんなことありえない!でたらめ言うな」
我慢できないとばかりに、花鶏が声を荒げた。
家僕は驚いたように少年を見たが、すぐに煩わしそうに顔をしかめた。
蘇芳はあからさまな態度に嫌な感情がせりあがるのをこらえ、
「殿下、落ち着かれませ。私はそんなことは思っておりません」と静かに話しかけた。
花鶏は不安そうな、怒りと焦りがにじんだ目で蘇芳をじっと見つめてくる。
それは追い詰められた鼠が猫を前にしておののいているような痛ましさがあった。
きっと普段の蘇芳なら、反抗的な態度をとった花鶏を言葉や、もしくは体罰で嬲ったのではないか。
蘇芳は少年を見つめ返して、ゆっくり言葉を紡いだ。
「殿下、私の宮中での仕事は、この国で起こる巫術に関するさまざまな事件を取り締まり、悪用したものを処罰することなのです」
花鶏はそれまでの怯えとは別の不安を顔にのせた。いきなり何の話が始まったのか、ついていけなくて混乱している。
「……巫術」
「そうです。殿下のような皇族の方がお持ちの神力には及びませんが、私たち瀧華国の民は、大気の中に篭ったとてもたくさんの微量な塵を操って、まじないをできる者もいるのです。ご存じですか?」
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