排卵ガチャ

ゆきとかげ

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いのちのガチャ~雪の音~

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 海鈴の元に生まれた、ガチャポンが大好きな少年・雪音は間もなく十二歳の誕生日を迎えようとしていました。お母さん思いでやさしく、いつも笑顔を絶やさない雪音でしたが、最近はなんだか様子がおかしいのです。空を見上げては、ため息ばかり吐いています。物憂げな雪音を心配し、海鈴は「何か悩み事でもあるなら、いつでもお母さんに相談してね。お母さんはいつでも雪音の味方だよ。」と言いましたが、「何でもないよ。お母さん、ありがとう。」と雪音は少し寂しそうに微笑むばかりでした。

 雪音はもうすぐ十二歳になるし、思春期を迎えて、親には言えないことも増えたのかもしれない。海鈴は息子を心配しつつも、大人に成長しようとしているのかもしれないと前向きに考えることにしました。父親がおらず、ずっと母と子二人きりで暮らしていたため、寂しい思いもさせてしまったかもしれないけれど、雪音には流産してしまった子の分まで愛情を注ぎ、二人で過ごす時間を大切にしてきたつもりでした。なぜ塞ぎがちなのか理由は話してくれませんが、海鈴は母親として、雪音のことを信じようと思っていました。誕生日には盛大にお祝いして、雪音を喜ばせようとも考えていました。

 あと数日で雪音が誕生日を迎える十一月上旬のことです。仕事帰りの海鈴をバス停で雪音が待っていました。急に降り出した冷たい雨を心配して、海鈴のために傘を持ってきたのでした。
「お母さん、おかえり。」
「雪音、わざわざ迎えに来てくれたの?ありがとう。」
海鈴は持っていた折り畳み傘をそっと鞄の中に隠しました。
「急に降ってきたから、お母さんが濡れてしまうといけないと思って…。」
雪音はバスから降りた海鈴に傘を差し出しました。
「ありがとう、雪音。」
一緒に暮らす小さなアパートに続く道を、傘を差しながら、二人でゆっくり歩き始めました。
「雪音が小さい頃は毎日のようにこの道を二人で散歩したわよね。」
「そうだね。途中、コンビニに寄ってお母さんはぼくにガチャポンをさせてくれたよね。」
二人は少し前の昔話に花を咲かせていました。
「今日は久しぶりにガチャポンしてみようか?雪音は大きくなって、最近はあまりガチャしたいってねだらなくなったけど…。」
「うん、久しぶりにガチャポンしたいな。お母さんと一緒に。」
コンビニの外に設置されていたガチャポンの台を、傘を差したまま、二人で見つめていました。
「どれにしようか?」
「ゆきのこのガチャはなさそうだね…。」
以前まで流行していたキャラクターのゆきのこが入っているガチャは最近めっきり見かけなくなっていました。
「じゃあ、これにしよう。「?」マークの台のガチャ。」
雪音はかつて海鈴も回したシークレットガチャポンの台を選びました。
「えっ、雪音、それは本当に何が当たるか分からないガチャよ。」
海鈴は雪音を授かるきっかけになったガチャポンを思い出していました。
「何が出るか分からないから、ガチャの中でもより一層、ガチャっぽくてたまにはいいかなと思って。」
雪音はガチャを回し白色のカプセルを手に取ると、なぜかすぐに開けてみようとはせず、それをそのまま海鈴に渡しました。
「えっ?雪音、開けなくていいの?」
「うん。今はまだ…いいんだ。ぼくの誕生日が来たら、お母さんが開けてみて。」
海鈴はなぜすぐに雪音が自分で開けようとしないのか不思議で仕方ありませんでしたが、雪音に言われた通りにしようとカプセルをコートのポットの中にしまいました。

 コンビニからアパートに続く道に戻り、また二人で歩き出しました。
「雨じゃなくて、雪だったら良かったのにね。」
雪音は傘に打ちつける雨の音を聞きながら、静かに呟きました。
「きっともうすぐ初雪が降るわよ。雪音は雪が好きだものね。雪音を授かったと分かった三月下旬も、雪音が生まれた十一月七日も雪が降っていたから、あなたのことは雪音って名付けたのよ。」
「ぼくがお母さんのおなかの中にいるって分かった日も、生まれた日も雪だったんだね。だからぼくは雪が好きなのかな。でも雪にも音があるの?雨と違って、静かなイメージがあるけど…。」
海鈴も雨の音に耳をすませながら、雪音に向かって言いました。
「たしかに雨と違って、雪はしんしんと降り積もるから、あまり大きな音は聞こえないけど、雪にもちゃんと音はあるのよ。雪をブーツで踏むときゅっきゅっって音がするでしょ?お母さんはあの音が好きで。雪音も小さい頃は雪が積もると、真っ白な雪の上を歩いて、足跡をつけるのが好きだったわよね。」
「そっか、たしかにそうだね。雪は音が鳴るよね。雪の上を歩くのは今でも大好きだよ。足跡ってぼくがその道を歩いた証になるじゃない?お母さんと一緒に歩いた証が残るから、ずっと好きだったんだ。」
雪音はやっぱり少し寂しそうに言いました。
「雪音…もしも何か悩んでいるなら、遠慮なく、お母さんに言ってね?お母さんは女だから、思春期の男の子に的確なアドバイスはできないかもしれないけど、でも、何でも話してほしいのよ。」
海鈴は傘を持っていない右手で雪音の左手をぎゅっと握り、手をつなぎながら歩き始めました。
「ありがとう、お母さん。手をつなぎながら歩くなんて久しぶりだから、ちょっと恥ずかしいな。あのね、お母さん…驚かせたらごめんなさい。ぼく、ぼくね…十二歳になったら、帰らなきゃいけないんだ。」
雪音が言い出したことを初めのうち、海鈴はまったく理解できませんでした。理解したくもありませんでした。
「えっ?雪音…何を言ってるの?帰るって?お母さんと一緒におうちに帰るってことでしょ?」
海鈴は胸騒ぎを覚えながら、雪音がどこかへ行ってしまわないように、強く手を握りしめました。
「違うんだ。星に帰らないといけないんだ。ぼくね…お母さんが流産した子なんだよ。お母さんが悲しんでいるのが分かったから、神さまにお願いして、お母さんの元へ生まれ変わらせてもらったんだ。」
雪音も海鈴の手をぎゅっと強く握り返しながら言いました。
「雪音…お母さんが流産したことがあるのを知ってるから、そんな作り話をしてるんでしょ?雪音は本が好きだものね。お話を作るの上手ね。」
「お母さん…作り話じゃないんだ。本当なんだよ。水子は…生まれられなかった存在だから、ちゃんと生まれて亡くなった生き物より、生まれ変わる順番が早く巡ってくるんだ。月に一度、月命日に「いのちのガチャポン」を回して、カプセルに入っている紙に書かれた生き物に生まれ変われるんだ。人間はめったに出なくて、動物、植物、雨、風、雪、光…地球上に存在するいろんな命が出るガチャなんだよ。引き当てたものに生まれ変われば、何度でも生まれ変わることができるけど、例えば人間を当てたとして、特定の…海鈴お母さんの元へ生まれたいとお願いすると、二度と生まれ変わることはできないんだ。それに十一年って時間制限もあって…。だからもうすぐお別れなんだ。」
雪音は今にも泣き出しそうな顔をしながら説明しました。
「雪音…そんなおとぎ話みたいな話…冗談でしょ?雪音は読書家だから、物語を作るのが本当に上手ね。お母さんはそんな話…信じたくない…。」
動揺した海鈴も涙目になっていました。
「ごめんね、お母さん。本当のことなんだ。神さまとの約束だから。だから今日はこうしてお母さんとこの道を一緒に歩けて、ぼくはうれしいんだ。雪じゃないから、足跡を残せないのは残念だけど…。何度も、何度も…この道をお母さんと一緒に歩けて、ぼくはとても幸せだったよ。」
「雪音、そんな本当にお別れみたいなこと、言わないで。これからもお母さんと一緒にこの道を歩きましょう。小さい頃みたいに、これからは毎日手をつないで、この道を散歩するの。そうだ、そうしましょう。」
海鈴の手はひどく震えていました。海鈴を落ち着かせようと、雪音はますます海鈴の手を強く握りました。
「お母さん、まだもう少し、時間あるから、その間は二人でたくさん思い出作ろう。ごめんね、本当は大人になるまで一緒にいられたら良かったんだけど…。」
海鈴の足取りは遅くなりました。このまま家に辿り着かなければいいと思い始めました。雪音と手をつなぎながら、一緒に歩けるこの時間が永久的に続けばいいと願いました。雪音は海鈴の手を引くように、足を止めることなく、まっすぐ前を向いて歩いていました。

 その日の夜から海鈴は雪音と一緒に眠るようになりました。
「すぐ隣で眠るなんて何年ぶりかしらね…。」
「お母さんはよく絵本を読んで聞かせてくれたよね。だからぼくは本が好きになったんだ。」
さっきまで降り続いていた雨は止み、空には満月に近いまるい月が浮かんでいました。二人は窓から零れる月明かりをぼんやり見つめながら、横になっていました。
「ぼくのいた星…「水子の星」っていうんだけど、月より地球に近いんだ。月よりずっと小さな星だから、地球からはよく見えないけど…。」
「雪音…またその話…お母さんは雪音が星に帰ってしまうなんて、信じないから。お母さんは雪音を絶対、離さないからね。」
海鈴はすぐ隣で横たわっている雪音の手をきつく握り締めました。
「お母さんを悲しませてしまって、ごめんね。でも、今しか話せないから聞いてほしいんだ。水子の星にはたくさん仲間がいて賑やかだったけど、みんなお母さんやお父さんに会いたがっていたんだ。だからガチャで人間を引き当てた子はとても喜んでいた。ガチャの命は一年間有効で、その間にトレードも可能なんだ。ぼくは友だちのかなたくんが当てた人間とぼくが持ってた虹を交換してもらったんだ。虹もけっこうレアで、欲しがる子多いんだよ。かなたくんは虹になって、とりあえずお母さんに虹を見せてあげたいって。いつかは人間に生まれ変わりたいけど、いろいろ事情があって、まだもう少しいろんな命を楽しみたいし、後でいいからって、ぼくに譲ってくれたんだ。」
「雪音…その話が本当だとして、どうして雪音はお母さんの元に生まれることを選んだの?引き当てた虹に生まれ変わればまた何度でも、新たな命に生まれ変わることはできたんでしょ?お母さんはね…産んであげられなかった子がお母さんの側じゃなくていいから、どこかで生まれ変わって幸せに過ごしてほしいってずっと願っていたのよ。末永く命が続きますようにって祈っていたの。もちろん、ずっと会いたいって思ってたけど、でも、とにかくどこかで生きていてほしかったの。会えなくてもいいから、生きていてほしいって…。」
柔らかな月明かりが暗がりの中で震える海鈴と雪音をやさしく包み込んでいました。
「何度も生まれ変わって、永久的に命をつなぐより、一度でいいから、海鈴お母さんに会いたかったからだよ。だってぼくはあまりにも小さいうちにお母さんのおなかの中で死んでしまったから、お母さんに触れてもらうことも、手をつなぐことも、一緒に歩くことも、何もできないまま、お別れしてしまって、寂しかったんだ。水子の星からお母さんの様子を見ることはできたけど、お母さんを見ているとやっぱり会いたくなってしまって…。」
「雪音…ありがとう。お母さんだってあなたのことを一度でいいから、撫でて、抱きしめて、おなかの中に宿ってくれてありがとうって伝えたい、あなたのお母さんになりたいって思っていたの。だから…またお母さんの元に来てくれたのはうれしいけれど、でもやっぱりもっと長く続く命を雪音には与えたかった。たった十一年しか生きられないのを分かって、お母さんの元に来るなんて、雪音はやさしいけどバカよ…。」
いつの間にか海鈴は雪音を自分の胸元へ抱き寄せていました。
「うん…ぼくはバカかもしれないね。でもいいんだ。おかげで十一年もお母さんと一緒に過ごせたから。おなかの中で死んでしまった時と比べたら長くて、とても幸せな一生だったよ。お母さんに触れてもらって、お母さんの温もりを知って、一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、泣いたり笑ったりしながら過ごせたすべての時間がぼくにとっては宝物なんだ。何度も何かに生まれ変わるより、たった一度でいいから、海鈴お母さんと一緒に暮らせる一生の方がはるかに尊いよ。お母さん、ぼくのお母さんになってくれてありがとう。」
雪音は涙を堪えて、海鈴の身体にしがみつきながら感謝していました。
「お母さんだって…雪音と過ごせた時間はすべて宝物よ。雪音、お母さんの元へ二度も来てくれてありがとう。何年も長生きするより、雪音と一緒に暮らしたこの十一年が、自分の人生の中で一番尊い時間だったわ。だから…もしも、本当に雪音が消えてしまうというなら、お母さんの時間ももう終わりでいいの。終わりにするわ。雪音のいない時間なんて、もうお母さんには必要ない時間だから…。雪音がいないなんて耐えられない…。」
「お母さん、それはダメだよ。ぼくがいなくなっても、お母さんはちゃんと命を全うして。まだお母さんの命はたくさん時間が残っているんだから。それにぼくが消えたら、お母さんの中からぼくの記憶は消えるし、この世界にぼくがいた痕跡は残らないようになっているから、大丈夫だよ。寂しくないし、つらくないからね。」
「えっ…雪音の記憶も痕跡もすべて消えてしまうの?そんなのもっと耐えられない。どんなに寂しくても、つらくても構わないから、雪音がいたことだけは忘れたくないし、ずっと覚えておきたい。だから、どうか思い出まで消さないで。消えないで、雪音…。」
取り乱した海鈴は子どものように泣き始めました。
「お母さん…お母さんの中からぼくの記憶が消えてしまっても、ぼくが、ぼくの命がちゃんとお母さんのことを覚えていて、ずっと忘れないから大丈夫だよ。どこにいても離れ離れになっても、お母さんのことをずっと見守っているから、安心して…。」
海鈴をなだめるように雪音はそんなことを言いながら、やさしく海鈴の背中をさすっていました。

 そして十一月六日の夜がやって来ました。その夜も海鈴は雪音を抱き寄せながら、横になっていました。一睡もできそうにありませんでした。海鈴と違って、雪音は冷静でした。窓の外に白いものがちらつき始めました。
「お母さん、雪だよ…。」
横になっていた二人は起き上がると、窓を開けて、雪の感触を確かめました。
「綿雪…すぐに溶けて水になっちゃうね。」
雪音は手のひらの上で溶けては消える雪を見つめながら呟きました。
「明日の朝までに少しは積もっているかもしれないし、そしたら、また一緒に、あの道を歩いて、二人で足跡つけましょう、雪音。」
海鈴は手の中で消える雪をぎゅっと握り締めました。
「お母さん…あのね、お母さんが寂しくないように、神さまにお願いしておいたから。ゆきのこのガチャだけは消さないで残してほしいって。ほら、小さい頃、ぼくはいっつもガチャでゆきのこを当てて、たくさんゆきのこコレクションがあるじゃない?それだけは、ぼくの痕跡として残してほしいってお願いしておいたから。お母さんとぼくの一番の思い出はガチャのゆきのこだと思うから。だから…雪が積もって、あの道を歩く時は、ポケットにゆきのこを入れて、一緒に歩いてほしいんだ。ぼくもお母さんと一緒にまた歩きたいから。」
雪音は涙を拭って、とびきりの笑顔で海鈴に言いました。
「雪音…ありがとう。でもゆきのこだけじゃなくて、あなたがいた証は全部残してほしいの。雪音にこれからも一緒に生きてほしい…。お母さんより長生きしてほしい。そうだ、お母さんの命をあげるから、雪音が生きて。神さまにそうお願いして。神さま、私の命と引き換えに、もっと雪音を生かしてあげてください。お願いします。」
海鈴は空に向かって祈り始めていました。
「お母さん、ありがとう。水子だったぼくはもう十分、生きたから、大丈夫だよ。これからもゆきのこの中でぼくは生き続けるから。ずっと一緒にいるから、寂しくないよ。お母さんが寿命を全うして、「死者の星」に来るまで、ぼくは一足先に行って、待ってるからね。いつかきっとまた会えるから。大好きだよ、海鈴お母さん。ぼくの命を大切にしてくれて、愛してくれて本当にありがとう。十一年間、ぼくは幸せだったよ。」
雪音がそう言って微笑むと、時刻は零時を回り、とうとう十一月七日になりました。そして海鈴は急に眠気に襲われ、気絶したように眠ってしまいました。

 朝になると、降り積もった雪で辺り一面、銀世界が広がっていました。
 目覚めた海鈴はいつものように、棚に飾っているたくさんのゆきのこコレクションに向かって「おはよう」と挨拶すると、一人で一人分の朝食を用意し、職場へ向かうため、アパートから出て、バス停までのいつもの道を一人で歩き始めました。歩く度に、きゅっきゅっと雪の音が鳴っていました。海鈴はコートのポケットの中に手を入れると、ガチャポンのカプセルが入っていることに気づきました。いつ入れたんだっけ?と不思議に思いましたが、カプセルを開けてみると、最近はめっきり出なくなっていた、ゆきのこのフィギュアが入っていました。水鉄砲になっているらしく、おなかの真ん中に小さな穴が空いていました。それはまるでおへそのようにも見えました。押してみると、その穴からきゅっきゅっと音がして、まるでゆきのこの鳴き声のように聞こえました。
「ふふっ、かわいい…久しぶりにゆきのこコレクションが増えてうれしいな。」
海鈴はゆきのこの水鉄砲フィギュアをコートのポケットにまたそっとしまいました。ふと、振り返ってみると海鈴の足跡に並ぶように続いていた、消えかけの小さな足跡が朝陽を浴びてキラキラ輝いていました。海鈴は不思議な雪の足跡に気づくと、なぜかぎゅっと胸が締めつけられ、寂しさと幸せを感じていました。雪音と共に生きた時間があったことを忘れ、雪音のいない道を一人で歩く海鈴はちゃんと前を向いて生きていました。

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