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Sid.12 この世界で唯一の善意
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あいつらは先に脱出したのだろう。守衛が「救助隊と一緒に出て来た奴らの仲間か」なんて言ってる。
「置いて行かれたのか?」
門衛が「仲間だろうに無責任な連中だな」と、少し憤慨気味に言っているが、探索者ではないと知れば扱いが粗雑になるからな。頷くでもなく適当に苦しむ姿を見せておく。
あいつらも、この町の連中もどうでもいい。とにかく痛い。出血も酷いし左腕は動かないし。
「自力で歩けるか?」
歩けないようなら二千ルンド支払えば、医院に蒸気自動車で連れて行ってやると。
保険未加入の俺だと何をするにも金を取られる。已む無く断り自力で医院に向かうが、治療後しっかり治療費を請求された。
しかも二万ルンドだ。日本円で三万円。手持ちの金が無いことで、なけなしの貯金から支払うことに。これで貯金はほぼ底を突いた。残高二千八百五十ルンド。
一泊したら以降は文無し状態じゃないか。
腕には包帯が巻かれ頬には絆創膏。それ以外にも切創や擦過傷が多数あったが、ひとつ治療する度に金を取られるから断った。
とりあえず、あいつらが宿泊する宿に向かう。
今日の報酬くらいは受け取らないと。食うにも困る状態だからな。それと魔石を渡す必要もある。俺が勝手に処分すると横領になってしまう。いや、スカラリウスが換金しようとしても相手にされないんだった。
探索者以外は換金できないってのがルールらしい。
治療は済んだが傷が塞がっただけで、寛解にすら至らないレベルの治療。加療士の能力ってのは、止血と傷口を塞ぐ程度。完治には程遠い。
それでも医療器具を使わずに治療できるから、何かと重宝される存在ではある。応急処置程度なら加療士の誰でもできるからな。
ファンタジーの治療魔法とも違うようだ。ファンタジーっぽい世界なのに、能力にやたら制限がある。
クリストフの宿泊する宿に着き、部屋へ向かいドアをノックするが返事は無い。まだ帰って来ていないのか、どこかで治療しているのか。
居ないとなると報酬は受け取れず、魔石を渡すこともできない。
すでに歩く気力も乏しくなった。傷が痛むし出血も多かったようで、ふらふらするからな。
それでも自分の宿泊先へ向かうも、途中で激しい疲労に見舞われ、路上に座り込んでしまう。
背負ってる荷物の重さが堪える。捨てるわけにもいかず、持ち帰る必要があるからだ。この荷物はクリストフたちから預かってるわけで。粗末な扱いをすれば、あとで殴る蹴るの暴行を受けるのが目に見えてる。
まじで捨てたい。
通り掛かる人たちの目が、まるでゴミを見るかのようだ。見ないよう目を逸らす奴も多数。どいつもこいつも腐りきってる。
大きな荷物を背負う人なんてのは、スカラリウスくらいしか居ないからな。誰もが蔑む職業であることは確かだ。
日本もそうだったが建前上は、職業に貴賎なし、なんて綺麗事を抜かす奴は居た。でも実際には特定の職業は見下されていたからな。先進国と言っても差別意識は誰にでもあった。
誰もが汚れない綺麗な仕事をしたがるし。ホワイトカラーの求人には殺到しても、ブルーカラーの仕事には人が集まらなかったからな。
口先だけだ。
疲れた。
金もない。伝手もない。何ら能力もない。差別だけはしっかりされて。こんな世界でホームレスなんて、生きていくのすら無理だろうな。
どのくらい時間が経過したのだろう。
気付くとすっかり暗くなっていて、人通りも殆どなくなっている。町のガス灯の明かりだけが、仄かに路面を照らすだけ。
腹が鳴る。
くそ。生きているだけで腹が減る。死ねば空腹を感じることもないのか。
冷たい。
雨が降ってるのか。
暗い夜空から滴る雨粒が体を冷やす。死ぬな、これ。
ただでさえ体力を奪われている上に、ろくに休息も取れていないし、食事すら口にできていないのだから。
短い人生だった。腹減ったし冷たいし寒いし。体温が急速に奪われるのが分かる。
このまま寝てしまえば明日にも死んでるんだろうな。
空腹が過ぎて気持ち悪さと腕の痛みで目が覚めた。
だが体は思うようには動かない。視界の中に見慣れぬ天井がある。
死んだわけじゃないのか。じゃあ、ここはどこだ? 町中で倒れていたとしても、誰かが親切に医院に担ぎ込むはずもない。金を払えない奴は患者ですらないのだから。例え瀕死の状態でも助ける人は居ない。未成年者以外は。それがこの世界だ。
そうなると、ここは?
視線を動かすと少しこじんまりした部屋だ。
ベッドに寝かされているようで、室内には家具らしい家具もない。漆喰の壁に囲まれ木製の茶色いドアが見える。窓には白いカーテンが掛かり外光が柔らかく差し込む。
やっぱりどこかの医院か?
誰が担ぎ込むんだよ。金なんて一文足りとて払えないんだけど。
ドアが開いた。
入室する存在と目が合い、その人物が誰か理解すると「気付いたんだ。良かったぁ」と、安堵の表情を見せるのはデシリアだ。
「まさか路上で倒れてると思ってなくて」
パーティーメンバーが町を移動中に見つけたようだ。
体が冷え切っていて放置すれば、確実に死んでいただろうと。
「治療してあっても大怪我してるでしょ」
せっかく包帯を巻いて止血しても、傷が開いていたのか出血していたそうだ。
「何があったのかリーダーが、探索者ギルドで確認してきたから」
その件に関しては体が回復したらリーダーから直接話すそうで。
今は体力回復と怪我の治療に専念して、と言われ「何か食べた方がいいよ。どうせ食べてないんでしょ」と、食事を用意するために部屋を出て行った。
そうか、シルヴェバーリに拾われたのか。
この町この世界でも唯一の善意。誰もが荷物持ちを差別し蔑む世界なのに、シルヴェバーリの人たちだけは親切だったんだ。
銃と弾薬まで貸してくれたから。
これだけ親切にされても何もお返しできない。
部屋のドアがノックされるとデシリアが入ってきて「食事、しっかり摂って体力回復しないとね」とか言ってる。
トレーに載せた食事をベッドサイドのテーブルに置き「じゃあ起き上がれるかな」と言われ、体を起こそうとするも、あちこち痛みが走るし。
「きつそうだね。起こしてあげるよ」
そう言うと背中に腕を回し体を起こすデシリアだ。
「あ、包帯は替えておいたよ。それと開いた傷もうちの加療士が塞いだから」
しっかり傷が塞がっているはずだから、もう開くことは無いと言う。
腕のいい加療士が居て頼りになるとか。
起こされて気付いたが、服が変わってる。
「あ」
「あ、そうだね。全身治療するのに服は邪魔になるから」
悪いと思ったけど着ているものは全て脱がせたらしい。ぼろ布状態だったからと言うのもあるそうで。これは見られたか。
デシリアを見ると「気にしなくていいのに、ってのは無理かあ」なんて言ってる。
笑いながら「大丈夫、大事なとこは加療士しか見て無いから」だそうだ。少し照れた感じで「見ないようにして体拭いたからね」って、たぶん見てると思う。
慰めになってるとは思わないけど、気を使ってくれたんだろう。
「なんかすみません。ありがとうございます」
「いいんだってば」
「でも、俺、何もお返しできません」
「それだけどね」
とりあえず食事を済ませろと。
そしてしっかり養生し体力が回復したら、今後のことを話そうと言う。今後のことはともかく。
「あ、えっとですね、荷物をクリストフに返却しないと」
「返しといたから」
「え」
「ちゃんと返却済み。心配しなくていいよ」
何から何まで世話になりっ放しだ。
「あの、揉めませんでしたか?」
「問題無かったよ」
あのクリストフが?
あり得ないでしょ。絶対文句言って怒鳴り散らしていたはず。これも気を使っているのだろうな。今は体力の回復が先ってことで。
余計な心配は回復次第ってことだろう。
簡素ではあるが食事が済むと「ゆっくり休んで」と言われベッドに体を預ける。
眠気が。
「置いて行かれたのか?」
門衛が「仲間だろうに無責任な連中だな」と、少し憤慨気味に言っているが、探索者ではないと知れば扱いが粗雑になるからな。頷くでもなく適当に苦しむ姿を見せておく。
あいつらも、この町の連中もどうでもいい。とにかく痛い。出血も酷いし左腕は動かないし。
「自力で歩けるか?」
歩けないようなら二千ルンド支払えば、医院に蒸気自動車で連れて行ってやると。
保険未加入の俺だと何をするにも金を取られる。已む無く断り自力で医院に向かうが、治療後しっかり治療費を請求された。
しかも二万ルンドだ。日本円で三万円。手持ちの金が無いことで、なけなしの貯金から支払うことに。これで貯金はほぼ底を突いた。残高二千八百五十ルンド。
一泊したら以降は文無し状態じゃないか。
腕には包帯が巻かれ頬には絆創膏。それ以外にも切創や擦過傷が多数あったが、ひとつ治療する度に金を取られるから断った。
とりあえず、あいつらが宿泊する宿に向かう。
今日の報酬くらいは受け取らないと。食うにも困る状態だからな。それと魔石を渡す必要もある。俺が勝手に処分すると横領になってしまう。いや、スカラリウスが換金しようとしても相手にされないんだった。
探索者以外は換金できないってのがルールらしい。
治療は済んだが傷が塞がっただけで、寛解にすら至らないレベルの治療。加療士の能力ってのは、止血と傷口を塞ぐ程度。完治には程遠い。
それでも医療器具を使わずに治療できるから、何かと重宝される存在ではある。応急処置程度なら加療士の誰でもできるからな。
ファンタジーの治療魔法とも違うようだ。ファンタジーっぽい世界なのに、能力にやたら制限がある。
クリストフの宿泊する宿に着き、部屋へ向かいドアをノックするが返事は無い。まだ帰って来ていないのか、どこかで治療しているのか。
居ないとなると報酬は受け取れず、魔石を渡すこともできない。
すでに歩く気力も乏しくなった。傷が痛むし出血も多かったようで、ふらふらするからな。
それでも自分の宿泊先へ向かうも、途中で激しい疲労に見舞われ、路上に座り込んでしまう。
背負ってる荷物の重さが堪える。捨てるわけにもいかず、持ち帰る必要があるからだ。この荷物はクリストフたちから預かってるわけで。粗末な扱いをすれば、あとで殴る蹴るの暴行を受けるのが目に見えてる。
まじで捨てたい。
通り掛かる人たちの目が、まるでゴミを見るかのようだ。見ないよう目を逸らす奴も多数。どいつもこいつも腐りきってる。
大きな荷物を背負う人なんてのは、スカラリウスくらいしか居ないからな。誰もが蔑む職業であることは確かだ。
日本もそうだったが建前上は、職業に貴賎なし、なんて綺麗事を抜かす奴は居た。でも実際には特定の職業は見下されていたからな。先進国と言っても差別意識は誰にでもあった。
誰もが汚れない綺麗な仕事をしたがるし。ホワイトカラーの求人には殺到しても、ブルーカラーの仕事には人が集まらなかったからな。
口先だけだ。
疲れた。
金もない。伝手もない。何ら能力もない。差別だけはしっかりされて。こんな世界でホームレスなんて、生きていくのすら無理だろうな。
どのくらい時間が経過したのだろう。
気付くとすっかり暗くなっていて、人通りも殆どなくなっている。町のガス灯の明かりだけが、仄かに路面を照らすだけ。
腹が鳴る。
くそ。生きているだけで腹が減る。死ねば空腹を感じることもないのか。
冷たい。
雨が降ってるのか。
暗い夜空から滴る雨粒が体を冷やす。死ぬな、これ。
ただでさえ体力を奪われている上に、ろくに休息も取れていないし、食事すら口にできていないのだから。
短い人生だった。腹減ったし冷たいし寒いし。体温が急速に奪われるのが分かる。
このまま寝てしまえば明日にも死んでるんだろうな。
空腹が過ぎて気持ち悪さと腕の痛みで目が覚めた。
だが体は思うようには動かない。視界の中に見慣れぬ天井がある。
死んだわけじゃないのか。じゃあ、ここはどこだ? 町中で倒れていたとしても、誰かが親切に医院に担ぎ込むはずもない。金を払えない奴は患者ですらないのだから。例え瀕死の状態でも助ける人は居ない。未成年者以外は。それがこの世界だ。
そうなると、ここは?
視線を動かすと少しこじんまりした部屋だ。
ベッドに寝かされているようで、室内には家具らしい家具もない。漆喰の壁に囲まれ木製の茶色いドアが見える。窓には白いカーテンが掛かり外光が柔らかく差し込む。
やっぱりどこかの医院か?
誰が担ぎ込むんだよ。金なんて一文足りとて払えないんだけど。
ドアが開いた。
入室する存在と目が合い、その人物が誰か理解すると「気付いたんだ。良かったぁ」と、安堵の表情を見せるのはデシリアだ。
「まさか路上で倒れてると思ってなくて」
パーティーメンバーが町を移動中に見つけたようだ。
体が冷え切っていて放置すれば、確実に死んでいただろうと。
「治療してあっても大怪我してるでしょ」
せっかく包帯を巻いて止血しても、傷が開いていたのか出血していたそうだ。
「何があったのかリーダーが、探索者ギルドで確認してきたから」
その件に関しては体が回復したらリーダーから直接話すそうで。
今は体力回復と怪我の治療に専念して、と言われ「何か食べた方がいいよ。どうせ食べてないんでしょ」と、食事を用意するために部屋を出て行った。
そうか、シルヴェバーリに拾われたのか。
この町この世界でも唯一の善意。誰もが荷物持ちを差別し蔑む世界なのに、シルヴェバーリの人たちだけは親切だったんだ。
銃と弾薬まで貸してくれたから。
これだけ親切にされても何もお返しできない。
部屋のドアがノックされるとデシリアが入ってきて「食事、しっかり摂って体力回復しないとね」とか言ってる。
トレーに載せた食事をベッドサイドのテーブルに置き「じゃあ起き上がれるかな」と言われ、体を起こそうとするも、あちこち痛みが走るし。
「きつそうだね。起こしてあげるよ」
そう言うと背中に腕を回し体を起こすデシリアだ。
「あ、包帯は替えておいたよ。それと開いた傷もうちの加療士が塞いだから」
しっかり傷が塞がっているはずだから、もう開くことは無いと言う。
腕のいい加療士が居て頼りになるとか。
起こされて気付いたが、服が変わってる。
「あ」
「あ、そうだね。全身治療するのに服は邪魔になるから」
悪いと思ったけど着ているものは全て脱がせたらしい。ぼろ布状態だったからと言うのもあるそうで。これは見られたか。
デシリアを見ると「気にしなくていいのに、ってのは無理かあ」なんて言ってる。
笑いながら「大丈夫、大事なとこは加療士しか見て無いから」だそうだ。少し照れた感じで「見ないようにして体拭いたからね」って、たぶん見てると思う。
慰めになってるとは思わないけど、気を使ってくれたんだろう。
「なんかすみません。ありがとうございます」
「いいんだってば」
「でも、俺、何もお返しできません」
「それだけどね」
とりあえず食事を済ませろと。
そしてしっかり養生し体力が回復したら、今後のことを話そうと言う。今後のことはともかく。
「あ、えっとですね、荷物をクリストフに返却しないと」
「返しといたから」
「え」
「ちゃんと返却済み。心配しなくていいよ」
何から何まで世話になりっ放しだ。
「あの、揉めませんでしたか?」
「問題無かったよ」
あのクリストフが?
あり得ないでしょ。絶対文句言って怒鳴り散らしていたはず。これも気を使っているのだろうな。今は体力の回復が先ってことで。
余計な心配は回復次第ってことだろう。
簡素ではあるが食事が済むと「ゆっくり休んで」と言われベッドに体を預ける。
眠気が。
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