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Sid.17 階層主と集団相手に銃撃
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「五階層の階層主って弱いんですか?」
クリストフたちは聖霊士の権能に頼って、何もしないで倒してしまっていた。
俺の疑問に答えるのはリーダーだ。
「決して強いモンスターではないな」
「弱くもないってことですか?」
「そうだな。初心者には厳しい相手、とは言えるが」
ベテランの探索者であれば、ひとりでも倒せる相手だそうで。
「君の居たパーティーは聖霊士に頼ったんだろ」
「そうです」
「成長できないんだよ。そのやり方だと」
だから十六階層で大怪我をしたり、命を落とす羽目になるのだと。
しっかり段階を踏んで自力で倒さないと、次へ進むごとに厳しさが倍々で増す。十階層の階層主も自力で倒していない、となれば十六階層の相手に手も足も出ない。
十五階層の階層主も自力で倒していれば、聖霊士の力に頼らずとも先へ進めるそうだ。
「増長からの過信。結果は火を見るより明らかだ」
奇跡の力を己の実力と勘違いした結果。謙虚さも無く増長し捲った。己の力量すら正確に把握できず。
ラビリント攻略に於いて絶対あってはならないこと。
「厳しい結果に至っただろうが、少しは学べたことだろう」
仲間の死と引き換えに得た経験。今後に繋がる可能性はあると。
「多くは続ける気力を無くし引退するけどな」
クリストフは二度とラビリントに入れないだろうと言う。強烈なトラウマになり入り口で尻込みするのがオチだそうだ。
ラビリントから脱出する際に使われたであろう、神域の防壁は聖霊士にだけ効果を得る。絶対に破られないから、狭い出入り口で使うと仲間を逃がすことも可能。壁となってモンスターの侵入を防げるからだ。
それで逃げ延びたのがクリストフたちだろう。
「時間制限付きだけどな」
「そうなんですか」
「確か十分程度だったか」
それだけあれば安全な場所に逃げ込めるかも。
移動しながらでも使えるそうだ。代わりに、これもまた一日一回のみ使用可能だそうで。
どんなモンスターでも消滅させる攻撃と絶対防御。物凄く強力な権能を行使できる。だから聖霊士の居るパーティーは、成長が遅いらしい。人とは隔絶した力を行使できることで、メンバーが成長しきれないってことか。
「仲間に死者が出ると聖霊士を迎え入れたくなる」
「過去にあったんですか?」
「うちも長くやってるとな、十年くらい前にひとり」
ここではない別の場所のラビリント。六十階層で仲間をひとり失ったそうだ。
「その時は聖霊士を仲間に、なんて話も出た」
だが、そうやって頼ってしまうと、自分たちを鍛えられない。だから、その話は無かったことに。
保険代わりに、なんて考えても一日一回は使える、となれば甘えも出てくるからだそうで。ましてや苦戦する階層主相手だと、頼りたくなるのも道理。
「結果、成長できない」
だから仲間に迎え入れることはしなかったそうだ。
話が済むと下層階へ向かう。
六階層からは連携のために積極的に俺が戦闘に参加する。
ヴェイセルは後衛の二人を守ることに専念。攻撃と遊撃、そして射撃の三人で全て倒すことになった。
数匹纏まって群れて遭遇することも多くなる。
その際はモルテンとアルヴィンがモンスターを誘導し、俺が銃で倒すことに専念することに。
「撃てます!」
声を掛ければ二人が射線を確保してくれる。充分に狙いを定めトリガーを引き倒すだけ。
楽に九階層まで突破し十階層の主の部屋へ。
モルテンとアルヴィンが敵の動きを止め、俺が頭を狙い仕留める段取りだ。
十階層では小銃による効果は薄い。しかし、連続して同じ箇所に叩き込めれば、五発で撃ち抜けるそうで。
ヴェイセルはそれが可能。俺にもできるようになってもらうそうだ。
「じゃあ入るぞ」
ここまでデシリアとヘンリケは戦闘に参加していない。
二人に関しては三十階層以降で活躍してもらうのだとか。
階層主の部屋に入ると以前も見た相手だ。
クリストフたちは硬すぎる、と言っていたけど。
モルテンとアルヴィンが駆け出し左右に展開する。一方が敵を引き付けると一方が攻撃。二人に翻弄される階層主だ。
確実に削り取って行く二人が居て、弱まると動きを止める階層主が居る。
「撃て」
ずっと銃を構えていたけど、モルテンの声と同時に頭目掛けトリガーを引く。
乾いた銃声と同時に命中した弾丸は、ああ、貫通するまでに至らないのか。本当に硬いんだな。
階層主の視線が俺に向くと、アルヴィンが斬り付け注意を引く。意識がアルヴィンに向くと再び銃撃をする。
これを何度か繰り返すと頭に穴が開き、膝から崩れ落ちる階層主だ。
「倒したな」
「いいぞ。しっかり五発で倒しきれた」
「ほぼ同じ箇所に命中してる」
これだけ正確に撃てれば合格だそうで。
そう言えば、モルテンは魔法を使ってなかった。
「あの、魔法剣士って」
「ん? ああ、こんな浅い階層じゃ使わないぞ」
威力が高いから深い階層で使うらしい。それと剣にも影響があり、何度も使うと壊れてしまうそうだ。
「予備の剣は必須だ」
俺が加入したことで今後は遠慮せず使えそうだと。
「あの、何本くらい持てば」
「無理のない本数で構わない」
あまり多く持参させても移動できなければ意味が無い。
五本程度用意できれば、と言っているが、モルテンの使う剣であれば十本くらい。行きは弾薬がフルの状態だから重い。でも消費するまでの間のことだし。
一本が一・七キロ程度だから、十本で十七キロか。何とかなりそうだ。
今日は十階層くらい、と言っていたけど。
「今日はこれで終わりですか?」
「ああそうだな」
「初日から飛ばす必要は無い」
「帰りも連携確認で戦闘をすれば丁度いいだろう」
と言うことで地上へ戻ることに。
一度クリアした階層では苦労もなく、上手く連携しながら進めた。
だが、ラビリントには悪意があるのか、六階層に足を踏み入れると、集団で向かって来るモンスターが居る。しかも二十体以上。
「たまにあるんだよ」
「どうする? せっかく背負ってきた重機関銃だ」
「使ってみます」
「じゃあ牽制しておくからな、準備でき次第後退する」
慌てなくていいから、安定した態勢で射撃できるようにしろと。
モルテンとアルヴィンが先行し、後ろからヴェイセルが銃口を向けながら向かう。
バックパックを下ろし三脚と銃架を組み立てる。
「慌てないでね」
「三人が向かってるから余裕あるし」
この階層程度に出現するモンスターであれば、あの三人なら本来余裕で倒しきれるそうだ。
本当に強いんだな。
組み上がると重機関銃をセットし弾倉を取り付け、しっかり固定したら腰を下ろし操作レバーを引き起こし戻す。
レシーバー後部にあるサイトを起こし、高さと角度を調整し照準を定めると射撃準備が整った。
「準備できました」
「モルテン! 後退して」
すでに三人はある程度、モンスターの群れを排除していて、そのまま引き返してくるようだ。
ちゃんと射線から逸れて壁際を走る三人が居る。
中央にはモンスターの姿しか見えない。
「あの、二人も離れた方が」
「分かった。少し下がるね」
隣に立たれると空の薬莢に当たりかねないし、万が一暴発したら危ないから。
戻る三人が俺の横を通過した瞬間、トリガーを引くと銃弾が発射された。
連続する乾いた軽快な音が響き、銃口から火が噴くと、向かってくるモンスターに命中。
次々倒れるが倒れたモンスターが邪魔になり、後続のモンスターも勢い倒れ込む。
一旦、トリガーから指を離し、立ち上がるモンスターに向け再び発砲。
三回ほど繰り返すと全て倒しきったようだ。体感で初回が三秒で次が二秒で最後も二秒。五十六発前後で全部仕留めたと思う。
「びっくりしたぁ」
「音すごい」
驚くデシリアとヘンリケが居る。
そして側に来る三人。
「効果絶大だな」
「きちんと敵が見えていたようだな」
「闇雲に撃たないのは良い」
冷静に対処できたことで褒められた。
「数えてたか?」
「たぶん五十六発前後だと思います」
クリストフたちは聖霊士の権能に頼って、何もしないで倒してしまっていた。
俺の疑問に答えるのはリーダーだ。
「決して強いモンスターではないな」
「弱くもないってことですか?」
「そうだな。初心者には厳しい相手、とは言えるが」
ベテランの探索者であれば、ひとりでも倒せる相手だそうで。
「君の居たパーティーは聖霊士に頼ったんだろ」
「そうです」
「成長できないんだよ。そのやり方だと」
だから十六階層で大怪我をしたり、命を落とす羽目になるのだと。
しっかり段階を踏んで自力で倒さないと、次へ進むごとに厳しさが倍々で増す。十階層の階層主も自力で倒していない、となれば十六階層の相手に手も足も出ない。
十五階層の階層主も自力で倒していれば、聖霊士の力に頼らずとも先へ進めるそうだ。
「増長からの過信。結果は火を見るより明らかだ」
奇跡の力を己の実力と勘違いした結果。謙虚さも無く増長し捲った。己の力量すら正確に把握できず。
ラビリント攻略に於いて絶対あってはならないこと。
「厳しい結果に至っただろうが、少しは学べたことだろう」
仲間の死と引き換えに得た経験。今後に繋がる可能性はあると。
「多くは続ける気力を無くし引退するけどな」
クリストフは二度とラビリントに入れないだろうと言う。強烈なトラウマになり入り口で尻込みするのがオチだそうだ。
ラビリントから脱出する際に使われたであろう、神域の防壁は聖霊士にだけ効果を得る。絶対に破られないから、狭い出入り口で使うと仲間を逃がすことも可能。壁となってモンスターの侵入を防げるからだ。
それで逃げ延びたのがクリストフたちだろう。
「時間制限付きだけどな」
「そうなんですか」
「確か十分程度だったか」
それだけあれば安全な場所に逃げ込めるかも。
移動しながらでも使えるそうだ。代わりに、これもまた一日一回のみ使用可能だそうで。
どんなモンスターでも消滅させる攻撃と絶対防御。物凄く強力な権能を行使できる。だから聖霊士の居るパーティーは、成長が遅いらしい。人とは隔絶した力を行使できることで、メンバーが成長しきれないってことか。
「仲間に死者が出ると聖霊士を迎え入れたくなる」
「過去にあったんですか?」
「うちも長くやってるとな、十年くらい前にひとり」
ここではない別の場所のラビリント。六十階層で仲間をひとり失ったそうだ。
「その時は聖霊士を仲間に、なんて話も出た」
だが、そうやって頼ってしまうと、自分たちを鍛えられない。だから、その話は無かったことに。
保険代わりに、なんて考えても一日一回は使える、となれば甘えも出てくるからだそうで。ましてや苦戦する階層主相手だと、頼りたくなるのも道理。
「結果、成長できない」
だから仲間に迎え入れることはしなかったそうだ。
話が済むと下層階へ向かう。
六階層からは連携のために積極的に俺が戦闘に参加する。
ヴェイセルは後衛の二人を守ることに専念。攻撃と遊撃、そして射撃の三人で全て倒すことになった。
数匹纏まって群れて遭遇することも多くなる。
その際はモルテンとアルヴィンがモンスターを誘導し、俺が銃で倒すことに専念することに。
「撃てます!」
声を掛ければ二人が射線を確保してくれる。充分に狙いを定めトリガーを引き倒すだけ。
楽に九階層まで突破し十階層の主の部屋へ。
モルテンとアルヴィンが敵の動きを止め、俺が頭を狙い仕留める段取りだ。
十階層では小銃による効果は薄い。しかし、連続して同じ箇所に叩き込めれば、五発で撃ち抜けるそうで。
ヴェイセルはそれが可能。俺にもできるようになってもらうそうだ。
「じゃあ入るぞ」
ここまでデシリアとヘンリケは戦闘に参加していない。
二人に関しては三十階層以降で活躍してもらうのだとか。
階層主の部屋に入ると以前も見た相手だ。
クリストフたちは硬すぎる、と言っていたけど。
モルテンとアルヴィンが駆け出し左右に展開する。一方が敵を引き付けると一方が攻撃。二人に翻弄される階層主だ。
確実に削り取って行く二人が居て、弱まると動きを止める階層主が居る。
「撃て」
ずっと銃を構えていたけど、モルテンの声と同時に頭目掛けトリガーを引く。
乾いた銃声と同時に命中した弾丸は、ああ、貫通するまでに至らないのか。本当に硬いんだな。
階層主の視線が俺に向くと、アルヴィンが斬り付け注意を引く。意識がアルヴィンに向くと再び銃撃をする。
これを何度か繰り返すと頭に穴が開き、膝から崩れ落ちる階層主だ。
「倒したな」
「いいぞ。しっかり五発で倒しきれた」
「ほぼ同じ箇所に命中してる」
これだけ正確に撃てれば合格だそうで。
そう言えば、モルテンは魔法を使ってなかった。
「あの、魔法剣士って」
「ん? ああ、こんな浅い階層じゃ使わないぞ」
威力が高いから深い階層で使うらしい。それと剣にも影響があり、何度も使うと壊れてしまうそうだ。
「予備の剣は必須だ」
俺が加入したことで今後は遠慮せず使えそうだと。
「あの、何本くらい持てば」
「無理のない本数で構わない」
あまり多く持参させても移動できなければ意味が無い。
五本程度用意できれば、と言っているが、モルテンの使う剣であれば十本くらい。行きは弾薬がフルの状態だから重い。でも消費するまでの間のことだし。
一本が一・七キロ程度だから、十本で十七キロか。何とかなりそうだ。
今日は十階層くらい、と言っていたけど。
「今日はこれで終わりですか?」
「ああそうだな」
「初日から飛ばす必要は無い」
「帰りも連携確認で戦闘をすれば丁度いいだろう」
と言うことで地上へ戻ることに。
一度クリアした階層では苦労もなく、上手く連携しながら進めた。
だが、ラビリントには悪意があるのか、六階層に足を踏み入れると、集団で向かって来るモンスターが居る。しかも二十体以上。
「たまにあるんだよ」
「どうする? せっかく背負ってきた重機関銃だ」
「使ってみます」
「じゃあ牽制しておくからな、準備でき次第後退する」
慌てなくていいから、安定した態勢で射撃できるようにしろと。
モルテンとアルヴィンが先行し、後ろからヴェイセルが銃口を向けながら向かう。
バックパックを下ろし三脚と銃架を組み立てる。
「慌てないでね」
「三人が向かってるから余裕あるし」
この階層程度に出現するモンスターであれば、あの三人なら本来余裕で倒しきれるそうだ。
本当に強いんだな。
組み上がると重機関銃をセットし弾倉を取り付け、しっかり固定したら腰を下ろし操作レバーを引き起こし戻す。
レシーバー後部にあるサイトを起こし、高さと角度を調整し照準を定めると射撃準備が整った。
「準備できました」
「モルテン! 後退して」
すでに三人はある程度、モンスターの群れを排除していて、そのまま引き返してくるようだ。
ちゃんと射線から逸れて壁際を走る三人が居る。
中央にはモンスターの姿しか見えない。
「あの、二人も離れた方が」
「分かった。少し下がるね」
隣に立たれると空の薬莢に当たりかねないし、万が一暴発したら危ないから。
戻る三人が俺の横を通過した瞬間、トリガーを引くと銃弾が発射された。
連続する乾いた軽快な音が響き、銃口から火が噴くと、向かってくるモンスターに命中。
次々倒れるが倒れたモンスターが邪魔になり、後続のモンスターも勢い倒れ込む。
一旦、トリガーから指を離し、立ち上がるモンスターに向け再び発砲。
三回ほど繰り返すと全て倒しきったようだ。体感で初回が三秒で次が二秒で最後も二秒。五十六発前後で全部仕留めたと思う。
「びっくりしたぁ」
「音すごい」
驚くデシリアとヘンリケが居る。
そして側に来る三人。
「効果絶大だな」
「きちんと敵が見えていたようだな」
「闇雲に撃たないのは良い」
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