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Sid.18 連携確認は完了し日常に
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体感で使った弾薬数との違いを確かめるため、実際に使った数を確認してみる。
弾薬ベルトを引き抜き、空になった部分を数えれば使用数は分かる。落下した薬莢を数えてもいいのだが、どこかに転がっていた場合はカウントできない。
だからベルトの空きを数えればいい。
「五十七発でした。一発多かったです」
「凄いな。数えていたのか?」
「いえ。射撃時間からの推定です」
「弾薬数を把握できているなら」
弾切れで右往左往することは無いだろうと。
「イグナーツがひとりで地上に帰還できた理由だな」
「射撃手にとって残弾数の把握は大切だからな」
ヴェイセルでも機関銃の場合、使用数を正確には把握しきれないそうだ。
体内に正確な時計でも埋め込んでるのか、なんて言われたが誉め言葉だそうで。
「薬莢は拾っておく」
「なんでですか?」
「回収してリロードすれば再利用できるからな」
金属薬莢だからか。
射撃直後は熱を帯びていて素手では持てないが、少し時間が経てば冷めるから問題はない。
散らばった薬莢を集めバックパックのポケットに詰めておく。
それと魔石もしっかり回収してウエストバッグに。
「よし戻ろう。まだ気は抜くなよ」
重機関銃は各々分割して背負っておく。バレルフィンが多少熱を帯びていたが、歩いているうちに冷めるだろう。空冷式の重機関銃の欠点だな。すぐに熱が溜まる。
いずれ水冷式も出てくるだろうけど、当分はこれを活用するしかない。
それよりも軽機関銃が開発されれば、持ち運びが楽になるんだけどな。
この世界は元の世界で言えば十九世紀頃だろうと思う。適度に文明が発達していてガスが実用化されてる。蒸気機関もあって電気もいずれ普及するだろう。
トイレは粗末なままだけど風呂は現代に近付いて来ている。それでも充分な湯量のシャワーとかは無いけど。その辺はまだまだだな。上下水道はできている。
異世界って言うと中世末期くらいが多い印象だけど。あんな世界は不便すぎて嫌だ。衛生観念も粗末だし。臭い汚い雑菌塗れだから。
大衆娯楽も活発になっていて、観劇やコンサートも多く開催されてる。大道芸は昔からあったけど、町の中央広場なんかでは日銭を稼ぐ、大道芸人が多数居るからな。
映画はまだだけど、これもいずれ発明されるだろう。きっとエジソンみたいな人が居るだろうから。
水族館もあるんだよ。まだまだ初期のものだから、水槽も今とは違うけど淡水魚類と水生植物を入れたものならある。
動物園は古くからあったけど、近代動物園としての体裁を取ったものも。つまりは学術的な側面を持ったもの。単に珍しい動物の見世物小屋じゃない。
植物園もあるし大温室もあって一般公開されている。
娯楽は数多くあるけど、俺は今まで大衆娯楽に接して来れなかった。
何しろ金が無さすぎたからだ。
でも、これからはもっとこの世界を楽しめそうだな。
五階層より上は楽に進めた。連携も問題なく取れて怪我人は居ない。デシリアとヘンリケは暇を持て余していたようだ。
「浅い階層だと出番が無いんだよね」
「危険だから?」
「危険って言っても仲間に攻撃しないよ」
「暴れすぎるからでしょ」
デシリアの召喚する存在は容赦が無いらしい。三十六階層以降でお披露目してくれるそうだ。
ヘンリケの聖法術も高威力で浅い階層では、過剰な能力になるらしい。お披露目は三十階層以降になるとか。
二人とも凄いんだな。
地上に出ると家に帰って道具の手入れが待っている。使用頻度の高い道具は手入れなしにはパフォーマンスを発揮できない。
銃火器類は分解してメンテナンスが必要だし。ラビリントに潜ってモンスターを狩るだけではない。道具の手入れまで済ませて、探索者としての仕事が終わる。
それと弾薬の補充も必要。不足分は購入することになるから、ヴェイセルと一緒にあとで買い物に出ることに。
家に着き各々防具の手入れを。デシリアは食事の支度をするようだ。ヘンリケはみんなが着ていた服や下着の洗濯。
「イグナーツ君。パンツも」
「あの」
「早く」
「いえ、あの」
見られていたら脱げないってば。
「気にしなくていいの」
怪我の治療の際に隅々まで見てるから、今さらだとか。
抓んで引っ張って怪我の確認をした、とか言ってるし。凄く恥ずかしい。遊ばれたんだ。
躊躇しているとしっかり脱がされ、パンツも回収されてしまった。
「加療士はね、恥ずかしがっていられないの」
治療が必要な時に気にしていたら、何もできなくなる。必要だから見るし触れる。
言ってることは分かるんだけど、やっぱり恥ずかしい。
「モルテンのもアルヴィンのも、ヴェイセルも診てるの」
「分かるんですが、その、あの、大きさ」
「そんなの気にしてるのは男だけ。デシリアなら喜んでくれるでしょ」
そこでなんでデシリアなの?
ああでも、お気に入りとか言われて揶揄われてるんだっけ。自分より若いのが入ったってことで、弟分として見てるだけだと思うけど。
恋だの愛だのって感じじゃないよな。
「いつまでも丸出しだと風邪ひくよ」
「あ」
裸だった。剥かれたし。なんか笑いながら「うぶなのね」なんて言われた。そりゃ経験無いし。それもいずれ。
慌てて下着を穿き服を着て道具のメンテをすることに。
ヴェイセルに教えてもらいながら、銃器のメンテをするのだが。
なんか含み笑いをするヴェイセルが居る。
「あの、何か?」
「いや。ヘンリケに揶揄われただろ」
「あ、はい」
「気にしなくていい。あいつの前じゃみんな丸出しにされる」
健康チェックも欠かさないらしい。メンバーの健康状態の把握もするから、隠すだけ無駄なのだそうで。
健康状態の把握はラビリントに潜る上で、これもまた必須らしい。
「常に体の状態を良好に保つ。これもまた探索者に必要なことだ」
加療士はメンバー全員の健康状態を保つ。そのためにも必要な存在だそうだ。
「体調が優れない時は必ず申告しろ」
「はい」
「みんなに迷惑が掛かるからな」
加療士ってのはパーティー専属の医者みたいなものか。
クリストフのパーティーに居る時は、俺に関しては一切ノータッチだった。自分で体調管理をしていたんだよな。少々具合が悪くてもお構いなしだったし。
何から何まで駄目な奴らだったようだ。その分、自分で何とかするしかなったな。
メンテが終わると弾薬の補充で買い物に出る。
「スカラリウスだと、売ってくれない可能性があるからな」
本来であれば俺ひとりで済ませられる。しかし、職業差別の激しいこの世界では、俺ひとりでは食料や日用品程度しか買えないし、売ってもくれない。
スカラリウスと知れると、ぞんざいな扱いになるからだ。
「まあ、俺の行きつけの店には言っておく」
売らなかったら店を潰すぞ、と脅すとか言ってるし。
「あの、本気ですか?」
「冗談だ。店主は俺の友人だし人がいい」
紹介しておけば次からは俺ひとりで買える、と言ってる。
銃砲店に向かい店内に入ると少々厳つい人が居て、ヴェイセルを見た途端、愛想が良くなった感じだ。
「弾薬か?」
「そうだ」
「いつもの奴でいいのか?」
「それと重機関銃の弾倉も」
使ったのか、なんて聞かれて俺の紹介をするようだ。
「イグナーツだ。今後はこいつが買いに来る」
「新しいメンバー?」
「そうだ。スカラリウス」
「は? 雇ったのかよ」
じろじろ俺を見て「鍛えられていそうだな」なんて言ってる。
「銃も扱える。運べる荷物の量も桁違いだ」
「なんか凄いんだな」
「売らないとかは無しだぞ」
「正式なメンバーなんだろ? 売らない選択肢は無いぞ」
差別しないんだ。
シルヴェバーリと繋がりのある人は、そこまで悪い人じゃないのかもしれない。
メンバーに差別意識が無いから、周りにもそういう人が多いのかも。
「あの、これから時々来るので、よろしくお願いします」
挨拶すると丁寧な奴だ、なんて言ってる。
店主からも贔屓にしてくれ、と言われた。
弾薬ベルトを引き抜き、空になった部分を数えれば使用数は分かる。落下した薬莢を数えてもいいのだが、どこかに転がっていた場合はカウントできない。
だからベルトの空きを数えればいい。
「五十七発でした。一発多かったです」
「凄いな。数えていたのか?」
「いえ。射撃時間からの推定です」
「弾薬数を把握できているなら」
弾切れで右往左往することは無いだろうと。
「イグナーツがひとりで地上に帰還できた理由だな」
「射撃手にとって残弾数の把握は大切だからな」
ヴェイセルでも機関銃の場合、使用数を正確には把握しきれないそうだ。
体内に正確な時計でも埋め込んでるのか、なんて言われたが誉め言葉だそうで。
「薬莢は拾っておく」
「なんでですか?」
「回収してリロードすれば再利用できるからな」
金属薬莢だからか。
射撃直後は熱を帯びていて素手では持てないが、少し時間が経てば冷めるから問題はない。
散らばった薬莢を集めバックパックのポケットに詰めておく。
それと魔石もしっかり回収してウエストバッグに。
「よし戻ろう。まだ気は抜くなよ」
重機関銃は各々分割して背負っておく。バレルフィンが多少熱を帯びていたが、歩いているうちに冷めるだろう。空冷式の重機関銃の欠点だな。すぐに熱が溜まる。
いずれ水冷式も出てくるだろうけど、当分はこれを活用するしかない。
それよりも軽機関銃が開発されれば、持ち運びが楽になるんだけどな。
この世界は元の世界で言えば十九世紀頃だろうと思う。適度に文明が発達していてガスが実用化されてる。蒸気機関もあって電気もいずれ普及するだろう。
トイレは粗末なままだけど風呂は現代に近付いて来ている。それでも充分な湯量のシャワーとかは無いけど。その辺はまだまだだな。上下水道はできている。
異世界って言うと中世末期くらいが多い印象だけど。あんな世界は不便すぎて嫌だ。衛生観念も粗末だし。臭い汚い雑菌塗れだから。
大衆娯楽も活発になっていて、観劇やコンサートも多く開催されてる。大道芸は昔からあったけど、町の中央広場なんかでは日銭を稼ぐ、大道芸人が多数居るからな。
映画はまだだけど、これもいずれ発明されるだろう。きっとエジソンみたいな人が居るだろうから。
水族館もあるんだよ。まだまだ初期のものだから、水槽も今とは違うけど淡水魚類と水生植物を入れたものならある。
動物園は古くからあったけど、近代動物園としての体裁を取ったものも。つまりは学術的な側面を持ったもの。単に珍しい動物の見世物小屋じゃない。
植物園もあるし大温室もあって一般公開されている。
娯楽は数多くあるけど、俺は今まで大衆娯楽に接して来れなかった。
何しろ金が無さすぎたからだ。
でも、これからはもっとこの世界を楽しめそうだな。
五階層より上は楽に進めた。連携も問題なく取れて怪我人は居ない。デシリアとヘンリケは暇を持て余していたようだ。
「浅い階層だと出番が無いんだよね」
「危険だから?」
「危険って言っても仲間に攻撃しないよ」
「暴れすぎるからでしょ」
デシリアの召喚する存在は容赦が無いらしい。三十六階層以降でお披露目してくれるそうだ。
ヘンリケの聖法術も高威力で浅い階層では、過剰な能力になるらしい。お披露目は三十階層以降になるとか。
二人とも凄いんだな。
地上に出ると家に帰って道具の手入れが待っている。使用頻度の高い道具は手入れなしにはパフォーマンスを発揮できない。
銃火器類は分解してメンテナンスが必要だし。ラビリントに潜ってモンスターを狩るだけではない。道具の手入れまで済ませて、探索者としての仕事が終わる。
それと弾薬の補充も必要。不足分は購入することになるから、ヴェイセルと一緒にあとで買い物に出ることに。
家に着き各々防具の手入れを。デシリアは食事の支度をするようだ。ヘンリケはみんなが着ていた服や下着の洗濯。
「イグナーツ君。パンツも」
「あの」
「早く」
「いえ、あの」
見られていたら脱げないってば。
「気にしなくていいの」
怪我の治療の際に隅々まで見てるから、今さらだとか。
抓んで引っ張って怪我の確認をした、とか言ってるし。凄く恥ずかしい。遊ばれたんだ。
躊躇しているとしっかり脱がされ、パンツも回収されてしまった。
「加療士はね、恥ずかしがっていられないの」
治療が必要な時に気にしていたら、何もできなくなる。必要だから見るし触れる。
言ってることは分かるんだけど、やっぱり恥ずかしい。
「モルテンのもアルヴィンのも、ヴェイセルも診てるの」
「分かるんですが、その、あの、大きさ」
「そんなの気にしてるのは男だけ。デシリアなら喜んでくれるでしょ」
そこでなんでデシリアなの?
ああでも、お気に入りとか言われて揶揄われてるんだっけ。自分より若いのが入ったってことで、弟分として見てるだけだと思うけど。
恋だの愛だのって感じじゃないよな。
「いつまでも丸出しだと風邪ひくよ」
「あ」
裸だった。剥かれたし。なんか笑いながら「うぶなのね」なんて言われた。そりゃ経験無いし。それもいずれ。
慌てて下着を穿き服を着て道具のメンテをすることに。
ヴェイセルに教えてもらいながら、銃器のメンテをするのだが。
なんか含み笑いをするヴェイセルが居る。
「あの、何か?」
「いや。ヘンリケに揶揄われただろ」
「あ、はい」
「気にしなくていい。あいつの前じゃみんな丸出しにされる」
健康チェックも欠かさないらしい。メンバーの健康状態の把握もするから、隠すだけ無駄なのだそうで。
健康状態の把握はラビリントに潜る上で、これもまた必須らしい。
「常に体の状態を良好に保つ。これもまた探索者に必要なことだ」
加療士はメンバー全員の健康状態を保つ。そのためにも必要な存在だそうだ。
「体調が優れない時は必ず申告しろ」
「はい」
「みんなに迷惑が掛かるからな」
加療士ってのはパーティー専属の医者みたいなものか。
クリストフのパーティーに居る時は、俺に関しては一切ノータッチだった。自分で体調管理をしていたんだよな。少々具合が悪くてもお構いなしだったし。
何から何まで駄目な奴らだったようだ。その分、自分で何とかするしかなったな。
メンテが終わると弾薬の補充で買い物に出る。
「スカラリウスだと、売ってくれない可能性があるからな」
本来であれば俺ひとりで済ませられる。しかし、職業差別の激しいこの世界では、俺ひとりでは食料や日用品程度しか買えないし、売ってもくれない。
スカラリウスと知れると、ぞんざいな扱いになるからだ。
「まあ、俺の行きつけの店には言っておく」
売らなかったら店を潰すぞ、と脅すとか言ってるし。
「あの、本気ですか?」
「冗談だ。店主は俺の友人だし人がいい」
紹介しておけば次からは俺ひとりで買える、と言ってる。
銃砲店に向かい店内に入ると少々厳つい人が居て、ヴェイセルを見た途端、愛想が良くなった感じだ。
「弾薬か?」
「そうだ」
「いつもの奴でいいのか?」
「それと重機関銃の弾倉も」
使ったのか、なんて聞かれて俺の紹介をするようだ。
「イグナーツだ。今後はこいつが買いに来る」
「新しいメンバー?」
「そうだ。スカラリウス」
「は? 雇ったのかよ」
じろじろ俺を見て「鍛えられていそうだな」なんて言ってる。
「銃も扱える。運べる荷物の量も桁違いだ」
「なんか凄いんだな」
「売らないとかは無しだぞ」
「正式なメンバーなんだろ? 売らない選択肢は無いぞ」
差別しないんだ。
シルヴェバーリと繋がりのある人は、そこまで悪い人じゃないのかもしれない。
メンバーに差別意識が無いから、周りにもそういう人が多いのかも。
「あの、これから時々来るので、よろしくお願いします」
挨拶すると丁寧な奴だ、なんて言ってる。
店主からも贔屓にしてくれ、と言われた。
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