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Sid.47 失敗すると再起は無い
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階層主の居る二十六階層へ通ずる階段の前のスペース。
ここで休憩を暫し。
水はろ過して煮沸処理したものになり、それ以外はアルコール飲料を飲む。多くはアルコール飲料を口にするけど、酔いが回る程には飲まない。
俺はすぐに酔うから水だけ。
食料は軽食としてデニッシュサンド。日本のように具材を挟み込んだサンドイッチは存在してない。パンと一緒に塩気のあるものを口にするスタイル。もしくはオープンサンド。だからデニッシュを半分に割って、中に具材を詰めたものを出すと揃って「これ、美味い」となった。主な具材はハムやチーズにトマトやキュウリ。
「イグナーツ君が用意する食事って、独創的なものが多いのね」
ヘンリケがそう言うと口々にみんなが同じことを言う。
日本で当たり前だったものを出すだけなんだけど。
救援要請をしたパーティーは、早々に転移魔法陣から現れた救助隊に、連れられて行った。ひとりは死亡。四人は重軽傷。ヘンリケの処置が良かったらしく、回復も早かろうと。
軽傷だったメンバーからは礼を言われていた。あとで治療費の請求が行くようだけど、吹っ掛けることはしないのだろう。
「あのパーティーは攻略に失敗したから」
今後新たにメンバーを募集しても集まらないだろうと、ヘンリケは言う。
「ああ、難しいだろうな」
「じゃあ、探索者を続けられないんですか?」
「その可能性もあるな」
そう言えば、聖霊士のあいつも探索者を続けようとして、誰も相手にしてくれなかったとか。聖霊士なんて究極の力があっても、背中を預けるに値しないってことか。
でも前にデシリアは聖霊士は引く手あまた、と言っていた気が。みんなも居たらいいとか言っていた気がするんだけど。
「あの、聖霊士だったら?」
「聖霊士か。まあ無理だな」
「若いと一回放って終わりだろ。役に立たない」
「他の技能持ちなら少しは違うと思うがな」
初心者レベルのパーティーなら、切り札として仲間にすることはあるそうだ。
ベテランのパーティーにとっては、ただのお荷物でしかなく、ラビリント深部攻略の際には足手纏いでしかないらしい。
危機的状況を切り抜ける際に使えなくもないとか。
「まあ最下層での戦闘時に居れば、助かるって程度だな」
最下層の階層主、つまりはラビリントの主が相手だと、死闘を繰り広げることになる。そこに聖霊士が居れば楽に片付くからだそうで。
攻略の最終段階以外では不要らしい。
「そもそもクリスティーナの居たパーティーはな」
「探索者の中でも評判が悪かったからね」
「え、そうなんですか?」
「実力も無いのに態度だけは一人前」
多くの探索者が知っていて、クリスティーナの性格の悪さも周知の事実。
一発しか放てないのに謙虚さの欠片も無かった。だから嫌われていたらしい。当然だけどクリストフも嫌われ者だったそうで。探索者に復帰できなくなったことで、清々している人が多いとか。
よく耐えていたな、と言われてしまった。
みんなの目がデシリアに向くと。
「まあ、うちにはデシリアが居るからな」
「聖霊士より遥かに優秀だ」
「そうね。デシリアも普段は不要だけど」
「不要じゃないよ」
褒めてるのか、けなしてるのか。でもデシリアはみんなが認めてると思う。
そうじゃなきゃパーティーに居るはずもない。
あ、でも。
「召喚される存在って、最深部の主相手でも勝てるんですか?」
「倒せるよ」
「まあ、あれはな」
「何者かは知らないが、神の権能に等しいレベルで滅茶苦茶だ」
一度だけ試したことがあるらしい。二年前に。
その時のことは思い出したくもないと、みんなが口々に言う。
「何があったんですか?」
「ラビリントの主ですら、まるで赤子の手を捻るかの如しだった」
「あれは生物と呼ぶのも無理があるな」
「主がまるで紙切れ扱い」
よく分からないけど、一度見たあれのような存在が居て、ラビリントの主ですら相手にならないなら。
それって神の奇跡と同じってことなのかも。
とんでもないものを召喚できるんだ。しかも六回召喚できるなら聖霊士なんて、居ても確かに邪魔になると思う。
「さて、そろそろ行くとするか」
そう言ってモルテンが酒を軽く一杯煽ると、再び二十六階層へ向け移動を開始する。
階段を下りると早々にモンスターと遭遇。
とは言え、アルヴィンには察知できているから、即座に返り討ちにされるモンスターだ。
「お出迎えご苦労だったな」
「なんか、みんな凄いです」
「イグナーツもな」
足元にも及ばないのに。その証拠にここで死に掛けてる。みんなに並び立てるとは微塵も思ってない。でも足手纏いにはなりたくないから、死ぬ気で頑張るしか無いんだよ。
二十六階層を問題無く移動し二十七階層も同様。そして三十階層の階層主の相手だけど。前回は召喚したシフォファゴスとか言うのが倒した。全身が恐怖に塗れた存在だったし。
でも今回はモルテンとアルヴィン、それとヴェイセルで倒すようだ。
柔いのと硬いの。
柔いのはモルテンが相手をし、魔法剣であっさり撃退し、硬いのはアルヴィンの牽制からヴェイセルの精密射撃。きっちり弱点を撃ち抜かれ撃退された。
ただし、ここでモルテンの剣は折れてしまう。
「あの、剣を」
「ああ、すまん」
すぐに手渡すと折れた剣を預かり、バックパックに仕舞っておく。
ついでにアルヴィンのカットラスも予備と交換した。
「そろそろ折れそうなので」
「分かるのか?」
「凡そですけど」
「凄いな。確かにあと数回程度で折れそうだったが」
感心するメンバーだけど、クリストフのところに居た時は、このタイミングを計れないと後で殴られる。だから見ておく必要があったから。
必死で身に着けたのだと思う。何回交戦するとどの程度、剣が傷むのか。一階層辺り何回剣を振るい、どのタイミングで交換するべきかも。全て見定める必要があったし。
交換用の剣だって、そこから何本必要になるか計算して。
過不足なく、ってのが鉄則だったから。
「鍛えられてるな」
「やっぱりイグナーツが居ないと、深い階層の攻略はしんどいよね」
「確かにそうだな」
またも期待されてるし。過剰だと思うけど。
軽く休憩を取り喉だけ潤すと三十一階層へ。
「ここからは飛行タイプが多数出てくる」
昆虫型で飛行するタイプが多くなるそうで。飛行速度も速いから対処が難しくなる。代わりに外的な力にはめっぽう弱いらしい。
外的な力とは物理的な攻撃や、黒魔法でも内部に作用する本来の力ではなく、見た目が派手な攻撃を指すそうだ。
昆虫なら外殻は硬そうだけど。
「制限無しに使えるから、あたしの出番なんだよ」
「あたしもだけど」
デシリアとヘンリケの二人が主力になるようだ。
デシリアの黒魔法は内部から破壊する際は、二十分間使えないという使用制限がある。でも外側に対しての攻撃は制限されず好きに放てると。
聖法術は使用者のコンディション次第。黒魔法程には好き勝手に放てないが、何種類もの攻撃手段を持つから、全部足せばかなりの戦闘を熟せるそうで。
「ここじゃ銃は扱いにくい」
「じゃあ俺も役に立てませんね」
「さすがに厳しいだろうから、俺とアルヴィンで守る」
モルテンとアルヴィンが俺を守るそうだ。ヴェイセルはダガーで対処することになると。予備のダガーを出してくれとヴェイセルに言われ渡すと、二刀流の構えになってるし。ヴェイセルも二刀流なんだ。ただ、持ち方が左右で別々。よく分かんないけど、何かしら戦い方があるのだろう。
三十一階層へ足を踏み入れると、羽音が内部で響き渡り何かが向かってくる。
「正面、来るぞ」
正面から向かってくるモンスターの正体は、確かに昆虫のようだけど動きが早い。
体長五十センチくらいの大きな虫が飛んでくる。羽音の大きさから本体も大きいのだろう、と予測はしていたけど大きすぎる気が。
ただ、飛んでくる虫が何かは分かった。
赤目のハエだ。
ここで休憩を暫し。
水はろ過して煮沸処理したものになり、それ以外はアルコール飲料を飲む。多くはアルコール飲料を口にするけど、酔いが回る程には飲まない。
俺はすぐに酔うから水だけ。
食料は軽食としてデニッシュサンド。日本のように具材を挟み込んだサンドイッチは存在してない。パンと一緒に塩気のあるものを口にするスタイル。もしくはオープンサンド。だからデニッシュを半分に割って、中に具材を詰めたものを出すと揃って「これ、美味い」となった。主な具材はハムやチーズにトマトやキュウリ。
「イグナーツ君が用意する食事って、独創的なものが多いのね」
ヘンリケがそう言うと口々にみんなが同じことを言う。
日本で当たり前だったものを出すだけなんだけど。
救援要請をしたパーティーは、早々に転移魔法陣から現れた救助隊に、連れられて行った。ひとりは死亡。四人は重軽傷。ヘンリケの処置が良かったらしく、回復も早かろうと。
軽傷だったメンバーからは礼を言われていた。あとで治療費の請求が行くようだけど、吹っ掛けることはしないのだろう。
「あのパーティーは攻略に失敗したから」
今後新たにメンバーを募集しても集まらないだろうと、ヘンリケは言う。
「ああ、難しいだろうな」
「じゃあ、探索者を続けられないんですか?」
「その可能性もあるな」
そう言えば、聖霊士のあいつも探索者を続けようとして、誰も相手にしてくれなかったとか。聖霊士なんて究極の力があっても、背中を預けるに値しないってことか。
でも前にデシリアは聖霊士は引く手あまた、と言っていた気が。みんなも居たらいいとか言っていた気がするんだけど。
「あの、聖霊士だったら?」
「聖霊士か。まあ無理だな」
「若いと一回放って終わりだろ。役に立たない」
「他の技能持ちなら少しは違うと思うがな」
初心者レベルのパーティーなら、切り札として仲間にすることはあるそうだ。
ベテランのパーティーにとっては、ただのお荷物でしかなく、ラビリント深部攻略の際には足手纏いでしかないらしい。
危機的状況を切り抜ける際に使えなくもないとか。
「まあ最下層での戦闘時に居れば、助かるって程度だな」
最下層の階層主、つまりはラビリントの主が相手だと、死闘を繰り広げることになる。そこに聖霊士が居れば楽に片付くからだそうで。
攻略の最終段階以外では不要らしい。
「そもそもクリスティーナの居たパーティーはな」
「探索者の中でも評判が悪かったからね」
「え、そうなんですか?」
「実力も無いのに態度だけは一人前」
多くの探索者が知っていて、クリスティーナの性格の悪さも周知の事実。
一発しか放てないのに謙虚さの欠片も無かった。だから嫌われていたらしい。当然だけどクリストフも嫌われ者だったそうで。探索者に復帰できなくなったことで、清々している人が多いとか。
よく耐えていたな、と言われてしまった。
みんなの目がデシリアに向くと。
「まあ、うちにはデシリアが居るからな」
「聖霊士より遥かに優秀だ」
「そうね。デシリアも普段は不要だけど」
「不要じゃないよ」
褒めてるのか、けなしてるのか。でもデシリアはみんなが認めてると思う。
そうじゃなきゃパーティーに居るはずもない。
あ、でも。
「召喚される存在って、最深部の主相手でも勝てるんですか?」
「倒せるよ」
「まあ、あれはな」
「何者かは知らないが、神の権能に等しいレベルで滅茶苦茶だ」
一度だけ試したことがあるらしい。二年前に。
その時のことは思い出したくもないと、みんなが口々に言う。
「何があったんですか?」
「ラビリントの主ですら、まるで赤子の手を捻るかの如しだった」
「あれは生物と呼ぶのも無理があるな」
「主がまるで紙切れ扱い」
よく分からないけど、一度見たあれのような存在が居て、ラビリントの主ですら相手にならないなら。
それって神の奇跡と同じってことなのかも。
とんでもないものを召喚できるんだ。しかも六回召喚できるなら聖霊士なんて、居ても確かに邪魔になると思う。
「さて、そろそろ行くとするか」
そう言ってモルテンが酒を軽く一杯煽ると、再び二十六階層へ向け移動を開始する。
階段を下りると早々にモンスターと遭遇。
とは言え、アルヴィンには察知できているから、即座に返り討ちにされるモンスターだ。
「お出迎えご苦労だったな」
「なんか、みんな凄いです」
「イグナーツもな」
足元にも及ばないのに。その証拠にここで死に掛けてる。みんなに並び立てるとは微塵も思ってない。でも足手纏いにはなりたくないから、死ぬ気で頑張るしか無いんだよ。
二十六階層を問題無く移動し二十七階層も同様。そして三十階層の階層主の相手だけど。前回は召喚したシフォファゴスとか言うのが倒した。全身が恐怖に塗れた存在だったし。
でも今回はモルテンとアルヴィン、それとヴェイセルで倒すようだ。
柔いのと硬いの。
柔いのはモルテンが相手をし、魔法剣であっさり撃退し、硬いのはアルヴィンの牽制からヴェイセルの精密射撃。きっちり弱点を撃ち抜かれ撃退された。
ただし、ここでモルテンの剣は折れてしまう。
「あの、剣を」
「ああ、すまん」
すぐに手渡すと折れた剣を預かり、バックパックに仕舞っておく。
ついでにアルヴィンのカットラスも予備と交換した。
「そろそろ折れそうなので」
「分かるのか?」
「凡そですけど」
「凄いな。確かにあと数回程度で折れそうだったが」
感心するメンバーだけど、クリストフのところに居た時は、このタイミングを計れないと後で殴られる。だから見ておく必要があったから。
必死で身に着けたのだと思う。何回交戦するとどの程度、剣が傷むのか。一階層辺り何回剣を振るい、どのタイミングで交換するべきかも。全て見定める必要があったし。
交換用の剣だって、そこから何本必要になるか計算して。
過不足なく、ってのが鉄則だったから。
「鍛えられてるな」
「やっぱりイグナーツが居ないと、深い階層の攻略はしんどいよね」
「確かにそうだな」
またも期待されてるし。過剰だと思うけど。
軽く休憩を取り喉だけ潤すと三十一階層へ。
「ここからは飛行タイプが多数出てくる」
昆虫型で飛行するタイプが多くなるそうで。飛行速度も速いから対処が難しくなる。代わりに外的な力にはめっぽう弱いらしい。
外的な力とは物理的な攻撃や、黒魔法でも内部に作用する本来の力ではなく、見た目が派手な攻撃を指すそうだ。
昆虫なら外殻は硬そうだけど。
「制限無しに使えるから、あたしの出番なんだよ」
「あたしもだけど」
デシリアとヘンリケの二人が主力になるようだ。
デシリアの黒魔法は内部から破壊する際は、二十分間使えないという使用制限がある。でも外側に対しての攻撃は制限されず好きに放てると。
聖法術は使用者のコンディション次第。黒魔法程には好き勝手に放てないが、何種類もの攻撃手段を持つから、全部足せばかなりの戦闘を熟せるそうで。
「ここじゃ銃は扱いにくい」
「じゃあ俺も役に立てませんね」
「さすがに厳しいだろうから、俺とアルヴィンで守る」
モルテンとアルヴィンが俺を守るそうだ。ヴェイセルはダガーで対処することになると。予備のダガーを出してくれとヴェイセルに言われ渡すと、二刀流の構えになってるし。ヴェイセルも二刀流なんだ。ただ、持ち方が左右で別々。よく分かんないけど、何かしら戦い方があるのだろう。
三十一階層へ足を踏み入れると、羽音が内部で響き渡り何かが向かってくる。
「正面、来るぞ」
正面から向かってくるモンスターの正体は、確かに昆虫のようだけど動きが早い。
体長五十センチくらいの大きな虫が飛んでくる。羽音の大きさから本体も大きいのだろう、と予測はしていたけど大きすぎる気が。
ただ、飛んでくる虫が何かは分かった。
赤目のハエだ。
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