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【冒険者編】第一章 獣人、山を降ろされる
03狩りの手伝い
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オレは長いとんがり耳をした小さなひとが言う「命懸け」の言葉に惹かれて、彼らの誘いに同意した。
このデカくて顔面キラキラ男は相当な手練れだ。
そんなやつがちょっと困ってるなんて、それは相当な狩りだろう。
オレはそういった狩りが今、一番したかった。この死にそうな気分になったり、時折ぽっかり胸から心臓が抜け落ちたみたいな訳わからん感覚になるのを、消したくて。
顔面キラキラ男に連れられて行った現場はとても、とても遠いところだった。
男の操る大きな翼竜に無理矢理乗せられて、空を飛ぶのも翼竜に乗るのも初めてで、オレは到着してからずっと吐き気が収まらなかった。てっきりオレは街の近くの狩場だと思ってたから、本当に驚いた。こんなに山から離れたのは初めてだ。
堪らず腹の中のものを吐き出し始めた頃に、男の翼竜より小振りな翼竜に乗った長耳の小さなひとが、翼竜にそれぞれ乗った男たちを引き連れて合流した。
吐くのに必死だったオレは、小さなひとが連れて来たのは獣人と、あの顔面キラキラ男より大きな年老いたひとだと認識するだけで精一杯。
みんなの目的は森の奥に発生した上位魔種の巣を潰すことらしい。オレは山暮らしの狩りでは直接巣を狙う事はしなかったから、自然とワクワクした。
──確かに獲物がたくさんいる巣なら、手強い狩りになる。
みんなが魔物を巣から誘き出す方法を話し込む間に、オレは昔よくやっていた囮役の手段に勝手に出ることにした。
離れたところに泉があるのを匂いで見つけたので、そこに一人で向かったオレは、泉のそばに生えてる薬草の土を掘り起こす。
水底の泥と掘り起こした土を混ぜて、あとは下着姿の全身にくまなく塗りたくる。
薬草が生えてた地面の土と混ぜると、巣穴に溜まっている魔物の放つ瘴気や毒素から短時間だが身を守ってくれるし、冷たい泥は魔物の温度探知と鼻を誤魔化してくれる。
そうして準備できたオレは、剣と飛び道具の小型ナイフだけ背負って巣穴に直行した。
戻ったオレの姿を見て「エッなんで全裸?!」と、とんがり長い耳の小さいひとの叫び声が聞こえてきた。他の男達のどよめきも。
だが構わず崖の中腹に開いてる洞窟内へ飛び込む。
小さい人が必死に「フヨ!」を連呼して叫んでいたが、その後すぐにオレの身体を覆う膜のようなものが出来ていた。
暗い内部を夜目で観察しつつ、気配を消して薄目で慎重に素早く進んでいく。
予想してた瘴気の刺激は感じない。
特に泥では覆えない目と鼻の中は刺激を覚悟していたのだが、身体を覆うこの妙な膜の効果なのかもしれない。
この膜内は安全と分かってからは、いつものように目を開いて音と匂いを辿って行く。
生き物の集まる気配がする奥へ進むと、トグロを巻いた大きな蛇型の魔物が何体も潜んでいるのが見える。
静かに大木のような胴体を飛び越えて、更に先の空間へ行く。
洞窟の最奥、行き止まりの場所の地面にはひと抱え分ほどの大きさの卵がたくさん転がっていたが、殆ど破れて殻の状態だった。
くちゃくちゃ、バリバリ
咀嚼音が聞こえてくる隅へ注意を向けると、孵化した卵から出てきた魔物の幼体が死肉に群がって食事中だった。周囲には大型動物の骨もあったが、大量の人間の骨や肉片のついた一部が散らばっている。
魔物の巣内は初めて見たので知らなかったが、ここは幼体の部屋らしい。詳しく見廻せば数人の人間が倒れていたが、この瘴気の中では耐えられず既に死んでいる。生きたまま食われるよりはマシかもしれない。
今も人間と思しき残骸に群がり貪る幼体の魔物を、オレは片っ端から剣で斬り始めた。成体を怒らせる為に。
鳴き声を上げる前に全て斬り伏せた後は、わざと成体の太い胴体を踏んだりしながら出口へ再び駆け戻る。
グォアアア!! ギシャアァァアア!!!
血の匂いで幼体の異変に気付いた成体が、外敵を排除しようと凄まじい速さで移動を開始した。
ズルズルと太い胴体を引き摺ってやってくる殺気の塊は、直ぐ背後まで迫ってくる。
相手はデカく素早いが、一対一なら首を刎ねられる。
現にいまも巣穴の洞窟から一番先に出てきた一体を、オレは中空に飛び上がった勢いと筋肉のバネを使って、一撃で首を跳ね飛ばした。大人を易々と丸呑み出来る程の、巨木のような蛇擬き。注意すべきなのは頭から生え伸びている鎌の触手部である。
襲いかかる鎌の触手を躱して先に斬り飛ばしてから首を落としたが、後から出てきたもう一匹がすでに大口を開けていた。
オレを飲み込もうとして接近されていたのに気付くのが遅れて、躱せない、と瞬時に悟る。
群との戦闘はこうした入れ食いのように魔物が攻撃してくるから、一人で狩りをするには危険。だからいつも巣には近寄らない。群れに遭遇した時は、ボスだけ真っ先に倒して、群れを離散させる方法を取ってきた。
迫る巨大な咥内と並ぶ鋭い牙に、焦りと、諦めを同時に感じた。牙で身体を引き裂かれて、飲み込まれると思った瞬間。
ドンッ!!
鈍い衝撃音が、斜め下方から重いものを突き上げたのがわかった。
大口開けていた魔物が下顎から突き上げる攻撃を受けて、衝撃で顎門を閉ざした蛇頭は既に死んでいた。
大きな槍で一気に貫かれて。
その槍の柄を握っていたのは、あのキラキラ顔面男だ。陽の光のような髪を靡かせた男は、顎門から逃れ落下するオレと空中ですれ違う。
不意に、男の槍が一気に発光した。
ボッ!
鈍い消滅時の音と、凄まじい光の圧。
貫通した蛇頭を巨大な光線で消し飛ばすという、男の桁違いの攻撃力にオレは呆気に取られた。
無事に地面に着地して、周りを見回すと、巣穴から出てきた七体の巨大な蛇もどきと交戦する、みんなの様子に更に驚いた。
全員が入れ食いに攻撃を仕掛けてくる群れ相手に、連携攻撃を仕掛けて危なげなく対処しているのである。やはり面倒な群れを叩こうとするだけある。こんな力を持ってるやつが、人里にはいっぱいいるのか?なんて凄い。
「ジェイド!」
直ぐ後ろにドスンと着地した気配から名前を呼ばれた。たったいま空中で凄まじい攻撃を見せつけて戻ってきた男に笑顔はない。
鋭い眼差しでオレを見るなり、奥にいる一際大きな大蛇を槍の矛先で指し示した。
──確かに。あれがこの群れのボスだ。
群れのボスを狩るのは慣れている。
男に何も言わず、再び全速力で駆け出して、岩場を足掛かりに飛び跳ねながら目標に向かう。
オレの動きに気付いてボスを守ろうとする群れの攻撃を躱して─、いや、躱すまでもなく、後ろを着いてきていた男の露払いで難なく本命の懐に飛び込んだ。
オレが飛び込んで来るのを待ち構えてたように、群れのボスは頭部についてる鎌の触手を振り翳して切り刻もうと、凄まじい速さで襲いかかってくる。だが剣で全て受け流しながら、最後に胸を掠めたそれを、下から振り上げるようにして斬り飛ばした。
そして全身の筋肉のバネを使い、大口を開けていたデカい頭部を真横に一気に両断する。
バキバギ…ズズゥゥン…ッ!
上顎から頭部を斬り飛ばされて絶命したボスは、地鳴りのような音を立てて、木々を巻き添えにしながら倒れて行く。
巨体が巻き上げた土埃の煙幕に紛れて、群れの魔物たちは司令塔を失って逃げる為の攻撃を仕掛けてきたが、男の仲間たちはそれを難なく読んで次々に大蛇を仕留めていった。
オレは拍子抜けした。
八体いた大蛇型の魔物の群れのトウバツはあっという間に終わっていたからだ。
命懸け、というのは確かに言う通りだった。
あの不意の一瞬は死を意識した。
だが、助けられた。
誰かの補助を受けながらの狩りは、シグナが生きてた頃以来。しかも大人数でする群れの狩りは初めてで、この妙な連携に助けられて、妙な気持ちになったのも、全て初めて。
「っはー! こんなに早く終わるなんて予想外だねぇ」
小さいひとが仲間たちと楽しげに話してるところを、顔面キラキラ男が指示を出していく。
それを横目にオレは巣穴前から立ち去ると、服を置いてきた泉に戻った。ザブザブと泉の中に入って、水中に潜り込んでゴシゴシと泥を洗い落としながら、下着を脱いで水中でもみ洗いしながらふと考える。
──狩りは終えたし、あとは…どうやって帰ろう?
かなり、かなり遠くに来ている。まさか翼竜なんてものに乗せられるとは思わなかったし、連中があんなのに乗ることを普通にしてるのが信じられなかったが…。
──アレにまた乗るくらいなら、歩いた方がいい。
適当に歩き続ければきっと山に帰れるはずだ。だって、山は大きいのだから。
直ぐに遠くからでも見えてくるはず。そこに向かって歩けば良い。ブクブクと水中に潜りながら考えを纏めたオレは水面に頭を出してギョッとした。
草むらに槍を突き立てて腕を組んだ顔面キラキラ男が、泉のほとりに立ってこっちを見ていたからだ。
このデカくて顔面キラキラ男は相当な手練れだ。
そんなやつがちょっと困ってるなんて、それは相当な狩りだろう。
オレはそういった狩りが今、一番したかった。この死にそうな気分になったり、時折ぽっかり胸から心臓が抜け落ちたみたいな訳わからん感覚になるのを、消したくて。
顔面キラキラ男に連れられて行った現場はとても、とても遠いところだった。
男の操る大きな翼竜に無理矢理乗せられて、空を飛ぶのも翼竜に乗るのも初めてで、オレは到着してからずっと吐き気が収まらなかった。てっきりオレは街の近くの狩場だと思ってたから、本当に驚いた。こんなに山から離れたのは初めてだ。
堪らず腹の中のものを吐き出し始めた頃に、男の翼竜より小振りな翼竜に乗った長耳の小さなひとが、翼竜にそれぞれ乗った男たちを引き連れて合流した。
吐くのに必死だったオレは、小さなひとが連れて来たのは獣人と、あの顔面キラキラ男より大きな年老いたひとだと認識するだけで精一杯。
みんなの目的は森の奥に発生した上位魔種の巣を潰すことらしい。オレは山暮らしの狩りでは直接巣を狙う事はしなかったから、自然とワクワクした。
──確かに獲物がたくさんいる巣なら、手強い狩りになる。
みんなが魔物を巣から誘き出す方法を話し込む間に、オレは昔よくやっていた囮役の手段に勝手に出ることにした。
離れたところに泉があるのを匂いで見つけたので、そこに一人で向かったオレは、泉のそばに生えてる薬草の土を掘り起こす。
水底の泥と掘り起こした土を混ぜて、あとは下着姿の全身にくまなく塗りたくる。
薬草が生えてた地面の土と混ぜると、巣穴に溜まっている魔物の放つ瘴気や毒素から短時間だが身を守ってくれるし、冷たい泥は魔物の温度探知と鼻を誤魔化してくれる。
そうして準備できたオレは、剣と飛び道具の小型ナイフだけ背負って巣穴に直行した。
戻ったオレの姿を見て「エッなんで全裸?!」と、とんがり長い耳の小さいひとの叫び声が聞こえてきた。他の男達のどよめきも。
だが構わず崖の中腹に開いてる洞窟内へ飛び込む。
小さい人が必死に「フヨ!」を連呼して叫んでいたが、その後すぐにオレの身体を覆う膜のようなものが出来ていた。
暗い内部を夜目で観察しつつ、気配を消して薄目で慎重に素早く進んでいく。
予想してた瘴気の刺激は感じない。
特に泥では覆えない目と鼻の中は刺激を覚悟していたのだが、身体を覆うこの妙な膜の効果なのかもしれない。
この膜内は安全と分かってからは、いつものように目を開いて音と匂いを辿って行く。
生き物の集まる気配がする奥へ進むと、トグロを巻いた大きな蛇型の魔物が何体も潜んでいるのが見える。
静かに大木のような胴体を飛び越えて、更に先の空間へ行く。
洞窟の最奥、行き止まりの場所の地面にはひと抱え分ほどの大きさの卵がたくさん転がっていたが、殆ど破れて殻の状態だった。
くちゃくちゃ、バリバリ
咀嚼音が聞こえてくる隅へ注意を向けると、孵化した卵から出てきた魔物の幼体が死肉に群がって食事中だった。周囲には大型動物の骨もあったが、大量の人間の骨や肉片のついた一部が散らばっている。
魔物の巣内は初めて見たので知らなかったが、ここは幼体の部屋らしい。詳しく見廻せば数人の人間が倒れていたが、この瘴気の中では耐えられず既に死んでいる。生きたまま食われるよりはマシかもしれない。
今も人間と思しき残骸に群がり貪る幼体の魔物を、オレは片っ端から剣で斬り始めた。成体を怒らせる為に。
鳴き声を上げる前に全て斬り伏せた後は、わざと成体の太い胴体を踏んだりしながら出口へ再び駆け戻る。
グォアアア!! ギシャアァァアア!!!
血の匂いで幼体の異変に気付いた成体が、外敵を排除しようと凄まじい速さで移動を開始した。
ズルズルと太い胴体を引き摺ってやってくる殺気の塊は、直ぐ背後まで迫ってくる。
相手はデカく素早いが、一対一なら首を刎ねられる。
現にいまも巣穴の洞窟から一番先に出てきた一体を、オレは中空に飛び上がった勢いと筋肉のバネを使って、一撃で首を跳ね飛ばした。大人を易々と丸呑み出来る程の、巨木のような蛇擬き。注意すべきなのは頭から生え伸びている鎌の触手部である。
襲いかかる鎌の触手を躱して先に斬り飛ばしてから首を落としたが、後から出てきたもう一匹がすでに大口を開けていた。
オレを飲み込もうとして接近されていたのに気付くのが遅れて、躱せない、と瞬時に悟る。
群との戦闘はこうした入れ食いのように魔物が攻撃してくるから、一人で狩りをするには危険。だからいつも巣には近寄らない。群れに遭遇した時は、ボスだけ真っ先に倒して、群れを離散させる方法を取ってきた。
迫る巨大な咥内と並ぶ鋭い牙に、焦りと、諦めを同時に感じた。牙で身体を引き裂かれて、飲み込まれると思った瞬間。
ドンッ!!
鈍い衝撃音が、斜め下方から重いものを突き上げたのがわかった。
大口開けていた魔物が下顎から突き上げる攻撃を受けて、衝撃で顎門を閉ざした蛇頭は既に死んでいた。
大きな槍で一気に貫かれて。
その槍の柄を握っていたのは、あのキラキラ顔面男だ。陽の光のような髪を靡かせた男は、顎門から逃れ落下するオレと空中ですれ違う。
不意に、男の槍が一気に発光した。
ボッ!
鈍い消滅時の音と、凄まじい光の圧。
貫通した蛇頭を巨大な光線で消し飛ばすという、男の桁違いの攻撃力にオレは呆気に取られた。
無事に地面に着地して、周りを見回すと、巣穴から出てきた七体の巨大な蛇もどきと交戦する、みんなの様子に更に驚いた。
全員が入れ食いに攻撃を仕掛けてくる群れ相手に、連携攻撃を仕掛けて危なげなく対処しているのである。やはり面倒な群れを叩こうとするだけある。こんな力を持ってるやつが、人里にはいっぱいいるのか?なんて凄い。
「ジェイド!」
直ぐ後ろにドスンと着地した気配から名前を呼ばれた。たったいま空中で凄まじい攻撃を見せつけて戻ってきた男に笑顔はない。
鋭い眼差しでオレを見るなり、奥にいる一際大きな大蛇を槍の矛先で指し示した。
──確かに。あれがこの群れのボスだ。
群れのボスを狩るのは慣れている。
男に何も言わず、再び全速力で駆け出して、岩場を足掛かりに飛び跳ねながら目標に向かう。
オレの動きに気付いてボスを守ろうとする群れの攻撃を躱して─、いや、躱すまでもなく、後ろを着いてきていた男の露払いで難なく本命の懐に飛び込んだ。
オレが飛び込んで来るのを待ち構えてたように、群れのボスは頭部についてる鎌の触手を振り翳して切り刻もうと、凄まじい速さで襲いかかってくる。だが剣で全て受け流しながら、最後に胸を掠めたそれを、下から振り上げるようにして斬り飛ばした。
そして全身の筋肉のバネを使い、大口を開けていたデカい頭部を真横に一気に両断する。
バキバギ…ズズゥゥン…ッ!
上顎から頭部を斬り飛ばされて絶命したボスは、地鳴りのような音を立てて、木々を巻き添えにしながら倒れて行く。
巨体が巻き上げた土埃の煙幕に紛れて、群れの魔物たちは司令塔を失って逃げる為の攻撃を仕掛けてきたが、男の仲間たちはそれを難なく読んで次々に大蛇を仕留めていった。
オレは拍子抜けした。
八体いた大蛇型の魔物の群れのトウバツはあっという間に終わっていたからだ。
命懸け、というのは確かに言う通りだった。
あの不意の一瞬は死を意識した。
だが、助けられた。
誰かの補助を受けながらの狩りは、シグナが生きてた頃以来。しかも大人数でする群れの狩りは初めてで、この妙な連携に助けられて、妙な気持ちになったのも、全て初めて。
「っはー! こんなに早く終わるなんて予想外だねぇ」
小さいひとが仲間たちと楽しげに話してるところを、顔面キラキラ男が指示を出していく。
それを横目にオレは巣穴前から立ち去ると、服を置いてきた泉に戻った。ザブザブと泉の中に入って、水中に潜り込んでゴシゴシと泥を洗い落としながら、下着を脱いで水中でもみ洗いしながらふと考える。
──狩りは終えたし、あとは…どうやって帰ろう?
かなり、かなり遠くに来ている。まさか翼竜なんてものに乗せられるとは思わなかったし、連中があんなのに乗ることを普通にしてるのが信じられなかったが…。
──アレにまた乗るくらいなら、歩いた方がいい。
適当に歩き続ければきっと山に帰れるはずだ。だって、山は大きいのだから。
直ぐに遠くからでも見えてくるはず。そこに向かって歩けば良い。ブクブクと水中に潜りながら考えを纏めたオレは水面に頭を出してギョッとした。
草むらに槍を突き立てて腕を組んだ顔面キラキラ男が、泉のほとりに立ってこっちを見ていたからだ。
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