16 / 33
はじまり
16話 討伐隊 前編
しおりを挟む
ーテイルズ家ー
傭兵団に邪魔した日、家でのんびりと夕飯を食べていると少し疲れた様子のジアが家を訪れた。
「すみません。休みの日のこんな時間に。」
「いや、気にすんな。
それより態々来たのは、昼間俺らが訪ねて行った事に関してか?」
「はい、拙い事になりました。」
「じゃあ店の方で話しをしよう。」
ジアの様子だとあまり家族の前で話さない方が良さそうな気がして、場所を移した。ラウラとナートに心配を掛けたくないからな。
「はぁ…何となく嫌な予感ってのは当たるもんだな。それで?」
「警備隊が聞き出して発覚した事なんですが、あのイジオタはカンポスの奥の森だけじゃなく、その前日にはソロカバの森、更にインダイアの湖の畔で魔法の練習台として、数え切れない数の魔物を倒しては放置していたみたいです。」
「ったく!あいつは頭が空なのか?」
初めてうちの店を訪れた時も思ったが、なんて考えてが足りない奴なんだ!倒した魔物を放置して置くと他所から魔物を呼んでしまうって事ぐらい常識だろうが!
「それで偵察に行った者達の報告ですが、ソロカバの森にはAランクの魔物キラヌスが親子で、カンポスの奥の森にはマカッコが群れで、インダイアの湖の畔はモルセゴが群れで既に移動して来たみたいです。」
「どれも厄介な魔物ばかりだな。」
キラヌスは親子か…これから冬になる前に子育て中のキラヌスは必要以上に食糧を確保しようとするはず。
しかも子供が近くじゃ凶暴さに拍車がかかるな…
「しかもよりによってゴーラ隊長は1番隊と5番隊を連れてサントスに行ってるんです。
更に4番隊は、先週おきたハリケーンの影響で被害を受けたサルバドへ救援に。
2部隊合わせても30名じゃ人数が足りないです。」
「はぁ…間が悪いな。警備隊の方は力を貸してくれないのか?」
「それが警備隊はもし魔物を1匹でも逃してしまった場合、街を守るのは我々しかいないからと断られました。」
「はぁ、何も警備隊全員が残る必要はねぇだろうが…まぁ、嫌がらせか。今に始まった事じゃねぇか。」
「それでデアド隊長…隊を辞めたのにこんなお願い申し訳ないのですが、力を貸してくれないでしょうか?」
「隊を辞めたって言ったって、俺は皆んなを守る事を辞めた訳じゃねぇよ。だから力を貸すのは当たり前だ!」
「ありがとうございます!!」
……
…
ー翌日早朝 傭兵団会議室ー
2番隊 隊長 ルヴォーと副隊長 トト、3番隊 隊長ジアと副隊長ノイテ、デアド元1番隊隊長、元魔法学院校長レイバンの6人でテーブルを囲み、今日の魔物討伐の計画を話し合っていた。
因みに1番隊は全てにおいて優秀な集まり。2番隊は魔法に優れている者の集まり。3番隊は素早い者の集まりだ。
「王立魔法学院なんて所詮大した事のないお坊ちゃん達の集まりだからこうなるんですよ。」
「本当にすまんのぉ、うちの学院の元生徒がこんな事をしてしまって。」
「ルヴォー隊長言い過ぎです!先生は謝る必要はありません!
もう引退されていらっしゃるし、あれだけ大きな学院ですから、色んな者がいても把握するのは無理な話です!」
ルヴォーは魔法学院の生徒及び卒業生を嫌っている。
魔法学院に獣人は入学出来ない。それが腹立たしくて、魔法学院に関する事になると直ぐに血が昇るのだ。
トトも魔法学院に関してはよく思ってないが、レイバン先生の事は敬愛している。
「トトはいつも儂に優しいの。しかし魔法学院の生徒が、魔物の死体を放置すればどうなるかぐらい分からんとは…この一件が片付いたら直ぐに、現校長に話をしに行かねばならんの。」
「まぁその話は後にして、魔物討伐計画の話をしましょう。」
「まずカンポスの森のマカッコの群れだが、マカッコはリーダーによって統率が取れている上すばしっこいから、俺の所の3番隊が行く事にする。3番隊ならスピード自慢が多いしな!」
「ではインダイアの湖の畔は私の所の2番隊が行こう。飛び回るモルセゴの群れは魔法の方が倒しやすいだろ?」
「そうじゃな、2番隊の魔法部隊なら大丈夫じゃの。」
「それじゃあ俺はソロカバの森のキラヌスだな。何人か貸してくれるのか?」
「勿論です。デアド隊長には2番隊から3人、3番隊から2人同行しますがいいでしょうか?」
「それだけ同行して貰えれば十分だ!」
「儂はなんかあった時の為にここにおる事にするからの。」
警備隊が街を守ると断言していたが、実際警備隊より騎士団レイバン先生が居てくれるだけで心強い。
「先生ありがとうございます!!先生がいるなら安心して討伐に出れます!」
「じゃあ行くとするか!」
「「「「はい!!」」」」
……
…
ーソロカバの森ー
木々が鬱蒼と生い茂る森の少し開けた場所で、キラヌスの5体の親子はイジオタが残した魔物の死体を貪っていた。
キラヌスは見た目は恐竜に似ていて、体長は3m程の高さ、ワニの様な硬い皮膚に大きく開く口、鋭い歯と獲物を切り裂く鋭い爪がある。動きはそんなに速くないが、一撃でも当たれば致命傷を負うだろう。
「報告通り親が2体に子が3体か…まず親を1体引き離そう。
2番隊、隠れて遠くからあいつらに当たらない位置に魔法で攻撃してくれ。3番隊の2人はあいつから見える位置に姿を見せて、追い掛けて来たらここまで引き離さず追わせて、連れてきてくれ。連れてきたら俺がここで攻撃を仕掛ける。」
「「「「「はい!」」」」」
……
…
ーインダイアの湖の畔ー
モルセゴの30匹ほどの群れが木々の上から辺りを警戒している。湖の畔に何体かあったイジオタが倒した魔物は、もう跡形もなく食べられた後の様だった。この辺りは湖の中に魔物が少しいるが、畔にはイジオタが倒してしまったので魔物はほぼ居なくなってしまった。
「今日来れて良かったです。もう餌がないとなると街中に行く可能性もありますしね。」
モルセゴはコウモリの様な見た目で大きさはウサギ程ある。肉食獣であり、毒の牙を持ち、羽で風魔法を使って来るので厄介な魔物だ。
「では皆さんモルセゴ30匹、決して1匹も逃してはいけません。
我々獣人は魔法学院に入れないが、魔法学院の生徒達より実戦で負けるはずはない!あの馬鹿な魔法学院の生徒イジオタの尻拭いなんて、面白いじゃないですか!
次に魔法省のあのいけ好かない魔法学院の卒業生に会ったら、馬鹿にしてやりましょう♪
さぁ打ち合わせ通り、結界チームの3人!風魔法で周辺を風の壁で囲んでください!
後方支援チームの4人、敵が前線チームに向かってきたら守りをお願いします!
前線チームの4人、準備はいいですか?なるべく距離をとったまま仕留めてください!
トト!貴方は最低でも10匹倒しなさい!いいですね?」
いつもルヴォー隊長はトト副隊長に無理難題をふっかける。前に誰かが何でそんな事するのか聞いたら、自分がトト副隊長が出来ると思う事しかさせてない。あいつは何時でも本気を出してない!と言われたらしい。確かにトト副隊長なら10匹ぐらい頑張ればいけそうな気がする。
「ちょっ?!ルヴォー隊長!そんな数無理です!!」
「さぁ皆さん、短時間で勝負決めますよ!!」
「「「「「はい!」」」」」
モルセゴを囲う様にして2番隊は一斉に攻撃を開始した!飛び回るモルセゴを雷の雨や風と氷の刃が次々と落としていった!
モルセゴも牙を向けて向かってくるが、後方支援のチームが鉄壁の守りを見せる。
逃げ出そうとするモルセゴも風の結界から出る事が出来ず、結局羽を落とした。
宣言通り短時間で決着はついたが、辺りは荒れ果てた姿になっていた…。
「皆さん良く出来ました!トトは1匹足りませんでしたね。」
「それはルヴォー隊長がいっぱい倒しちゃったからじゃないですか!」
「では、トトは罰として私とこの荒れはててしまった畔を綺麗にしましょう。
皆さんはモルセゴの残りが居ないか周囲の確認をお願いします。」
「ルヴォー隊長はこの状態になるのを見越して僕に無茶な数の討伐を課せましたね?
そんな事をしなくても言ってくだされば手伝ったのに!」
「何のことですか?私は勝負に負けたからやらせるんですよ?大体貴方は本気を出さな過ぎる!」
「ハイハイ、素直じゃないんだから。」
「くっ…全く通じてない…」
……
…
傭兵団に邪魔した日、家でのんびりと夕飯を食べていると少し疲れた様子のジアが家を訪れた。
「すみません。休みの日のこんな時間に。」
「いや、気にすんな。
それより態々来たのは、昼間俺らが訪ねて行った事に関してか?」
「はい、拙い事になりました。」
「じゃあ店の方で話しをしよう。」
ジアの様子だとあまり家族の前で話さない方が良さそうな気がして、場所を移した。ラウラとナートに心配を掛けたくないからな。
「はぁ…何となく嫌な予感ってのは当たるもんだな。それで?」
「警備隊が聞き出して発覚した事なんですが、あのイジオタはカンポスの奥の森だけじゃなく、その前日にはソロカバの森、更にインダイアの湖の畔で魔法の練習台として、数え切れない数の魔物を倒しては放置していたみたいです。」
「ったく!あいつは頭が空なのか?」
初めてうちの店を訪れた時も思ったが、なんて考えてが足りない奴なんだ!倒した魔物を放置して置くと他所から魔物を呼んでしまうって事ぐらい常識だろうが!
「それで偵察に行った者達の報告ですが、ソロカバの森にはAランクの魔物キラヌスが親子で、カンポスの奥の森にはマカッコが群れで、インダイアの湖の畔はモルセゴが群れで既に移動して来たみたいです。」
「どれも厄介な魔物ばかりだな。」
キラヌスは親子か…これから冬になる前に子育て中のキラヌスは必要以上に食糧を確保しようとするはず。
しかも子供が近くじゃ凶暴さに拍車がかかるな…
「しかもよりによってゴーラ隊長は1番隊と5番隊を連れてサントスに行ってるんです。
更に4番隊は、先週おきたハリケーンの影響で被害を受けたサルバドへ救援に。
2部隊合わせても30名じゃ人数が足りないです。」
「はぁ…間が悪いな。警備隊の方は力を貸してくれないのか?」
「それが警備隊はもし魔物を1匹でも逃してしまった場合、街を守るのは我々しかいないからと断られました。」
「はぁ、何も警備隊全員が残る必要はねぇだろうが…まぁ、嫌がらせか。今に始まった事じゃねぇか。」
「それでデアド隊長…隊を辞めたのにこんなお願い申し訳ないのですが、力を貸してくれないでしょうか?」
「隊を辞めたって言ったって、俺は皆んなを守る事を辞めた訳じゃねぇよ。だから力を貸すのは当たり前だ!」
「ありがとうございます!!」
……
…
ー翌日早朝 傭兵団会議室ー
2番隊 隊長 ルヴォーと副隊長 トト、3番隊 隊長ジアと副隊長ノイテ、デアド元1番隊隊長、元魔法学院校長レイバンの6人でテーブルを囲み、今日の魔物討伐の計画を話し合っていた。
因みに1番隊は全てにおいて優秀な集まり。2番隊は魔法に優れている者の集まり。3番隊は素早い者の集まりだ。
「王立魔法学院なんて所詮大した事のないお坊ちゃん達の集まりだからこうなるんですよ。」
「本当にすまんのぉ、うちの学院の元生徒がこんな事をしてしまって。」
「ルヴォー隊長言い過ぎです!先生は謝る必要はありません!
もう引退されていらっしゃるし、あれだけ大きな学院ですから、色んな者がいても把握するのは無理な話です!」
ルヴォーは魔法学院の生徒及び卒業生を嫌っている。
魔法学院に獣人は入学出来ない。それが腹立たしくて、魔法学院に関する事になると直ぐに血が昇るのだ。
トトも魔法学院に関してはよく思ってないが、レイバン先生の事は敬愛している。
「トトはいつも儂に優しいの。しかし魔法学院の生徒が、魔物の死体を放置すればどうなるかぐらい分からんとは…この一件が片付いたら直ぐに、現校長に話をしに行かねばならんの。」
「まぁその話は後にして、魔物討伐計画の話をしましょう。」
「まずカンポスの森のマカッコの群れだが、マカッコはリーダーによって統率が取れている上すばしっこいから、俺の所の3番隊が行く事にする。3番隊ならスピード自慢が多いしな!」
「ではインダイアの湖の畔は私の所の2番隊が行こう。飛び回るモルセゴの群れは魔法の方が倒しやすいだろ?」
「そうじゃな、2番隊の魔法部隊なら大丈夫じゃの。」
「それじゃあ俺はソロカバの森のキラヌスだな。何人か貸してくれるのか?」
「勿論です。デアド隊長には2番隊から3人、3番隊から2人同行しますがいいでしょうか?」
「それだけ同行して貰えれば十分だ!」
「儂はなんかあった時の為にここにおる事にするからの。」
警備隊が街を守ると断言していたが、実際警備隊より騎士団レイバン先生が居てくれるだけで心強い。
「先生ありがとうございます!!先生がいるなら安心して討伐に出れます!」
「じゃあ行くとするか!」
「「「「はい!!」」」」
……
…
ーソロカバの森ー
木々が鬱蒼と生い茂る森の少し開けた場所で、キラヌスの5体の親子はイジオタが残した魔物の死体を貪っていた。
キラヌスは見た目は恐竜に似ていて、体長は3m程の高さ、ワニの様な硬い皮膚に大きく開く口、鋭い歯と獲物を切り裂く鋭い爪がある。動きはそんなに速くないが、一撃でも当たれば致命傷を負うだろう。
「報告通り親が2体に子が3体か…まず親を1体引き離そう。
2番隊、隠れて遠くからあいつらに当たらない位置に魔法で攻撃してくれ。3番隊の2人はあいつから見える位置に姿を見せて、追い掛けて来たらここまで引き離さず追わせて、連れてきてくれ。連れてきたら俺がここで攻撃を仕掛ける。」
「「「「「はい!」」」」」
……
…
ーインダイアの湖の畔ー
モルセゴの30匹ほどの群れが木々の上から辺りを警戒している。湖の畔に何体かあったイジオタが倒した魔物は、もう跡形もなく食べられた後の様だった。この辺りは湖の中に魔物が少しいるが、畔にはイジオタが倒してしまったので魔物はほぼ居なくなってしまった。
「今日来れて良かったです。もう餌がないとなると街中に行く可能性もありますしね。」
モルセゴはコウモリの様な見た目で大きさはウサギ程ある。肉食獣であり、毒の牙を持ち、羽で風魔法を使って来るので厄介な魔物だ。
「では皆さんモルセゴ30匹、決して1匹も逃してはいけません。
我々獣人は魔法学院に入れないが、魔法学院の生徒達より実戦で負けるはずはない!あの馬鹿な魔法学院の生徒イジオタの尻拭いなんて、面白いじゃないですか!
次に魔法省のあのいけ好かない魔法学院の卒業生に会ったら、馬鹿にしてやりましょう♪
さぁ打ち合わせ通り、結界チームの3人!風魔法で周辺を風の壁で囲んでください!
後方支援チームの4人、敵が前線チームに向かってきたら守りをお願いします!
前線チームの4人、準備はいいですか?なるべく距離をとったまま仕留めてください!
トト!貴方は最低でも10匹倒しなさい!いいですね?」
いつもルヴォー隊長はトト副隊長に無理難題をふっかける。前に誰かが何でそんな事するのか聞いたら、自分がトト副隊長が出来ると思う事しかさせてない。あいつは何時でも本気を出してない!と言われたらしい。確かにトト副隊長なら10匹ぐらい頑張ればいけそうな気がする。
「ちょっ?!ルヴォー隊長!そんな数無理です!!」
「さぁ皆さん、短時間で勝負決めますよ!!」
「「「「「はい!」」」」」
モルセゴを囲う様にして2番隊は一斉に攻撃を開始した!飛び回るモルセゴを雷の雨や風と氷の刃が次々と落としていった!
モルセゴも牙を向けて向かってくるが、後方支援のチームが鉄壁の守りを見せる。
逃げ出そうとするモルセゴも風の結界から出る事が出来ず、結局羽を落とした。
宣言通り短時間で決着はついたが、辺りは荒れ果てた姿になっていた…。
「皆さん良く出来ました!トトは1匹足りませんでしたね。」
「それはルヴォー隊長がいっぱい倒しちゃったからじゃないですか!」
「では、トトは罰として私とこの荒れはててしまった畔を綺麗にしましょう。
皆さんはモルセゴの残りが居ないか周囲の確認をお願いします。」
「ルヴォー隊長はこの状態になるのを見越して僕に無茶な数の討伐を課せましたね?
そんな事をしなくても言ってくだされば手伝ったのに!」
「何のことですか?私は勝負に負けたからやらせるんですよ?大体貴方は本気を出さな過ぎる!」
「ハイハイ、素直じゃないんだから。」
「くっ…全く通じてない…」
……
…
0
あなたにおすすめの小説
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
【完結】嫌われ公女が継母になった結果
三矢さくら
恋愛
王国で権勢を誇る大公家の次女アデールは、母である女大公から嫌われて育った。いつか温かい家族を持つことを夢見るアデールに母が命じたのは、悪名高い辺地の子爵家への政略結婚。
わずかな希望を胸に、華やかな王都を後に北の辺境へと向かうアデールを待っていたのは、戦乱と過去の愛憎に囚われ、すれ違いを重ねる冷徹な夫と心を閉ざした継子だった。
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
姉の婚約者と結婚しました。
黒蜜きな粉
恋愛
花嫁が結婚式の当日に逃亡した。
式場には両家の関係者だけではなく、すでに来賓がやってきている。
今さら式を中止にするとは言えない。
そうだ、花嫁の姉の代わりに妹を結婚させてしまえばいいじゃないか!
姉の代わりに辺境伯家に嫁がされることになったソフィア。
これも貴族として生まれてきた者の務めと割り切って嫁いだが、辺境伯はソフィアに興味を示さない。
それどころか指一本触れてこない。
「嫁いだ以上はなんとしても後継ぎを生まなければ!」
ソフィアは辺境伯に振りむいて貰おうと奮闘する。
2022/4/8
番外編完結
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる