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はじまり
17話 討伐隊 後編
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ーカンポスの奥の森ー
普段なら魔物が出ても一角ウサギや突撃豚ぐらいしか出ない平和な森に、マカッコの群れが我が物顏で居ついていた。
マカッコはオラウータンの様な見た目と大きさの魔物だ。しかも速さは猿並みのすばしっこさがある。いつも群れになっており、魔物の中でもズバ抜けて統率力のあるリーダーがいる。
3番隊はマカッコが見える場所で様子を伺っていた。
「すげぇな。全部で15体ってことは…一対一ってとこか。」
「ジア、リーダー以外は俺達に任せろ。ジアはリーダーだけを目指せ。」
「俺一人でリーダーを倒すのか?意外と強いんだぜアイツは。」
「僕が知ってる君なら余裕だろ?」
ノイテは昔からそうだ。いつも俺をやる気にさせるのが上手い。
「はぁ…頑張りますか。お前も真っ白な毛並みを自分の血で汚すなよ!」
「わかってるよ。僕の望みは君の最期を看取ってから逝く事だからね。」
ノイテの毛並みは真っ白で本当に綺麗だ。俺の様に手入れを全然して無い毛並みとは全然違う。しかし、なんでこいつはそんなに俺がいいんだろうな。
「けっ!お前じゃなく綺麗な女に看取られるさ!」
「さてジア隊長、皆に気合を入れてくれ。」
「お前ら!相手さんも今か今かと待ちかまえてやがる。魔物と言っても頭がキレる上、すばしっこい相手だ!
下手に頭が空っぽな人間相手するより大変だ!絶対に気を抜くなよ!!」
「「「「「「オウ!!!!」」」」」」
返事と共に風が巻き起こり、風がおさまった頃には人の姿をした者は誰一人いなった。
そこには傭兵団の制服を着た様々な獣姿の獣人達がいた。その中で一際目立っていたのは、銀色の毛並みを持つ狼と真っ白な狐の獣人、ジア隊長とノイテ副隊長である。
マカッコ達はリーダーを守る様にして3番隊を待ち構えていた。
「おい、マカッコ!悪いが俺らは普通の討伐隊とは一味ちがうからな!」
「隊長が進む道を開けろ!」
「「「「「オウ!!」」」」」
俺の前にいる隊員達が道を切り拓く為に、邪魔な敵をどかしていく。
その中でも子供の背丈ほどの薄い茶色の毛並みをした可愛いウサギの獣人ファルコンは、マカッコをジャンプして蹴り飛ばし瞬く間に敵を俺の前から排除していった。
見た目はぬいぐるみの様に可愛らしいが、性格は男らしい。傭兵団の中では中堅で、仕事も出来て頼りになる。本来なら隊長や副隊長と言ってもおかしくないが、本人が頑なに拒否している。
「ファルコンって可愛いのに相変わらず恐ろしく凄い蹴りだよね。」
そう言ってファルコンに熱い視線を送っているのは、傭兵団の中で数少ない女性の一人、シャム猫の様な色合いの毛を持ち少しキツそうな顔つきの美人、猫の獣人のエリアだ。
「蹴りだったら俺だって負けてないぜ!ハニー見ててくれよ!」
ロンはカンガルーの獣人で女好きでお調子者、ドジでよく失敗する。どうしようも無い奴だが、間の悪さなどから同情される事が多く憎めない奴だ。格好悪いわけじゃないが、女性にはいつも相手にされない残念な子だ。
「まぁロンは蹴りだけは凄いけど、ファルコンと比べてまだまだ強く無いし可愛くないから私の好みじゃないわ。さて、私はあいつにしようかな。」
エリアはこの場から敵を離す為に鞭を絡み付け投げ飛ばした。マカッコの攻撃に当たらない様に避けながら、破壊力のある鞭でマカッコを打ち付けている。
あいつは相変わらず容赦無いな…残っていた隊の者は一人を除いてエリアの事を引いた目で見てる。
リーダーを守っていたマカッコも隊員達に蹴散らされ残り一人となった。見たところマカッコの副隊長といった感じだろうか?
「さてジア隊長、こいつは僕がさっさと片付けて君の闘う姿を見に戻って来るからね。」
「お前が来る前に終わってやるよ!」
「それじゃあ急がなくちゃいけないね。」
ノイテは残っていたマカッコを風魔法で吹き飛ばし弓を放った、そして剣を手に追いかけて行った。
あいつの闘い方いつ見てもオールマイティ過ぎるよな…さて、行くか!
剣を抜きマカッコのリーダーに向かって一撃入れたが、素早く避けられてしまった。
「流石に一撃目では無理か…」
ジアとマカッコは凄いスピードで激しく剣と爪をぶつかり合わせる。
「隊長の闘い凄いな…速すぎて目で追うのが精一杯だ。」
「ロン!隊長の闘いを見たいのはわかるが、こっちを手伝ってくれ!」
「ごめん!いま行く!」
「チッ!流石リーダーだな。そんな簡単に殺らせてくれないか。じゃあ…<コルタード>!!」
剣に風魔法を掛け鎌イタチを連続で放ったが、マカッコは鎌イタチをギリギリで避ける。
しかし避ける先を読んでマカッコに剣で渾身の一撃を入れる!…マカッコは睨みながら倒れていった。
そこへノイテも魔物を倒して戻ってきた。
「なんだ終わっちゃった?」
「お前が遅いから終わったよ。」
「でも息も上がってないし、大した事ない闘いだったみたいだね。」
「お前も余裕だったみたいだな。」
最後に確実に絶命させる為、倒れているマカッコに剣を突き刺しマカッコの死体を回収した。
周りを見回すと皆倒して戻ってきた様だ。
「皆怪我はないか?」
「「「「「はい!」」」」」
「倒したマカッコは回収しただろうな?」
「やべっ!」
「はぁ…ロン!!回収してこい!
ファルコンお前も付いて行ってくれ。」
「「はい。」」
うちにも再度教育しなおさなきゃいけない奴がいたみたいだ…。
……
…
ーソロカバの森ー
デアドの作戦通り、2番隊がキラヌスに当たらない程度の位置に攻撃した。狙った通り1体だけ、3番隊の2人に向かって走ってくる。
「うわっ!予想以上に速いな!」
「でも日頃の訓練のお陰で余裕でしょ?」
「まぁな。おっ!デアド隊長が見えた!」
「隊長が言ってた通り両側に避けるよ!」
「お前ら良くやった!」
俺は熊の姿になり身長を優に超える槍を構えていた。普通の者なら持つ事さえ出来ないであろう俺の愛用の大きな槍を回して、向かってきたキラヌスを弾き飛ばす。
「悪いな、俺は手加減が苦手でな。
子を持つ親の気持ちは分かるが、俺らも身を守んなきゃならないもんでな。勘弁してくれよ。」
自分の横に槍を突き立て、また向かってきたキラヌスを素手で掴みなぎ倒す。横に突き立てていた槍を取り、一思いにキラヌスの首に突き刺した。
「すげー、さすが元1番隊隊長だわ。」
「無駄な動きが一切無かったね!」
「お前ら、今倒したキラヌスの回収を頼む!
それが終わったらさっきのキラヌスの親子が居た場所に合流してくれ!」
「「はい!」」
俺は2番隊の3人に合流した。キラヌスの母親は辺りを警戒して鳴き叫んでいる。
「3番隊の2人はさっき倒したキラヌスの回収をして直ぐに此方に合流する。
さて作戦だが、3体まとめて闘うとしよう。お前達は後方から俺と3番隊は前方で闘う。基本魔法による防御で、たまにキラヌスの子供への攻撃を頼む。」
「「お待たせしました!」」
さっきの魔物を回収し終えて3番隊の2人が合流した。
「おう!お疲れ!
今作戦を話していたんだが、俺とお前達は前方で闘う。後方から子供へ攻撃をして貰うが、母親はきっと子供が気掛かりで隙ができる筈だ。
しかし子供を攻撃すると母親は怒って、2番隊を攻撃しようとするだろう。絶対に後方に手を出させるなよ!
さぁ行くぞ!」
「「「「「はい!!」」」」」
2番隊が親子に向けて魔法を放つと、キラヌスの母親は怒り鳴き叫びながら向かってきた。
3番隊の二人が母親のキラヌスに向かって両脇から攻撃を仕掛ける。
「「おりゃー!」」
ガッ!キィーン!
「硬ってぇ!」「全然刺さらない!」
「ギィーギィー!!」
「2番隊攻撃を!お前ら俺の槍避けろよ!」
「「はい!」」
ドォーン!
「ギィギャー!!」
「悪いな!弱肉強食っって事で諦めて倒されてくれ!」
「ウギャア!ギィッ…」
2番隊の攻撃により出来た隙を突いて、キラヌスの母親を槍で投げ飛ばし、飛び上がって上から突き刺した。槍を抜くとそのまま子供の所へ走り一突きで絶命させていく。
「…魔物でも子供を殺るのは嫌なもんだな…
お前ら!辺りにまだ居ないか確認を!」
「「「「「はい!!」」」」」
……
…
こうして討伐は無事に終わったが、彼らが戻ってから数刻後イジオタが姿を消したという報告が入った。
普段なら魔物が出ても一角ウサギや突撃豚ぐらいしか出ない平和な森に、マカッコの群れが我が物顏で居ついていた。
マカッコはオラウータンの様な見た目と大きさの魔物だ。しかも速さは猿並みのすばしっこさがある。いつも群れになっており、魔物の中でもズバ抜けて統率力のあるリーダーがいる。
3番隊はマカッコが見える場所で様子を伺っていた。
「すげぇな。全部で15体ってことは…一対一ってとこか。」
「ジア、リーダー以外は俺達に任せろ。ジアはリーダーだけを目指せ。」
「俺一人でリーダーを倒すのか?意外と強いんだぜアイツは。」
「僕が知ってる君なら余裕だろ?」
ノイテは昔からそうだ。いつも俺をやる気にさせるのが上手い。
「はぁ…頑張りますか。お前も真っ白な毛並みを自分の血で汚すなよ!」
「わかってるよ。僕の望みは君の最期を看取ってから逝く事だからね。」
ノイテの毛並みは真っ白で本当に綺麗だ。俺の様に手入れを全然して無い毛並みとは全然違う。しかし、なんでこいつはそんなに俺がいいんだろうな。
「けっ!お前じゃなく綺麗な女に看取られるさ!」
「さてジア隊長、皆に気合を入れてくれ。」
「お前ら!相手さんも今か今かと待ちかまえてやがる。魔物と言っても頭がキレる上、すばしっこい相手だ!
下手に頭が空っぽな人間相手するより大変だ!絶対に気を抜くなよ!!」
「「「「「「オウ!!!!」」」」」」
返事と共に風が巻き起こり、風がおさまった頃には人の姿をした者は誰一人いなった。
そこには傭兵団の制服を着た様々な獣姿の獣人達がいた。その中で一際目立っていたのは、銀色の毛並みを持つ狼と真っ白な狐の獣人、ジア隊長とノイテ副隊長である。
マカッコ達はリーダーを守る様にして3番隊を待ち構えていた。
「おい、マカッコ!悪いが俺らは普通の討伐隊とは一味ちがうからな!」
「隊長が進む道を開けろ!」
「「「「「オウ!!」」」」」
俺の前にいる隊員達が道を切り拓く為に、邪魔な敵をどかしていく。
その中でも子供の背丈ほどの薄い茶色の毛並みをした可愛いウサギの獣人ファルコンは、マカッコをジャンプして蹴り飛ばし瞬く間に敵を俺の前から排除していった。
見た目はぬいぐるみの様に可愛らしいが、性格は男らしい。傭兵団の中では中堅で、仕事も出来て頼りになる。本来なら隊長や副隊長と言ってもおかしくないが、本人が頑なに拒否している。
「ファルコンって可愛いのに相変わらず恐ろしく凄い蹴りだよね。」
そう言ってファルコンに熱い視線を送っているのは、傭兵団の中で数少ない女性の一人、シャム猫の様な色合いの毛を持ち少しキツそうな顔つきの美人、猫の獣人のエリアだ。
「蹴りだったら俺だって負けてないぜ!ハニー見ててくれよ!」
ロンはカンガルーの獣人で女好きでお調子者、ドジでよく失敗する。どうしようも無い奴だが、間の悪さなどから同情される事が多く憎めない奴だ。格好悪いわけじゃないが、女性にはいつも相手にされない残念な子だ。
「まぁロンは蹴りだけは凄いけど、ファルコンと比べてまだまだ強く無いし可愛くないから私の好みじゃないわ。さて、私はあいつにしようかな。」
エリアはこの場から敵を離す為に鞭を絡み付け投げ飛ばした。マカッコの攻撃に当たらない様に避けながら、破壊力のある鞭でマカッコを打ち付けている。
あいつは相変わらず容赦無いな…残っていた隊の者は一人を除いてエリアの事を引いた目で見てる。
リーダーを守っていたマカッコも隊員達に蹴散らされ残り一人となった。見たところマカッコの副隊長といった感じだろうか?
「さてジア隊長、こいつは僕がさっさと片付けて君の闘う姿を見に戻って来るからね。」
「お前が来る前に終わってやるよ!」
「それじゃあ急がなくちゃいけないね。」
ノイテは残っていたマカッコを風魔法で吹き飛ばし弓を放った、そして剣を手に追いかけて行った。
あいつの闘い方いつ見てもオールマイティ過ぎるよな…さて、行くか!
剣を抜きマカッコのリーダーに向かって一撃入れたが、素早く避けられてしまった。
「流石に一撃目では無理か…」
ジアとマカッコは凄いスピードで激しく剣と爪をぶつかり合わせる。
「隊長の闘い凄いな…速すぎて目で追うのが精一杯だ。」
「ロン!隊長の闘いを見たいのはわかるが、こっちを手伝ってくれ!」
「ごめん!いま行く!」
「チッ!流石リーダーだな。そんな簡単に殺らせてくれないか。じゃあ…<コルタード>!!」
剣に風魔法を掛け鎌イタチを連続で放ったが、マカッコは鎌イタチをギリギリで避ける。
しかし避ける先を読んでマカッコに剣で渾身の一撃を入れる!…マカッコは睨みながら倒れていった。
そこへノイテも魔物を倒して戻ってきた。
「なんだ終わっちゃった?」
「お前が遅いから終わったよ。」
「でも息も上がってないし、大した事ない闘いだったみたいだね。」
「お前も余裕だったみたいだな。」
最後に確実に絶命させる為、倒れているマカッコに剣を突き刺しマカッコの死体を回収した。
周りを見回すと皆倒して戻ってきた様だ。
「皆怪我はないか?」
「「「「「はい!」」」」」
「倒したマカッコは回収しただろうな?」
「やべっ!」
「はぁ…ロン!!回収してこい!
ファルコンお前も付いて行ってくれ。」
「「はい。」」
うちにも再度教育しなおさなきゃいけない奴がいたみたいだ…。
……
…
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「うわっ!予想以上に速いな!」
「でも日頃の訓練のお陰で余裕でしょ?」
「まぁな。おっ!デアド隊長が見えた!」
「隊長が言ってた通り両側に避けるよ!」
「お前ら良くやった!」
俺は熊の姿になり身長を優に超える槍を構えていた。普通の者なら持つ事さえ出来ないであろう俺の愛用の大きな槍を回して、向かってきたキラヌスを弾き飛ばす。
「悪いな、俺は手加減が苦手でな。
子を持つ親の気持ちは分かるが、俺らも身を守んなきゃならないもんでな。勘弁してくれよ。」
自分の横に槍を突き立て、また向かってきたキラヌスを素手で掴みなぎ倒す。横に突き立てていた槍を取り、一思いにキラヌスの首に突き刺した。
「すげー、さすが元1番隊隊長だわ。」
「無駄な動きが一切無かったね!」
「お前ら、今倒したキラヌスの回収を頼む!
それが終わったらさっきのキラヌスの親子が居た場所に合流してくれ!」
「「はい!」」
俺は2番隊の3人に合流した。キラヌスの母親は辺りを警戒して鳴き叫んでいる。
「3番隊の2人はさっき倒したキラヌスの回収をして直ぐに此方に合流する。
さて作戦だが、3体まとめて闘うとしよう。お前達は後方から俺と3番隊は前方で闘う。基本魔法による防御で、たまにキラヌスの子供への攻撃を頼む。」
「「お待たせしました!」」
さっきの魔物を回収し終えて3番隊の2人が合流した。
「おう!お疲れ!
今作戦を話していたんだが、俺とお前達は前方で闘う。後方から子供へ攻撃をして貰うが、母親はきっと子供が気掛かりで隙ができる筈だ。
しかし子供を攻撃すると母親は怒って、2番隊を攻撃しようとするだろう。絶対に後方に手を出させるなよ!
さぁ行くぞ!」
「「「「「はい!!」」」」」
2番隊が親子に向けて魔法を放つと、キラヌスの母親は怒り鳴き叫びながら向かってきた。
3番隊の二人が母親のキラヌスに向かって両脇から攻撃を仕掛ける。
「「おりゃー!」」
ガッ!キィーン!
「硬ってぇ!」「全然刺さらない!」
「ギィーギィー!!」
「2番隊攻撃を!お前ら俺の槍避けろよ!」
「「はい!」」
ドォーン!
「ギィギャー!!」
「悪いな!弱肉強食っって事で諦めて倒されてくれ!」
「ウギャア!ギィッ…」
2番隊の攻撃により出来た隙を突いて、キラヌスの母親を槍で投げ飛ばし、飛び上がって上から突き刺した。槍を抜くとそのまま子供の所へ走り一突きで絶命させていく。
「…魔物でも子供を殺るのは嫌なもんだな…
お前ら!辺りにまだ居ないか確認を!」
「「「「「はい!!」」」」」
……
…
こうして討伐は無事に終わったが、彼らが戻ってから数刻後イジオタが姿を消したという報告が入った。
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