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はじまり
21話 収穫
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あの誘拐未遂事件から3日経った。
朝市でガズと会った時にルシーナの様子を聞いてみたが、ルシーナのお母さんであるシアさんに稽古をつけて貰って、外に出れない憂さを晴らしているらしい。
なんとトールも一緒に稽古してる。
ガズはやらないのかと訊くと朝市の時間だから参加出来ないらしい。でもその代わり仕事終わりにウルソさんと稽古をしていると言っていた。
俺も負けてられない。もっと強くなるぞ!
「ナート。そろそろキキの収穫時なんじゃが、今度の無の日に収穫するのはどうじゃ?お前さんの友達も連れて来たらいい。」
「本当ですか?!あっでも、ルシーナは今一人で外出が出来ないんだった…」
「なんじゃ、一人が無理なら家族で参加すれば良いだけの事じゃろ。
しかも行き先はわしの家じゃ、魔物の軍隊が100万こない限り何があってもわしが守ってやれるぞ?
これ程安全な場所は無かろう?」
「ありがとうございます先生!
じゃあルシーナの家族とガズの家族とトールの家族とうちの家族で伺います!」
「おっ、そうじゃ!デアドに夕飯を人数分準備して欲しいと頼んでおいてくれんかの。」
「分かりました!出前人数分ですね!毎度ありがとうございます!」
「わしが全部払うんか?!」
「何時に此処に来れば良いですか?」
「なぜ支払いについて答えんのじゃ…まぁ良い。
そうじゃな…キキの収穫はほんのり光始めた時間に収穫するのが良いから、収穫が17時だとしたら15時のお茶の時間辺りに来るのが良いかの。
そうそう、皆に飛ぶ道具を必ず持ってくる様に言っておいてくれんかの?」
「わかりました!」
……
…
ーキキ収穫当日ー
結局、キキの収穫にはうちの家族とルシーナの家族、ガズの家族とトールが参加した。
トールの家族は不参加だった。なんでも無の日は一番体調を崩す人が多いからお店を開けているらしい。
そして知らなかったが、ガズのお母さんは病で亡くなっていた。だからウルソさんだけが参加だった。
「おーい!ナート!!」
ガズとトールとルシーナがいつもよりテンションを上げてやって来た。
「今日は誘ってくれてありがとな!」
「あの憧れのレイバン先生の家に来れるなんて、凄く嬉しいよ!」
「私も久し振りに楽しい外出が出来て嬉しい!
もうずっと家でトールぐらいしか話せなくてウンザリしてたの。」
相変わらず考えずズバズバと言うから隣のトールがショックを受けた顔をしている。可哀想に…俺とガズが背中を叩いて励ましてやると、トールは瞳をうるうるさせてこっちを見てきた。
クッソ!可愛い!なんで女の子じゃないんだ?!
「よく来たの!」
「レイバン先生!初めまして!」
「今日は俺達も誘ってくれてありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
トールはさっきまでの泣き顔が嘘の様に目をキラキラさせてレイバン先生を見ていた。
「フォフォフォ。収穫に人出は多い方が良いからの。
それにわしの生意気な弟子の初めて出来た友達を見てみたくての~。まさか、こんな可愛い女の子が二人もおったとは!
とりあえず収穫は17時くらいのキキが光始めた頃にするからそれまで裏庭でお茶でもせんかの?」
まぁ、間違えるよな。
憧れのレイバン先生に女の子に間違われて、またショックで瞳をうるうるさせているトールを見て、トールが大きくなる前に女装させてやると心に誓いながら、先生にトールは女の子じゃないと否定してあげた。
……
…
夕方になり、キキの光がほんのり灯り始めた。
「キキの収穫は飛んで一個一個摘んで行うのじゃ。柔らかいから力を込めてはダメじゃぞ!
まぁこれだけ人がおるのじゃ、直ぐに終わるじゃろ。
デアド達は夕飯の準備をしてくれんか?」
「そうですね。子供達もやる気いっぱいだから、大人の出る幕は無いかもしれないな。」
「実は君たちにプレゼントがあるんだ!
この間ルシーナを守ってくれた御礼として、君達に飛ぶ為の魔道具を作って来たんだ!
是非これから使ってくれ!」
そう言ってセバスチャンさんは一人一人にプレゼントを渡してくれた。
トールは薬屋だから怪我人を運ぶ事もあるだろうという事で鳥かごの形で上部は傘の様に風を受け止められる様になっているらしい。
鳥の獣人であるトールを鳥かごの中に…ちょっと意地が悪いデザインだ…
もしかしたらセバスチャンさんはトールがルシーナの事が好きだと知ってるのかもしれない。
ガズは仕事でサンタのソリみたいなのを使ってるって言ってたからか、座席の下に物が乗せられる便利な小型のソリを貰った。
便利そうだけど…デザインが赤いソリにガステルを食べてる可愛い熊の絵が書いてあった。ガズの目が死んだ魚の様になっている。
そして俺は…傘型で柄の先に大きな熊の尻尾の様なモフモフとした腰掛けがついた物だった。取り外し可能なテーブルまで付いてる…そして傘の部分には可愛い熊の耳が付いていた。
俺なんか嫌われる事したかな…ガズは哀れな目でこちらを見ている。
セバスチャンさんは勿論自分の娘にも魔道具を作っていた。それは...天使の羽だった!
もう10歳を過ぎた娘に天使の羽を贈るとは、親バカ過ぎる!きっとルシーナも激怒するに違い無い。
俺は直ぐにガズの方を見るとガズもこちらを見て頷いた…あれは無いと。
「パパ…」
「なんだい?気に入ったかい?」
「ありがと~嬉しい!ナートくんの見て可愛くて羨ましいって思ってたけど、この羽の方が凄く可愛い!」
俺とガズは思わぬ結果に固まってしまった。
そういえば、あの店の一画にはメルヘンチックな商品が並んでいた事を思い出した。意外なセバスチャンさんの趣味に驚きつつ、さっき貰ったあのメルヘンチックなクマの傘は決して嫌われたからでは無かったのだと少し安心した。
「ではこの籠に収穫したキキを入れていってくれんかの?」
「「「「はい!」」」」
貰った道具を使ってそれぞれ収穫をしていく。デザインは別にすれば皆んな使いやすくて良いものだ。
偶にガズが俺を見ては哀れな目を向けて来てムカつくが、座って収穫が出来るのはとっても楽だった。
トールは鳥かごに入れられ収穫作業をさせられるというシュールな見た目だが、天使の羽をつけたルシーナをチラ見しては惚けていたから気にならないのだろう。
辺りがすっかり暗くなる前にはキキを全て収穫する事が出来た。籠には光輝くキキがいっぱい入った。
これから夕飯を食べた後にこのキキを食べさせて貰える!きっと甘くて美味しいに違いない!
というか頑張ったんだし、今一つくらい食べてもいいんじゃないか?俺はスイーツ不足で堪らず、収穫したばかりのキキを一口食べた。
「しっぶ!ペッペッ!」
「ナート何食ってんだよ、まだ樹液に漬けて無いから渋いに決まってるだろ?」
「樹液?」
「フォフォフォ、お前さんは甘い物になると目が眩んでダメじゃの。キキはそのままじゃ渋いが、キキの木から出る樹液に1時間ほど漬け込むと甘く変身するのじゃ。」
そう言って先生はキキの木に鉄でできたストローを金槌で叩いて挿しこんだ。すると木から水の様に金色に光る液体が流れ出てきた。ある程度溜まったら、今収穫したばかりのキキを漬け込む。
「さぁこれで美味しいキキになるぞ!漬け込み終わるまでデアド達が作ってくれた夕飯を食べるとしよう!」
こうして楽しい収穫は無事に終えた。
ルシーナには良い気分転換になったみたいで良かった。
……
…
ーとある場所ー
「おい!なんで女を連れて来ないんだ!獣人でも構わないから可愛い子を連れて来いって言っただろ?あの店の娘でいいから連れて来い!
俺は此処から出て王都の騎士団にあの話をしに行ったって良いんだぜ?」
「もう少しお待ちください。最近皆んな警戒して出歩かない様になってしまって…でも必ず連れて来させますから。代わりに今日はうちの者達がお相手します。
おい!あいつらを連れて来い!!」
「はぁはぁ…ご主人様…アレを…アレを下さい!」
「お前らがちゃんと出来たらくれてやる。」
「何でもするから!だから!早くっ!薬を!!」
「チッ!壊れてんじゃねぇか。まぁしょうがねぇ、今日はこいつらで我慢してやるよ。」
「ありがとうございます。では僕はこれで。」
…クズが。
大して強くも無く、頭も空っぽの能無しが偉そうに…まぁ、最期は役に立ってもらおう。
朝市でガズと会った時にルシーナの様子を聞いてみたが、ルシーナのお母さんであるシアさんに稽古をつけて貰って、外に出れない憂さを晴らしているらしい。
なんとトールも一緒に稽古してる。
ガズはやらないのかと訊くと朝市の時間だから参加出来ないらしい。でもその代わり仕事終わりにウルソさんと稽古をしていると言っていた。
俺も負けてられない。もっと強くなるぞ!
「ナート。そろそろキキの収穫時なんじゃが、今度の無の日に収穫するのはどうじゃ?お前さんの友達も連れて来たらいい。」
「本当ですか?!あっでも、ルシーナは今一人で外出が出来ないんだった…」
「なんじゃ、一人が無理なら家族で参加すれば良いだけの事じゃろ。
しかも行き先はわしの家じゃ、魔物の軍隊が100万こない限り何があってもわしが守ってやれるぞ?
これ程安全な場所は無かろう?」
「ありがとうございます先生!
じゃあルシーナの家族とガズの家族とトールの家族とうちの家族で伺います!」
「おっ、そうじゃ!デアドに夕飯を人数分準備して欲しいと頼んでおいてくれんかの。」
「分かりました!出前人数分ですね!毎度ありがとうございます!」
「わしが全部払うんか?!」
「何時に此処に来れば良いですか?」
「なぜ支払いについて答えんのじゃ…まぁ良い。
そうじゃな…キキの収穫はほんのり光始めた時間に収穫するのが良いから、収穫が17時だとしたら15時のお茶の時間辺りに来るのが良いかの。
そうそう、皆に飛ぶ道具を必ず持ってくる様に言っておいてくれんかの?」
「わかりました!」
……
…
ーキキ収穫当日ー
結局、キキの収穫にはうちの家族とルシーナの家族、ガズの家族とトールが参加した。
トールの家族は不参加だった。なんでも無の日は一番体調を崩す人が多いからお店を開けているらしい。
そして知らなかったが、ガズのお母さんは病で亡くなっていた。だからウルソさんだけが参加だった。
「おーい!ナート!!」
ガズとトールとルシーナがいつもよりテンションを上げてやって来た。
「今日は誘ってくれてありがとな!」
「あの憧れのレイバン先生の家に来れるなんて、凄く嬉しいよ!」
「私も久し振りに楽しい外出が出来て嬉しい!
もうずっと家でトールぐらいしか話せなくてウンザリしてたの。」
相変わらず考えずズバズバと言うから隣のトールがショックを受けた顔をしている。可哀想に…俺とガズが背中を叩いて励ましてやると、トールは瞳をうるうるさせてこっちを見てきた。
クッソ!可愛い!なんで女の子じゃないんだ?!
「よく来たの!」
「レイバン先生!初めまして!」
「今日は俺達も誘ってくれてありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
トールはさっきまでの泣き顔が嘘の様に目をキラキラさせてレイバン先生を見ていた。
「フォフォフォ。収穫に人出は多い方が良いからの。
それにわしの生意気な弟子の初めて出来た友達を見てみたくての~。まさか、こんな可愛い女の子が二人もおったとは!
とりあえず収穫は17時くらいのキキが光始めた頃にするからそれまで裏庭でお茶でもせんかの?」
まぁ、間違えるよな。
憧れのレイバン先生に女の子に間違われて、またショックで瞳をうるうるさせているトールを見て、トールが大きくなる前に女装させてやると心に誓いながら、先生にトールは女の子じゃないと否定してあげた。
……
…
夕方になり、キキの光がほんのり灯り始めた。
「キキの収穫は飛んで一個一個摘んで行うのじゃ。柔らかいから力を込めてはダメじゃぞ!
まぁこれだけ人がおるのじゃ、直ぐに終わるじゃろ。
デアド達は夕飯の準備をしてくれんか?」
「そうですね。子供達もやる気いっぱいだから、大人の出る幕は無いかもしれないな。」
「実は君たちにプレゼントがあるんだ!
この間ルシーナを守ってくれた御礼として、君達に飛ぶ為の魔道具を作って来たんだ!
是非これから使ってくれ!」
そう言ってセバスチャンさんは一人一人にプレゼントを渡してくれた。
トールは薬屋だから怪我人を運ぶ事もあるだろうという事で鳥かごの形で上部は傘の様に風を受け止められる様になっているらしい。
鳥の獣人であるトールを鳥かごの中に…ちょっと意地が悪いデザインだ…
もしかしたらセバスチャンさんはトールがルシーナの事が好きだと知ってるのかもしれない。
ガズは仕事でサンタのソリみたいなのを使ってるって言ってたからか、座席の下に物が乗せられる便利な小型のソリを貰った。
便利そうだけど…デザインが赤いソリにガステルを食べてる可愛い熊の絵が書いてあった。ガズの目が死んだ魚の様になっている。
そして俺は…傘型で柄の先に大きな熊の尻尾の様なモフモフとした腰掛けがついた物だった。取り外し可能なテーブルまで付いてる…そして傘の部分には可愛い熊の耳が付いていた。
俺なんか嫌われる事したかな…ガズは哀れな目でこちらを見ている。
セバスチャンさんは勿論自分の娘にも魔道具を作っていた。それは...天使の羽だった!
もう10歳を過ぎた娘に天使の羽を贈るとは、親バカ過ぎる!きっとルシーナも激怒するに違い無い。
俺は直ぐにガズの方を見るとガズもこちらを見て頷いた…あれは無いと。
「パパ…」
「なんだい?気に入ったかい?」
「ありがと~嬉しい!ナートくんの見て可愛くて羨ましいって思ってたけど、この羽の方が凄く可愛い!」
俺とガズは思わぬ結果に固まってしまった。
そういえば、あの店の一画にはメルヘンチックな商品が並んでいた事を思い出した。意外なセバスチャンさんの趣味に驚きつつ、さっき貰ったあのメルヘンチックなクマの傘は決して嫌われたからでは無かったのだと少し安心した。
「ではこの籠に収穫したキキを入れていってくれんかの?」
「「「「はい!」」」」
貰った道具を使ってそれぞれ収穫をしていく。デザインは別にすれば皆んな使いやすくて良いものだ。
偶にガズが俺を見ては哀れな目を向けて来てムカつくが、座って収穫が出来るのはとっても楽だった。
トールは鳥かごに入れられ収穫作業をさせられるというシュールな見た目だが、天使の羽をつけたルシーナをチラ見しては惚けていたから気にならないのだろう。
辺りがすっかり暗くなる前にはキキを全て収穫する事が出来た。籠には光輝くキキがいっぱい入った。
これから夕飯を食べた後にこのキキを食べさせて貰える!きっと甘くて美味しいに違いない!
というか頑張ったんだし、今一つくらい食べてもいいんじゃないか?俺はスイーツ不足で堪らず、収穫したばかりのキキを一口食べた。
「しっぶ!ペッペッ!」
「ナート何食ってんだよ、まだ樹液に漬けて無いから渋いに決まってるだろ?」
「樹液?」
「フォフォフォ、お前さんは甘い物になると目が眩んでダメじゃの。キキはそのままじゃ渋いが、キキの木から出る樹液に1時間ほど漬け込むと甘く変身するのじゃ。」
そう言って先生はキキの木に鉄でできたストローを金槌で叩いて挿しこんだ。すると木から水の様に金色に光る液体が流れ出てきた。ある程度溜まったら、今収穫したばかりのキキを漬け込む。
「さぁこれで美味しいキキになるぞ!漬け込み終わるまでデアド達が作ってくれた夕飯を食べるとしよう!」
こうして楽しい収穫は無事に終えた。
ルシーナには良い気分転換になったみたいで良かった。
……
…
ーとある場所ー
「おい!なんで女を連れて来ないんだ!獣人でも構わないから可愛い子を連れて来いって言っただろ?あの店の娘でいいから連れて来い!
俺は此処から出て王都の騎士団にあの話をしに行ったって良いんだぜ?」
「もう少しお待ちください。最近皆んな警戒して出歩かない様になってしまって…でも必ず連れて来させますから。代わりに今日はうちの者達がお相手します。
おい!あいつらを連れて来い!!」
「はぁはぁ…ご主人様…アレを…アレを下さい!」
「お前らがちゃんと出来たらくれてやる。」
「何でもするから!だから!早くっ!薬を!!」
「チッ!壊れてんじゃねぇか。まぁしょうがねぇ、今日はこいつらで我慢してやるよ。」
「ありがとうございます。では僕はこれで。」
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