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エピローグ
我儘な神父
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小さな町ペケーノの立派な教会には我儘な善悪がわからない神父が1人いた。我儘で女癖も悪く、善悪がわからないから相手に酷い事をしても理解できない。容姿だけは良く金髪にエメラルドの様な目をしていて、名をデスレイサードといった。
デスレイサードは町人に自分の世話をさせ、何かにつけお布施と言っては金を取り上げ、ここから馬車で2時間ほどの隣街まで遊びに出ていた。このような横暴が通っていたのはこの神父が、この町ペケーノがある領の領主の義弟だからだった。
しかし貴族の一員であるデスレイサードが何故こんなしがない小さい町ペケーノにいるのか?それは今までの行いが余りに酷く、領主が庇えなくなったからだ。
領主は決して素晴らしい人物ではなかったが、気が小さく悪い事も出来ない人でいつも周りの目を気にして生きてきた。そして気性の激しい妻の機嫌をいつも窺うよな人物だった。
そんな領主の妻が可愛いがっているのが弟のデスレイサードだ。彼女らの両親は王都で王の傍近くで働いていた。年の離れた姉である彼女がデスレイサードが生まれてからずっと、親の代わりに弟を可愛がっていた。天使のような見た目の年の離れた弟は彼女にとって、両親の愛情不足の中で心の拠り所であった。彼女は殊の外弟を甘やかしていたので、成人した頃にはデスレイサードは我儘で、更に悪い事に善悪を理解していないのか酷いことを平然とする綺麗な悪魔の様になっていた。デスレイサードのあまりに酷い行いに周囲からは、デスレイサードを野放しにしている領主が悪いと非難の声が上がり、ついに領主はデスレイサードを牢屋に入れる事にした。
しかし妻は顔を合せる度に、弟は反省しているから牢から出すように喚き散らした。
「あなた!わたくし耐えられません!わたくしの可愛いデスレイサードがあんな地獄のような牢屋に居ると思ったら食事も喉を通らないのです!あの子はもう反省しています!大体あの子は悪くないのです!あの女が私の可愛いデスレイサードを唆したに違いないわ!
あの子は何もわからずやらされたに違いありませんわ!!なんて可哀想な子なのかしらっ。
天使のようなあの子を騙して、あの女は何処にいるのかしら…探しても見つからないなんて…やましい事があるから隠れてるんだわ!そうに違いないわ!
見つからないのは誰かが隠しているのかしら?隠れているなら出て来たくなるようにすれば良い…ブツブツ…」
妻の喚き散らしがひと月も続き、妻が最後には被害者の女が嵌めたに違いないと、その女を探す為に被害者の女の家族を広場で鞭打ちにすると言い始めたので、領主はすっかり参ってしまい、デスレイサードが反省しているならばと、領の外れの小さな町ペケーノの教会で神に仕えるよう言い渡し牢から出したのだ。
しかしデスレイサードは反省など全くしておらず、むしろ牢に入れたあげくこんな若い女もいない田舎町に追いやった領主の事を逆恨みに思っていたくらいだった。
「あの義兄め!気が小さいくせに俺をこんな所に追いやりやがって!
姉様との結婚だって俺は認めてなかったんだ!完璧な姉様にあの男は不釣り合いだと言った事を未だに根にもっているから、俺をこんな田舎に追いやって姉様から引き離したに違いない!
姉様だって俺と離れて寂しがってる…そうか!姉様が俺の事が一番好きで大事なのが許せないんだな!」
彼は自分が起こした罪の所為だとは全く思わなかった。そして姉弟揃って思い込みが激しかった。
「姉様に逢いたい…。姉様はいつ会いに来てくれるかな…。」
デスレイサードは町人に自分の世話をさせ、何かにつけお布施と言っては金を取り上げ、ここから馬車で2時間ほどの隣街まで遊びに出ていた。このような横暴が通っていたのはこの神父が、この町ペケーノがある領の領主の義弟だからだった。
しかし貴族の一員であるデスレイサードが何故こんなしがない小さい町ペケーノにいるのか?それは今までの行いが余りに酷く、領主が庇えなくなったからだ。
領主は決して素晴らしい人物ではなかったが、気が小さく悪い事も出来ない人でいつも周りの目を気にして生きてきた。そして気性の激しい妻の機嫌をいつも窺うよな人物だった。
そんな領主の妻が可愛いがっているのが弟のデスレイサードだ。彼女らの両親は王都で王の傍近くで働いていた。年の離れた姉である彼女がデスレイサードが生まれてからずっと、親の代わりに弟を可愛がっていた。天使のような見た目の年の離れた弟は彼女にとって、両親の愛情不足の中で心の拠り所であった。彼女は殊の外弟を甘やかしていたので、成人した頃にはデスレイサードは我儘で、更に悪い事に善悪を理解していないのか酷いことを平然とする綺麗な悪魔の様になっていた。デスレイサードのあまりに酷い行いに周囲からは、デスレイサードを野放しにしている領主が悪いと非難の声が上がり、ついに領主はデスレイサードを牢屋に入れる事にした。
しかし妻は顔を合せる度に、弟は反省しているから牢から出すように喚き散らした。
「あなた!わたくし耐えられません!わたくしの可愛いデスレイサードがあんな地獄のような牢屋に居ると思ったら食事も喉を通らないのです!あの子はもう反省しています!大体あの子は悪くないのです!あの女が私の可愛いデスレイサードを唆したに違いないわ!
あの子は何もわからずやらされたに違いありませんわ!!なんて可哀想な子なのかしらっ。
天使のようなあの子を騙して、あの女は何処にいるのかしら…探しても見つからないなんて…やましい事があるから隠れてるんだわ!そうに違いないわ!
見つからないのは誰かが隠しているのかしら?隠れているなら出て来たくなるようにすれば良い…ブツブツ…」
妻の喚き散らしがひと月も続き、妻が最後には被害者の女が嵌めたに違いないと、その女を探す為に被害者の女の家族を広場で鞭打ちにすると言い始めたので、領主はすっかり参ってしまい、デスレイサードが反省しているならばと、領の外れの小さな町ペケーノの教会で神に仕えるよう言い渡し牢から出したのだ。
しかしデスレイサードは反省など全くしておらず、むしろ牢に入れたあげくこんな若い女もいない田舎町に追いやった領主の事を逆恨みに思っていたくらいだった。
「あの義兄め!気が小さいくせに俺をこんな所に追いやりやがって!
姉様との結婚だって俺は認めてなかったんだ!完璧な姉様にあの男は不釣り合いだと言った事を未だに根にもっているから、俺をこんな田舎に追いやって姉様から引き離したに違いない!
姉様だって俺と離れて寂しがってる…そうか!姉様が俺の事が一番好きで大事なのが許せないんだな!」
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「姉様に逢いたい…。姉様はいつ会いに来てくれるかな…。」
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