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48 ドスケベ変態バカ〜前編〜
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今日の体育の授業は剣道だった。
防具を着けているいるため、誰が誰だか区別がつかない。
「アキラ、ぼくの美技に酔いしれな~♡ ぼくの腕前でリョウをKOしてみせる!」
「カスケ、目の前の対戦相手は僕なんだけど……。もしかして気づいてない?」
カスケの握り締める竹刀は、先端がふらふらと安定しなかった。しかしこれは手が震えているのではなく、相手に剣筋を読ませないためのもの。
「カスケ……お手柔らかに頼むよ~」
「ふあちゃああああ~ッ!!!」
こちらの言葉は気合の一声でかき消された。どうやら試合の相手が僕であることに気づいていないらしく、けん制は猛攻となる。
打ち負けた僕の体勢が大きく崩れ、正面をがら空きにしてしまう。
カスケの踏み込みより先行していたはずの竹刀が目の前から不意に消える。
「ふあちゃあああああ~ッ!!!」
逃げるように間合いを取ったつもりが、遠心力でしなる竹刀の急降下に追いつかれた。
バッチーン!
強烈なツバメ返しが脳天を正確無比に狙い打つ。
「な、何が起こったの……?」
すれ違いざまの一撃だったことも分からず、僕はその場で崩れ落ちた。
「リョウなんて大したことないね。どうだった、アキラ? ぼくの強さに惚れ直したでしょ?」
「お前、バカか? リョウは俺だ。さっき、お前がノックアウトしたのがアキラだ」
「な、なんだって~ッ⁉︎ どうしよう⁉︎ リョウだと勘違いして殺す気でやっちゃったよ!」
全身がぴくぴくと痙攣して、しばらく動けそうになかった……。
ーーー
意識を取り戻した時には、保健室のベッドで寝かされていた。僕は頭を押さえ、失神寸前に目の当たりにした恐怖の瞬間を思い出す。
「もろに食らっちゃったよ……。誰がここまで運んでくれたんだろう?」
重たい防具は外され、体操着だけになっていた。
ところが下半身だけは真っ裸だった。
「ど、どうなってんの~ッ⁉︎」
これでは布団から出るに出られず、上半身を起こしたところで硬直した。
カーテンがシャッと開き、リョウが顔を覗かせる。
「目が覚めて良かったぜ。バカなカスケのせいでエライ目に遭ったな。アキラが一生目を覚まさないんじゃないかと心配で心配で気が気じゃなかったぞ」
すでにパンツを奪われている僕は布団をかき集め、枕の上まで後退した。
「リョウ……って、あれ? 僕のパンツは?」
「今はそんなもの必要ないだろ?」
混乱する僕の額を、リョウの人差し指がぴんっと弾く。
「アキラはそういう格好にされるのが大好きだろ? なんなら上半身も裸にしてやろうか?」
「また、そうやってエッチなことしようとしてる……。早く授業に戻りなよ」
「俺は頭いいから大丈夫さ。むしろ俺が先生に代わってアキラのために授業してやるぜ~♡」
僕は布団を深めに被り、真っ赤な顔を鼻まで隠した。
「もう、とにかくパンツ返してよね! 僕が失神してる間に勝手に脱がせるのはやめてよね!」
「ホントは嬉しいくせに。じゃあ、この間のデートの続きをしようか。こないだはオシッコになっちまったからなぁ」
リョウは布団ごと僕を押さえつけると、その隙に両手をベッドの上端にテーピングしてしまう。
「も~う、リョウのドスケベ変態バカッ!!!」
「アキラ、大きな声を出したら見つかるぞ。それにドスケベ変態バカはこんなことされて喜んでるアキラの方だろ~♡ その証拠にアキラの可愛いチンポは爆発寸前じゃないか!」
腕を拘束されていては布団を取り戻すことができなかった。今まで僕の生理現象を隠していた一枚がベッドから剥がされる。
「ちょっと、見ちゃイヤ~ン♡」
すでにオチンチンは膨張を始めていた。
自制の利かない性的興奮を身体で白状させられ、羞恥の炎が吹き荒れる。
リョウの手のひらは僕の股座へと滑り落ち、タマを掴み取った。
少し触られただけなのに、股関節にぞくりと震えが走る。
自分でも滅多に弄ることのない玉袋の裏側を、複数の指でかきほぐされた。動きの遅い指に素早い指が混ざり、睾丸の繋ぎ目に割り込む。
「あああ♡ そこ、はあッ、敏感だから~!」
始まって数秒も経たないうちに、僕は情けない悲鳴をあげた。
先端で集まった指が再び分かれ、サオをばらばらに伝い落ちていく。
リョウの手が体操着の中に入ってきて、僕の胸元をさわさわと撫で始めた。
リョウは触診でもするみたいに僕の肉体をくすぐった。
股関で再び、リョウの手が玉袋の裏側を撫でた。
リョウは挑発的な余裕を浮かべ、サオの半ばを強めに握ってしまう。
「ふにゃあああああああああああああ~ッ♡」
恥部をリョウに見せびらかすことに熱い興奮を禁じえなかった。
防具を着けているいるため、誰が誰だか区別がつかない。
「アキラ、ぼくの美技に酔いしれな~♡ ぼくの腕前でリョウをKOしてみせる!」
「カスケ、目の前の対戦相手は僕なんだけど……。もしかして気づいてない?」
カスケの握り締める竹刀は、先端がふらふらと安定しなかった。しかしこれは手が震えているのではなく、相手に剣筋を読ませないためのもの。
「カスケ……お手柔らかに頼むよ~」
「ふあちゃああああ~ッ!!!」
こちらの言葉は気合の一声でかき消された。どうやら試合の相手が僕であることに気づいていないらしく、けん制は猛攻となる。
打ち負けた僕の体勢が大きく崩れ、正面をがら空きにしてしまう。
カスケの踏み込みより先行していたはずの竹刀が目の前から不意に消える。
「ふあちゃあああああ~ッ!!!」
逃げるように間合いを取ったつもりが、遠心力でしなる竹刀の急降下に追いつかれた。
バッチーン!
強烈なツバメ返しが脳天を正確無比に狙い打つ。
「な、何が起こったの……?」
すれ違いざまの一撃だったことも分からず、僕はその場で崩れ落ちた。
「リョウなんて大したことないね。どうだった、アキラ? ぼくの強さに惚れ直したでしょ?」
「お前、バカか? リョウは俺だ。さっき、お前がノックアウトしたのがアキラだ」
「な、なんだって~ッ⁉︎ どうしよう⁉︎ リョウだと勘違いして殺す気でやっちゃったよ!」
全身がぴくぴくと痙攣して、しばらく動けそうになかった……。
ーーー
意識を取り戻した時には、保健室のベッドで寝かされていた。僕は頭を押さえ、失神寸前に目の当たりにした恐怖の瞬間を思い出す。
「もろに食らっちゃったよ……。誰がここまで運んでくれたんだろう?」
重たい防具は外され、体操着だけになっていた。
ところが下半身だけは真っ裸だった。
「ど、どうなってんの~ッ⁉︎」
これでは布団から出るに出られず、上半身を起こしたところで硬直した。
カーテンがシャッと開き、リョウが顔を覗かせる。
「目が覚めて良かったぜ。バカなカスケのせいでエライ目に遭ったな。アキラが一生目を覚まさないんじゃないかと心配で心配で気が気じゃなかったぞ」
すでにパンツを奪われている僕は布団をかき集め、枕の上まで後退した。
「リョウ……って、あれ? 僕のパンツは?」
「今はそんなもの必要ないだろ?」
混乱する僕の額を、リョウの人差し指がぴんっと弾く。
「アキラはそういう格好にされるのが大好きだろ? なんなら上半身も裸にしてやろうか?」
「また、そうやってエッチなことしようとしてる……。早く授業に戻りなよ」
「俺は頭いいから大丈夫さ。むしろ俺が先生に代わってアキラのために授業してやるぜ~♡」
僕は布団を深めに被り、真っ赤な顔を鼻まで隠した。
「もう、とにかくパンツ返してよね! 僕が失神してる間に勝手に脱がせるのはやめてよね!」
「ホントは嬉しいくせに。じゃあ、この間のデートの続きをしようか。こないだはオシッコになっちまったからなぁ」
リョウは布団ごと僕を押さえつけると、その隙に両手をベッドの上端にテーピングしてしまう。
「も~う、リョウのドスケベ変態バカッ!!!」
「アキラ、大きな声を出したら見つかるぞ。それにドスケベ変態バカはこんなことされて喜んでるアキラの方だろ~♡ その証拠にアキラの可愛いチンポは爆発寸前じゃないか!」
腕を拘束されていては布団を取り戻すことができなかった。今まで僕の生理現象を隠していた一枚がベッドから剥がされる。
「ちょっと、見ちゃイヤ~ン♡」
すでにオチンチンは膨張を始めていた。
自制の利かない性的興奮を身体で白状させられ、羞恥の炎が吹き荒れる。
リョウの手のひらは僕の股座へと滑り落ち、タマを掴み取った。
少し触られただけなのに、股関節にぞくりと震えが走る。
自分でも滅多に弄ることのない玉袋の裏側を、複数の指でかきほぐされた。動きの遅い指に素早い指が混ざり、睾丸の繋ぎ目に割り込む。
「あああ♡ そこ、はあッ、敏感だから~!」
始まって数秒も経たないうちに、僕は情けない悲鳴をあげた。
先端で集まった指が再び分かれ、サオをばらばらに伝い落ちていく。
リョウの手が体操着の中に入ってきて、僕の胸元をさわさわと撫で始めた。
リョウは触診でもするみたいに僕の肉体をくすぐった。
股関で再び、リョウの手が玉袋の裏側を撫でた。
リョウは挑発的な余裕を浮かべ、サオの半ばを強めに握ってしまう。
「ふにゃあああああああああああああ~ッ♡」
恥部をリョウに見せびらかすことに熱い興奮を禁じえなかった。
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