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タイムプラス同好会⑥ ガラガラヘビの秘密基地 健二
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結局、あの時計台とタイムプラスについての不思議な感覚の正体はいまだに掴めないままだったが、あの2つについて、ぼくは不思議な感覚を抱いた。
——絶対に、何か関連づいている。
その思いを胸に、ずっと考えていたら、突然天から声が降ってきた。
「……あの大丈夫ですか?」
パッと見上げると、少年がいた。「悠太と言います」と少年が口を動かした。
「ああ、いや、時計台に座ってごらん、時空の歪みが消えるんだよ」
「え? ……あ!」
悠太という少年はいかにもおどろおどろしいというような表情をした。
「実は、ぼくにも悩んでいることがあるんです」
「え?」
「タイムプラスに選ばれしもの、選ばれざるものの関連です」
「え。そういうものがあるのか」
「現時点ではまだわかりませんが、なんかあるような気がするのです。あなたが感じている、それと似たようなものです」
「ああ、なるほどね」
それなり、二人は黙りこくって時計台に座り続けた。時々隣から「ぽりぽり」という音がする。高校の制服をつけた女子が、チーズタラコをつまみながら、酒を煽っていた。……酒!?
「あの……」ぼくが声をかけようとするのを、さっきの少年が止めた。「あの人、ああ見えて高校五年生なんです。だから二十歳で、酒が飲めるんです」
ぼくは納得し、引き下がった。「なるほどね——というか、このコンビニは、どうしてこうも特徴のある人ばかりが集まるんだ?」
ぼくの呟きに、少年はハッとしたのか、慌ててポケットからメモ帳を取り出して、何かやっている。
「どうした?」ぼくは聞いた。
「いやあ……」少年は、モゾモゾとしていた。
——絶対に、何か関連づいている。
その思いを胸に、ずっと考えていたら、突然天から声が降ってきた。
「……あの大丈夫ですか?」
パッと見上げると、少年がいた。「悠太と言います」と少年が口を動かした。
「ああ、いや、時計台に座ってごらん、時空の歪みが消えるんだよ」
「え? ……あ!」
悠太という少年はいかにもおどろおどろしいというような表情をした。
「実は、ぼくにも悩んでいることがあるんです」
「え?」
「タイムプラスに選ばれしもの、選ばれざるものの関連です」
「え。そういうものがあるのか」
「現時点ではまだわかりませんが、なんかあるような気がするのです。あなたが感じている、それと似たようなものです」
「ああ、なるほどね」
それなり、二人は黙りこくって時計台に座り続けた。時々隣から「ぽりぽり」という音がする。高校の制服をつけた女子が、チーズタラコをつまみながら、酒を煽っていた。……酒!?
「あの……」ぼくが声をかけようとするのを、さっきの少年が止めた。「あの人、ああ見えて高校五年生なんです。だから二十歳で、酒が飲めるんです」
ぼくは納得し、引き下がった。「なるほどね——というか、このコンビニは、どうしてこうも特徴のある人ばかりが集まるんだ?」
ぼくの呟きに、少年はハッとしたのか、慌ててポケットからメモ帳を取り出して、何かやっている。
「どうした?」ぼくは聞いた。
「いやあ……」少年は、モゾモゾとしていた。
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