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25スイセンとシロガネの出会い
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「少し休憩を致しましょう」
スイセンが、コハクの前に胡座をかいて座った。コハクは、そのらしくない姿に驚いた。そして、何故か少し沈んでいる気がした。
どこか、シロガネが困っている時にする表情と似ている気がした。
そんな事を考えれば、シロガネが仕事をしている時に、ぼやいている姿を思い出す。
『スイセンに怒られる……』
主であるシロガネに対して、スイセンが厳しい言葉で接するからだ。
それは、シロガネの事務作業が丁寧過ぎて仕上がりが遅いせいである。
こうなると、仕事が溜まってくる。段々と億劫になって仕事を放り出してしまうからだ。
それを見つけたスイセンが、つかさず叱咤するのだった。
または、退魔後の反省会を強制的に行なって、シロガネに対して戦略や戦術の在り方を説く。つまり、ダメ出しをするのだ。
他の諸所諸々、目につくこと全てに口を挟むのは効率重視と真面目さゆえだろう。
口では色々と言うが、最終的にはスイセンが手伝って終わらせるというのが、いつもの二人の様子である。
仕事場の片付けは、コハクのおかげで、それなりに片付いたのでスイセンは喜んでいた。
だけど、シロガネのコハクに甘い過ぎる態度を見る度に表情を厳しくして「嘆かわしい」とぼやいた。
色々と思い出してコハクは、ふと疑問に思った。
どうして、シロガネはスイセンを式神にしたんだろう。
そもそも何故、スイセンは、シロガネに仕えているのか。
コハクは、二人の出会いが気になった。
すると、さっきまでの怒りはどこかへ飛んで行って、自然と涙は止まった。
「ねえ。スイセンは、どうしてシロガネの式神なの?」
「唐突ですね。それはどういう意味ですか?」
「シロガネの式神になった理由が知りたいっ」
「それを貴方に教える必要性を感じませんね」
「もうっ。教えくれたら、ボクの記憶も戻るかもと思ったのに……」
「その根拠がわかりませんね」
「だって、ボクにも守護する式神がいるんだよ。だったら、式神になった話しを聞けたら、何か思い出すかもしれないよ。そうしたら、シロガネは喜ぶんじゃないかな? そう、記憶が戻って訓練なんてしなくても良くなるかもしれないね。あっ、そうだ。シロガネに聞いてみようかなぁ」
咄嗟に思いついた理由はそれなりのものになった。しかもコハクは、スイセンが非協力的だと言わんばかりの口ぶりだ。
すると、はぁーっとスイセンが大きな溜め息をつく。
「皇を煩わすのは、おやめなさい。仕方ありませんので、簡潔にお話ししましょう」
「詳しくがいいー」
少し機嫌がよくなり、コハクの様子がいつもの調子に戻って、スイセンは安堵した。
スイセンは、自身の事でシロガネに迷惑をかけたくなかった。まぁ、それも本心であるが。
それよりもシロガネが、何をどんな風に話しをするのかわからない。根も葉もないことを適当に、誇張するのではないかと思えば、必然と自ら話しをすることになる。
それに、今は休憩中である。
久しぶりに、懐かしい昔話を思い出すのも悪くはなかった。そんな風に思うのは、きっとコハクだからなのだろう。
「長くなりますよ。過去に色々ありまして、私は、ある陰陽師に卑劣な手で囚われてしまいました。そして、式神として使役されいてのです」
「過去の色々って何! スイセンは神使いの式神なのに捕まったってどうしてなの?」
過去の色々が気になる様子で、コハクの琥珀の瞳にある虹彩異色がキラキラしている。
スイセンは、無邪気なコハクに溜め息を吐きたくなったが、我慢して話しを続けた。
「色々は色々です。その時、私はまだ神使いではありませんでした……」
スイセンが話しを続ける。
その陰陽師の悪事が、遂に白日の元になり、陰陽師としての身分を剥奪されて追われる身になった。なかなかの手練れで、簡単に捕まえることが出来ない。
その時、白羽の矢が立った一人の退魔士がいた。本来ならば陰陽師の件は陰陽寮で解決するのが常であるが、そうも言ってられない状況だった。
依頼を受けた退魔士は、悪事を働いた元陰陽師を追いつめた。
追いつめられた身だというのに、元陰陽師は、所詮は退魔士と馬鹿にした。
呪法対決となるも、実力は退魔士の方が上だった。
それは、赤子の手を捻るまでもなく、息をする間もない。太刀打ちできない元陰陽師は、呪法だけでは勝てないと判断した。
そして、元陰陽師は式神を召喚する。
それが、スイセンであった。
「あの退魔士を倒せ」
スイセンは元陰陽師との契約に縛られてて命令に抗うことが出来ない。どんな理不尽な命令であっても不本意に太刀を振しかなかった。
スイセンが退魔士に立ち向う。
スイセンの太刀は、退魔士の術式で跳ね返された。呪力と技を見定めた退魔士がスイセンに問う。
「本気で戦わねば滅するぞ」
「やれるものならばやってみろ」
退魔士の挑発にスイセンは乗った。スイセンは、この退魔士ならば、それも可能であると対峙した一瞬で理解した。
そして、それでも良いと思った。
しかし、戦うならば全力で負けたいと思う。
だから、先ほどよりも力を込めて戦うが、退魔士には届かない。ヒラリヒラリとかわされる。
「勿体ないな。力の持ち腐れとはこのことだぞ。おい」
退魔士が元陰陽師に向けて声をかける。
戦いの真っ最中だ。元陰陽師は何事だと驚いている。
「もっと力を解放してやれ、これでは話にならんぞ」
元陰陽師は目を見開いて驚いている。
それは、力など全て解放していたからだ。それでも、なけなしの呪力を使いスイセンの力を引き出そうと呪法を強めた。
「さっさと倒せ」
元陰陽師がスイセンに戦うように命じた。スイセンが退魔士に再び立ち向かった。
退魔士は動かない。
討ち取ったと、元陰陽師は思った。だが、スイセンは違うと分かっていたが、命令には逆らえない従うしかない。
退魔士がパチンと指を鳴した。
すると、簡易術式が退魔士とスイセンの間で発動すれば、覇気を感じる小柄な男が瞬時に現れた。
シャキンっと金属が重なり合う音が響く。
スイセンの太刀が退魔士に届く直前に、小柄な男が短刀と脇差でスイセンの太刀を押さえた。
スイセンと小柄な男が、眼光鋭く見合う。
互いに間を取り合った。再び、刀を交えて戦う。小柄な男がスイセンを押している。
退魔士がその様子を見て呟く。
「式神の強さを引き出すのも術者の素質の一つだろうに、情けない。興が冷めたぞ、もう良い」
退魔士は、冷たい眼差しと凍りつく声で告げるなり、元陰陽師に向けて呪を唱えた。
不本意とはいえ契約している以上、スイセンは主人である者を助けなければならない。
しかし、小柄な男と刃を交えているので、すぐに動けない。
元陰陽師は退魔士によって、いとも簡単に捕縛された。
捕まった元陰陽師は退魔士の力の凄さを今更ながら痛感して怯える。
「命だけは……」
「お前の命などどうでも良いが、生きて捕縛するように依頼されている」
それを聞いて元陰陽師は安堵する。
「ただし、式神たちを全て解放しろ。嫌ならその命を奪って解放する。依頼など、無駄な抵抗をしたゆえにと報告すれば問題ない」
退魔士の非情さに元陰陽師は恐れ慄く。
「わかった、わかった」
何度も頷きながら連呼して、式神たちとの契約を破棄した。
そして、元陰陽師は陰陽寮に引き渡された。
「故に、私は解放されたのです。その時の退魔士が言わずもがな、皇だったのです。皇は、私の行いを咎めもせずに、また助けたのにもかかわらず、何の見返りを求めなかった。使役されて、無理強いとはいえ、悪事の加担をして、皇に刃を向けた。その私を罰することはしなかった。その恩を返さなけれならない。私はそうしなければ気がすまない性質でしてね。私自身から式神の契約を結びたいと願い出たのですが、結んで頂けなかった」
「えっ、じゃあ、どうしたの?」
「青龍の元へ赴き、神使いになりました。そして、青龍の命によって、私は皇の式神となったのです」
「す、すごい! 自ら神使いになって、シロガネのところに押しかけたんだ。でも、どうやって神使いになれたの?」
「使役される以前に、青龍からの誘いはあったのですが、興味がありませんでしたから断っていたのですよ。しかし、皇の役に立つ者として側にいるには、この方法しかありませんでした」
「スイセンにとって、シロガネの存在は……」
「後にも先にも、私の意思によって忠誠を誓い、仕える唯ひとりの方は皇のみ。青龍の神使いでありますが、青龍もそれを是としています」
「スイセン! すごくカッコいいよ! 教えてくれて、ありがとう」
「何を……言うのです」
「だって、シロガネのために神使いになったんだよ」
「コハク殿にも、私と同じような者がいてるようですから、早く思い出してあげなさい」
「えっ! 同じって何?」
キョトンとしているコハクにスイセンは、溜め息を吐きながら頭を抱えた。
記憶がないコハクだが、本質はきっと変わらない。純粋で無垢、それは鈍感とも言うのだ。
スイセンは我が身を振り返り、似た者同士であるがゆえに、心から同情した。
「休憩は出来たでしょう。話しは終わりにして、訓練の続きを始めますよ」
「あっ、うん。ボクも頑張って、シロガネの役に立ちたい!」
スイセンの話しを聞いて、気分転換になったようだ。コハクの機嫌はすっかり良くなっている。しかも、やる気も出たようだ。
単純明快。
二人の思いは同じ、シロガネのために精進しようと誓い合う。
スイセンが、コハクの前に胡座をかいて座った。コハクは、そのらしくない姿に驚いた。そして、何故か少し沈んでいる気がした。
どこか、シロガネが困っている時にする表情と似ている気がした。
そんな事を考えれば、シロガネが仕事をしている時に、ぼやいている姿を思い出す。
『スイセンに怒られる……』
主であるシロガネに対して、スイセンが厳しい言葉で接するからだ。
それは、シロガネの事務作業が丁寧過ぎて仕上がりが遅いせいである。
こうなると、仕事が溜まってくる。段々と億劫になって仕事を放り出してしまうからだ。
それを見つけたスイセンが、つかさず叱咤するのだった。
または、退魔後の反省会を強制的に行なって、シロガネに対して戦略や戦術の在り方を説く。つまり、ダメ出しをするのだ。
他の諸所諸々、目につくこと全てに口を挟むのは効率重視と真面目さゆえだろう。
口では色々と言うが、最終的にはスイセンが手伝って終わらせるというのが、いつもの二人の様子である。
仕事場の片付けは、コハクのおかげで、それなりに片付いたのでスイセンは喜んでいた。
だけど、シロガネのコハクに甘い過ぎる態度を見る度に表情を厳しくして「嘆かわしい」とぼやいた。
色々と思い出してコハクは、ふと疑問に思った。
どうして、シロガネはスイセンを式神にしたんだろう。
そもそも何故、スイセンは、シロガネに仕えているのか。
コハクは、二人の出会いが気になった。
すると、さっきまでの怒りはどこかへ飛んで行って、自然と涙は止まった。
「ねえ。スイセンは、どうしてシロガネの式神なの?」
「唐突ですね。それはどういう意味ですか?」
「シロガネの式神になった理由が知りたいっ」
「それを貴方に教える必要性を感じませんね」
「もうっ。教えくれたら、ボクの記憶も戻るかもと思ったのに……」
「その根拠がわかりませんね」
「だって、ボクにも守護する式神がいるんだよ。だったら、式神になった話しを聞けたら、何か思い出すかもしれないよ。そうしたら、シロガネは喜ぶんじゃないかな? そう、記憶が戻って訓練なんてしなくても良くなるかもしれないね。あっ、そうだ。シロガネに聞いてみようかなぁ」
咄嗟に思いついた理由はそれなりのものになった。しかもコハクは、スイセンが非協力的だと言わんばかりの口ぶりだ。
すると、はぁーっとスイセンが大きな溜め息をつく。
「皇を煩わすのは、おやめなさい。仕方ありませんので、簡潔にお話ししましょう」
「詳しくがいいー」
少し機嫌がよくなり、コハクの様子がいつもの調子に戻って、スイセンは安堵した。
スイセンは、自身の事でシロガネに迷惑をかけたくなかった。まぁ、それも本心であるが。
それよりもシロガネが、何をどんな風に話しをするのかわからない。根も葉もないことを適当に、誇張するのではないかと思えば、必然と自ら話しをすることになる。
それに、今は休憩中である。
久しぶりに、懐かしい昔話を思い出すのも悪くはなかった。そんな風に思うのは、きっとコハクだからなのだろう。
「長くなりますよ。過去に色々ありまして、私は、ある陰陽師に卑劣な手で囚われてしまいました。そして、式神として使役されいてのです」
「過去の色々って何! スイセンは神使いの式神なのに捕まったってどうしてなの?」
過去の色々が気になる様子で、コハクの琥珀の瞳にある虹彩異色がキラキラしている。
スイセンは、無邪気なコハクに溜め息を吐きたくなったが、我慢して話しを続けた。
「色々は色々です。その時、私はまだ神使いではありませんでした……」
スイセンが話しを続ける。
その陰陽師の悪事が、遂に白日の元になり、陰陽師としての身分を剥奪されて追われる身になった。なかなかの手練れで、簡単に捕まえることが出来ない。
その時、白羽の矢が立った一人の退魔士がいた。本来ならば陰陽師の件は陰陽寮で解決するのが常であるが、そうも言ってられない状況だった。
依頼を受けた退魔士は、悪事を働いた元陰陽師を追いつめた。
追いつめられた身だというのに、元陰陽師は、所詮は退魔士と馬鹿にした。
呪法対決となるも、実力は退魔士の方が上だった。
それは、赤子の手を捻るまでもなく、息をする間もない。太刀打ちできない元陰陽師は、呪法だけでは勝てないと判断した。
そして、元陰陽師は式神を召喚する。
それが、スイセンであった。
「あの退魔士を倒せ」
スイセンは元陰陽師との契約に縛られてて命令に抗うことが出来ない。どんな理不尽な命令であっても不本意に太刀を振しかなかった。
スイセンが退魔士に立ち向う。
スイセンの太刀は、退魔士の術式で跳ね返された。呪力と技を見定めた退魔士がスイセンに問う。
「本気で戦わねば滅するぞ」
「やれるものならばやってみろ」
退魔士の挑発にスイセンは乗った。スイセンは、この退魔士ならば、それも可能であると対峙した一瞬で理解した。
そして、それでも良いと思った。
しかし、戦うならば全力で負けたいと思う。
だから、先ほどよりも力を込めて戦うが、退魔士には届かない。ヒラリヒラリとかわされる。
「勿体ないな。力の持ち腐れとはこのことだぞ。おい」
退魔士が元陰陽師に向けて声をかける。
戦いの真っ最中だ。元陰陽師は何事だと驚いている。
「もっと力を解放してやれ、これでは話にならんぞ」
元陰陽師は目を見開いて驚いている。
それは、力など全て解放していたからだ。それでも、なけなしの呪力を使いスイセンの力を引き出そうと呪法を強めた。
「さっさと倒せ」
元陰陽師がスイセンに戦うように命じた。スイセンが退魔士に再び立ち向かった。
退魔士は動かない。
討ち取ったと、元陰陽師は思った。だが、スイセンは違うと分かっていたが、命令には逆らえない従うしかない。
退魔士がパチンと指を鳴した。
すると、簡易術式が退魔士とスイセンの間で発動すれば、覇気を感じる小柄な男が瞬時に現れた。
シャキンっと金属が重なり合う音が響く。
スイセンの太刀が退魔士に届く直前に、小柄な男が短刀と脇差でスイセンの太刀を押さえた。
スイセンと小柄な男が、眼光鋭く見合う。
互いに間を取り合った。再び、刀を交えて戦う。小柄な男がスイセンを押している。
退魔士がその様子を見て呟く。
「式神の強さを引き出すのも術者の素質の一つだろうに、情けない。興が冷めたぞ、もう良い」
退魔士は、冷たい眼差しと凍りつく声で告げるなり、元陰陽師に向けて呪を唱えた。
不本意とはいえ契約している以上、スイセンは主人である者を助けなければならない。
しかし、小柄な男と刃を交えているので、すぐに動けない。
元陰陽師は退魔士によって、いとも簡単に捕縛された。
捕まった元陰陽師は退魔士の力の凄さを今更ながら痛感して怯える。
「命だけは……」
「お前の命などどうでも良いが、生きて捕縛するように依頼されている」
それを聞いて元陰陽師は安堵する。
「ただし、式神たちを全て解放しろ。嫌ならその命を奪って解放する。依頼など、無駄な抵抗をしたゆえにと報告すれば問題ない」
退魔士の非情さに元陰陽師は恐れ慄く。
「わかった、わかった」
何度も頷きながら連呼して、式神たちとの契約を破棄した。
そして、元陰陽師は陰陽寮に引き渡された。
「故に、私は解放されたのです。その時の退魔士が言わずもがな、皇だったのです。皇は、私の行いを咎めもせずに、また助けたのにもかかわらず、何の見返りを求めなかった。使役されて、無理強いとはいえ、悪事の加担をして、皇に刃を向けた。その私を罰することはしなかった。その恩を返さなけれならない。私はそうしなければ気がすまない性質でしてね。私自身から式神の契約を結びたいと願い出たのですが、結んで頂けなかった」
「えっ、じゃあ、どうしたの?」
「青龍の元へ赴き、神使いになりました。そして、青龍の命によって、私は皇の式神となったのです」
「す、すごい! 自ら神使いになって、シロガネのところに押しかけたんだ。でも、どうやって神使いになれたの?」
「使役される以前に、青龍からの誘いはあったのですが、興味がありませんでしたから断っていたのですよ。しかし、皇の役に立つ者として側にいるには、この方法しかありませんでした」
「スイセンにとって、シロガネの存在は……」
「後にも先にも、私の意思によって忠誠を誓い、仕える唯ひとりの方は皇のみ。青龍の神使いでありますが、青龍もそれを是としています」
「スイセン! すごくカッコいいよ! 教えてくれて、ありがとう」
「何を……言うのです」
「だって、シロガネのために神使いになったんだよ」
「コハク殿にも、私と同じような者がいてるようですから、早く思い出してあげなさい」
「えっ! 同じって何?」
キョトンとしているコハクにスイセンは、溜め息を吐きながら頭を抱えた。
記憶がないコハクだが、本質はきっと変わらない。純粋で無垢、それは鈍感とも言うのだ。
スイセンは我が身を振り返り、似た者同士であるがゆえに、心から同情した。
「休憩は出来たでしょう。話しは終わりにして、訓練の続きを始めますよ」
「あっ、うん。ボクも頑張って、シロガネの役に立ちたい!」
スイセンの話しを聞いて、気分転換になったようだ。コハクの機嫌はすっかり良くなっている。しかも、やる気も出たようだ。
単純明快。
二人の思いは同じ、シロガネのために精進しようと誓い合う。
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