51 / 79
50双子とシロガネ前編
しおりを挟む
それから二人は、毎日会って色んな話しをした。
カリンには、ハイハイと這うようなった赤子の頃からの記憶があった。
赤子のカリンの世話をしていたのは、人の形をしたモノたちだった。それが何なのかは、カリンには分からなかった。
そして、カリンの側には、いつも一緒にいて、守ってくれる心強い相棒がいた。
額に三日月のような傷がある、白と灰色の大きな熊だ。
カリンが立てるようになり、行動範囲が広がると、光の中も大きく広くなった。
カリンの成長と共に、人の形をしたモノたちが言葉やこの世界の理について教えた。
そして、カリンは相棒の名前をルーンと名付けた。
光の中で不自由なくスクスクとカリンは育った。ルーンがいた、人の形をしたモノたちがいた、森の動物たちがいた。
カリンは寂しくなかったし、自由気ままに楽しく過ごしていた。
そして、光の中から外に出ることはしなかった。それは、必要がなかったからだ。そして、出来なかったのだった。
エレンは王子として、何不自由なく暮らしていた。だが母親は、エレンが五歳の時に流行り病で死亡する。
国王であるエレンの父親は、新しい妃を娶った。そして、男の子が生まれた。
エレンは弟が出来て喜んだが、新しい王妃はエレンを疎み、自身の子と会うことを嫌がった。エレンの仲良くしたい思いは叶わない。
まだ幼かったエレンには、その理由がわからなかった。
しかし成長するにつれて、周りの者たちの話しから察する。
そして、エレンの知らないところで、王位継承権を争う派閥が出来ていたのだった。
益々、普通の兄弟として接する事が難しくなる。そんな環境の中でエレンは育った。
「弟でなく妹ならば、仲良く出来たのだろうか」
エレンの呟きに、母親代わりの侍女が驚いた顔をする。
彼女はエレンを取り上げた助産師で、そのまま侍女としてエレンの世話をしていた。
「なぜ、そんなに驚くのだ。僕の妹とならば、さぞ可愛いだろうなぁ」
エレンは、心の憂いを隠して戯けてみた。
「申し訳ございません」
突然、侍女が深々と頭を下げると、涙を浮かべて立ち去った。
その後は、何も無かった様に、変わらない侍女の姿に違和感を抱くも、エレンは心に蓋をして、知らないふりをした。
カリンと会ってから、その事を思い出したエレンは、留学中の学校の長期休暇を利用して一時帰国する。
すぐに、母親の遺品が整理されている部屋に向かった。
自分の生まれた時の事を知る、手がかりになる物がないのかと探す為だった。
日記があればと思うがなさそうだ。本の中に何か書いたり、メモを挟んだりしてないかと手当たり次第に確認していく。
目ぼしい場所は探した。
あとは、関係が無さそうな服や宝石などだ。一つ一つと箱を開けて調べていく。
今までの雰囲気と違う小さな箱があった。開けてみると、赤ん坊の服が入っていた。
青色と桃色のお揃いの服だ。
青色はエレンの物だとすれば、桃色の物は……。
箱の底には封筒があった。送り主は母親の母、エレンの祖母からだった。
エレンは封筒から取り出して手紙を広げた。
書かれている内容にエレンは震えた。
『私の夢見が当たっているならば、男の子と女の子の双子が生まれるわ。双子が不吉だなんて、大昔の迷信を惑わされては駄目よ。生まれて来る子に罪はないのだから』
エレンの祖母には予知夢の能力があった。
祖母の血筋には不思議な力を持つ者が多かったと母親が話していた。そして、その能力が自分にもあればと嘆いていたのを思い出した。
エレンは確信した。
カリンはエレンの双子の妹で、生まれてすぐに、あの森に捨てられたのだ。
エレンの胸は悲しさで張り裂けそうになる。だけど、カリンに出会えた事に歓喜した。
その後、エレンは育ての従女に、この事実を突きつけた。
彼女は涙を流しながら、事の顛末を話した。
『男の子ならエレン、女の子ならカリンよ』
双子であると知りながらも、エレンの母親は生まれてくる子は一人だと立ち振る舞った。
助産師だった女は、双子が生まれたならば、王命に従って、女の子の命を奪わなければならなかった。
しかし、直接手を下すなど無理な話しだ。だから、隣国の魔物がいる森に置き去りする事にしたのだ。そして、せめて……と思い。母親が付けた名を残してその場を去ったのだ。
「どうか、この事を公にしてはなりません。エレン様も妹君も危のうございます」
確かに、カリンが生きていたと知れば命が狙われるだろう。それを知るエレンに、育ててくれた彼女もだ。
エレンは一刻も早く、カリンに伝えたくて、予定よりも早くに隣国へと戻った。
「カリンは僕の妹で、動物と意思の疎通が出来る不思議な力を持っているのは、祖母の力を受け継いでいるからなんだ」
「エレンは、ぼくのお兄ちゃんなのぉ」
「そうだよ! こんなに良く似ているんだ。兄妹でないわけがないよ」
「そっかぁー。ぼく、嬉しい」
「うん。僕も、嬉しいよ」
エレンが、これからの話しをする。
留学が終われば、エレンは自国へ帰らなくてはならない。カリンと離れ離れになる。
一国の王子が、隣国にそうそう訪れる事はできない。だから、一緒にエレンの国に行って、安全な場所で身を隠すことを提案する。
「ダメだよぉ」
「どうして」
「ぼくがここから出ちゃうとねぇ、消えちゃうだって。そしてね、魔物の森の境がなくなるだってぇ」
「誰がそんな事いったんだ」
「あるじぃ」
「あるじ? カリンとそいつは、どういう関係なんだ」
「ぼくをこの世に留めているヒト」
カリンの言い回し、話し方が独特なのは、話し相手がいなかったからだと、エレンは思っていた。
それでも今まで問題なく理解出来ていた。
しかし、今回の言葉の意味を理解するのが難しかった。
「留めている……。その、あるじは何処にいるの」
「わかんない」
「どんな人なんだ」
「会ったことないのぉ」
「なんだって!」
エレンは二人の関係が理解出来ない。
ただ、この結界を張っているのは、その者で。カリンをここに留めている者。何としても会って話しをしなければならない。だが、手がかりが……。
「ルーン……。ルーンは、そのあるじについて何か知らないかな」
「ルーンはね。あるじの式神なの」
それを早く言ってくれっと、エレンは心の中で叫んだ。
「カリン。ルーンを呼んでくれないかな」
いつもならば、カリンを通じてルーンと交流するが、今回は直接、話しをしてみることにした。
「ルーン。大切な話しだ。あるじという者がカリンをここに留めているって聞いた。僕はカリンと一緒にいたい。もう離れ離れは嫌なんだ」
ルーンは大人しく最後までエレンの話しを聞いていた。
そして突然、咆哮を上げた。
それは、とても大きく、この世の果てまで届くのではないだろうか。まるで魔物のようだ。
エレンもカリンもあまりの大きさに驚き、耳を塞いだ。
咆哮が終わるとルーンが、静かに座って何かを待っているようだ。
すると、エレンとカリンの目の前に光が出現した。光輝く中から人の姿が見えた。
姿を現した者にルーンが小さく鼻を鳴らして伏せた。
「あるじぃ?」
カリンが確かめるように尋ねる。
「今はそうじゃないが。君がそう呼んでいたことは知ってるよ」
男からは並々ならない覇気を感じて、エレンはたじろいだ。
男とエレンの目があった。エレンに緊張が走る。
「お会い出来て光栄です。お呼びだてした形になり申し訳ございません。私の名はエレン。隣国の王子です」
エレンは王子だ。常に最大限の敬意を払らわれる立場だが、この男から溢れる威圧に威厳には敵わない。
「知っている」
静かに深い声色。この一言で、エレンは男の全てを信頼した。
「まずはカリンを助けて頂き、またはカリンと会わせて頂きありがとうございます。そして、どうか。カリンと一緒にいることをお許し願いたい」
「それは難しい」
「なぜですかっ!」
「昔話しをしようか」
男が話しを始めた。
カリンには、ハイハイと這うようなった赤子の頃からの記憶があった。
赤子のカリンの世話をしていたのは、人の形をしたモノたちだった。それが何なのかは、カリンには分からなかった。
そして、カリンの側には、いつも一緒にいて、守ってくれる心強い相棒がいた。
額に三日月のような傷がある、白と灰色の大きな熊だ。
カリンが立てるようになり、行動範囲が広がると、光の中も大きく広くなった。
カリンの成長と共に、人の形をしたモノたちが言葉やこの世界の理について教えた。
そして、カリンは相棒の名前をルーンと名付けた。
光の中で不自由なくスクスクとカリンは育った。ルーンがいた、人の形をしたモノたちがいた、森の動物たちがいた。
カリンは寂しくなかったし、自由気ままに楽しく過ごしていた。
そして、光の中から外に出ることはしなかった。それは、必要がなかったからだ。そして、出来なかったのだった。
エレンは王子として、何不自由なく暮らしていた。だが母親は、エレンが五歳の時に流行り病で死亡する。
国王であるエレンの父親は、新しい妃を娶った。そして、男の子が生まれた。
エレンは弟が出来て喜んだが、新しい王妃はエレンを疎み、自身の子と会うことを嫌がった。エレンの仲良くしたい思いは叶わない。
まだ幼かったエレンには、その理由がわからなかった。
しかし成長するにつれて、周りの者たちの話しから察する。
そして、エレンの知らないところで、王位継承権を争う派閥が出来ていたのだった。
益々、普通の兄弟として接する事が難しくなる。そんな環境の中でエレンは育った。
「弟でなく妹ならば、仲良く出来たのだろうか」
エレンの呟きに、母親代わりの侍女が驚いた顔をする。
彼女はエレンを取り上げた助産師で、そのまま侍女としてエレンの世話をしていた。
「なぜ、そんなに驚くのだ。僕の妹とならば、さぞ可愛いだろうなぁ」
エレンは、心の憂いを隠して戯けてみた。
「申し訳ございません」
突然、侍女が深々と頭を下げると、涙を浮かべて立ち去った。
その後は、何も無かった様に、変わらない侍女の姿に違和感を抱くも、エレンは心に蓋をして、知らないふりをした。
カリンと会ってから、その事を思い出したエレンは、留学中の学校の長期休暇を利用して一時帰国する。
すぐに、母親の遺品が整理されている部屋に向かった。
自分の生まれた時の事を知る、手がかりになる物がないのかと探す為だった。
日記があればと思うがなさそうだ。本の中に何か書いたり、メモを挟んだりしてないかと手当たり次第に確認していく。
目ぼしい場所は探した。
あとは、関係が無さそうな服や宝石などだ。一つ一つと箱を開けて調べていく。
今までの雰囲気と違う小さな箱があった。開けてみると、赤ん坊の服が入っていた。
青色と桃色のお揃いの服だ。
青色はエレンの物だとすれば、桃色の物は……。
箱の底には封筒があった。送り主は母親の母、エレンの祖母からだった。
エレンは封筒から取り出して手紙を広げた。
書かれている内容にエレンは震えた。
『私の夢見が当たっているならば、男の子と女の子の双子が生まれるわ。双子が不吉だなんて、大昔の迷信を惑わされては駄目よ。生まれて来る子に罪はないのだから』
エレンの祖母には予知夢の能力があった。
祖母の血筋には不思議な力を持つ者が多かったと母親が話していた。そして、その能力が自分にもあればと嘆いていたのを思い出した。
エレンは確信した。
カリンはエレンの双子の妹で、生まれてすぐに、あの森に捨てられたのだ。
エレンの胸は悲しさで張り裂けそうになる。だけど、カリンに出会えた事に歓喜した。
その後、エレンは育ての従女に、この事実を突きつけた。
彼女は涙を流しながら、事の顛末を話した。
『男の子ならエレン、女の子ならカリンよ』
双子であると知りながらも、エレンの母親は生まれてくる子は一人だと立ち振る舞った。
助産師だった女は、双子が生まれたならば、王命に従って、女の子の命を奪わなければならなかった。
しかし、直接手を下すなど無理な話しだ。だから、隣国の魔物がいる森に置き去りする事にしたのだ。そして、せめて……と思い。母親が付けた名を残してその場を去ったのだ。
「どうか、この事を公にしてはなりません。エレン様も妹君も危のうございます」
確かに、カリンが生きていたと知れば命が狙われるだろう。それを知るエレンに、育ててくれた彼女もだ。
エレンは一刻も早く、カリンに伝えたくて、予定よりも早くに隣国へと戻った。
「カリンは僕の妹で、動物と意思の疎通が出来る不思議な力を持っているのは、祖母の力を受け継いでいるからなんだ」
「エレンは、ぼくのお兄ちゃんなのぉ」
「そうだよ! こんなに良く似ているんだ。兄妹でないわけがないよ」
「そっかぁー。ぼく、嬉しい」
「うん。僕も、嬉しいよ」
エレンが、これからの話しをする。
留学が終われば、エレンは自国へ帰らなくてはならない。カリンと離れ離れになる。
一国の王子が、隣国にそうそう訪れる事はできない。だから、一緒にエレンの国に行って、安全な場所で身を隠すことを提案する。
「ダメだよぉ」
「どうして」
「ぼくがここから出ちゃうとねぇ、消えちゃうだって。そしてね、魔物の森の境がなくなるだってぇ」
「誰がそんな事いったんだ」
「あるじぃ」
「あるじ? カリンとそいつは、どういう関係なんだ」
「ぼくをこの世に留めているヒト」
カリンの言い回し、話し方が独特なのは、話し相手がいなかったからだと、エレンは思っていた。
それでも今まで問題なく理解出来ていた。
しかし、今回の言葉の意味を理解するのが難しかった。
「留めている……。その、あるじは何処にいるの」
「わかんない」
「どんな人なんだ」
「会ったことないのぉ」
「なんだって!」
エレンは二人の関係が理解出来ない。
ただ、この結界を張っているのは、その者で。カリンをここに留めている者。何としても会って話しをしなければならない。だが、手がかりが……。
「ルーン……。ルーンは、そのあるじについて何か知らないかな」
「ルーンはね。あるじの式神なの」
それを早く言ってくれっと、エレンは心の中で叫んだ。
「カリン。ルーンを呼んでくれないかな」
いつもならば、カリンを通じてルーンと交流するが、今回は直接、話しをしてみることにした。
「ルーン。大切な話しだ。あるじという者がカリンをここに留めているって聞いた。僕はカリンと一緒にいたい。もう離れ離れは嫌なんだ」
ルーンは大人しく最後までエレンの話しを聞いていた。
そして突然、咆哮を上げた。
それは、とても大きく、この世の果てまで届くのではないだろうか。まるで魔物のようだ。
エレンもカリンもあまりの大きさに驚き、耳を塞いだ。
咆哮が終わるとルーンが、静かに座って何かを待っているようだ。
すると、エレンとカリンの目の前に光が出現した。光輝く中から人の姿が見えた。
姿を現した者にルーンが小さく鼻を鳴らして伏せた。
「あるじぃ?」
カリンが確かめるように尋ねる。
「今はそうじゃないが。君がそう呼んでいたことは知ってるよ」
男からは並々ならない覇気を感じて、エレンはたじろいだ。
男とエレンの目があった。エレンに緊張が走る。
「お会い出来て光栄です。お呼びだてした形になり申し訳ございません。私の名はエレン。隣国の王子です」
エレンは王子だ。常に最大限の敬意を払らわれる立場だが、この男から溢れる威圧に威厳には敵わない。
「知っている」
静かに深い声色。この一言で、エレンは男の全てを信頼した。
「まずはカリンを助けて頂き、またはカリンと会わせて頂きありがとうございます。そして、どうか。カリンと一緒にいることをお許し願いたい」
「それは難しい」
「なぜですかっ!」
「昔話しをしようか」
男が話しを始めた。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる