[R18]魔法少女とふたなり魔法少女 ~大切な人を想うほど、この体は欲望を求めてしまう〜

ころにゃん(完結保証)

文字の大きさ
2 / 25

2話:揺れる教室、芽生える熱視線

しおりを挟む
翌朝、ベッドの上で目覚めた私の体は、鉛のように重かった。昨夜の出来事が、夢ではなかったことを全身が訴えている。熱に浮かされたような肌、そして、体の奥で微かに燻り続ける奇妙な疼き。鏡に映る自分はいつもと同じ女子高生のはずなのに、その内側が決定的に変質してしまったことを、私は嫌でも理解していた。

女の子を見ると興奮してしまう──。

そんな呪いのような体質を抱えて、日常に戻らなくてはならない。重い足取りでリビングへ向かうと、「ナギサちゃん、おはよう。少し顔色が悪いけど、大丈夫?」と、優しいヒカリお姉ちゃんが心配そうに声をかけてくれた。

「う、うん。大丈夫だよ、お姉ちゃん。ちょっと寝不足なだけ」

その優しささえも、今の私には毒だった。ヒカリお姉ちゃんの柔らかな笑顔を見ただけで、胸の奥が「きゅん」と妙な音を立てる。慌てて視線を逸らし、朝食のパンを口に詰め込んだ。

いつもと同じ通学電車。でも、世界はまるで違って見えた。ぎゅうぎゅう詰めの車内は、女の子たちの甘い香りで満ちている。シャンプーの香り、制汗剤の香り、そして、すぐ隣に立つ同い年くらいの女の子から漂う、清潔な石鹸の香り。それらが混じり合って鼻腔をくすぐるたびに、体の奥がじわりと熱を帯びる。

「ご、ごめんなさい…っ」

電車の揺れで、背中合わせになった女の子の柔らかな体が押し付けられる。その瞬間、ぞくりと背筋に走った甘い痺れに、私は息を呑んだ。だめ、だめだ。こんなところで、意識してはいけない。

学校に着くと、親友のサオリとソラが駆け寄ってきた。

「ナギサー! おはよー!」
「な、ナギサちゃん、おはよう…」

明るく元気なソラと、少し内気で恥ずかしがり屋なサオリ。二人の笑顔は、昨日までの私にとっては当たり前の、大切な日常の一部だった。でも、今は違う。

「二人とも、おはよう」

なんとか笑顔を返したけれど、内心は冷や汗が止まらない。ソラが話しながら私の肩にぽんと手を置いた。ただそれだけなのに、触れられた部分から熱が広がり、スカートの下がじゅわっと湿るのを感じてしまう。

「…んっ」

思わず漏れた小さな声に、サオリが「どうしたの、ナギサちゃん?」と不思議そうに首を傾げる。その仕草が、信じられないくらい可愛く見えて、さらに心臓が跳ねた。

「な、なんでもない! ちょっと考え事してただけ!」

必死で取り繕う私の様子がおかしかったのか、ソラとサオリは顔を見合わせる。その時、私の体から溢れ出た熱が、二人にも伝わってしまったのかもしれない。

「あれ…? なんだか、顔が熱いかも…」
「わたしも…。どうしたんだろう…」

訳も分からず頬を赤らめる二人を見て、罪悪感で胸が押し潰されそうになる。私のせいだ。私がこんなヘンな体になってしまったから、二人まで巻き込んでしまっている。

その日一日は、まさに地獄だった。授業中、前の席に座るサオリのうなじから目が離せない。体育の授業では、楽しそうに笑い合うソラの汗ばんだ肌がやけに艶めかしく見えてしまう。そのたびに、私は机の下で強く拳を握りしめ、太ももをつねって、どうにか正気を保っていた。

そして、帰り道。朝以上の、殺人的な満員電車。人の波に押され、私はソラとサオリの間に挟まれる形になってしまった。右からはソラの、左からはサオリの体温が伝わってくる。二人の話し声が耳元で響き、甘い香りが私を包み込む。もう、限界だった。体の奥から突き上げてくる熱は、もう抑えようがなかった。下腹部がきゅうっと収縮し、脚の付け根が疼いて仕方がない。

「はぁ…っ、はぁ…っ」

息が荒くなる。意識が朦朧としてきて、このままでは本当にまずい。私は必死に唇を噛み、目的の駅に着くまで耐え抜いた。

「じゃあね、ナギサ!」
「また明日ね、ナギサちゃん…」

二人に別れを告げるのもそこそこに、私は逃げるように自宅へと走った。

「ただいま」の声もか細く、一直線に自室へ向かう。ドアを閉め、鍵をかけた瞬間、私は崩れるようにベッドへ倒れ込んだ。

「はぁ…っ、ん、ぅ…っ」

もう我慢できない。体中が熱くて、どうにかなってしまいそうだった。脳裏に焼き付いているのは、今日一日ずっと見ていた、大好きな親友たちの姿。ソラの屈託のない笑顔。サオリの恥じらう仕草。肩に触れられた時の感触。耳元で聞こえた、二人の声。

「ソラちゃん…、サオリちゃん…っ」

喘ぎながら、無意識に二人の名前を口にしていた。なんてことを考えているんだろう。二人は大切な友達なのに。こんな汚れた目で見て、いやらしい想像の対象にしてしまうなんて。罪悪感が押し寄せる一方で、体は正直に疼きを増していく。この熱を発散させなければ、変身は解けない。私は、自分自身を慰めるしかないのだ。

震える手で、制服のスカートをまくり上げる。自分の脚なのに、まるで知らない誰かのものであるかのように艶めかしく見える。太ももをそっと撫でると、びくりと体が震えた。指を滑らせ、湿り気を帯びた下着に触れる。布越しに伝わる熱っぽさに、思わず腰が揺れた。

「んん…っ、あ…ぁん…」

脳裏に浮かぶのは、教室でのサオリの姿。少し困ったように眉を下げて、潤んだ瞳で私を見つめている。「どうしたの?」と囁く彼女の声を思い出すだけで、体の奥がずくんと疼いた。

「サオリ、ちゃん…っ、ごめ、なさ…い…」

謝りながらも、指はもっと深い場所を求めてしまう。下着の中に指を滑り込ませると、そこはもうたっぷりと濡れていた。熱く、柔らかな粘膜に指が触れた瞬間、脳が痺れるような快感が全身を駆け巡る。

「ひゃぅ…っ! あ、あっ、んんん…っ!」

指をゆっくりと動かし、内側をなぞる。一番敏感なところを、わざと焦らすように、く、くりと刺激する。そのたびに、体が弓なりにしなり、甘い喘ぎ声が口から漏れた。

「は、ぁ…っ、ソラ、ちゃ…ん…」

今度は、体育の時間に見たソラの姿が浮かぶ。汗で少し濡れた髪をかき上げる仕草。健康的な太もも。私に笑いかけてくれた、太陽みたいな笑顔。彼女に抱きしめられたら、どんな感じがするんだろう。そんな妄想が、快感をさらに増幅させていく。

「だめ…っ、もう、むりぃ…っ!」

指の動きがどんどん早くなる。視界が白く明滅し、思考が快感に塗りつぶされていく。サオリとソラ、二人の顔が交互に浮かんで、私をめちゃくちゃにかき乱す。一番奥にある、一番感じるところを、指でぐりぐりと抉るように刺激した。

「あ"、あ"あ"ぁぁぁぁーーーーっっ!!」

今まで感じたことのない、強烈な絶頂が全身を貫いた。体がびくん、びくんと大きく痙攣し、意識が飛びそうになる。熱い奔流が内側から溢れ出し、シーツを濡らす感覚。快感の波が引いた後、私はぐったりとベッドに沈み込んだ。荒い息を繰り返しながら、ゆっくりと体の力が抜けていく。

「はぁ…、はぁ…」

これで、変身が解ける…。そう思った、その時だった。

カチャリ。

背後で、静かにドアが開く音がした。

「え…?」

振り返ることもできないまま、硬直する。

「ナギサちゃん…?」

そこに立っていたのは、心配そうな顔をした、ヒカリお姉ちゃんだった。

ヒカリのその優しい瞳は、私がベッドの上で乱れた姿のまま、快感の余韻に喘いでいるのを、確かに捉えていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

処理中です...