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15話:姉の介入、歪んだ慈愛
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あの夜アカリの腕の中で私は泥のように眠った。しかし朝の光は無慈悲に私を現実へと引き戻す。隣でまだすやすやと眠るアカリの無垢な寝顔を見て、昨夜の自分の愚かな行いが悪夢のように蘇ってきた。
私はこの子になんてことをしてしまったのだろう。
そっとベッドを抜け出し、リビングへと向かう。食卓にはすでにヒカリお姉ちゃんの姿があった。
「…おはよう、ナギサちゃん」
「お、おはよう、お姉ちゃん…」
ヒカリお姉ちゃんはいつもと同じように微笑んでいる。でもその笑顔はどこか硬く、瞳の奥には私が今まで見たことのない深い哀しみの色が揺らめいていた。
心臓がどきりと嫌な音を立てる。まさか。まさか見られていた…?
その考えを打ち消すようにアカリが「おはよー!」と元気な声でリビングに入ってきた。その顔は少しだけ眠そうだったけれど、いつもと変わらない。私のことを見ても普通に笑いかけてくれる。昨夜のことはアカリの中ではもう終わったことになっているのだろうか。その無邪気さが私の罪悪感をさらに深く抉った。
朝食の間、三人の間には奇妙に張り詰めた空気が流れていた。
その日の午後、私は自室でぼんやりと窓の外を眺めていた。サオリに会いたい。でも今の私はサオリに会う資格もない。アカリだけじゃない、ヒカリお姉ちゃんまで裏切ってしまったような気がして胸が苦しい。
コン、コン。
ノックの音に体がびくりと跳ねる。
「…どうぞ」
入ってきたのはヒカリお姉ちゃんだった。その手には二人分の紅茶が乗ったトレー。
「少し、お話しできるかしら?」
お姉ちゃんは静かにドアを閉めると私の向かいの椅子に腰掛けた。その一連の動きが有無を言わせぬ強い意志を感じさせた。
「昨日の夜のことよ」
核心を突く静かな一言。私はもう何も言い訳できなかった。
「ご、ごめんなさい…!私、アカリに、あんなこと…!」
「ナギサちゃんが、苦しんでいるのは、分かっていたわ。…ううん、分かっているつもりで、何もしてあげられなかった。私こそ、ごめんなさい」
ヒカリお姉ちゃんはそう言って深く頭を下げた。
「でもね、ナギサちゃん。アカリはまだ子供なところがあるわ。あなたのその苦しみをすべて受け止めさせるのはあまりに酷よ」
「…わかってる。わかってるけど、私、どうしたらいいか…!」
涙ながらに訴える私をヒカリお姉ちゃんは、哀れむような、慈しむような、複雑な目で見つめていた。そして意を決したようにこう言ったのだ。
「だからこれからは私が受け止めてあげる」
「え…?」
「あなたの、その欲望も、苦しみも、全部。アカリの代わりにこのお姉ちゃんが受け止めてあげるわ」
何を言っているの…? 理解が追いつかない。
ヒカリお姉ちゃんはゆっくりと立ち上がると私の隣に座り、そっと私の体を抱きしめた。そして私の耳元で震える声で囁いた。
「大丈夫。これは、ナギサちゃんを助けるためだから。治療、みたいなものよ」
その言葉を合図にしたかのように、お姉ちゃんの指が私の服の中にそっと滑り込んできた。
「ひっ…!お、お姉ちゃん、だめ…!」
抵抗しようとするけれど、体は正直に反応してしまう。お姉ちゃんの白くて綺麗な指が私の胸を優しく撫でる。その感触だけで私の体はいともたやすく熱を帯びていく。
「んぅ…っ、や、やめて…っ」
口では拒絶しながらも、体は快感を求めてしまう。なんて浅ましい体なのだろう。アカリに続き今度は実の姉にまで、こんな…。
「いいのよ、ナギサちゃん。我慢しなくていいの」
お姉ちゃんの声はどこまでも優しかった。でもその優しさが今の私には何よりも恐ろしかった。これは愛情なんかじゃない。歪んだ慈愛の形。私を、そしてお姉ちゃん自身をも、壊してしまう禁断の行為。
お姉ちゃんの指はゆっくりと、しかし執拗に、私の体を愛撫し続ける。胸の先端を優しく、繰り返し揉みしだかれ、私の口からはもう抗議の声ではなく甘い喘ぎ声が漏れ始めていた。
「あ、ぁん…っ、おねぇ、ちゃ…ん…」
「ごめんね、ナギサちゃん…。辛いわね…」
お姉ちゃんはそう呟きながら私のパジャマのズボンの中に手を入れた。そして熱く濡れた私の秘部に何の躊躇いもなくその指を触れさせた。
「あ"あ"ぁっ…!!」
強烈な快感が背骨を駆け上る。私はお姉ちゃんの腕の中で体を弓なりにしならせた。お姉ちゃんの指が私の蕾を的確に捉える。
「ここが、いいの…?ここを、こうしてあげれば、ナギサちゃんは、楽になれるのね…?」
お姉ちゃんはまるで何かを確認するかのように私の体を、ゆっくりと、丁寧に、慰め始めた。その指使いはどこかぎこちなく慣れていないのが分かった。でもその拙さが逆にこの行為の異常さを際立たせていた。
「はぁ、はぁっ…!おねぇ、ちゃん、だめ、もう、いっちゃ、う…!」
私は羞恥と快感と罪悪感の渦の中でめちゃくちゃになりそうだった。完璧だったお姉ちゃんを私が汚している。この手でこの体で。
「いいのよ、ナギサちゃん。全部、出しなさい…」
お姉ちゃんのその言葉を合図に、私の体は大きく、激しく、痙攣した。
「あ、ぁああ、ああああーーーーっっ!!」
姉の腕の中で私はまたしてもどうしようもない絶頂を迎えてしまった。
すべてが終わった後、ヒカリお姉ちゃんはぐったりとしている私をただ優しく抱きしめてくれていた。その腕の中で私は声を殺して泣き続けた。
その日の夜ヒカリが自室に戻ると、ドアの前でアカリが待っていた。
「ヒカリお姉ちゃん。ナギサお姉ちゃんのことなんだけど…」
「アカリちゃん…」
「やっぱり、様子がおかしいよ。私、心配で…。だから、お願いがあるの。明日、一緒に、ナギサお姉ちゃんのこと、放課後、見張っててくれないかな?」
アカリの真剣な瞳。ヒカリはその瞳をまっすぐに見つめ返し、静かに、しかし、強く頷いた。
「ええ、分かったわ。一緒に、ナギサちゃんのこと、見ていましょう」
二人の姉妹はまだことの真相を知らない。ただ愛する家族を守りたいという一心で固い約束を交わしたのだった。
私はこの子になんてことをしてしまったのだろう。
そっとベッドを抜け出し、リビングへと向かう。食卓にはすでにヒカリお姉ちゃんの姿があった。
「…おはよう、ナギサちゃん」
「お、おはよう、お姉ちゃん…」
ヒカリお姉ちゃんはいつもと同じように微笑んでいる。でもその笑顔はどこか硬く、瞳の奥には私が今まで見たことのない深い哀しみの色が揺らめいていた。
心臓がどきりと嫌な音を立てる。まさか。まさか見られていた…?
その考えを打ち消すようにアカリが「おはよー!」と元気な声でリビングに入ってきた。その顔は少しだけ眠そうだったけれど、いつもと変わらない。私のことを見ても普通に笑いかけてくれる。昨夜のことはアカリの中ではもう終わったことになっているのだろうか。その無邪気さが私の罪悪感をさらに深く抉った。
朝食の間、三人の間には奇妙に張り詰めた空気が流れていた。
その日の午後、私は自室でぼんやりと窓の外を眺めていた。サオリに会いたい。でも今の私はサオリに会う資格もない。アカリだけじゃない、ヒカリお姉ちゃんまで裏切ってしまったような気がして胸が苦しい。
コン、コン。
ノックの音に体がびくりと跳ねる。
「…どうぞ」
入ってきたのはヒカリお姉ちゃんだった。その手には二人分の紅茶が乗ったトレー。
「少し、お話しできるかしら?」
お姉ちゃんは静かにドアを閉めると私の向かいの椅子に腰掛けた。その一連の動きが有無を言わせぬ強い意志を感じさせた。
「昨日の夜のことよ」
核心を突く静かな一言。私はもう何も言い訳できなかった。
「ご、ごめんなさい…!私、アカリに、あんなこと…!」
「ナギサちゃんが、苦しんでいるのは、分かっていたわ。…ううん、分かっているつもりで、何もしてあげられなかった。私こそ、ごめんなさい」
ヒカリお姉ちゃんはそう言って深く頭を下げた。
「でもね、ナギサちゃん。アカリはまだ子供なところがあるわ。あなたのその苦しみをすべて受け止めさせるのはあまりに酷よ」
「…わかってる。わかってるけど、私、どうしたらいいか…!」
涙ながらに訴える私をヒカリお姉ちゃんは、哀れむような、慈しむような、複雑な目で見つめていた。そして意を決したようにこう言ったのだ。
「だからこれからは私が受け止めてあげる」
「え…?」
「あなたの、その欲望も、苦しみも、全部。アカリの代わりにこのお姉ちゃんが受け止めてあげるわ」
何を言っているの…? 理解が追いつかない。
ヒカリお姉ちゃんはゆっくりと立ち上がると私の隣に座り、そっと私の体を抱きしめた。そして私の耳元で震える声で囁いた。
「大丈夫。これは、ナギサちゃんを助けるためだから。治療、みたいなものよ」
その言葉を合図にしたかのように、お姉ちゃんの指が私の服の中にそっと滑り込んできた。
「ひっ…!お、お姉ちゃん、だめ…!」
抵抗しようとするけれど、体は正直に反応してしまう。お姉ちゃんの白くて綺麗な指が私の胸を優しく撫でる。その感触だけで私の体はいともたやすく熱を帯びていく。
「んぅ…っ、や、やめて…っ」
口では拒絶しながらも、体は快感を求めてしまう。なんて浅ましい体なのだろう。アカリに続き今度は実の姉にまで、こんな…。
「いいのよ、ナギサちゃん。我慢しなくていいの」
お姉ちゃんの声はどこまでも優しかった。でもその優しさが今の私には何よりも恐ろしかった。これは愛情なんかじゃない。歪んだ慈愛の形。私を、そしてお姉ちゃん自身をも、壊してしまう禁断の行為。
お姉ちゃんの指はゆっくりと、しかし執拗に、私の体を愛撫し続ける。胸の先端を優しく、繰り返し揉みしだかれ、私の口からはもう抗議の声ではなく甘い喘ぎ声が漏れ始めていた。
「あ、ぁん…っ、おねぇ、ちゃ…ん…」
「ごめんね、ナギサちゃん…。辛いわね…」
お姉ちゃんはそう呟きながら私のパジャマのズボンの中に手を入れた。そして熱く濡れた私の秘部に何の躊躇いもなくその指を触れさせた。
「あ"あ"ぁっ…!!」
強烈な快感が背骨を駆け上る。私はお姉ちゃんの腕の中で体を弓なりにしならせた。お姉ちゃんの指が私の蕾を的確に捉える。
「ここが、いいの…?ここを、こうしてあげれば、ナギサちゃんは、楽になれるのね…?」
お姉ちゃんはまるで何かを確認するかのように私の体を、ゆっくりと、丁寧に、慰め始めた。その指使いはどこかぎこちなく慣れていないのが分かった。でもその拙さが逆にこの行為の異常さを際立たせていた。
「はぁ、はぁっ…!おねぇ、ちゃん、だめ、もう、いっちゃ、う…!」
私は羞恥と快感と罪悪感の渦の中でめちゃくちゃになりそうだった。完璧だったお姉ちゃんを私が汚している。この手でこの体で。
「いいのよ、ナギサちゃん。全部、出しなさい…」
お姉ちゃんのその言葉を合図に、私の体は大きく、激しく、痙攣した。
「あ、ぁああ、ああああーーーーっっ!!」
姉の腕の中で私はまたしてもどうしようもない絶頂を迎えてしまった。
すべてが終わった後、ヒカリお姉ちゃんはぐったりとしている私をただ優しく抱きしめてくれていた。その腕の中で私は声を殺して泣き続けた。
その日の夜ヒカリが自室に戻ると、ドアの前でアカリが待っていた。
「ヒカリお姉ちゃん。ナギサお姉ちゃんのことなんだけど…」
「アカリちゃん…」
「やっぱり、様子がおかしいよ。私、心配で…。だから、お願いがあるの。明日、一緒に、ナギサお姉ちゃんのこと、放課後、見張っててくれないかな?」
アカリの真剣な瞳。ヒカリはその瞳をまっすぐに見つめ返し、静かに、しかし、強く頷いた。
「ええ、分かったわ。一緒に、ナギサちゃんのこと、見ていましょう」
二人の姉妹はまだことの真相を知らない。ただ愛する家族を守りたいという一心で固い約束を交わしたのだった。
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