[R18]魔法少女とふたなり魔法少女 ~大切な人を想うほど、この体は欲望を求めてしまう〜

ころにゃん(完結保証)

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17話:交錯する戦場、暴かれる秘密

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夕暮れの空気を切り裂くように私は走った。サオリのことをあんな状態で一人残してきてしまったことを想うと胸が張り裂けそうだったが、今は戦わなくてはならない。この街をみんなの日常を守るために。

現場にたどり着くと、そこにはビルほどの大きさの醜悪なデザイアが暴れまわっていた。私が一人で立ち向かおうとした、その時。

「ナギサさん!」

清らかな光と共にマリナさんが舞い降りた。彼女もまたこのデザイアの強大な気配を感じ取って、駆けつけてくれたのだ。

「マリナさん!」
「二人で、参りましょう!」

私たちは頷き合う。心強い戦友の存在に私の心にも力がみなぎる。私たちはデザイアへと同時に躍りかかった。

その頃私たちの戦いを物陰から見つめるいくつもの瞳があった。

「嘘…、ナギサちゃんが…、魔法…少女…?」

サオリは目の前で繰り広げられる光景に言葉を失っていた。さっきまで自分の腕の中で喘いでいたナギサが見たこともない戦闘服をまとい、怪物と戦っている。

「すごい…、ナギサ…」

その隣でソラもまた呆然と呟く。嫉妬と未知の興奮でめちゃくちゃになった心は今や親友の信じられない姿への驚愕でいっぱいになっていた。

そして少し離れた場所では。

「ヒカリお姉ちゃん、あれ…、ナギサお姉ちゃん、だよね…?」
「ええ…。そうよ、アカリ。ナギサちゃんは、ずっと、一人でこんなことを…」

アカリとヒカリもまたナギサの戦う姿を目撃していた。約束通り二人でナギサを尾行してきた結果たどり着いたのは、あまりに過酷な真実だった。

さらにもう一人。

「マリナ…?どうして、あなたが、あんな格好で…」

ミオは愛する親友が自分に隠れて危険な戦いをしていた事実にただ打ちのめされていた。

それぞれの想いが交錯する戦場で私たちとデザイアの戦いは激しさを増していく。そして激闘の末私たちはついにデザイアを打ち倒した。

しかし代償は大きかった。最期の断末魔と共にデザイアはありったけの欲望の瘴気を私たち二人に浴びせかけたのだ。

「くっ…!」
「また…、これ…!」

変身が解けない。それどころか今までで一番強い熱と疼きが私たちの体を内側から焼き尽くしていく。

「マリナさん、行くよ…!」
「ええ…!」

私たちはもう慣れた様子で、あの忌まわしくも私たちにとっては聖域となりつつある廃ビルへとふらつく足で向かう。残された五人はただ訳も分からないまま、傷ついた様子の二人が走り去っていくのを見ていることしかできなかった。そして心配のあまり後を追うようにその廃ビルへと向かってしまったのだ。

埃っぽいコンクリートの部屋。そこにたどり着いた瞬間私とマリナさんはもう限界だった。

「はぁ…っ、はぁ…っ」
「くるし…、ぃ…」

マリナさんの体がまたあの忌まわしい変化に苦しんでいる。熱に浮かされ潤んだ瞳で彼女は私を見つめていた。

私のせいだ。私がもっと強ければ。私が彼女を守れたなら。罪悪感とそして瘴気によって増幅された欲望が私の思考をぐちゃぐちゃにする。

「マリナさん…」

私はマリナさんの体を抱きしめた。そしてその唇を塞ぐように自分のそれで覆った。

「ん…っ、んん…」

もう理性なんてなかった。ただ目の前で苦しむ彼女を救いたい。そしてこのどうしようもない熱をどうにかしたい。その二つの感情が私を突き動かしていた。

キスをしながらマリナさんの服を脱がせていく。露わになった彼女の体。そして前回私が必死に鎮めた〝それ〟。

「ごめんね…、マリナさん…。でも、これで、楽になれるから…」

私はマリナさんを壁に寄りかからせると、その足元に膝をついた。そして苦痛に脈打つ熱いそれを今度は何の躊躇いもなく自分の口に含んだ。

「ひっ…!な、ナギサさん!?」

マリナさんは驚きと羞恥に私の頭を押し返そうとする。でももう遅い。私は彼女の全てを受け入れる覚悟を決めていた。

口内を異質な熱が満たしていく。私はただ無心にそれを吸い、舐め、扱いた。マリナさんの腰がびく、びくん、と震え、やがてその動きは快感を求めるように私の口の動きに合わせ始めた。

「あ、ぁん…っ、なぎさ、さん…、すき…」
「私も、だよ…マリナさん…っ」

互いの名前を呼び合い、想いを告げる。それが本心からの言葉なのか、それともただの欲望の産物なのか、もうどうでもよかった。

やがてマリナさんの体が大きくしなり、私の口の中に熱い奔流がほとばしる。私はその全てを飲み込んだ。

マリナさんはぐったりと壁に寄りかかったまま動かない。でもまだ足りない。瘴気がまだ私の体を蝕んでいる。そしてマリナさんの体もまだ完全に楽にはなっていない。

「マリナさん…。もっと、もっと、一つにならないと、私たちは、救われない…」

私はマリナさんの前に立つと、自分の服の留め具を外した。そして彼女の〝異形〟を自分の手で掴み、ゆっくりと自分の体の中へと導いていった。

「あ"…っ!」

初めての経験。体が引き裂かれるような鋭い痛みが走る。未知のものが私の体に入ってくる恐怖。涙が生理的に溢れ出した。

「な、ナギサさん…!ごめんなさい、痛い、ですよね…!?」

マリナさんが苦しそうな、そして快感に潤んだ瞳で私の顔を覗き込む。

「だ、大丈夫…っ。続けて、マリナさん…っ」

私が頷くのを見てマリナさんは覚悟を決めたように、ゆっくりと腰を動かし始めた。まずは私の体を慣らすように浅いところで優しく。

「ん…っ、ひぅ…っ」

入り口が熱いものでゆっくりと擦られる。痛い。まだすごく痛い。でもその痛みに混じって体が繋がっているという、とんでもない熱と背徳感が私の体の奥を満たしていく。

「大丈夫…?ナギサさん…」

マリナさんが私の唇にそっとキスを落とす。汗の味がした。その優しさに私の体の力が少しだけ抜けた。

「ん…、もう、大丈夫…だから…」

私の言葉にマリナさんは少しだけ深くその体を沈めてきた。

「あ…ぁんっ…!」

痛みが不思議な快感へと変わり始める。体の奥がじんじんと痺れ熱くなっていく。マリナさんもそれを感じ取ったのか少しずつ動きを大きくしていった。私たちは、何度も、何度も、唇を重ねた。苦しいのか気持ちいいのかもう分からない。ただ互いを貪るようにキスを繰り返した。

「はぁ…っ、ん、ぅ…」

マリナさんが私の背中に腕を回し、体を支える。汗ばんだ胸と胸が間に少しの隙間もなく押し付けられ、互いの心臓の音がじかに伝わってくる。その鼓動が私たちの興奮をさらに高めていった。

「あつい…、マリナさんの、すごく、熱いよ…っ」
「ナギサさんの中こそ…、すごく、締まってて…、気持ち、いい…ですわ…」

マリナさんの言葉が私の理性の最後の糸をぷつんと切った。私たちは獣のように互いの体を求め合った。

「あ、あんっ、あんっ!そこ、だめぇ…っ、マリナさんの、全部、奥まで…!」

マリナさんの動きがさらに深くなる。そして先端が私の内壁の一際敏感な部分をぐりと擦り上げた。

「ひゃあぁぁっ…!いや、そこ、そこは、だめぇっ…!」

今まで感じたことのない脳が焼き切れるような強烈な快感。私の体はびくん、びくん、と大きく痙攣し、マリナさんの腰にしがみつくように脚を絡めた。

「な、ナギサさん…!そんなに、感じて…、なんて、愛らしい…!」
「マリナさん、だって…!顔、真っ赤だよ…っ、声も、すごいことに…っ」

互いの名前を呼び合い、相手を煽るような言葉を囁き合う。痛みはもうどこにもなかった。ただ果てしない快感の波が私たちを飲み込んでいく。

「「い"ぐぅぅぅーーーーーっっ!!!!!」」

私たちは、お互いの体の中で、同時に、絶頂を迎えた。

その、瞬間だった。

部屋の扉がゆっくりと開かれた。

そこに立っていたのは、息を呑み、信じられないものを見る目で私たちを見つめる、サオリ、ソラ、ミオ、アカリ、そしてヒカリの五人の姿だった。
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