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第9話 親の心子知らずもとい兄の心は妹が知るわけない
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「いきなりだな......なんかメールとかで連絡してほしいわ」
買い物をして大量にビニール袋を引っ提げて3人で部屋に入ろうと鍵を取り出した瞬間、シャルロットに呼び出された
過がキーを突きだしてて間抜けだ
「先日ぶり、今日は領地にあるS級ダンジョンの攻略をしたくて呼び出したの......何か買い物の帰りでした?」
「御名答......まだ俺達これから荷物の整理しようとしてたんだよね......」
「お菓子持ってこれてよかった......」
シャルロットは3兄弟を還してから1日と半日が経っていたという、やはり5倍のスピードなんだろう。ここに来ていると、自分達も老いてしまうのじゃないかと寛太が気にしていたが、霊獣に呼び出された世界での時間の概念は無いものと考えられているらしい......でも多分
何処から召喚されているかわからないが、色んな星から呼ばれているのであれば、宇宙の謎に迫ることが出来そうだ!今度他の召喚獣に会ってみたいな!と思ったが、それはあまりヨロシクナイ状況なのでなんとも言えないとシャルロットは語った。
「にしても、シャルロット今日は勇ましいね」
「本当だね!勇ましく強調されてるね」
「なんだろうこの煽られてる感」
今日のシャルロットの装いは動きやすいパンツスタイルである
胸当てがついていて肩当ても着いているため少し重そうだが
それよりも胸当てがデカイ
仕方無いがデカイので目がいく
オーダーメイドの仕様なのだろう綺麗な紋章が入っている
がどうも目がいく
だって男の子だもん
真面目な眼鏡の奥でオッパイのことしか考えられないこともしばしばある
3兄弟はニコニコしているが、その目の奥は胸当てに釘付けだ
「シャルロットって剣はどのくらい持ってるの?」
「この長剣と脇差しですわ」
脇差しは軽そうだが、切れ味がよさげだ。長剣を背中に装備しているが抜刀して剣を一振りしてくれた。
「おおう、格好いいな!」
「なあ、俺達もなんか装備探さないと無いんだよな、一徳はそのS級ダンジョン知ってるの?なんか在庫あるかな?」
「寛ちゃん、在庫ってw......シャルロット、そのダンジョンってヒューゴってとこのダンジョンだよね?」
「そうですわ、良くご存じですのね......安心ですわ」
「僕達特にこの二人はこちらに来てまだ魔法も試し打ちもしてないし、武器も持ってないんだよね......俺はこれ持ってるけど」
そういって、持ち手がアレな鞭を取り出して見せた
シャルロットはフムと指を口にあてて言った
「では、お二人が持てる装備を用意しなくてはいけないということですね?」
「あーテニスはやってたんだけど、剣道とかやったことないしな......」
「射撃は得意なのにな......ゲームの」
「俺は乗馬クラブで鞭を使ってたから使えるのかな?」
シャルロットが心配になるような事を召喚獣達が言っているので、だんだんシャルロットの顔が青くなっていく
「良かったわ......先に呼び出していて......」
シャルロットの魔力は桁が違うらしく、1日召喚してても大丈夫なようだが
普通は皆戦闘時にしか呼び出さないらしい
そういや、そうだよな......召喚獣っていえば呼び出して、攻撃のパラメーターが溜まればこっちのターン攻撃の魔法をドカーンとやるよな......と3兄弟の間でゲームナイズされたお喋り
「とりあえずビニール袋の中身を自分達で仕分けするぞ、寛太にはほれ、お菓子、一人3食づつは食事を持っていよう」
「ふぉふぉふぉ、チョコレート素敵、ブラウニー買ってきて良かったわ......」
「可愛らしいお菓子の袋にシャルロットが釘付けになってるよ......」
「「え?」」
寛太とシャルロットは見つめあった
「今まで見たことのない袋でなにかと思いまして......不躾に見てしまって不快に思わせたかしら......」
「ううん、これ食べたいのかな?って思っただけ......その、ダンジョンとかでお腹空いたら一緒に食べようか?」
眼鏡のイケメンに微笑まれてシャルロットはまた頬を赤くした
どんだけ耐性がないねん
素直な優しさには耐性が0の様である
「えーとシャルロットのお兄ちゃんとか一緒に行くのかな?」
「兄には....家族には..内緒ですわ。」
「心配させちゃうんじゃない?大丈夫?」
「うっ」
第三者に言われると、少し冷静になったようだ
ゲームをクリアしている一徳にとって、シャルロットの性格は大体分かる
心配させまいと黙って行動して余計に心配させたり、やらかしてしまうのだ
「俺達も一緒だから、一緒に怒られに行こうか?心配させる方がよっぽど可哀想だよ」
「一緒に......怒られにですか?」
驚愕してる…
シャルロット驚愕してる
「......怒られに行かないと、いけませんか?」
もじもじ、怒られるのを怖がる子供みたいな素振りしはじめて
3兄弟の萌えゲージが上がった
「「「ダメだよ?」」」
3兄弟の笑顔が眩しい
素直な耐性が0とか思ってたが......どうやら、この召喚獣達ステータス確認したときに見た魅力って書いてたとこの数値がかなり高い様だ。シャルロットがはくはくしている。
3人ともイケメンなのだ。
声は…そう、あの人とあの人とあの人よ。
あのイケボよ。
「わ、わかりました」
「いいこだね」
過によしよししてもらって、りんご姫シャルロットが涙目になり始めた
また鼻水がでなけりゃいいけど。
買い物をして大量にビニール袋を引っ提げて3人で部屋に入ろうと鍵を取り出した瞬間、シャルロットに呼び出された
過がキーを突きだしてて間抜けだ
「先日ぶり、今日は領地にあるS級ダンジョンの攻略をしたくて呼び出したの......何か買い物の帰りでした?」
「御名答......まだ俺達これから荷物の整理しようとしてたんだよね......」
「お菓子持ってこれてよかった......」
シャルロットは3兄弟を還してから1日と半日が経っていたという、やはり5倍のスピードなんだろう。ここに来ていると、自分達も老いてしまうのじゃないかと寛太が気にしていたが、霊獣に呼び出された世界での時間の概念は無いものと考えられているらしい......でも多分
何処から召喚されているかわからないが、色んな星から呼ばれているのであれば、宇宙の謎に迫ることが出来そうだ!今度他の召喚獣に会ってみたいな!と思ったが、それはあまりヨロシクナイ状況なのでなんとも言えないとシャルロットは語った。
「にしても、シャルロット今日は勇ましいね」
「本当だね!勇ましく強調されてるね」
「なんだろうこの煽られてる感」
今日のシャルロットの装いは動きやすいパンツスタイルである
胸当てがついていて肩当ても着いているため少し重そうだが
それよりも胸当てがデカイ
仕方無いがデカイので目がいく
オーダーメイドの仕様なのだろう綺麗な紋章が入っている
がどうも目がいく
だって男の子だもん
真面目な眼鏡の奥でオッパイのことしか考えられないこともしばしばある
3兄弟はニコニコしているが、その目の奥は胸当てに釘付けだ
「シャルロットって剣はどのくらい持ってるの?」
「この長剣と脇差しですわ」
脇差しは軽そうだが、切れ味がよさげだ。長剣を背中に装備しているが抜刀して剣を一振りしてくれた。
「おおう、格好いいな!」
「なあ、俺達もなんか装備探さないと無いんだよな、一徳はそのS級ダンジョン知ってるの?なんか在庫あるかな?」
「寛ちゃん、在庫ってw......シャルロット、そのダンジョンってヒューゴってとこのダンジョンだよね?」
「そうですわ、良くご存じですのね......安心ですわ」
「僕達特にこの二人はこちらに来てまだ魔法も試し打ちもしてないし、武器も持ってないんだよね......俺はこれ持ってるけど」
そういって、持ち手がアレな鞭を取り出して見せた
シャルロットはフムと指を口にあてて言った
「では、お二人が持てる装備を用意しなくてはいけないということですね?」
「あーテニスはやってたんだけど、剣道とかやったことないしな......」
「射撃は得意なのにな......ゲームの」
「俺は乗馬クラブで鞭を使ってたから使えるのかな?」
シャルロットが心配になるような事を召喚獣達が言っているので、だんだんシャルロットの顔が青くなっていく
「良かったわ......先に呼び出していて......」
シャルロットの魔力は桁が違うらしく、1日召喚してても大丈夫なようだが
普通は皆戦闘時にしか呼び出さないらしい
そういや、そうだよな......召喚獣っていえば呼び出して、攻撃のパラメーターが溜まればこっちのターン攻撃の魔法をドカーンとやるよな......と3兄弟の間でゲームナイズされたお喋り
「とりあえずビニール袋の中身を自分達で仕分けするぞ、寛太にはほれ、お菓子、一人3食づつは食事を持っていよう」
「ふぉふぉふぉ、チョコレート素敵、ブラウニー買ってきて良かったわ......」
「可愛らしいお菓子の袋にシャルロットが釘付けになってるよ......」
「「え?」」
寛太とシャルロットは見つめあった
「今まで見たことのない袋でなにかと思いまして......不躾に見てしまって不快に思わせたかしら......」
「ううん、これ食べたいのかな?って思っただけ......その、ダンジョンとかでお腹空いたら一緒に食べようか?」
眼鏡のイケメンに微笑まれてシャルロットはまた頬を赤くした
どんだけ耐性がないねん
素直な優しさには耐性が0の様である
「えーとシャルロットのお兄ちゃんとか一緒に行くのかな?」
「兄には....家族には..内緒ですわ。」
「心配させちゃうんじゃない?大丈夫?」
「うっ」
第三者に言われると、少し冷静になったようだ
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心配させまいと黙って行動して余計に心配させたり、やらかしてしまうのだ
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「一緒に......怒られにですか?」
驚愕してる…
シャルロット驚愕してる
「......怒られに行かないと、いけませんか?」
もじもじ、怒られるのを怖がる子供みたいな素振りしはじめて
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「「「ダメだよ?」」」
3兄弟の笑顔が眩しい
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3人ともイケメンなのだ。
声は…そう、あの人とあの人とあの人よ。
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