10 / 16
第10話 温泉ってたまに気持ちいいときと同じ声出るよね
しおりを挟む「まだ大丈夫なんじゃない?向こうから還された時シャルロット時間は昼だったでしょ?」
くはーっと息を吐く過
案の定戻ってきたときは玄関の前だったが、隣の家のお兄さんが丁度部屋に入るところだったため、急に3兄弟の気配がして、振り返ってビクッとしていた。
こんばんはと挨拶を交わし、部屋に入っていったが、足音もなく現れたから、奇妙だと思われたに違いない。
悩んでも仕方無いので3兄弟はマンションの裏にある、温泉に行く事にした
なんと、この温泉200年位続いている、歴史のある温泉で、周辺にすんでいる人達は
自分の家で風呂に入るより温泉に入ることの方が多い。
「4時間弱は、呼ばれないんじゃないか?」
「まあ、服とか、収納してあるけどさ....」
「アハハ」
「それにしても、疲れないあ....眠くもならんし」
「緊張してるだけかもな」
「早目に出て、仮眠とった方が良いだろうな」
かなりの時間起きているが、一向に眠気が来ることが無く
3人は覚醒してしまっている。
「流石に、信じられない事が起こってるからな。」
3人は温泉に浸かり、ほうっと吐息をもらした
ダンジョンの中でゲームで、見たような魔物をバシバシ倒していく、一徳を唖然と見ていたり、どんなエロいお嬢様かと思いきや、自分達を呼び出したのは悪役令嬢でオッパイが挑戦的なりんご姫だし、怖そうなりんご姫のお父ちゃんとお兄ちゃんと話をしたりと、色々あったが、まだ自分達の世界では1日が終わっていないのだ。
睡眠大事だろう?って思っているのだが、眠気が来ないので、温泉に入りに来たのだ。
「まさかだけど、召喚獣って寝ないの?」
「やべえ、ゲームやりまくれるじゃん」
「仕事めっちゃ進みそう」
「え、凄い。そんな設定なの?」
色々病院で調べてほしくなってしまった。どう考えてもおかしいじゃないか。
「じゃあ、後1時間くらいあるだろうし、上がって、仮眠とってみようか」
湯船に横一列に入っていた3兄弟は、急に自分達の回りにあったはずの温かい温泉が無い事に驚愕した。
「マジか?」
「早くない?」
「え?」
「キャッ!!」
3兄弟が濡れた裸体を晒して、キャッと声を出しながらも、ちゃっかり指の間から3兄弟の身体をチェックしているシャルロットに向かって振り向いた。
大事なところは手で隠しているが、手で隠さないでやろうか(怒)とか、ちょっと思ったが、シャルロットが寝間着を着ているので、隠した。
暴れん坊になったら困るからだ。
「ご、御免なさい、そうよね、湯浴することもあるわよね!間が悪かったわね!」
真っ赤になりながら、シャルロットは、自分のバスローブを慌てて取りに行ったが、3人は、自分達の服を着ようか迷っていた。
温泉に戻ったとき困るからだ。
バスローブ待つか....的な空気になった。
「待たせたわね!」
バスローブをシャルロットから受け取るときに、シャルロットの胸の先がちょっと尖ってるけど、寝るときはブラとか着けないんだねなんて野暮なことは言わず観賞に徹している3兄弟。
俺達見て興奮しちゃったのかな?イケない子だな、ニマニマである。
少し肩が窮屈だが、胸の辺りをゆったりとってあるので、3人共問題なく着れた。
「で、こんな夜中に何の呼び出しですか?」
「伽?ニコニコ」
「あ、一徳エロ!w」
伽と、聞いて、シャルロットは考えもしなかったのだろう。
一気にピンクから赤色へ頬が色を変えた。
「な、ち、違います!明日、その、先にお二人....
スギルとカンタの装備を整えないといけないと思い、イットクに相談したかったのよ!」
「あー、成る程、話せずに還っちゃったもんね。」
「それならさ、大丈夫だよ、ヒューゴ結構あるんだよ武器、兄ちゃん達にふさわしい武器が....。」
「そ、そうなの?」
「うんうん、15階層辺りに2つともあったと思うから、そこまでは、俺がサポートするし大丈夫だよ、ただね、シャルロット....」
一徳は濡れた髪をかきあげながら、シャルロットに近づいて、シャルロットを押し倒した。
シャルロットの後ろにあったベッドはふっかふかである。
「タイミング悪いと、本当にシャルロット可愛がっちゃうよ?」
嗜虐と、色情を宿した瞳でシャルロットを見つめる一徳
シャルロットは呆気にとられて、口があんぐりしていて可愛い。
可愛いので、シャルロットの口内を指でなぞった。
瞬間、シャルロットが弾けたように目を見開き、謝った。
「ひゅ、ひゅみまへ....んんっ」
口内からシャルロットの舌を撫でながら、唇をなぞって、指を離した。
真っ赤になったシャルロットが、悩ましい表情になってしまった。
「一徳!」
後ろで前屈み気味の兄の姿を見てクスリと笑う一徳。
「大丈夫だよ、躾は必要でしょ?」
「お前本当に、向いてるよな....」
「うん♪」
ふるる、胸を揺らしながら、シャルロットは上半身を起こす。
「でも、どうしたら良いかしら....召喚…。」
まだ、恥ずかしそうに、うっとりした表情のシャルロットを見て、3兄弟の下は元気になりそうだが
真剣に考えないと、営業中に喚ばれたりしたら死活問題だ。
「みんな、仕事もあるしね、3人同時じゃなくて、行ける人が行けたほうが良いよね?」
「そうだよな....シャルロット、ちょっと呼び出すときに、話しかけてみてよ一人だけ....一回風呂に帰るか....。」
そういって、シャルロットの前で3人はバスローブを脱いでいく。
バサバサバサッ
あれ?シャルロット、鼻血出てない?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
悪役令嬢は手加減無しに復讐する
田舎の沼
恋愛
公爵令嬢イザベラ・フォックストーンは、王太子アレクサンドルの婚約者として完璧な人生を送っていたはずだった。しかし、華やかな誕生日パーティーで突然の婚約破棄を宣告される。
理由は、聖女の力を持つ男爵令嬢エマ・リンドンへの愛。イザベラは「嫉妬深く陰険な悪役令嬢」として糾弾され、名誉を失う。
婚約破棄をされたことで彼女の心の中で何かが弾けた。彼女の心に燃え上がるのは、容赦のない復讐の炎。フォックストーン家の膨大なネットワークと経済力を武器に、裏切り者たちを次々と追い詰めていく。アレクサンドルとエマの秘密を暴き、貴族社会を揺るがす陰謀を巡らせ、手加減なしの報復を繰り広げる。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる