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第11話 お風呂上がりはやっぱり牛乳
しおりを挟むさっき浸かっていた場所に3兄弟は、戻ってきた。
一徳の後ろに居たおじいちゃんが、入歯を落とした。
「誰呼ばれるかな?」
「多分お前は呼ばれないわ....」
「とりま、上がるか」
3兄弟は、風呂上がりに牛乳を飲んで、幸せを感じ、着替えた。
寝るつもりなので、スウェット上下である。
「布団に入ってると、眠くなるかな?」
「どうだろな....シャルロットのオッパイが目に焼き付いて、寝れないかも。」
「俺達誰でも呼ばれたらやばくない?w」
「自重しろよな」
「「お前が言うか....」」
一徳は、来るもの拒まず、去るもの追わずである。
一途ではない、クズの部類でレディハンターである。柏○芳恵である。意味不。
多分真実の愛に気付いていないのだろう
彼女はコロコロ変わって、今の彼女が若干腐ってて変態なので、続いている様なものだ。
「一徳は、ダメだな」
「え~ひどーい」
そんなことを言いながら、家に帰りつき
布団を敷き、川の字で寝っ転がる3人は、微かな眠気を感じ始めた。
「あー。寝れそう....。」
うとうとしだした3人に綺麗な声が聞こえた
『スギル....もう、着替えて寝てるのかしら....いつ喚んだら良いかしら....』
「お、過にいちゃんだったな....返事できるのかな....」
「あー、良いけど、シャルロット、そっちで寝ても良い?今布団の中なんだよ....。眠い....。」
『え?寝る?寝てるとこなの?じゃあ、私も、寝るわ....起きたら起こしても良いかしら....』
「うん、良いよ....お休みシャルロット....すやあ」
『話せるのね....これなら、問題ないわね....』
「シャルロット凄いね....やるね」
「だね、一発で出来るんだね!」
「そうだね、一発で....すやあ」
「一発....すやあ」
『寝たの?....お、おやすみなさい!』
違う世界で、シャルロットは考えもしなかった
自分は6時間、たっぷり寝ても、過達は1時間ほどしか寝れないことを。
『ギル、....スギル....』
「んあ?」
間抜けな声を出して過は目を覚ました。1時間と15分の睡眠である。
短い睡眠ではあったが、意外とスッキリしている。
一徳と、寛太はすやすや寝ているので、頭の中で返事が出来るか試してみた。
『起きたよ。試しに一人だけ召喚出来るのか、やってみようか....』
『ええ、喚ぶわよ....』
そう言って、念話が出来ることを確認して、何でもアリだな~と、スギルが思っていたら、シャルロットは、召喚の呪文みたいなものをブツブツ言っていた。
「お、俺だけだね!」
「成功しましたわ!」
シャルロットは、嬉しそうに成功を喜んでいる。
あれ、可愛いぞ?なんだこの子w
「偉い偉い」
無邪気にニコニコしているシャルロットが可愛くて、頭をポンポンしてやった過
照れるシャルロット
「こ、これなら、貴方達の都合も考慮して呼び出すことが出来るわね....」
「そうだなあ....」
過は、人差し指を顎の下にちょいと、あてながら少し考えて答えた。
「逼迫した状態なのに、こっちに気を使われてもどうかと思うから、一人で解決しようとせずに、困ったときは、呼び出して欲しいかな?」
「え?でも....」
「一徳はああ言ったけどさ、シャルロットが危ない時に助けらんないのなんて、意味無いでしょ?」
「ええ、まあ....。」
「だから、それだけ、ちゃんと覚えておいて」
優しく笑いかけられて、シャルロットは胸の奥からじわっと何かが広がる感覚を覚えた。
大事にされているという事を理解した。
こんな暖かいものが流れるのかと思った。
温泉の後の牛乳の満足感とどっちが価値があるだろうか?
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