悪役令嬢の断罪後は結構面白い

ゆうき鉄平

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第15話  用事があるので失礼しまーす

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一徳が、15階層で回収した過用の武器と寛太用の武器を使う練習コーナー♪
とか言って、鞭を片手に15分間みっちり講習を行った。

テニスをやっていた過は、カッコいい剣を貰った。


「これ、D◯のはや◯さの剣みたいでカッコいいな!」

「うん、それ俊敏の剣っていって、基本的に攻撃ターンが二倍になるやつ。」

「うほっ」

「これ、ガトリングガンだろ?あんまり重くないんだな...。衝撃も少ないし。玉詰まらないのか?あ、何これ玉がエンドレス出てくるじゃん(笑)」
体にフィットするタイプのガトリングガンだが、ムキムキ兄貴が持っているわけではないので、ちょっと持たされてる感がハンパないビジュアルになっている。

「多分?俺たちのステータス異様に高いからじゃない?、てか、持ち方とか操作方法言わなくてもバッチリじゃん!」

「俺を誰だと思っている!サバゲー何年やってると思ってるんだ!...。最近忙しくてこもりっきりだけど。銃器は一通り予習している!」
マニアだった。

「3年ぐらいこもってるよねw」

「うっせ、仕事が安定してきたんだよ。」

そんな、会話をしながら、武器を触り、[能力値]からの[魔法一覧]を見て
初級の魔法から上級魔法まで一通り撃ってみた。
なんか、極滅魔法とか、災害魔法とか、呪魔法とか、恐ろしげな名前の魔法も並んでいたが、ここでは必要ないとのことで、試し撃ちはしなかった。

他に調理魔法、居住空間魔法とか、チート魔法もあったので、使い方だけレクチャーして貰った。



「シャルロットもお兄ちゃんもお腹すいたでしょ?家出すんで、先に風呂でもどうですか?」

「はぁ?ダンジョンで風呂?シャルロット、君は一体どこでこんな召喚獣を手にいれたんだ、国宝級だぞ...。」

「え、じゃあ、もうローランド様を見返せる?」

目がキラキラしている

「十分だな」

シャルロットのお兄ちゃん甘い

「まあ、あんまり大きな声で言えたものではないが...。」

と一徳をジロリと見る。

一徳は爆弾投下するのがデフォルトなので危険と言えば危険だ。しかも本人に悪気がない。


「性におおらかだと問題があるからな。」

王室関係はかなり厳しい。




「ふーん。まあ、とりあえず、俺は用事があるので失礼しまーす。」
シャルロットの魔力が心配だったが急なレベルアップで問題無さそうな魔力量になっているので、過と寛太が残り、収録の予定のある一徳は、還して貰った。



15階層のボスの部屋の横にセーフティスペースがある。
そこに居住空間を出し、過達は寝るまで色んな話をした。
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