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第七章 悠久
居候
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「お主が妾に名乗らずに、逃げるから悪いのじゃ」
「はぁ……分かったよ。俺の名は、ヤナだよ」
「そうか、お主はヤナと言うのだな。よろしく頼むぞ」
「は? よろしく頼む?」
俺は、その言葉を聞き、一瞬で背筋が寒くなった。
「まさか……」
「お主、さっき『置いて行くわけなんか無い』と、大勢の前で宣言しておったでは無いか。まさか、その『約束』を反故にする訳ではあるいの? また泣くぞ? ほれほれ」
途端に、シェンラ目に涙が溜まりだした。
「待て! 分かったから、ちょっと落ち着け!」
「ふむ、『分かった』と了解も得られたしの。泣くのはやめてやるのじゃ」
シェンラの目から、瞬時にして涙が引っ込んだ。
「あなた、出会って数分で、もうしてやられてるってどうなの?」
「主様、流石にちょっと情けないかと」
「ヤナ様は、お約束から逃れられないのですね」
「ヤナビ先生、コレをチョロいって言うの?」
「ライ様、そうですよ。アレをチョロいって言うのですよ」
「お主、前から頭が弱かったんじゃの。元気出すのじゃ」
俺が、味方である筈の仲間から追い打ちをかけられていると、シェンラが励ましてきた。
「うるせぇやい!」
半ばヤケクソ気味になりつつあったが、取り敢えず先に目的を果たそうと決めた。
「またマスターは、棚上げして……」
ライから返されたサングラスから、呆れたような呟きが聞こえたが、絶対に空耳だ。
俺達は、柵で覆われている迷宮の入り口に向かって歩き出した。
どうやら、迷宮の入り口を覆う檻のような柵の扉で、門番に迷宮カードの提示を求められた。全員が、自分の迷宮カードを見せ、檻の中へと入った。
「……シェンラも、迷宮カード持っていたのか……」
もしかしたら、持っていないかも知れないと僅かな希望を持っていたのだが、見事に裏切られた。
「当たり前じゃろ。妾を誰だと思っておるのじゃ。それに、なかったとして、お主に用意させたからの、結果は一緒じゃよ」
「……お前と俺って、さっき会ったばっかりだよな? なんなの、この容赦の無い距離感は……」
「確かにそう言えば、そうじゃの。お主、アレじゃの」
「アレ?」
「イジられキャラという奴だの」
「ざけんな! 誰がだ! しかもなんで、そんな言葉を知ってるんだよ!」
非常に失礼な言葉に憤慨しつつも、シェンラが俺の世界の言葉を知っている事に驚いたのだが、シェンラはドヤ顔でニヤけるだけで、答えようとしなかった。
「はぁ……まぁ、いいや。それより迷宮内は、最深最古迷宮と言っても特に普通の迷宮と変わらんな」
俺は迷宮の入り口から、中へと入りそんな呟きをしていた。
そして、入って直ぐの迷宮の壁に触れ、スキルを発動する。
「『迷宮診断』」
「ほほう」
シェンラが、迷宮診断を発動する俺の様子を、何やらじっと見つめていた。
そして、俺の目の前に、『迷宮診断』の結果が表示された半透明のプレートが出現した。そこに『診断結果』が映し出されていた。
『診断結果』
……………………
迷宮名:最深最古迷宮デキスラニア
階層:五百階層
到達最深階層:二百階
迷宮核名:デキスラニア
種族ランク:迷宮妖精女王
状態:正常/居候有り(外出中)
……………………
「おっ、『冒険者』のレベルが上がったからかな? 前より、分かることが多くなっているな」
ケインや悪神とのいざこざの後、俺のジョブレベルは『冒険者Lv.50』になっていた。その為か、『迷宮診断』で『診断結果』に映し出される項目が増えていた。
「ここの迷宮の最下層は五百階層かよ。流石最深最古なだけあるな……って、なんだこれ? 居候? しかも外出中?」
俺が『診断結果』を見ながら呟くと、近くで俺の様子を観察していたシェンラが突然怒り出した。
「誰が居候じゃ!」
「何で、お前が怒るんだよ」
「は!? いや、何でもないのじゃ!」
何故か、頬を膨らませながらシェンラ怒っていた。
「ヤナ、居候ってなに?」
ライが『居候』ことを聞いてきたので、説明してやる。
「居候ってのはな、何も仕事もせずに、誰かの家に住み着いて飯や寝るところを貰っているような奴だよ。ただのグウタラの厄介者や、邪魔者的な奴を言うぐべへらどぅああ!」
「そこまで、言わなくたって良いではないか!」
俺は五度目の……もう数えるのは止めた。
「……くぉおのやろぉおおお! 表でやがれぇええええ! ボコスカ妙に重いドロップキックを、何度も何度もしてくれやがって! 流石にもうキレたぞ!」
俺は、流石に頭に来てこの『暴力のじゃロリ』をシメてやろうと、息巻きながら雄叫びをあげた。
「あなた、アレを見て」
俺が迷宮の出口に行こうとした時に、エディスに呼び止められある人物を指差した。
「ふえっ……ふぇええ……ひどいのじゃ……そこまで言わなくても……妾だって……ふえぇえええん!」
エディスが指差した方向を見ると、シェンラがガチ泣きしていた。
「主様、流石にあそこまで子供を泣かすのは、大人の男としてはどうかと」
「え!? 俺? 俺のせいなの!?」
「ヤナ様が言葉を発した後に、あの子は泣き出しましたよ? 幼くとも女性を泣かすとは、紳士とは言えませんね」
何故か、アシェリとセアラに咎められるような言葉と目線を頂いた。
「ヤナ、女の子泣かした。いじわるキライ!」
「ぐぼはぁ!」
俺はライの純真な瞳に睨まれながらの、『キライ』のひと言に瀕死になっていた。
「マスターが、泣ぁかした泣ぁかしたぁ、せぇんせいに言ってやろぉ」
「やかましいわ! 便乗するな! しかも、先生に言うって言うな! 地味にビクってなるだろ!」
「どれだけ小心者なんですか、マスター……」
俺がヤナビと言い合っていると、いつの間にか他の四人がシェンラの元へと集まっており、頭を撫でたりして、慰めていた。
そして、エディスに手招きされ俺もそこへと歩いて行った。
「ヤナが、謝れば許してくれるそうよ」
「何に対して謝るって言うんだよ。別に俺は悪いことなんてして…」
「ふえぇえ……ひぐっ……」
「……ごめんなさい……」
また、大泣きしそうな気配を出してくるので、取り敢えず頭を下げて謝った。
「これでいいだ……ろ……おい!」
「「「「ん?」」」」
俺が頭をあげた時、エディスにしがみ付き泣いていたシェンラを見ると嗤っていたのだ。そして、俺がシェンラを指差して驚いたので、四人がシェンラに振り向いた。
「ひぐっ……ひぐっ……」
「……このやろう……」
再度、四人に反省が足りないと説教を食らった。俺が再びシェンラを見ると、口に手を当て、笑っていた。
「てめ!? このやろう!」
「どうしたのよ、さっきから」
エディスがそう、言いながらゆっくり振り向く。
「ひぐっ……ひぐっ……」
「……共犯か?」
「「「……え?」」」
ライだけは、キョトンとしていたが、他の四人が明らかに目を逸らした。
「よぉし、分かった。そんなに俺と遊びたいんだなお前ら……ここの用事は先ずは終わったし、夕食までギルドの訓練場で遊ぼうじゃないか。足腰立たなくなるまで、遊んでやるよぉおお!」
「しまったわね、遊びすぎたみたい……」
「はい、ちょっと調子に乗りすぎました」
「シェンラちゃんも、ほら行きますよ」
「え!? 妾も!? あやつの顔が怖いほどに、歪んだ笑顔になっておるぞ!?」
俺は、加担しなかったであろうライには、普通の笑顔で話しかける。
「ライは、お姉ちゃん達が倒れたら回復してあげるんだぞぉ、その方がたくさん遊べてお姉ちゃん達も喜ぶからな」
「うん、お姉ちゃん達が喜ぶならライも嬉しい」
俺はライの頭を優しく撫でながら、四人には嗤いかける。
「……あやつは、根に持つ性格かの?」
「「「……」」」
さぁ、心ゆくまで遊ぼうか
「はぁ……分かったよ。俺の名は、ヤナだよ」
「そうか、お主はヤナと言うのだな。よろしく頼むぞ」
「は? よろしく頼む?」
俺は、その言葉を聞き、一瞬で背筋が寒くなった。
「まさか……」
「お主、さっき『置いて行くわけなんか無い』と、大勢の前で宣言しておったでは無いか。まさか、その『約束』を反故にする訳ではあるいの? また泣くぞ? ほれほれ」
途端に、シェンラ目に涙が溜まりだした。
「待て! 分かったから、ちょっと落ち着け!」
「ふむ、『分かった』と了解も得られたしの。泣くのはやめてやるのじゃ」
シェンラの目から、瞬時にして涙が引っ込んだ。
「あなた、出会って数分で、もうしてやられてるってどうなの?」
「主様、流石にちょっと情けないかと」
「ヤナ様は、お約束から逃れられないのですね」
「ヤナビ先生、コレをチョロいって言うの?」
「ライ様、そうですよ。アレをチョロいって言うのですよ」
「お主、前から頭が弱かったんじゃの。元気出すのじゃ」
俺が、味方である筈の仲間から追い打ちをかけられていると、シェンラが励ましてきた。
「うるせぇやい!」
半ばヤケクソ気味になりつつあったが、取り敢えず先に目的を果たそうと決めた。
「またマスターは、棚上げして……」
ライから返されたサングラスから、呆れたような呟きが聞こえたが、絶対に空耳だ。
俺達は、柵で覆われている迷宮の入り口に向かって歩き出した。
どうやら、迷宮の入り口を覆う檻のような柵の扉で、門番に迷宮カードの提示を求められた。全員が、自分の迷宮カードを見せ、檻の中へと入った。
「……シェンラも、迷宮カード持っていたのか……」
もしかしたら、持っていないかも知れないと僅かな希望を持っていたのだが、見事に裏切られた。
「当たり前じゃろ。妾を誰だと思っておるのじゃ。それに、なかったとして、お主に用意させたからの、結果は一緒じゃよ」
「……お前と俺って、さっき会ったばっかりだよな? なんなの、この容赦の無い距離感は……」
「確かにそう言えば、そうじゃの。お主、アレじゃの」
「アレ?」
「イジられキャラという奴だの」
「ざけんな! 誰がだ! しかもなんで、そんな言葉を知ってるんだよ!」
非常に失礼な言葉に憤慨しつつも、シェンラが俺の世界の言葉を知っている事に驚いたのだが、シェンラはドヤ顔でニヤけるだけで、答えようとしなかった。
「はぁ……まぁ、いいや。それより迷宮内は、最深最古迷宮と言っても特に普通の迷宮と変わらんな」
俺は迷宮の入り口から、中へと入りそんな呟きをしていた。
そして、入って直ぐの迷宮の壁に触れ、スキルを発動する。
「『迷宮診断』」
「ほほう」
シェンラが、迷宮診断を発動する俺の様子を、何やらじっと見つめていた。
そして、俺の目の前に、『迷宮診断』の結果が表示された半透明のプレートが出現した。そこに『診断結果』が映し出されていた。
『診断結果』
……………………
迷宮名:最深最古迷宮デキスラニア
階層:五百階層
到達最深階層:二百階
迷宮核名:デキスラニア
種族ランク:迷宮妖精女王
状態:正常/居候有り(外出中)
……………………
「おっ、『冒険者』のレベルが上がったからかな? 前より、分かることが多くなっているな」
ケインや悪神とのいざこざの後、俺のジョブレベルは『冒険者Lv.50』になっていた。その為か、『迷宮診断』で『診断結果』に映し出される項目が増えていた。
「ここの迷宮の最下層は五百階層かよ。流石最深最古なだけあるな……って、なんだこれ? 居候? しかも外出中?」
俺が『診断結果』を見ながら呟くと、近くで俺の様子を観察していたシェンラが突然怒り出した。
「誰が居候じゃ!」
「何で、お前が怒るんだよ」
「は!? いや、何でもないのじゃ!」
何故か、頬を膨らませながらシェンラ怒っていた。
「ヤナ、居候ってなに?」
ライが『居候』ことを聞いてきたので、説明してやる。
「居候ってのはな、何も仕事もせずに、誰かの家に住み着いて飯や寝るところを貰っているような奴だよ。ただのグウタラの厄介者や、邪魔者的な奴を言うぐべへらどぅああ!」
「そこまで、言わなくたって良いではないか!」
俺は五度目の……もう数えるのは止めた。
「……くぉおのやろぉおおお! 表でやがれぇええええ! ボコスカ妙に重いドロップキックを、何度も何度もしてくれやがって! 流石にもうキレたぞ!」
俺は、流石に頭に来てこの『暴力のじゃロリ』をシメてやろうと、息巻きながら雄叫びをあげた。
「あなた、アレを見て」
俺が迷宮の出口に行こうとした時に、エディスに呼び止められある人物を指差した。
「ふえっ……ふぇええ……ひどいのじゃ……そこまで言わなくても……妾だって……ふえぇえええん!」
エディスが指差した方向を見ると、シェンラがガチ泣きしていた。
「主様、流石にあそこまで子供を泣かすのは、大人の男としてはどうかと」
「え!? 俺? 俺のせいなの!?」
「ヤナ様が言葉を発した後に、あの子は泣き出しましたよ? 幼くとも女性を泣かすとは、紳士とは言えませんね」
何故か、アシェリとセアラに咎められるような言葉と目線を頂いた。
「ヤナ、女の子泣かした。いじわるキライ!」
「ぐぼはぁ!」
俺はライの純真な瞳に睨まれながらの、『キライ』のひと言に瀕死になっていた。
「マスターが、泣ぁかした泣ぁかしたぁ、せぇんせいに言ってやろぉ」
「やかましいわ! 便乗するな! しかも、先生に言うって言うな! 地味にビクってなるだろ!」
「どれだけ小心者なんですか、マスター……」
俺がヤナビと言い合っていると、いつの間にか他の四人がシェンラの元へと集まっており、頭を撫でたりして、慰めていた。
そして、エディスに手招きされ俺もそこへと歩いて行った。
「ヤナが、謝れば許してくれるそうよ」
「何に対して謝るって言うんだよ。別に俺は悪いことなんてして…」
「ふえぇえ……ひぐっ……」
「……ごめんなさい……」
また、大泣きしそうな気配を出してくるので、取り敢えず頭を下げて謝った。
「これでいいだ……ろ……おい!」
「「「「ん?」」」」
俺が頭をあげた時、エディスにしがみ付き泣いていたシェンラを見ると嗤っていたのだ。そして、俺がシェンラを指差して驚いたので、四人がシェンラに振り向いた。
「ひぐっ……ひぐっ……」
「……このやろう……」
再度、四人に反省が足りないと説教を食らった。俺が再びシェンラを見ると、口に手を当て、笑っていた。
「てめ!? このやろう!」
「どうしたのよ、さっきから」
エディスがそう、言いながらゆっくり振り向く。
「ひぐっ……ひぐっ……」
「……共犯か?」
「「「……え?」」」
ライだけは、キョトンとしていたが、他の四人が明らかに目を逸らした。
「よぉし、分かった。そんなに俺と遊びたいんだなお前ら……ここの用事は先ずは終わったし、夕食までギルドの訓練場で遊ぼうじゃないか。足腰立たなくなるまで、遊んでやるよぉおお!」
「しまったわね、遊びすぎたみたい……」
「はい、ちょっと調子に乗りすぎました」
「シェンラちゃんも、ほら行きますよ」
「え!? 妾も!? あやつの顔が怖いほどに、歪んだ笑顔になっておるぞ!?」
俺は、加担しなかったであろうライには、普通の笑顔で話しかける。
「ライは、お姉ちゃん達が倒れたら回復してあげるんだぞぉ、その方がたくさん遊べてお姉ちゃん達も喜ぶからな」
「うん、お姉ちゃん達が喜ぶならライも嬉しい」
俺はライの頭を優しく撫でながら、四人には嗤いかける。
「……あやつは、根に持つ性格かの?」
「「「……」」」
さぁ、心ゆくまで遊ぼうか
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