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最終章 願わくば花の下にて恋死なむ
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ぎゅっと目を閉じてやり過ごそうとした。
だけど、一向に心臓は静まらない。
だって…こんな…こんな近くに、いる…
「遠藤…?あの…な、ちょっと…聞きたいことがあるんだ」
そっとタオルケット越しに、兼高教授の手が背中に触れた。
その感触に、鳥肌が立った。
「2年前のこと…」
グルグルと、頭の中に桜の花が咲いた
その花吹雪の中に立っているふたりの姿
微笑む、兼高教授の白く綺麗な横顔
触れてみたい
「やっぱりあの時…見た、のか…?」
だめだ…だめなのに…
「俺と…あの人の…」
がばっと起き上がるとタオルケットを剥いだ。
「遠藤…?」
「ごめん…なさい…」
身体が震える。
顔をまともに見ることができなかった。
「やっぱり…見たんだ…」
「違うっ…何も見てないっ…」
「え…?じゃあ何を謝って…」
この人の心が、まだ椎葉教授にあるのはわかってる。
わかってるのに…
「あっ…」
その腕を掴んで引き寄せる。
止められなかった。
兼高教授を抱きしめた。
「少しだけ…このままで…」
「遠藤…」
ぎゅっと抱きしめて、感触を忘れないよう心に刻んだ。
俺は…この人のことが…好きなんだ…
多分、初めて会ったあの日から…
「えん…どう…?」
そっと背中に手が回ってきた。
驚いて兼高教授の顔を見た。
夕暮れのオレンジ色の光が、その白いなめらかな皮膚を照らしていた。
メガネを外して顔でも洗っていたのか、前髪に水の雫がきらきら光っていた。
潤んだ瞳が俺をまっすぐに見つめている。
まつげに、水の雫が付いていて…
まるであの日の泣き顔みたいだった
突然、全身の血が沸騰したように身体を駆け巡った。
強引に教授を抱き寄せると、唇を重ねた。
「っ…」
抵抗しようとする腕を掴んで、ベッドに押し倒した。
「やめろっ…」
だめだった。
止まらなかった。
触りたかった。
どうしても、触れたかった。
「待ってっ…遠藤っ…」
「ごめんなさいっ…止まらないっ…」
「俺はまだっ…」
「知ってる…知ってるよそんなの…」
兼高教授の両腕をベッドに押し付けたまま、馬乗りになっていた。
息が荒い。
心臓がバクバクしすぎて口から飛び出しそうだ。
「代わりでいいから…」
「え…?」
「……俺を……椎葉教授の身代わりにして…?」
思ってもみない言葉が、俺の口から飛び出した。
「遠藤…」
「あなたを…抱きたい…」
突然、兼高教授の身体から力が抜けた。
ゆっくりと目を閉じると、一筋涙が溢れ落ちた。
「…いいよ…」
「…え…?」
「抱いて…?遠藤…」
ゆっくりと俺の名前を言ってくれた。
「…抱いてくれるんだろ…?」
長いまつげを伏せたまま言うと、俺を見上げた。
まっすぐで、綺麗な瞳だった。
「抱けよ」
体中の水分という水分が沸騰して…
男同士でどうやってセックスなんてやるかわからないまま、とにかく教授を裸に剥いて、体中にキスをした。
思っていたとおり、白くて透き通るような肌は俺の手に吸い付いて…
肌という肌に触れて、唇を貪った。
腿に、熱の塊が当たってる。
キスしながらそれを握り込むと、教授の身体が弓なりに撓った。
だけど、一向に心臓は静まらない。
だって…こんな…こんな近くに、いる…
「遠藤…?あの…な、ちょっと…聞きたいことがあるんだ」
そっとタオルケット越しに、兼高教授の手が背中に触れた。
その感触に、鳥肌が立った。
「2年前のこと…」
グルグルと、頭の中に桜の花が咲いた
その花吹雪の中に立っているふたりの姿
微笑む、兼高教授の白く綺麗な横顔
触れてみたい
「やっぱりあの時…見た、のか…?」
だめだ…だめなのに…
「俺と…あの人の…」
がばっと起き上がるとタオルケットを剥いだ。
「遠藤…?」
「ごめん…なさい…」
身体が震える。
顔をまともに見ることができなかった。
「やっぱり…見たんだ…」
「違うっ…何も見てないっ…」
「え…?じゃあ何を謝って…」
この人の心が、まだ椎葉教授にあるのはわかってる。
わかってるのに…
「あっ…」
その腕を掴んで引き寄せる。
止められなかった。
兼高教授を抱きしめた。
「少しだけ…このままで…」
「遠藤…」
ぎゅっと抱きしめて、感触を忘れないよう心に刻んだ。
俺は…この人のことが…好きなんだ…
多分、初めて会ったあの日から…
「えん…どう…?」
そっと背中に手が回ってきた。
驚いて兼高教授の顔を見た。
夕暮れのオレンジ色の光が、その白いなめらかな皮膚を照らしていた。
メガネを外して顔でも洗っていたのか、前髪に水の雫がきらきら光っていた。
潤んだ瞳が俺をまっすぐに見つめている。
まつげに、水の雫が付いていて…
まるであの日の泣き顔みたいだった
突然、全身の血が沸騰したように身体を駆け巡った。
強引に教授を抱き寄せると、唇を重ねた。
「っ…」
抵抗しようとする腕を掴んで、ベッドに押し倒した。
「やめろっ…」
だめだった。
止まらなかった。
触りたかった。
どうしても、触れたかった。
「待ってっ…遠藤っ…」
「ごめんなさいっ…止まらないっ…」
「俺はまだっ…」
「知ってる…知ってるよそんなの…」
兼高教授の両腕をベッドに押し付けたまま、馬乗りになっていた。
息が荒い。
心臓がバクバクしすぎて口から飛び出しそうだ。
「代わりでいいから…」
「え…?」
「……俺を……椎葉教授の身代わりにして…?」
思ってもみない言葉が、俺の口から飛び出した。
「遠藤…」
「あなたを…抱きたい…」
突然、兼高教授の身体から力が抜けた。
ゆっくりと目を閉じると、一筋涙が溢れ落ちた。
「…いいよ…」
「…え…?」
「抱いて…?遠藤…」
ゆっくりと俺の名前を言ってくれた。
「…抱いてくれるんだろ…?」
長いまつげを伏せたまま言うと、俺を見上げた。
まっすぐで、綺麗な瞳だった。
「抱けよ」
体中の水分という水分が沸騰して…
男同士でどうやってセックスなんてやるかわからないまま、とにかく教授を裸に剥いて、体中にキスをした。
思っていたとおり、白くて透き通るような肌は俺の手に吸い付いて…
肌という肌に触れて、唇を貪った。
腿に、熱の塊が当たってる。
キスしながらそれを握り込むと、教授の身体が弓なりに撓った。
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