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第2章 魔人どもの野望
凱星殿の奇怪なる逢瀬
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【ベウルセン凱星殿】は水上移動都市において、最大収容人数11万人を誇る随一の巨大屋内競技場である。
その外観は凱鱗領のシンボルカラーともいえる鮮やかな群青色に染めなされた超硬ガラス製の楕円形であったが、この形状はそもそもこのスタジアムがルドストン最大の人気プロスポーツである【海門突破王】のために建造されたことに由来している。
各チーム15名ずつの、堅牢にして軽量なフルフェイスヘルメットとプロテクターに身を固めた選手達は鮮やかなチームカラーに彩られた、短時間なら潜航も可能な特殊軽金属製の高性能水上バイクに跨って敵陣に突入し、合計3つの〈海門〉突破を図る。
たとえ“水上の猛獣”が全速力で激突してもビクともしない特硬樹脂製の関門にはもちろん扉などは取り付けられてはいないが横幅と高さは進行するほどに狭小となっており、最も高得点が望める最奥部の〔天昇門〕などはまさにバイクの幅ギリギリ、しかもプレイヤーは上体を前屈みに折り曲げなければ走り抜けられぬほどのスモールサイズに設計されている(もちろんバイクの大きさは全チーム統一されて、走行性能向上に関する改造も厳禁)。
しかも肉体的負担無しに天昇門を通過させないために、プロ資格を得るためには厳格な身長制限すら課されていた…。
更に厄介なのは得点エリアの天昇門を除く2門が一直線上に設置どころかそもそも固定すらされておらず、定速で陣営内をランダムに移動し続けているという“極悪設定”である。
もちろん試合の帰趨を決する得点は海門突破で獲得するしかなかったが、単なるマシンスポーツの域に留まらず格闘技の一面も併せ持つこの競技ではバイクを利した敵への衝突のみならずあらゆる肉弾攻撃が認められており、大ケガを防ぐため“水上の猛獣”自体はフレームパイプで保護されてはいるものの、当然パイプを増やせば増やすほど重量が増してスピードに影響するため…そして何よりも観衆に“怯懦の証”と受け取られてしまう故に殆どの選手は規定によって義務付けられた最低限の枠組みしか用いようとしなかった(【血の門番】と呼ばれる、ゴールキーパー的なポジションの選手のみは例外だったが)。
さて、屋内競技である〈突破王〉のシーズンは長く、前期・後期に分けられてそれぞれの優勝チームを認定した後、年末の〘覇権樹立戦〙において真の王者が決定するというシステムだが、このクライマックスバトルは無論の事、各期の優勝戦や週末や祝祭日の好カード、更に友好教界との対抗戦といった大試合は常に凱星殿を舞台とし、されどこの巨大スタジアムはあくまでも象徴的存在であって特定チームのフランチャイズではないため、ベウルセン地区に本拠地を置く3チームもそれぞれ自前の競技場を所有していた。
従って全22チームが血で血を洗うリーグ戦は現在も開催中であったが、一般教民にとってはまさに青天の霹靂ともいえる棘蟹群団の襲来によってなし崩し的に神牙教軍との開戦の火蓋が切られたため当然ながら中断し、目下再開のメドは全く立っていない…。
もちろんこの史上初の緊急事態が突破王観戦を生き甲斐とする多くの凱鱗領教民…中でも“原理主義者”と称される熱狂的ファン層に与えるストレスは図りしれず、今や文字通り禁断症状の域に達しており、それを理由とする犯罪行為すら多発するありさま…。
しかも今日この時、彼らの〈聖地〉があろうことか敵軍の“暗黒の儀式”のために蹂躙されようとしていることを知ったなら…、
年に数度は必ず勃発する統衞軍ですら鎮圧に尻込みするほどの過激な大暴動の主犯である、侮り難い戦闘力と少なからぬ勢力を誇る原理主義者勢が大挙して押しかけて来ぬものでもない…!
もちろん、並居る血に飢えた教軍幹部連にとってそれらが脅威であるはずもなく、事情さえ許せば嬉々として遊戯感覚の殺戮に興じるのであろうが、何より今回ばかりは心服する首領にとっての神聖なる記念日、従って掃討は飛翔系刃獣が上空から代行することとなろう…。
…およそ2セスタ(18分間)の歩みの後、執教士長一行は凱星殿に到着した。
まず、〘受躰の儀〙の“主役”である依巫=萩邑りさらを教率者も使用する豪奢な〈貴賓室〉に運び入れた陀幽巴は、火原の美獣側が用意した、大女優ルターナ専属のルドストンきってのトップスタイリストを呼ばせる。
「…ロゼムス公、申し訳ないのだがここからはたとえ貴方といえどもお見せする訳にはいかぬ。
何よりもあの3人(と部屋の隅に無表情で佇立するチラワンらに顎をしゃくり)に最終的な手順を叩き込んでおかねばならんのでな…。
ではバヤーニ、台本通り首尾よく頼むぞ。
鑼幽巴、お前は別室に公をご案内(尤も、何度も当施設を利用されているゆえ我らよりはるかに内部構造にお詳しかろうが)した後、此処へ戻って監視せよ。
私は少しの間、席を外す。
…とある人物と今後のことを協議しておく必要があるのでな…」
いつでも突破王をはじめとする“海洋教界”にふさわしい水上競技を開催出来るように、凱星殿には常になみなみと海水が湛えられていたが、水位は半分程度に抑えられ、水面全体はスライド式の、厚さ1.5レクト(約110cm)に及ぶ超硬ガラスで蓋をされ、そのスペースにおいてあらゆる陸上競技や芸能関係をはじめとする様々なイベントを開催することが可能となっていた。
更に光沢あるグラウンドは数百種類もの多彩な色合いと、用途に応じて硬軟織り交ぜたコンディションに変化し得るため、極端に言えば全面を巨大な砂場と化することもボタン一つで可能なのである。
現在、地面は軍旗の基本色である青紫色であったが、何よりも目を引くのは巨大楕円の中央部に設置された、直径50レクト(37.5m)・高さ20レクト(15m)の真紅の円形大祭壇である。
しかもこの物体の頂には直径10レクト(7.5m)・厚さ1.5レクトの、依巫が横たわるための黄金の中心部(〔本祭壇〕とでも称すべきか)が据え付けられ、更に大祭壇の外縁からは金色の巨牙が8本、放射状に広がっている…。
即ち祭壇…いや、会場全体が主催者たる神牙教軍の紋章を象っているのであった!
さて、通常時は突破王の選手達に代表される“演者”が登場する入場口から真紅の大祭壇を登るための金色の階段までは、これも黄金の蛇神の如き長大な絨毯で結ばれており、このど真ん中を踏み渡る権利を有するのは首領・鏡の教聖のみと弁える異形の忠臣は慎ましくその脇を通って目的地に到達した後、教軍超兵ならではの凄まじい魔能力を見せた。
何と助走も無しに軽く膝を屈めただけで跳躍すると、一瞬にして大祭壇の頂に達したのだ。
だが…依巫も、そして何より真の主役たる鏡の教聖すら未踏の〈神聖空間〉に、如何に教軍最高幹部にして該教界執教士長とはいえ侵入してよいものなのか…?
されど、陀幽巴に選択の余地は無かったのである。
何故ならば、あろうことか彼の許可も得ずして、しかも教軍関係者ですらない一介の教民が堂々と入り込んでいたからだ!
当然のように金色絨毯を、そして黄金階段を踏みしめて…。
…乾いた拍手が本祭壇からほんの数回、響いた。
「…ふざけおって…。
確かに凱星殿で話をするとは言ったが、大祭壇を指定などした覚えはないぞ…!」
「…それが、ルドストンで何の信用もないどころか、そもそもどこの馬の骨とも知れないカルト集団が主催する怪しさと胡散臭さの極みのような単発イベントを、この由緒ある大会場で挙行する“一大奇蹟”を可能にするために奔走した最大の功労者に対する感謝の言葉なのかしら?
…それにねえ、惚れた弱みとはいえ、愛するダユハちゃんの出世のために全てを抛ったあたしなんだもの、
ここに一番乗りしてささやかな達成感に浸るくらいの権利は余りあるほど持ってると思わない…⁉」
本祭壇に自慢の臀部を預けつつ腕組みし、瞋恚の瘴気を立ち昇らせる濃緑色の龍坊主に対し微塵の恐怖も示さぬ落ち着いた口振りで、ルドストン凱鱗領が誇る若き大女優にして秘教結社・火原の美獣の事実上の新指導者、【祭霊妃】ルターナは嘯いた。
その外観は凱鱗領のシンボルカラーともいえる鮮やかな群青色に染めなされた超硬ガラス製の楕円形であったが、この形状はそもそもこのスタジアムがルドストン最大の人気プロスポーツである【海門突破王】のために建造されたことに由来している。
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たとえ“水上の猛獣”が全速力で激突してもビクともしない特硬樹脂製の関門にはもちろん扉などは取り付けられてはいないが横幅と高さは進行するほどに狭小となっており、最も高得点が望める最奥部の〔天昇門〕などはまさにバイクの幅ギリギリ、しかもプレイヤーは上体を前屈みに折り曲げなければ走り抜けられぬほどのスモールサイズに設計されている(もちろんバイクの大きさは全チーム統一されて、走行性能向上に関する改造も厳禁)。
しかも肉体的負担無しに天昇門を通過させないために、プロ資格を得るためには厳格な身長制限すら課されていた…。
更に厄介なのは得点エリアの天昇門を除く2門が一直線上に設置どころかそもそも固定すらされておらず、定速で陣営内をランダムに移動し続けているという“極悪設定”である。
もちろん試合の帰趨を決する得点は海門突破で獲得するしかなかったが、単なるマシンスポーツの域に留まらず格闘技の一面も併せ持つこの競技ではバイクを利した敵への衝突のみならずあらゆる肉弾攻撃が認められており、大ケガを防ぐため“水上の猛獣”自体はフレームパイプで保護されてはいるものの、当然パイプを増やせば増やすほど重量が増してスピードに影響するため…そして何よりも観衆に“怯懦の証”と受け取られてしまう故に殆どの選手は規定によって義務付けられた最低限の枠組みしか用いようとしなかった(【血の門番】と呼ばれる、ゴールキーパー的なポジションの選手のみは例外だったが)。
さて、屋内競技である〈突破王〉のシーズンは長く、前期・後期に分けられてそれぞれの優勝チームを認定した後、年末の〘覇権樹立戦〙において真の王者が決定するというシステムだが、このクライマックスバトルは無論の事、各期の優勝戦や週末や祝祭日の好カード、更に友好教界との対抗戦といった大試合は常に凱星殿を舞台とし、されどこの巨大スタジアムはあくまでも象徴的存在であって特定チームのフランチャイズではないため、ベウルセン地区に本拠地を置く3チームもそれぞれ自前の競技場を所有していた。
従って全22チームが血で血を洗うリーグ戦は現在も開催中であったが、一般教民にとってはまさに青天の霹靂ともいえる棘蟹群団の襲来によってなし崩し的に神牙教軍との開戦の火蓋が切られたため当然ながら中断し、目下再開のメドは全く立っていない…。
もちろんこの史上初の緊急事態が突破王観戦を生き甲斐とする多くの凱鱗領教民…中でも“原理主義者”と称される熱狂的ファン層に与えるストレスは図りしれず、今や文字通り禁断症状の域に達しており、それを理由とする犯罪行為すら多発するありさま…。
しかも今日この時、彼らの〈聖地〉があろうことか敵軍の“暗黒の儀式”のために蹂躙されようとしていることを知ったなら…、
年に数度は必ず勃発する統衞軍ですら鎮圧に尻込みするほどの過激な大暴動の主犯である、侮り難い戦闘力と少なからぬ勢力を誇る原理主義者勢が大挙して押しかけて来ぬものでもない…!
もちろん、並居る血に飢えた教軍幹部連にとってそれらが脅威であるはずもなく、事情さえ許せば嬉々として遊戯感覚の殺戮に興じるのであろうが、何より今回ばかりは心服する首領にとっての神聖なる記念日、従って掃討は飛翔系刃獣が上空から代行することとなろう…。
…およそ2セスタ(18分間)の歩みの後、執教士長一行は凱星殿に到着した。
まず、〘受躰の儀〙の“主役”である依巫=萩邑りさらを教率者も使用する豪奢な〈貴賓室〉に運び入れた陀幽巴は、火原の美獣側が用意した、大女優ルターナ専属のルドストンきってのトップスタイリストを呼ばせる。
「…ロゼムス公、申し訳ないのだがここからはたとえ貴方といえどもお見せする訳にはいかぬ。
何よりもあの3人(と部屋の隅に無表情で佇立するチラワンらに顎をしゃくり)に最終的な手順を叩き込んでおかねばならんのでな…。
ではバヤーニ、台本通り首尾よく頼むぞ。
鑼幽巴、お前は別室に公をご案内(尤も、何度も当施設を利用されているゆえ我らよりはるかに内部構造にお詳しかろうが)した後、此処へ戻って監視せよ。
私は少しの間、席を外す。
…とある人物と今後のことを協議しておく必要があるのでな…」
いつでも突破王をはじめとする“海洋教界”にふさわしい水上競技を開催出来るように、凱星殿には常になみなみと海水が湛えられていたが、水位は半分程度に抑えられ、水面全体はスライド式の、厚さ1.5レクト(約110cm)に及ぶ超硬ガラスで蓋をされ、そのスペースにおいてあらゆる陸上競技や芸能関係をはじめとする様々なイベントを開催することが可能となっていた。
更に光沢あるグラウンドは数百種類もの多彩な色合いと、用途に応じて硬軟織り交ぜたコンディションに変化し得るため、極端に言えば全面を巨大な砂場と化することもボタン一つで可能なのである。
現在、地面は軍旗の基本色である青紫色であったが、何よりも目を引くのは巨大楕円の中央部に設置された、直径50レクト(37.5m)・高さ20レクト(15m)の真紅の円形大祭壇である。
しかもこの物体の頂には直径10レクト(7.5m)・厚さ1.5レクトの、依巫が横たわるための黄金の中心部(〔本祭壇〕とでも称すべきか)が据え付けられ、更に大祭壇の外縁からは金色の巨牙が8本、放射状に広がっている…。
即ち祭壇…いや、会場全体が主催者たる神牙教軍の紋章を象っているのであった!
さて、通常時は突破王の選手達に代表される“演者”が登場する入場口から真紅の大祭壇を登るための金色の階段までは、これも黄金の蛇神の如き長大な絨毯で結ばれており、このど真ん中を踏み渡る権利を有するのは首領・鏡の教聖のみと弁える異形の忠臣は慎ましくその脇を通って目的地に到達した後、教軍超兵ならではの凄まじい魔能力を見せた。
何と助走も無しに軽く膝を屈めただけで跳躍すると、一瞬にして大祭壇の頂に達したのだ。
だが…依巫も、そして何より真の主役たる鏡の教聖すら未踏の〈神聖空間〉に、如何に教軍最高幹部にして該教界執教士長とはいえ侵入してよいものなのか…?
されど、陀幽巴に選択の余地は無かったのである。
何故ならば、あろうことか彼の許可も得ずして、しかも教軍関係者ですらない一介の教民が堂々と入り込んでいたからだ!
当然のように金色絨毯を、そして黄金階段を踏みしめて…。
…乾いた拍手が本祭壇からほんの数回、響いた。
「…ふざけおって…。
確かに凱星殿で話をするとは言ったが、大祭壇を指定などした覚えはないぞ…!」
「…それが、ルドストンで何の信用もないどころか、そもそもどこの馬の骨とも知れないカルト集団が主催する怪しさと胡散臭さの極みのような単発イベントを、この由緒ある大会場で挙行する“一大奇蹟”を可能にするために奔走した最大の功労者に対する感謝の言葉なのかしら?
…それにねえ、惚れた弱みとはいえ、愛するダユハちゃんの出世のために全てを抛ったあたしなんだもの、
ここに一番乗りしてささやかな達成感に浸るくらいの権利は余りあるほど持ってると思わない…⁉」
本祭壇に自慢の臀部を預けつつ腕組みし、瞋恚の瘴気を立ち昇らせる濃緑色の龍坊主に対し微塵の恐怖も示さぬ落ち着いた口振りで、ルドストン凱鱗領が誇る若き大女優にして秘教結社・火原の美獣の事実上の新指導者、【祭霊妃】ルターナは嘯いた。
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