イケメン教師陵辱調教

リリーブルー

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第十九章 麓戸との再会

イケメン教師、調教師と再び教室で

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 旧部室棟を後にして、麓戸は帰るのかと思いきや、小坂の後についてきた。また教室まで戻ってきてしまった。

 小坂は教室の引き戸を開けた。教室は、がらんとしていた。放課後で、部室や運動場で部活動をしている生徒もいれば、帰宅したものもいる。教室には誰もいない。

 今日の面談は村田で最後だった。この後の予定はない。
 そうであっても、ここは学校なのだ。生徒たちや、教師たち、来賓、外部の業者、保護者、いつ、誰が来るかわからない。そして見とがめられたら、おしまいだ。

 帰ってもらおう。

 小坂が、そう心に決めた時、ふいに後ろから手が伸びた。麓戸の手が、小坂の腕をつかんだ。麓戸の指が小坂の腕に食いこんだ。

 麓戸さん、だめです。

 そう言おうと思ったとき、前に押され、教室の中に一、二歩押しこまれた。
 背後で教室の扉が閉められる音がした。

 ダメです!

 小坂は、身を離そうともがいた。

 あっ。

 麓戸の熱い身体が小坂の背中に押しつけられた。
 小坂は、くらくらした。
 麓戸の腕が小坂の身体に巻きついた。小坂のふらつく身体を、しっかりと麓戸という木の幹に蔓(つる)で縛りつけるように。

 あ、あぁ……。


「久しぶりだな、愛出人、会いたかったよ。こんな形で再会できるとは」
そう言う麓戸に小坂は後ろから抱きしめられた。
 抱きすくめられると溶けてしまいそうだ。身体の力が抜ける。その小坂の力の抜けた分だけ、麓戸の腕の力が強くなる。麓戸の腕で縛られているような感覚。

 この縛(いましめ)を解かないでほしい。もっと強く縛ってほしい。
 でも、ここは教室だ。
 
 だったら、旧部室棟のがまだマシだった。立ち入り禁止で誰も来ないはずだから。教室でするはめになるくらいなら、旧部室棟で応じておけばよかった。

「生徒が来ますよ」
旧部室棟で拒んだのも、窓の外に人の気配を感じたからだ。

 小坂の警戒をよそに、麓戸は言う。
「そのスリルが、たまらないごちそうだろう?」
麓戸は小坂に笑いかけた。
「面談の時から、心ここにあらずだっただろう。何を考えていた?」

「ちがいます」
別に麓戸が期待するような、いやらしいことを考えていたわけではない。

「あの時は、麓戸さんが、あの話をもちだすから」
小坂は、その言葉を発話することを忌避した。

「あの話? 性処理係のことか?」
回避した言葉を麓戸は何なく言い当てた。

「そうです」
そんな言葉を聞くだけで忌まわしい。

「それで興奮したのか」
麓戸はプレイの延長のように軽い調子で小坂の羞恥を煽ろうとする。

「違う」
今はプレイではない。本当に本当に苦しいのだ。

「性処理係として、ラグビー部の猛者たちや、上級生たちにやられまくって四六時中、快感に喘いでいた快楽漬けの高校時代を思い出して」
麓戸は小坂の苦しみを知ってか知らずか、プレイで紛らわそうとさせる。

「僕は、あなたとは違う」
もう、うやむやにしたくない。自分は、この人とは違う。遊びで、プレイで扱うには、この苦しみは重すぎる。

「違わないさ。俺だって、そうだったんだから」
麓戸は軽々と生きているように見える。だが小坂は違った。過去を苦しんでいた。

「だって、あなたは好き好んで、その役をしていたんじゃないですか」
小坂は麓戸との間にはっきりと境界線を引きたかった。

「そうだな。縛ったり、鞭で可愛がったりするのが楽しかったな」
そう言う麓戸の笑みには余裕がある。

「僕は違うんです」
小坂は必死で伝えた。


 麓戸は、プレイを面白おかしく続けられないことに興ざめしたように舌打ちした。
 麓戸に舌打ちされることは怖かった。自分が上手くやれていないことを指摘されているようで、びくびくした。
 だが今は、その不安にじっと耐えた。
 やりすごせ。この感覚は過ぎ去る。流されるな。

「そんなに生徒会長になりたかったのか。権力に執着するとは案外、愛出人も俗物だな」
麓戸は、軽蔑するように言った。

 そんな風に言われたくない。
 僕のことを何も知らないくせに。

 麓戸が小坂の肩を抱き、小坂の顔を覗きこんだ。

「どうした? 顔色が悪いじゃないか。くだらんことをごちゃごちゃ言ってないで早いところカンフル剤を打った方が良さそうだな」

麓戸は小坂のベルトに手をかけてグイッと引っ張った。
「あっ」
小坂が息をのむ。
 大事なところに麓戸の手が触れ、ゆっくり上下した。
「あ、」
あんなに抵抗していたのに、もっとしてほしい。こうされるのが気持ちいい。
「気持ちいいのか?」
「あっ、」
何か言おうと思うが言葉にならない。
「さっきまで、あんなに息巻いていたのに。早くこういうことをしてほしかったのに、なかなかしてくれないから、拗ねていたんだな」
「んっ、んーん」
さっきまでの抵抗は本当だ。本当にもうこんなことやめたいのだ。でも気持ちいい。
「いやらしいな。真面目な先生が教室で生徒の父親から嬲ってもらって喜んでいるなんて」
「いやッ、」
小坂はかぶりを振る。
「こんな姿、生徒が見たらなんて思うだろうか、そう思うともっと興奮してくるんだろう?」
「ダメッ」
こんな姿、生徒に見せたらダメだ。
「生徒の父親とスケベがしたくて、うずうずしてたんだろう? ほかの父親もセックスしてくれたか? LINE調教でもされ始めたか?  ホテルで会う約束でもしたか?」
「してないっ」
麓戸の手が、しつこく小坂の股間を上下する。
「見境なく欲情してるんだろう。男にでも女にでも股を開いて、お尻に挿れてほしくてケツを犬みたいにプリプリ振って」
「してないです、そんなこと」
口ではそう言うが、小坂の腰はもう、麓戸の言うように、欲しがっていた。
「恥ずかしい淫乱教師だ。生徒や変態教師たちだけでは飽きたらず、生徒の保護者にまで尻を振るなんて」
小坂の股間は麓戸の手に擦られて衣服の下でパンパンに腫れていた。
「さあ素直になって『村田悪照君のお父さん、生徒の父親とセックスしたくてたまらない、いやらしい僕に恥ずかしいお仕置きをたくさんしてください』と言うんだ」
「いや、いやです、そんなこと」
「『恥ずかしいセックスが好きなんです。教室で犯してください』だろう?」
小坂のパンパンに腫れた穂先からは蜜がしとどに流れ出していた。下着の中がヌルヌルして性器の先が滑るのを感じた。
「『村田君のお父さん、僕に教室で種付けセックスしてください』ほら言って」
「あ、ア、ア、」
口の中から唾液が湧いてくる。ガニ股になった脚を曲げたり伸ばしたりしながら何とか快感を耐えている。
「『お◯◯ポしゃぶってください。僕の淫乱ケツ◯◯◯に村田君のお父さんのお◯◯ポ挿れてください』だろ」
麓戸の挑発に小坂はイヤイヤと首を振る。
「我慢できずに教室で発情して腰を振って喜んでる淫乱な姿を生徒たちに見せてやろう」
小坂の身体から力が抜けた。へなへなと倒れそうになる小坂の身体を麓戸が支えた。
「よしよし、いい子だ」
 麓戸が慣れた手つきで小坂のジッパーを開けた。
 
「麓戸さん」
小坂は、目を閉じ、口を開けた。

「教室で生徒の父親におねだりする教師か。卑猥だな」

 もういい。どうなってもいい。
 あのことを思い出すくらいなら、淫熱に身を任せて我を忘れたい。
 
 そう思う小坂を麓戸は甘やかす。

 溺れたい。麓戸との淫楽に溺れたい。

「欲しいのか」
麓戸は小坂の開いた口に指を挿れ、ねぶらせた。
 小坂は、ピチャピチャと卑猥な音を立てながら、舌で麓戸の指を念入りに舐めまわした。
「いい子だ」
犬に芸を仕込むときのように麓戸は褒める。
 小坂のいやらしい振る舞いに、麓戸は満足したように言った。
「よくできた。教室でこんなことができるなんて」
麓戸のもう片方の手が、小坂のスラックスを痴漢のようにいやらしい動きで徐々にずり下げていた。

 麓戸さん……早く触って……。

 小坂は求めるように腰を前後に振った。

「いやらしい動きだ。そうやって、すぐ自分から求めるようになるのだからな。こんな教室でも、おかまいなしに。本当にお前は、恥ずかしいくらい淫乱な教師だよ」

 麓戸の濡れた指先が下着の中に入り、後孔に触れた。
「焦らしてやりたいが、早いことしないと途中でやめるはめになるからな」
小坂の後孔は柔らかくほぐされていった。
「したくて、たまらなかったんだろう?」
強制的に顔を後ろを向かせられ口を吸われながら、ほぐされた。指がズプズプとアナルに入っていく。

「性処理係のときは、もっと乱暴に扱われたんだろう?」
麓戸に聞かれて、小坂の鼻先に部室のすえた臭いがよみがえった。
「俺は、愛出人には優しいからな」
ゆっくりと麓戸の指先がアナルの中で動いている。
 小坂は、その指をもっと深く受け入れようとして、物欲しげに腰を上下させる。
「あ……アー……」
吐息とともに、自ずと恥ずかしい声が出る。

 もっと、もっと奥に。もっと激しく。もっと大きいものを。

 次第に欲望と焦燥がつのる。
 小坂は、すっかり淫行に没入していった。

 もう誰が見ても自ら好んで卑猥な行為をしているようにしか見えないだろう。
 もう言い逃れはできない。
 それにしても興奮する。こんなところでエッチなことをしているなんて。
 それに麓戸の指。気持ちいい。今すぐにでも小坂をイかせられるのに、絶妙な具合に快感をそらし焦らしてくる。
 その過程で、小坂はどんどん淫らになっていくのだ。小坂はこの過程が好きだった。もっと焦らしてほしい。
 ほしくてほしくて最後にはどんないやらしいことでもしてしまうのだ。
 研修のときもそうだった。排便なんて信じられないほど恥ずかしい行為を皆に見られて興奮した。
 今も生徒の父親に犯されていると思うと酷く興奮した。
 教室で快楽を貪る恥すらずな教師。

「あぁ、村田君のお父さん……淫らな教師の僕にお仕置きをしてください!」



 そのとき、運動着姿の生徒の集団が、開いた廊下側の窓から見えた。

「やめて。生徒がくる」
小坂はハッとして麓戸に訴えた。

 だが麓戸の指先が後孔の中で曲げられて小坂はぼうっとなった。
「あぁっ……ん……!」
漏れる吐息を抑えようとしても、抑えられない。口は力が入らず開いたままだ。

今どんな顔をしているのだろう。こんな顔を生徒たちに見られたら。

 違うクラスの生徒たちが友達同士で話しながら小坂の教室の前を通りすぎていく。
 生徒の一人が小坂に気づいた。
 近くの生徒に、
「おい」
と言う。
 数人が小坂の方を見た。
「やばいぜ、小坂。やられてるんじゃね?」
「見るなよ」
「誰かの親父だぜ。さっきベンツが停まってたろ」
「見るなって。お前もやられたいのかよ」
生徒たちは通りすぎていった。

 ショックだった。
 もう知られている。小坂が教室で保護者に犯されているのを見ても、生徒が誰も大騒ぎしないほどに。

「わかっただろう。生徒や保護者、同僚や職員、校長の下の世話をするために、お前は雇われているんだ」

「いやだ……ちがう」

「俺が、わからせてやる」
麓戸は小坂の下着をむしりとり、指をぐいと奥まで入れた。

「あぁっ!」
廊下の窓が開いているのに声が出てしまう。

「お前の口が拒んでも、下の口は、求めている」
麓戸の指が二本になり孔の中で指を開いて、広げてみせた。

「き……気持ちいい」
小坂は廊下側の壁に手をついた。
 窓が開けられ、窓枠をつかむように言われ窓から顔を出す。喘ぎ声が廊下に響く。
「アァっ! あぁぁっ!」
恥ずかしい。恥ずかしいのに声が出てしまう。

「どこが気持ちいい」

「アァァァ!」
生徒の姿が廊下の端に見える。二、三人でこちらを見ている。
 なのに喘ぎ声を抑えられない。
 もっとしてほしい。絶頂まで導いてほしい。激しいセックスでアナルの奥まで痺れさせてほしい。
 生徒の前だろうとどうでもいい。
 もっと、もっと激しく。

「どこがいい」
焦らすように指はいい所をはずす。わざとなのだ。麓戸はわかっている。小坂の身体を開発したのは麓戸なのだ。
「もう陥落か」

「あぁぁ、村田君のお父さん、あなたのお◯◯ポで、僕のアナルにお仕置きしてください!」
小坂は廊下に向かって叫んだ。
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