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第二章 調教師編
イケメン教師、調教師に自分の自慰動画を見せつけられる
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スクリーンに、薄汚れた白い壁が映し出された。
机や椅子が無造作に積み重なり、小さな窓から夏草が風に揺れているのが見える。
ギイィと蝶番のきしむ音がしてバタンとドアが風で閉まる。
革靴の床を擦る音。光量が足らず画面は薄暗い。色調がうまく再現されず白黒に近い画面だ。
小さなガラス窓の外には、ふらふら蔓草が揺れている。窓の外から覗きこむ人影のように。床面にも、誘うように招くように不安げに影が揺れる。
衣摺れの音がする。小坂が上着を脱いでワイシャツのボタンをはずしているのだ。
小坂は、壁に背中をつけて、よりかかり、喘ぎながら、自分で、自分の身体を撫でまわし、苦しそうにもがいている。
小坂は、隠れてオナニーをしようとしていた。
小坂は、旧部室棟の立ち入り禁止のロープの向こう、禁断の廃墟で、放課後、一人、オナニーにふけっているのだった。
小坂は、股間を手で触りだした。最初は、軽く触っているだけだった。
「ん……んんんっ……あぁっ……」
それでもすでに、小坂は目を閉じて顔を仰向け口を開け、マイクにはっきりとらえられるほどの、いやらしい喘ぎ声を出していた。
小坂の手は自分の股間を揉みしだいた。
「ん、んんっ、あああっ……ああ……あああ!」
小坂の声が響いた。
「ああああ!!」
小坂が叫んだ。
「あぁ……もっと……我慢できない……」
小坂はベルトに手をかけ、ジッパーを下げた。
「あっ……んっ」
小坂は下着の上から触っていた。
「もう……我慢できない……あぁ……」
チャコールグレーのズボンが、小坂の足元に、脱皮した蛇の抜け殻のように、蛇腹のように落ちた。
まとわされた灰色のスーツのズボンから抜け出した小坂の脚は、光量の不足した画面の中で、妖しく白く光った。
まるで脱皮したばかりの蛇のように。外気に初めて触れた刺激におののく冷たい敏感な皮膚のように。小坂の脚はフルフルと震えていた。恐れと、不安と、待ちきれない期待。欲望を解き放つことへの期待。襲いくる焦燥感を制御しようとするおののき。
「あぁ……いい……」
小坂は自分で焦らすように、下着の上から触っていた。
「んんっ……気持ちいぃ……」
小坂は、しばらく腰をくねらせて喘いでいたが、ついに、
「もっと……もう、だめ……」
と下着の中に手を入れた。
「あっ! あぁっ」
小坂は派手な声をあげた。生で触っているのだ。
「も、もう……ここに……」
小坂はカメラに尻を向け、見せつけるように下着をずらし始めた。
「ほしい……んっ……」
小坂は腰をくねらせて下着を取り去っていった。下着を剥がれた尻がワイシャツの陰に見え隠れした。
「ここにっ……ん……」
小坂は、カメラのレンズによく見えるように両手で尻たぶをつかみ、左右に開いてみせた。
卑猥に赤く熟れた蕾が、小坂の両手の指先の間に見えた。
「ここに……挿れて……っ」
画面の中央に蠢く紅い蕾。薄暗い画面の中で、ゆらゆらと妖しくゆらめく白い双丘。白い臀部の薄い肉に指先が食いこんでいる。ぎりぎりと自らを痛めつけるように。
「あっ、早く……」
白い丘は誘うように円を描いて揺れる。右に左に。待ち望むように上下に。
画面の小坂は臀部から片手を放す。指先を舐る。口を開け、舌を出し、ねっとりと唾液をまぶす。
「ンッ、ん」
ペチャペチャと唾液の音を立ててはしたなくしゃぶってみせる。
「ン、ンンっ」
二、三本の指を自ら口に突っ込み、苦しげに喘ぐ。まるで無理矢理されて苦痛に喘いでいるかのように。自らの指に口腔を犯され、惚けた顔をして涎を垂らす。
「はあっ……」
ようやく自らの指の蹂躙から解放された小坂は、息をつく。
その顎からよだれの垂れているのを、小動物を食らった後の獣のように美味そうに手の甲で拭う。
ねっとりと唾液をまぶされててらてら光る指先を満足そうに眺めると、小坂は、おもむろに肛門に突き立てた。
「アッ!」
急な刺激に、小坂の身体はビクンと震えた。
「イヤッ、あぁっ」
攻め立てる指。
「はっ、はぁぁっ」
中指がぐりぐりと両尻の間にめり込んでいく。
「ダメッ、アッ、そんなっ」
ぐぐうっと指が中に見えなくなる。
「いやっ、ダメッ、そこはっ!」
小坂は背中をのけぞらせる。
「あっ……だめっ、そこっ、そんなにっ」
小坂の指は、すっかり自らの両尻の間に沈んでいる。飲み込まれた二、三本の指。指を咥えこんだ貪欲な尻。
小坂は頭をのけぞらせて叫ぶ。
「あぁっ……気持ちいぃっ!」
ついに快楽を探し当てたように。恥ずべき行為の中で悪徳にのめり込む。
「そこ……あぁん!」
小坂のしなやかで細い指。その指の何本かが、自らの両尻の間に出たり入ったりするのをレンズは、しっかりととらえていた。ぬらり、ぬらりと妖しく粘液を帯びた指が動く。
「アレを……はやく……」
画面の小坂は、もう我慢ができないというように、空いた片手で玩具を探った。
「いやらしいオナニーだ」
スクリーンを見ていた麓戸が、リアルの小坂の裸の尻を撫でて言った。
机や椅子が無造作に積み重なり、小さな窓から夏草が風に揺れているのが見える。
ギイィと蝶番のきしむ音がしてバタンとドアが風で閉まる。
革靴の床を擦る音。光量が足らず画面は薄暗い。色調がうまく再現されず白黒に近い画面だ。
小さなガラス窓の外には、ふらふら蔓草が揺れている。窓の外から覗きこむ人影のように。床面にも、誘うように招くように不安げに影が揺れる。
衣摺れの音がする。小坂が上着を脱いでワイシャツのボタンをはずしているのだ。
小坂は、壁に背中をつけて、よりかかり、喘ぎながら、自分で、自分の身体を撫でまわし、苦しそうにもがいている。
小坂は、隠れてオナニーをしようとしていた。
小坂は、旧部室棟の立ち入り禁止のロープの向こう、禁断の廃墟で、放課後、一人、オナニーにふけっているのだった。
小坂は、股間を手で触りだした。最初は、軽く触っているだけだった。
「ん……んんんっ……あぁっ……」
それでもすでに、小坂は目を閉じて顔を仰向け口を開け、マイクにはっきりとらえられるほどの、いやらしい喘ぎ声を出していた。
小坂の手は自分の股間を揉みしだいた。
「ん、んんっ、あああっ……ああ……あああ!」
小坂の声が響いた。
「ああああ!!」
小坂が叫んだ。
「あぁ……もっと……我慢できない……」
小坂はベルトに手をかけ、ジッパーを下げた。
「あっ……んっ」
小坂は下着の上から触っていた。
「もう……我慢できない……あぁ……」
チャコールグレーのズボンが、小坂の足元に、脱皮した蛇の抜け殻のように、蛇腹のように落ちた。
まとわされた灰色のスーツのズボンから抜け出した小坂の脚は、光量の不足した画面の中で、妖しく白く光った。
まるで脱皮したばかりの蛇のように。外気に初めて触れた刺激におののく冷たい敏感な皮膚のように。小坂の脚はフルフルと震えていた。恐れと、不安と、待ちきれない期待。欲望を解き放つことへの期待。襲いくる焦燥感を制御しようとするおののき。
「あぁ……いい……」
小坂は自分で焦らすように、下着の上から触っていた。
「んんっ……気持ちいぃ……」
小坂は、しばらく腰をくねらせて喘いでいたが、ついに、
「もっと……もう、だめ……」
と下着の中に手を入れた。
「あっ! あぁっ」
小坂は派手な声をあげた。生で触っているのだ。
「も、もう……ここに……」
小坂はカメラに尻を向け、見せつけるように下着をずらし始めた。
「ほしい……んっ……」
小坂は腰をくねらせて下着を取り去っていった。下着を剥がれた尻がワイシャツの陰に見え隠れした。
「ここにっ……ん……」
小坂は、カメラのレンズによく見えるように両手で尻たぶをつかみ、左右に開いてみせた。
卑猥に赤く熟れた蕾が、小坂の両手の指先の間に見えた。
「ここに……挿れて……っ」
画面の中央に蠢く紅い蕾。薄暗い画面の中で、ゆらゆらと妖しくゆらめく白い双丘。白い臀部の薄い肉に指先が食いこんでいる。ぎりぎりと自らを痛めつけるように。
「あっ、早く……」
白い丘は誘うように円を描いて揺れる。右に左に。待ち望むように上下に。
画面の小坂は臀部から片手を放す。指先を舐る。口を開け、舌を出し、ねっとりと唾液をまぶす。
「ンッ、ん」
ペチャペチャと唾液の音を立ててはしたなくしゃぶってみせる。
「ン、ンンっ」
二、三本の指を自ら口に突っ込み、苦しげに喘ぐ。まるで無理矢理されて苦痛に喘いでいるかのように。自らの指に口腔を犯され、惚けた顔をして涎を垂らす。
「はあっ……」
ようやく自らの指の蹂躙から解放された小坂は、息をつく。
その顎からよだれの垂れているのを、小動物を食らった後の獣のように美味そうに手の甲で拭う。
ねっとりと唾液をまぶされててらてら光る指先を満足そうに眺めると、小坂は、おもむろに肛門に突き立てた。
「アッ!」
急な刺激に、小坂の身体はビクンと震えた。
「イヤッ、あぁっ」
攻め立てる指。
「はっ、はぁぁっ」
中指がぐりぐりと両尻の間にめり込んでいく。
「ダメッ、アッ、そんなっ」
ぐぐうっと指が中に見えなくなる。
「いやっ、ダメッ、そこはっ!」
小坂は背中をのけぞらせる。
「あっ……だめっ、そこっ、そんなにっ」
小坂の指は、すっかり自らの両尻の間に沈んでいる。飲み込まれた二、三本の指。指を咥えこんだ貪欲な尻。
小坂は頭をのけぞらせて叫ぶ。
「あぁっ……気持ちいぃっ!」
ついに快楽を探し当てたように。恥ずべき行為の中で悪徳にのめり込む。
「そこ……あぁん!」
小坂のしなやかで細い指。その指の何本かが、自らの両尻の間に出たり入ったりするのをレンズは、しっかりととらえていた。ぬらり、ぬらりと妖しく粘液を帯びた指が動く。
「アレを……はやく……」
画面の小坂は、もう我慢ができないというように、空いた片手で玩具を探った。
「いやらしいオナニーだ」
スクリーンを見ていた麓戸が、リアルの小坂の裸の尻を撫でて言った。
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