イケメン教師陵辱調教

リリーブルー

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第二十二章

イケメン教師、麓戸との優しい後朝

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 小坂は、結局、麓戸の店のベッドで眠ってしまった。朝目覚めたら、麓戸が朝食を運んできてくれたところだった。
「すみません。僕、眠ってしまったんですね」
小坂は慌ててベッドの上で飛び起きた。
 朝までぐっすり眠れるなんて珍しいことだった。自宅でもなかなか寝付けず、悪夢に目を覚ますことも多かった。
「かまわないよ。よく寝ていたから、起こすのもしのびなくてね」
麓戸は微笑んでそう言った。優しい笑顔だなんて調子が狂う。
 オレンジジュースとパンとサラダとスクランブルエッグ。ミネラルウォーターのペットボトルとスープもある。
「えっと……なにか、すみません」
小坂は気恥ずかしい。至れり尽くせりすぎる。
 結局昨夜だって……。自分の全裸なことに気づいて、恥ずかしさに顔を熱くした。片腕で自分の肩を抱いて胸を隠し、もう片方の手で上掛けシーツを引っ張って下半身を覆った。
 渡されたローブを羽織りながら、
「あの、ほんとに、すみません」
と恐縮する。思い出すと何もかも恥ずかしかった。
「何回謝ってるんだ。なにも悪くないのに」
麓戸が苦笑した。
「麓戸さんは、もう召し上がったんですか?」
小坂は気遣った。
「まだだけど、いいよ。俺は上で食べるから」
麓戸は自分の部屋、最上階のペントハウスで食べるらしい。
 いっしょに食べることはかなわないのか。まあ、それは贅沢だよな、と小坂が思っていると、
「一緒にいたら、したくなるから」
と麓戸が遠慮がちに目を伏せて言った。
 珍しい麓戸の控えめな表情にドキッとしながら、
「僕は、いいですよ?」
と小坂は逸った。食いつくように言うのは、性欲の異常な亢進と笑われるだろうか。
「いや、昨日、酷くしてしまったから。無理させたくない」
麓戸は生真面目に言う。節制するような発言は、らしくない。
「いいのに……」
どちらかというと小坂の方が乗り気なのが、自分だけ積極的なようで恥ずかしい。
「あんな、嫌がることして、ごめんな?」
貞操帯のことを言っているのだろう。
「全然、気にしてないですよ」
小坂が断ったから、気にして落ち込んでいるのかもしれない。
「そうか。でも、もうオデトの身体の負担になるようなことはしたくない」
麓戸は反省しているように言った。
「平気ですよ。僕、まだ若いつもりですし」
そんなに気遣われて楽しくなくなるのは嫌だ。
「精神的にも。オデトは……セックス依存症の気があるから。俺も人のことは言えないけど」
えっ……。
「……依存症」
小坂は虚を突かれた。
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