イケメン教師陵辱調教

リリーブルー

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第十二章 電車編

イケメン教師、駅で校長と待ち合わせる

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 翌朝、小坂は駅で校長と待ち合わせをした。駅は通勤通学の人波でごった返している。小坂は腕時計を見た。まだ電車の時間には少し間がある。

 厚ぼったい手が、上の方から、ふいにグイッと小坂の肩をつかんだ。
 振り返ると、トレンチコートに帽子を被り、サングラスをした男がいた。すわ怪しい男、痴漢か!?と身がまえた。

「何をするんです」

小坂が、きっとなって手を払おうとすると、男は片手でサングラスをはずした。

「神崎校長……」

見慣れた顔だった。小坂はほっとするも、どうしてそんな格好なんですか、と校長をなじりたい気分だった。

「声が大きいよ」

校長は再びサングラスをかけた。

「せっかくのチャンスを、逃しはしないよ」

駅は通勤のサラリーマンたちでごったがえしている。喧騒の中、校長は小坂の耳もとに言葉を吹きこんだ。

「君と電車に乗るなんて、めったにない機会だろう?」

いやな予感がした。

「何しろ君ときたら……」

校長は小坂の顔を見てフッフと面白そうに笑った。

「何ですか」

おおかた小坂が痴漢にあいやすいことや、電車に乗りなれていないことを笑っているのだろう。小坂は、きまりが悪くなって、プイと顔をそむけた。
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