イケメン教師陵辱調教

リリーブルー

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第十二章 電車編

イケメン教師、痴漢に唇を奪われる

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「はぁ……はぁ……」

おさえたような荒い息が、背後から小坂の耳もとにかかってきた。

痴漢……!?

小坂は慄然とした。

背の高さからいって、校長ではない。
校長はどこにいったのだろう。守ってくれるのではなかったのか。こうなるであろうことは、わかっていたのに。
だから電車は嫌だといったのに!

小坂は、校長の姿を探し求めて再び首をめぐらせた。

「うっ……」

振り向いた瞬間、小坂のあごがつかまれて、なまあたたかいものが小坂の口をふさいだ。

「うっく……んっ」

舌を口に入れられた。
たくみな舌の動きが小坂をとらえる。

舌の動きが、じんじんと下半身まで熱を運ぶ。

逃れようと首を動かす動作が、深くまで入れることを求めているようになってしまい、逆にがっちりと歯車のようにはまってしまう。

口腔内部まで深く咥え込まれ、からみあい、唾液がじわじわと小坂の内部から湧き起こる。

下半身が熱い。

アナルが疼く。

さっきまでの、駅のトイレでの、校長との行為が尾を引いている。
けして、見ず知らずの痴漢の行為に感じているわけではないのに。

だから、さっき、最後までしてくれればよかったのに!
いや、でも、あんな狭いトイレでなんか。公共の駅のトイレでなんか。

先ほど、校長によって、ギリギリまで、イク寸前まで高められた小坂の身体の熱は、いったん鎮めようとしたはずなのに、痴漢の刺激でやすやすとぶり返してしまった。

小坂の口からぴちゃぴちゃと唾液の音がする。

それほど激しく、深く、電車の中で、公衆の面前で、交接してしまっているなんて。

こんな風に公衆の面前で接吻をするような習慣は小坂にはない。小坂の周りにも、そんなさばけたラテン系の人間はいない。慎ましく、規範と体面を重んじる環境の中で生きていた。品行方正さが何より求められる業界だ。

なのに、こんな、人前で接吻など。朝の光眩しい電車内で接吻など!
しかも、舌を深く交えて、絡めて。クチュクチュと。唾液を混じり合わせ、口の端から垂れそうに。

恥ずかしいのに感じてしまう。いけないと思うのに感じてしまう。痴漢に感じているのではない。けして。これも全部、神崎先生のせいなのだ。

あんなトイレでの予備行為がなかったら。こんなにも感じはしなかった。こんな行為に感じてしまうなんて。許されない。卑劣な行為に身体を熱らせるなど。許せない。自分の身体が許せない。こんな行為など許せない。
 あああ……だが……!

予期せぬ粘膜の触れ合いは、小坂の脳髄からつま先まで電気を走らせた。

もうダメだ。無理だ。我慢の限界だ。抵抗できない。
気持ちいい……。気持ちよすぎる。

相手が小坂の舌を、唾液とともに、じゅるると吸い込む。

ン……ンンン……!

レロんれろんと相手の舌が小坂の口腔を犯す。

はぁッ、アァッ。

唇が敏感になる。敏感になった唇を相手の舌が舐める。咥える。しゃぶる。

ン、んんんんん。

舌がからみ合う。もはや、小坂も積極的に相手の舌を求めてしまいそうになる。

ダメだと思うのに。ザラザラとして、ねっとりと熱い粘膜が、ゆっくりと激しく、内部で蠢く。

あぁ、もっと熱く。もっと奥まで。もっと。

求める気持ちが抑えられなくなる。

校長……。せめて見ていてください。

小坂の脳は次第に蕩けていく。

あぁ……校長……。見てください。僕のエッチな姿を見てください。痴漢に犯されている姿を。
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