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年下なのに、おかしいでしょ!

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「ベッド行こうか?   背中痛いでしょ?」

譲が言った。
 譲が僕のアナルから指を抜こうとした。

「あぁぁぁぁっ!!」

僕のアソコが譲の指を咥えて放さない。

「しょうがないなあ」

譲が指を戻す。

「アァァァァ!」

「ふふっ」

譲は、おもしろがって指を抜きかける。

「あぁぁぁ!!」

ダメ、だめ! 抜いたらダメ! 僕はかぶりを振る。

「嫌なの?」

譲は、あやすように言って、指をおさめる。

「アァァァ!!」

僕は蟇(ひき)のように脚をぶざまなガニ股にして、譲の指ほしさに、叫び続けた。
 譲の差し出した手鏡に映された僕の顔は、いやらしく変貌していた。口からはよだれが垂れ、目は血走っている。
 譲は片手の指を僕の穴に挿れたまま僕の身体を抱き上げた。譲の腕と胸の筋肉が盛り上がった。すうっと身体が持ち上がる。

「あっ、あ」

宙に浮いた心もとない感覚。頼りになるのは、譲だけだ。空中遊泳のような浮遊感の中で、アナルの感覚はいやがおうにも研ぎ澄まされる。
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