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怪盗シャーマナイト
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『舞踏会の夜、シャンデリアと共に姫君を貰い受ける』
学園長が差し出したカードには、走り書きのような字でそう書いてあった。
「殺害予告か。大胆だな。これはどちらで発見されたのですか?」
「金庫の中に置かれておった。あたかも、盗まれたものの代わりのように」
アレクサンダーの問いに、学園長が答える。
「盗まれたものとは?」
「それは申し上げられん。学園の機密事項である」
「金目当ての線は薄いと受け取ってよろしいですか」
「左様」
相変わらず刑事のような問いかけをするアレクサンダー。黙って聞いていたマーガレットは我慢できずに挙手した。
「あの、これは強盗殺人と噂が立っておられるようですけれども、皆様もそうお考えなのでしょうか」
「……どういう意味だ? マーガレット」
「ええと……つまりその、いるはずの無い人物のご遺体があったことと、学園長室のものが盗まれたのは、別のお話ではないかと」
「うむ。強盗という意味では、当てはまらんかも知れんの。ワシや他の補佐の者が襲われたならともかく、発見されたのは投獄されていたはずの男である」
髭を触りながら、学園長が答える。
「それはそうかも知れないが……だからと言ってなんだというんだ? 確かに副学長がなぜそこに居たのかは謎ではあるが、居合わせた彼を殺し、機密書類を盗み、血文字とカードを残して去ったことには変わりがないように思うが」
「盗んだ方と殺した方は、別人物かも知れないと思うんですの」
「根拠はあるのか?」
「そういうのは、特にないのですが……」
アレクサンダーの詰問に、マーガレットは上手く答えられない。昨日の夜、彼と共に死体を発見していたなどと申し出る勇気はなかった。だが、彼を殺人犯とされるのは嫌なのだ。
「つまり、マーガレット嬢はこう言いたいわけだな?」
その会話へ割って入って来たのは、ナタリーであった。彼女は机上に置かれたカードを拾い、人差し指と中指で挟む。
「この犯行予告が、殺人を示唆しているとは限らない、と」
ナタリーは男勝りの口調でそう言う。解釈は少し違うが、マーガレットは頷くことにした。怪盗が彼女を殺そうとしているとは思えないのだから。
「この学園内で姫君と呼ばれるに値する人物はなるほど、私しかいなかろうな。その私を、文字通り盗み出すつもりかもしれない、と」
「だが、それもひとつの解釈でしかないだろう」
アレクサンダーの言葉にナタリーは頷く。
「うむ。シャンデリアが舞踏会ホールのものを指すならば、あの様なものを盗めるとも思えんな」
「なにかの比喩表現の可能性もある。いずれにしろ、謎が多すぎるな。舞踏会は中止した方が良いのでは」
「あれは伝統でもあり、私の晴れ舞台でもあるのだぞ。たとえ命が狙われていようが、開催して貰わねば。そも、舞踏会を中止したとて、狙われぬという保証もなかろうよ。ならば開催したほうが警戒もしやすいというものだ」
アレクサンダーの提案にナタリーは大袈裟に溜息をつきながら首を振る。
「ふむ。それはまた、検討せねばなるまい」
学園長も考え込む。
「それに、ハンナ・ベリー。貴女の存在はとても心強い。私にもしものことがあった時には、救っていただけるだろうか」
ナタリーがハンナの方へ近寄り、手を取ってキスをする。さながら騎士のような華麗さで 。
「あ、あの。それはもちろんです」
ハンナは赤くなりつつも応える。
「そこなんだ。ハンナ、君の力は知れ渡っている。ナタリー姫が命を狙われているならば、君にも危険が及ぶかもしれないと僕は思う」
「そうだな。先に蘇生の使い手を潰すだろうな。私でもそうするさ」
「そんな……!」
王子や姫に脅されて慄くハンナ。
「だから、僕に君を守らせては貰えないだろうか」
「えっ」
直後のアレクサンダーの申し出に、ハンナは一転して固まる。
「ハンナは僕らと違って護衛を雇えるような身分にない。いつ狙われるかもわからないから、校内でも守りを固めるのが安心だと思うんだ」
「いえ、でも私は。狙われると決まった訳ではありませんよね?」
「可能性があるならば、お願いするべきですわよ、ハンナ」
遠慮する様子のハンナに、マーガレットが後押しする。
「君ならそう言ってくれると思ったよ」
「当然ですわ。ハンナは大切なお友達ですもの」
一応、婚約者候補であるマーガレットに気を使ったのだろう。アレクサンダーが安心したように言う。以前のマーガレットならば拒否することも有り得たが(と言うよりはおそらく全力で拒否した事だろうが)、今のマーガレットにとっては渡りに船以外の何物でもない。
ハンナの身の安全のみならず、アレクサンダーと親密になるだろう機会まで加わったのだから。
元々想い合う者同士だったのだから、接点さえできれは上手く行くとマーガレットは踏んでいる。
「でも、マーガレット様」
「ハンナ。貴女はいい加減、ご自身の立場を理解するべきですわ。特別な力を持っているのですから、胸を張って守られればよろしくてよ。殿方に守られるのも、淑女の嗜みというものですわ。殿下の申し出を、無下にお断りするおつもりですの?」
マーガレットはハンナにウインクしてみせる。
「そ、そういうもの、なのですね……。でしたら、アレクサンダー殿下、よろしくお願いいたします」
ハンナはアレクサンダーに丁寧にお辞儀をした。アレクサンダーの方はどこか嬉しそうに、「うん」と頷く。
(あら。もう既に結構、良い雰囲気なのでは……?)
マーガレットも2人を見てニコニコと笑う。
「それで、舞踏会当日の話なのだが。ナタリー姫はパートナーは決まっているのですか?」
「あぁ。生徒会の役員から選出しているよ。今年は腕の立つ者を選ぼう。まぁ、私も少しは心得があるが」
通常、女性からパートナーを申し込むのは淑女らしくないとマナー違反となるのだが、型破りな女性である。剣技や護身術も嗜むというのもどうやら噂通りらしい。男勝りな姫君である。
「ならば、ナタリー姫は問題なさそうだが。ハンナを君にお願いしたいと、僕は思ったのだがどうだろうか?」
そう言って、アレクサンダーはギルバートを見た。
「あぁ、俺が残されたのはそういう事ですか」
ギルバートは納得したようにそう言う。
今のところ立場上、アレクサンダーはマーガレットとパートナーになる必要がある。婚約者候補であるから絶対では無いが、そうでないと外聞は悪い。
「護衛を兼ねるならライナス様が適任では?」
「ライナスには全体の警戒に加わって貰いたいんだ。彼ならば近くにいなくても、いざと言う時誰の元へも駆けつけられる。僕は君の実力も知っているから、適任だと思ったんだ」
「なるほど。……しかし、ハンナさんは困惑してますが」
「勿論、彼女の意思は尊重する。どうだろう。ギルバートが相手で問題はあるだろうか」
ギルバートとアレクサンダーがハンナを見ると、彼女は慌てて両手を振る。
「いえ! 光栄なお話です、が、その……えっと」
ハンナはマーガレットの方を見た。
「あら。わたしくも大賛成ですわよ」
にこやかに、笑ったつもりではあった。けれど表情は固かったかもしれない。ハンナの心配そうな顔がそれを証明している気がした。
実際、何処の馬の骨やらわからない女生徒と組まれるよりはずっと良い。それはマーガレットもわかっているのだが。
「ハンナさん程では無いかもしれませんが、マーガレットお嬢様も危険かもしれないことを殿下は認識していますか」
「あぁ。マーガレットも名指しで巻き込まれて罪を着せられそうになったわけだからな。その理由が不明な以上、またなにか巻き込まれる可能性はある。安心してくれ。会場では僕が必ず守るから」
「……わかりました。では、ハンナさん。俺にエスコートさせて貰えませんか」
マーガレットの様子を知ってか知らずか、ギルバートはハンナに手を差し出して舞踏会のパートナーを申し込む。
「え、ええ。喜んで、お受けいたします」
ハンナも戸惑いながら一礼してその手を取った。
(うぅ、こっちはこっちで、お似合いな気がしますわ……)
形式的なやり取りなのはわかっていても、複雑な気持ちになるマーガレットであった。
その後はアレクサンダーからの正式な誘いがあり、マーガレットはそれを受けた。
以前の時間軸でもお誘いは受けた訳だが、その時は大層心が踊ったものだ。
容姿も所作も非の打ち所がないアレクサンダーの青く綺麗な双眸は、誰のことだって魅了する。
だからマーガレットは、そんな彼の心を奪いつつあったハンナに嫉妬して意地悪をしたのだ。あれは間違いなく醜い嫉妬心だった。だからマーガレットは嫉妬という感情はよく知っている。
けれど、この今の感情はなんだろうか。ハンナに対する憎しみもない。彼女がギルバートの心を奪おうとしているわけでもない。ギルバートが自ら彼女をパートナーに選んだわけでも、なんでもない。
「マーガレット様。大丈夫です。後でゆっくり、お話を」
ハンナがニコリと笑ってそう言った。マーガレットはそれだけで少し安心して、頷くことができた。
学園長が差し出したカードには、走り書きのような字でそう書いてあった。
「殺害予告か。大胆だな。これはどちらで発見されたのですか?」
「金庫の中に置かれておった。あたかも、盗まれたものの代わりのように」
アレクサンダーの問いに、学園長が答える。
「盗まれたものとは?」
「それは申し上げられん。学園の機密事項である」
「金目当ての線は薄いと受け取ってよろしいですか」
「左様」
相変わらず刑事のような問いかけをするアレクサンダー。黙って聞いていたマーガレットは我慢できずに挙手した。
「あの、これは強盗殺人と噂が立っておられるようですけれども、皆様もそうお考えなのでしょうか」
「……どういう意味だ? マーガレット」
「ええと……つまりその、いるはずの無い人物のご遺体があったことと、学園長室のものが盗まれたのは、別のお話ではないかと」
「うむ。強盗という意味では、当てはまらんかも知れんの。ワシや他の補佐の者が襲われたならともかく、発見されたのは投獄されていたはずの男である」
髭を触りながら、学園長が答える。
「それはそうかも知れないが……だからと言ってなんだというんだ? 確かに副学長がなぜそこに居たのかは謎ではあるが、居合わせた彼を殺し、機密書類を盗み、血文字とカードを残して去ったことには変わりがないように思うが」
「盗んだ方と殺した方は、別人物かも知れないと思うんですの」
「根拠はあるのか?」
「そういうのは、特にないのですが……」
アレクサンダーの詰問に、マーガレットは上手く答えられない。昨日の夜、彼と共に死体を発見していたなどと申し出る勇気はなかった。だが、彼を殺人犯とされるのは嫌なのだ。
「つまり、マーガレット嬢はこう言いたいわけだな?」
その会話へ割って入って来たのは、ナタリーであった。彼女は机上に置かれたカードを拾い、人差し指と中指で挟む。
「この犯行予告が、殺人を示唆しているとは限らない、と」
ナタリーは男勝りの口調でそう言う。解釈は少し違うが、マーガレットは頷くことにした。怪盗が彼女を殺そうとしているとは思えないのだから。
「この学園内で姫君と呼ばれるに値する人物はなるほど、私しかいなかろうな。その私を、文字通り盗み出すつもりかもしれない、と」
「だが、それもひとつの解釈でしかないだろう」
アレクサンダーの言葉にナタリーは頷く。
「うむ。シャンデリアが舞踏会ホールのものを指すならば、あの様なものを盗めるとも思えんな」
「なにかの比喩表現の可能性もある。いずれにしろ、謎が多すぎるな。舞踏会は中止した方が良いのでは」
「あれは伝統でもあり、私の晴れ舞台でもあるのだぞ。たとえ命が狙われていようが、開催して貰わねば。そも、舞踏会を中止したとて、狙われぬという保証もなかろうよ。ならば開催したほうが警戒もしやすいというものだ」
アレクサンダーの提案にナタリーは大袈裟に溜息をつきながら首を振る。
「ふむ。それはまた、検討せねばなるまい」
学園長も考え込む。
「それに、ハンナ・ベリー。貴女の存在はとても心強い。私にもしものことがあった時には、救っていただけるだろうか」
ナタリーがハンナの方へ近寄り、手を取ってキスをする。さながら騎士のような華麗さで 。
「あ、あの。それはもちろんです」
ハンナは赤くなりつつも応える。
「そこなんだ。ハンナ、君の力は知れ渡っている。ナタリー姫が命を狙われているならば、君にも危険が及ぶかもしれないと僕は思う」
「そうだな。先に蘇生の使い手を潰すだろうな。私でもそうするさ」
「そんな……!」
王子や姫に脅されて慄くハンナ。
「だから、僕に君を守らせては貰えないだろうか」
「えっ」
直後のアレクサンダーの申し出に、ハンナは一転して固まる。
「ハンナは僕らと違って護衛を雇えるような身分にない。いつ狙われるかもわからないから、校内でも守りを固めるのが安心だと思うんだ」
「いえ、でも私は。狙われると決まった訳ではありませんよね?」
「可能性があるならば、お願いするべきですわよ、ハンナ」
遠慮する様子のハンナに、マーガレットが後押しする。
「君ならそう言ってくれると思ったよ」
「当然ですわ。ハンナは大切なお友達ですもの」
一応、婚約者候補であるマーガレットに気を使ったのだろう。アレクサンダーが安心したように言う。以前のマーガレットならば拒否することも有り得たが(と言うよりはおそらく全力で拒否した事だろうが)、今のマーガレットにとっては渡りに船以外の何物でもない。
ハンナの身の安全のみならず、アレクサンダーと親密になるだろう機会まで加わったのだから。
元々想い合う者同士だったのだから、接点さえできれは上手く行くとマーガレットは踏んでいる。
「でも、マーガレット様」
「ハンナ。貴女はいい加減、ご自身の立場を理解するべきですわ。特別な力を持っているのですから、胸を張って守られればよろしくてよ。殿方に守られるのも、淑女の嗜みというものですわ。殿下の申し出を、無下にお断りするおつもりですの?」
マーガレットはハンナにウインクしてみせる。
「そ、そういうもの、なのですね……。でしたら、アレクサンダー殿下、よろしくお願いいたします」
ハンナはアレクサンダーに丁寧にお辞儀をした。アレクサンダーの方はどこか嬉しそうに、「うん」と頷く。
(あら。もう既に結構、良い雰囲気なのでは……?)
マーガレットも2人を見てニコニコと笑う。
「それで、舞踏会当日の話なのだが。ナタリー姫はパートナーは決まっているのですか?」
「あぁ。生徒会の役員から選出しているよ。今年は腕の立つ者を選ぼう。まぁ、私も少しは心得があるが」
通常、女性からパートナーを申し込むのは淑女らしくないとマナー違反となるのだが、型破りな女性である。剣技や護身術も嗜むというのもどうやら噂通りらしい。男勝りな姫君である。
「ならば、ナタリー姫は問題なさそうだが。ハンナを君にお願いしたいと、僕は思ったのだがどうだろうか?」
そう言って、アレクサンダーはギルバートを見た。
「あぁ、俺が残されたのはそういう事ですか」
ギルバートは納得したようにそう言う。
今のところ立場上、アレクサンダーはマーガレットとパートナーになる必要がある。婚約者候補であるから絶対では無いが、そうでないと外聞は悪い。
「護衛を兼ねるならライナス様が適任では?」
「ライナスには全体の警戒に加わって貰いたいんだ。彼ならば近くにいなくても、いざと言う時誰の元へも駆けつけられる。僕は君の実力も知っているから、適任だと思ったんだ」
「なるほど。……しかし、ハンナさんは困惑してますが」
「勿論、彼女の意思は尊重する。どうだろう。ギルバートが相手で問題はあるだろうか」
ギルバートとアレクサンダーがハンナを見ると、彼女は慌てて両手を振る。
「いえ! 光栄なお話です、が、その……えっと」
ハンナはマーガレットの方を見た。
「あら。わたしくも大賛成ですわよ」
にこやかに、笑ったつもりではあった。けれど表情は固かったかもしれない。ハンナの心配そうな顔がそれを証明している気がした。
実際、何処の馬の骨やらわからない女生徒と組まれるよりはずっと良い。それはマーガレットもわかっているのだが。
「ハンナさん程では無いかもしれませんが、マーガレットお嬢様も危険かもしれないことを殿下は認識していますか」
「あぁ。マーガレットも名指しで巻き込まれて罪を着せられそうになったわけだからな。その理由が不明な以上、またなにか巻き込まれる可能性はある。安心してくれ。会場では僕が必ず守るから」
「……わかりました。では、ハンナさん。俺にエスコートさせて貰えませんか」
マーガレットの様子を知ってか知らずか、ギルバートはハンナに手を差し出して舞踏会のパートナーを申し込む。
「え、ええ。喜んで、お受けいたします」
ハンナも戸惑いながら一礼してその手を取った。
(うぅ、こっちはこっちで、お似合いな気がしますわ……)
形式的なやり取りなのはわかっていても、複雑な気持ちになるマーガレットであった。
その後はアレクサンダーからの正式な誘いがあり、マーガレットはそれを受けた。
以前の時間軸でもお誘いは受けた訳だが、その時は大層心が踊ったものだ。
容姿も所作も非の打ち所がないアレクサンダーの青く綺麗な双眸は、誰のことだって魅了する。
だからマーガレットは、そんな彼の心を奪いつつあったハンナに嫉妬して意地悪をしたのだ。あれは間違いなく醜い嫉妬心だった。だからマーガレットは嫉妬という感情はよく知っている。
けれど、この今の感情はなんだろうか。ハンナに対する憎しみもない。彼女がギルバートの心を奪おうとしているわけでもない。ギルバートが自ら彼女をパートナーに選んだわけでも、なんでもない。
「マーガレット様。大丈夫です。後でゆっくり、お話を」
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