瞳の奥に潜む野獣 

果汁さん

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 文献は白夜の夜と記されており死を催した跡がある。
 緋色鬼が現れたその姿は意表を突いてた。


 不自然な白い布で編みられた世界を脅かす政府。
 『忘却の狼』の手のものだ。
「繰り返し亡き者」
「世界は我等の手に」
 忘却の狼は動き出す。
「麒麟の悲鳴を創り出すのだ」
「太陽」
「後継者を探せ」
「真実のならず者」
「野獣を生かすな」
「我等『忘却』の名を忘れてはならない」
「麒麟の悲鳴は我等『忘却』」
 悲鳴を探す抜殻。
 破壊の探究を求めれば死を意味する。
 不死鳥、死者の戯言。
 さすれば永遠の命、命を宿る。


 世界が混沌している。悲鳴を創り出すには奴の剣が必要だ。

 白夜は抜殻の結集。
 奴等は命を信ずる。
 グラッシェ エヴォルブの亡き民は《駆逐ノ猛火》と名付けている。
「今はまだ」
 ボスの風格のあるフードの男が地を這うような声で言った。
 世界は悲鳴を。



 目覚めた野獣一行は夢を見てた。

 グラッシェ エヴォルブの最下層にて。
「野獣だからだよ」
「野獣、野獣って」
 野獣は襲った相手を覚えている。それが復元され見る事ができる。
 バモスは今、従魔のクロと同一している。
 八岐ノ御璽で閉じ込められた怨霊が祀られてる。
 八岐ノ御璽は不死鳥の祀りに奉る。
 世界はその結界で安寧を期している。
 従魔のクロはその重要な役割を担う。
 八岐ノ御璽は雨音に晒されながらも無彩色の光を浴びる。
 蔓延る世に死を継ぐさなわなければ雨音の不死鳥あらず。八岐ノ御璽は世の真理である。

 八岐大蛇は御璽に詳しいみたいだ。
 根幹を揺るがすその罰の名を読み解く。

 『幽霊扉門ゴーストエリア
 影の雅は呪いだ。
 根源を見抜く赤き塔を見上げるかのようだ。
 クロは霊体にも強い。
 Second プロジェクトはこの領地をホログラムで区域を創り市民の安全を確保している。
 決して簡単には出られない。
 このエリア外でもホログラムで囲まれた箇所はまだ実在し平和を促す建前だ。
 
 『朧気監獄』
 紅満月と太陽の光が差し込む異様な監獄。
 野獣は居ないが『朧気』は増えている。
 『朧気』古き世から解き放たれる器。満月に留まる穢れのない鏡だ。
 描写せし無き魔獣となりて。
 魔獣は人を写す鏡となる。

 不死鳥の祀りはエリア区域内で死を継ぐさせる広場である。
 外壁に白いオブジェが均等に飾られてその真ん中で八岐ノ御璽が広場の中心『我塊』に反る。

 雲に覆われ天候は見せない。

 此処にくれば、会える。
「せっかちだよなー」
「いや、これは試練だ」
 断りを見せない。
 八岐大蛇は睨んでいる。おい、出させろと伝えてくるが無理だ。せっかちは八岐大蛇の方だ。
 結局、場所へ来たものの人魔竜はまだ来ていない。

「謳う声が聞こえてきたら八岐大蛇はビビるかな」
 人魔竜はいつも、不穏な音を出し寄せ付けない様に展開して気配を悟られなくする。

 黒い煙と風の圧力に負けそうになる。
 人魔竜が現れる前、八岐ノ御璽に僅かな変化があった。RE マスターアヴェルが服装を変えやってきた。
「久しい、カーボン」
「げっ、REマスターかよ」
「カーボンじゃなくて野獣と言わないんだな」
「野獣は世界政府が恐れている、カーボンと言わせてもらう」
 アヴェルは外套に身を包み頭を覆っている。
 研究の傷跡が顔に広がり包帯で人相を自身だと思われないように認識をずらしている。
 人魔竜は現れない。REマスターアヴェルが概要を伝えにきたとみて間違いない。
 狼は野獣の後継者を対象に悲鳴の復活を果たす。
 野獣を倒すにはカーボンなのだ。
「椿、抜き出してみろ」
 いきなり無茶な。
「無理、心に聞いてみても無理だ」
 静まって肘を首に当て考えるアヴェルは武器を抜き出せと言っているがそんな力はもたない。
「椿の力を信じるんだ」
「そうはいっても」
 邪悪な力になら可能だろうが光の源から得るなら敵わない。
「なら、私が」
 フレグラの声が脳内に響く。
「フレグラ、何のようだ」
「前世の記憶から姿を顧み複製する」
 炎の向日葵、フレグラは炎を撒き散らし眼球を赤に変え力を使う。
「椿、擬似化」
「これは」
 野獣の身体が『魁龍』の前世に寄せられ獣ような顔が消滅した。

 魁龍が現れたことによりバモスは外套で身を包み姿を悟られないREマスターアヴェルの肩へ乗った。
 野獣じゃなくなったからなのか本能からなのかは不明。

 長い年月を掛けて姿を眩まし海の最果てに君臨する白き龍はフレグラの擬似化によって魂が替わる。
「魁龍の前世って」 
 世界では何百年も前の話。
 大陸も違えば差が出る。
 伝承の姿とは比べられないが事実、魁龍は存在した。
 REマスターアヴェルは実態を知っていたのか驚かなかった。あらゆる研究をしてきたアヴェルに抜殻以外の順序はない。
 抜殻、この世の真理をも覆す禁断の書物だ。

 フレグラは抜殻を世界から追放しようとしている。

 太陽の所持者が狙うからだ。
 太陽の所持者、七つの質に選ばれた物達である。
 所持者は偽りの人間を許さない。
 国が探し回っている世界の抜殻、野獣と狼の秘密を国中が求めている。背中から野獣の気だけが充満し姿に戻るのは可能のようだ。
 白い龍は魁龍ではない気もしたが形態が変えられるのは有り難い。
 不死鳥の祀りに奉る八岐ノ御璽は赤き塔を気にしているようだった。雨音は鳴り止まないその力は還らずにいる。

「魁龍」
 未だに信じられないバモスはREマスターアヴェルの肩から見下ろす。
 信じられない。
「バモス、この姿は前世ではない。安心しろ」
「そうでもないよ。匂いは僅かに」
「なんだ」
 匂ってるのか。香水か。
「香水の匂い」
 そうと言いたそうに頷く。
「ならさっさと野獣に戻る」
「いやまてまて」
「どうした」
「八岐大蛇は」
 八岐ノ御璽に反応した大蛇が百合根 本滝で見た八岐大蛇の人型で現れた。
 
「俺は此処に居るぞ」
 その姿は紛れもない姿だ。
「心臓部で見た八岐大蛇」
 幣を片手に俺の方へ斬り掛かる。
 幣は刀でもあるのか。
「おい、八岐大蛇。早く出たかったのなら」
「理の因縁を解き彼奴の野獣としての真実を壊せ」
 魔法の詠唱でもなさそうだ。
「まて、なんで八岐大蛇が野獣を」
 バモスが焦っている。
「不死鳥の雷を受け取るがいい」
 八岐大蛇は刃を交差させる。
「アヴェル!」
 必死に訴えるバモスに戸惑いを見せないアヴェル。
「不死鳥、」
 野獣から白き龍の杖が現れた。杖は幣となった刃の剣先に当たった。
 正確には野獣の気からだ。
「バモスの言った通りになった」
 八岐大蛇は潔く離れ、距離を取る。
「不死鳥の奉りの効果だ」
 アヴェルは全てを超越した研究者でもある。
 選ばれたわけではない。一時的な報いを受けた。
 不死鳥の縁だ。
 椿の力は一時的なものだ。
「引き出せなかったか」
 野獣はこれで倒せると思うがこれじゃあ損だな。
 未だに椿は使いこなせなかった。

 不死鳥の祀りに未練がある八岐大蛇にとって俺の姿が憎かったのかもしれない。
 聖騎士カグラは雄叫びを上げたその後、意識不明の状態で屋敷へ運ばれた。
 屋敷は病症に詳しい医者『軽身』と称する専門分野で働く城直属の物が看病している。
 
 複雑な治療も巧みとし扱われカグラは姫君でもあり特例法により第三継承に基づき屋敷に連れて行く事を許可されている。屋敷の名は『紅原灯』 
 微かに発光する「紅い薬草の花」が一面に咲き乱れる。磨き抜かれた木造の廊下に温かみのある琥珀色のライト。この光には、魔物の瘴気や精神的な動揺を鎮める。
 屋敷の天井や壁には植物の蔦が這ってそれが患者の不浄な気や熱を吸い取る。
 病室は畳の部屋でありカプセルのような最新の技術や点滴のような魔導デバイスが備え付けられている。
 底の見えない「霧の海」を渡った先にある、切り立った断崖の上の広大な草原に建っている。
 「赤い霧」が常に屋敷の周りを漂ってそれが夕日に照らされると、屋敷全体が灯火のように赤く見える。巨大な樹木と赤い草花に覆われた深い森の中。

 屋敷自体が巨大な古木の根に抱かれるように建てられ本滝から流れる水が川となって流れそのせせらぎと雨音が絶えず響いている。
 『百合根 本滝』の成果である。
 心臓部の一面は無く死者の森は芽吹いた赤い百合の花が地平線まで広がる。インディア王国はその背景を知っている。
「これが伝承に記された本来の」
 スペル騎士団長は文献を読み、国中の書物を調べては確信に迫る。
「御前等の一族がどんな奴等なのかが理解した」
 心臓部は野獣が造り出した心臓そのものだ。

 屋敷の『医者』白百合の道士は羽織の上に現代的なハイテク素材の白いコートを重ねている。コートの裏地や合わせ目からは屋敷と同じ紅い脈動が光となって漏れている。
「カグラ、とんでもないな御前はその姿で」
 本滝の水飛沫を浴びたような、透き通るような銀白色。足元や尻尾の先は、大地を引きずったように赤黒く染まっている。
 額の中央は物理的な眼球ではない。縦に割れた「紅い亀裂」が入っている。そこから常に鮮血のような赤い光が漏れ出し、それが第三の視覚器官として機能している。
 絶え間ない雨音が屋敷の瓦を叩いている。
 意識の底から這い上がってきたカグラが最初に感じたのは肺に流れ込む「薬草」の苦い香りと肌にまとわりつく温かな「紅い光」の粒子だった。
 生存本能が傷だらけの身体を無理やり跳ねさせた。
 カグラの額が激しく脈動する。そこには本来あるはずのない「亀裂」が走り縦に裂けた第三の眼がカッと見開かれた。そこから溢れ出した紅蓮の光が寝室の静寂を暴力的に塗りつぶす。
 カグラは「三つ目の狼」の残滓を全身に纏い、影のように目の前の人影へと飛びかかった。標的は背を向けて薬を調合している白い人影。その喉笛を食い破らんと、鋭い爪を振り下ろす。
 銀の毛並みを逆立て、喉の奥で獣の咆哮を押し殺しながらその白い影へと牙を剥く。狙うは喉笛。その白さを自分の内側から溢れ出す赤で染め上げ食い破る。
 白い影は微動だにしなかった。
 叫ぶことも、拒むこともない。ただ、冷徹なまでに静かな動作で、医者の指先が差し出される。
 医者の指が額に触れた瞬間、カグラを突き動かしていた凄惨な殺意が真空に放り出されたように霧散していく。
 『本滝』で解き放たれた咆哮は、彼女の喉を獣のそれに変え、その意識を深い泥の底へと沈めていた。横たわっていた寝台から跳ね起きたその姿は、銀の体毛に覆われ、四肢には岩をも砕く鋭い爪が食い込んでいる。
 カグラの視界に映るのは、歪んだ赤の世界。
 その中心に立つ、あまりに静かな「白い影」。
 自分を繋ぎ止めようとするその存在が、カグラには己を閉じ込める新たな檻に見えた。
 喉を焼くような咆哮と共に、カグラは白い影へと躍りかかった。
 狙いは、無防備に晒されたその首筋。
 三つ目の眼が捉えた一点を目掛け、狼の顎が大きく開かれる。その白い布、肉、骨をまとめて食い破り、この不気味な静寂を終わらせる。それだけが今のカグラを突き動かす唯一の未来だった。
 空気を切り裂く爪が医者の白い肩口に深く食い込む。
 その瞬間にカグラの口内に広がったのは、憎い敵の味ではなかった。
 自身の内側に流れるものと全く同じ旋律を刻む、熱い血の味だった。驚愕に目を見開くカグラ。食い破ろうとしたその牙の先から、言葉よりも雄弁な一族の記憶が流れ込んでくる。かつて「死者の森」が生まれるよりもずっと昔、この地を「本滝」の清流と共に守っていた者たちの誇りと、呪われた血の系譜。
 医者は依然として喋らない。
 裂かれた肩から血を流しながらも、その表情ひとつ変えず、細い指先をカグラの額は激しく光を放つ額の目へと真っ向から押し包む。
 瞬間、カグラの全身に雷に打たれたような衝撃が走った。
 食い破ろうと力を込めた顎が、不自然に固まる。
 獣の身体は医者の指先から流れ込む圧倒的な「血の共鳴」に押さえつけられ身動きを封じられた。カグラはなおも獣の瞳で医者を睨みつけ、喉を鳴らして抵抗するがどれほど爪を立ててもこの影を消し去ることはできない。
 カグラが暴れるのを永遠とも思える沈黙の末、見つめ続けていた。

 カグラの牙が食い込んだ医者の肩からどろりと重い血が滴り、床を濡らす。彼はカグラの額を抑えたまま、空いたもう一方の手を静かに伸ばし、枕元に置かれた古い鉄の燭台へと指をかけた。
 カチリ、と小さな金属音が響く。
 それを合図に、屋敷の空気が一変した。医者が無言で芯を弾くと、屋敷中の軒下に吊るされた紅い提灯が一斉に光を増し、呼吸するようにゆっくりと明滅を始めたのだ。
 カグラは喉を鳴らし、医者の喉笛を再度狙おうとする。視界の端で揺れる「紅い灯火」の周期が、いつの間にか彼女の激しい心拍数と重なっていることに気づき、わずかに動きが鈍った。
 医者は裂かれた肩の痛みなど存在しないかのような足取りで、カグラを抑えながら窓の重い木枠に手をかけた。
 ガラリと音がして雨の匂いが流れ込む。
 計算し尽くされた音があった。医者は窓の開き具合をミリ単位で調整し、外を流れる『本滝』の轟音と、屋根を叩く雨音の反響を屋敷の廊下へと引き込んだ。荒れ狂う獣の脳を直接撫でるような深い重低音の旋律へと変わる。



 
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