瞳の奥に潜む野獣 

果汁さん

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 薄紅色のフードを深く被った女性は自らを闇の魔女と名乗り紫炎の勇者に「その前に手伝ってほしいことがあるの」両手をあげて不審な人物ではないことを明かしStaffを使って「姫の器を取ってほしい」と闇の魔女は言う。自らを闇の魔女と称した人物の言うことを聞くと思っているのは怪しいんじゃないか。紫炎の勇者は眼を細めてStaffを構える。
 Staffを闇の魔女に向ける。魔女は両手を更に上げると警戒を解こうと黒壇の杖を消滅させた。
「これなら疑われない。そうでしょう」
「・・・・・」
「案外、話は通じるのね」
 紫炎の勇者は光の器をなぜ、取ろうとするのかを魔女に問うと「それはあなたの闇が望んでいるから」と促す。闇の魔女は収めていた黒壇の杖を気づかれないように背中越しで魔力を込めると紫炎の勇者の陰に細工を仕掛ける。無理やり闇を抜け出させるにはこの方法が必要だ。紫炎の勇者の陰から黒い影が現れ取り込む。魔女は黒壇の杖で抵抗する紫炎の勇者をさらなる魔術をつけて洗脳した。
「さあ、闇に委ねて取りなさい」
「・・・・」
 紫炎の勇者は暗黒に支配されベッドで横になる姫の前まで自然と足を向ける。寝そべっている姫の胴体にStaffの杖の先端を差し光の閃光を放った。
「お利口、お利口。これで器は手に入ったわ」
 微笑する闇の魔女は呪文を解き呪いから解放した。
「・・・・・」
 Staffから手を離す紫炎の勇者は暗黒に支配されたことを知った。そして闇の魔女の方へ「私に何をさせた」と訴える。黒いカーテンが外の風で靡いている。闇の魔女は思惑通りに動いた紫炎の勇者に対してレジノンの行方を話しはじめる。
「私が知ってるのは貴方がやってくること。そして闇の時代に生きた力を引き出してほしいと言われただけよ。貴方はいま、竜の炎で焼かれて死ぬところだったのにね」
「・・・・」
「まあいいわ。あとはレジノンの場所はここから南西に向かった大地みたいよ」
 闇の魔女は「生の影ロウ・シャドウを師匠の元へ襲いに行かせるように命じたわ」と発言した。
「貴方に永遠の闇であることを」
「・・・・」
 紫炎の勇者が待て!と言おうとしたその時、闇の魔女は煙幕と共にどこかへ消えた。得意の魔術で示された道を頼りに城の外へ。
 また森に入るのかと苦痛を覚えるがさっきの森とは反対だ。森の入口は瘴気塗れだった。まず目に飛び込んでくるのは、天を突くほど巨大でありながら、葉の一枚もつけていない漆黒の巨木群だ。ねじれ曲がった枝は、苦悶に悶える罪人の腕のように虚空を掻き毦り、灰色の霧がその隙間を蛇のように這い回っている。地面は湿った腐葉土というよりは、何かが腐り果てた泥濘に近く、時折、土の中から白く乾いた獣の骨が、助けを求めるように突き出している。
 耳を澄ませても、鳥のさえずりや風の囁きは聞こえない。ただ、足元の湿った土が嫌な音を立てるのと、時折どこか遠くで木々が軋む断末魔のような音だけが響く。鼻を突くのは濡れた鉄錆と甘ったるい死臭が混ざり合ったような噎せ返るような悪臭だ。肺に吸い込む空気は粘り気を帯び、まるで喉元を冷たい手で撫でられているような錯覚に陥る。
 この森は、単なる植物の集合体ではない。すべての樹木がこちらを監視しているような視線を感じ、背後を振り返るたびに、さっきまであったはずの道が、動くはずのない根によって塞がれている。木の幹に刻まれた無数の深い溝は、長い年月をかけて形成された顔に見え、そのどれもが嘲笑や怨嗟の表情を浮かべている。ここは生者が足を踏み入れる場所ではなく、森そのものが獲物をじっくりと消化するのを待つ、巨大な胃袋の中なのだ。森の深部へ出向くと生の影ロウ・シャドウが姿形を持って現れる。
 暗闇に紛れる漆黒の獣でありながら獲物を誘惑する甘美な罠を背負った矛盾に満ちた異形だ。
 四肢はしなやかな獣のようでありその体表は禍々しい森の枯れ木と見紛うほど焦げた樹皮のような硬質な黒色に覆われている。その背中から伸びるねじれた角の先端には、見る者を惑わす不自然なほどに鮮やかな深紅の果実が、鈴なりにぶら下がっている。まるで森の生命の精髄を凝縮したかのような、瑞々しくも妖しい輝きを放つ。その体内にはおぞましいほどの生命力が脈動している。ひび割れた黒い体表の隙間からは、溶岩のように赤黒く発光する生命エネルギーが漏れ出し、まるで血管が蠢くように明滅する。光る果実の奥からは見る者の魂を捕らえるような金色の蜜が滴り落ち、地面に落ちると妖しく輝く小さな水たまりを作る。この蜜は、周囲の腐敗臭を打ち消すほど甘く、それでいて嗅ぐ者の理性を麻痺させるような陶酔的な香りを放っている。この香りこそが森に迷い込んだ者たちを無意識のうちに引き寄せる最大の罠だ。
 移動する際は一切の音を立てない。森の影から影へと溶け込むように滑り、獲物の近くに静かに姿を現す。その間も、青白い光を放つ果実と、そこから滴り落ちる金色の蜜は、動物たちの注意を惹きつけ、好奇心旺盛な若鹿などを無警戒に誘い込む。獲物がその魅惑的な蜜を舐めようと近づいた瞬間、本体である漆黒の顎が突如として開かれ、甘い夢を打ち砕く絶望的な叫びとともに、対象の生そのものを喰らい尽くす。光る果実と蜜は、死への誘惑であり生命を弄ぶ残酷な饗宴の始まりに過ぎない。
 紫炎の勇者はStaffを手元に出現させ持ち手は魔力を編み込んだ漆黒の革巻きへと変わり、拳を保護する護拳が翼のように広がり、杖の芯から突き出すように、半透明の紫色の刃が勢いよく伸長する。物質としての鋼ではなく、高密度に圧縮された魔力そのものの結晶だった。溢れ出ていた光が収束し、刀身の表面に複雑な魔法回路が浮かび上がる。
 森を縄張りとする生の影ロウ・シャドウは相手の出方を図ろうと距離を取る。影から移動しようと企てているのだ。紫炎の勇者は構えながらStaffの剣先を標的に定めて攻撃の準備をしている。
 Staffの形状は剣。その刃で葬ってしんぜようと勢いよく地面から飛び上がってくる生の影ロウ・シャドウへ振るのではなく足に強大な魔力を精魂を傾けて蹴飛ばした。
 生の影ロウ・シャドウは森の木にぶつかり草木に落ちる。紫炎の勇者は二度も会いたくはないので森を抜けて大地を目指したい一心で闇の魔女が示した道導を頼りに邁進する。森深くから悲鳴が上がった。悲鳴の原因はおそらくこの先だろう。疾走で走り抜き森の外へ出た。

 行く手を阻んでいた重苦しい木々が途切れ、目の前には遮るもののない広大な大地がどこまでも続いています。空はどこか幻想的な色彩を帯び、遠くの地平線まで見渡せるその開放感に思わず足が止まる。
 足元には柔らかな草地が広がり、風が吹き抜けるたびに波のように揺れています。その先、なだらかな丘の向こうにはこの世界の象徴である先ほどまでいた城がまるで絵画のように凛と聳え立つ。
 そこには騎士団がと睨み合っていた。
「なんだこれは」
 感情の欠落した無機質な目が頭部に無数に埋め込まれている。その瞳は常に激しく震え、周囲に渦巻く悲しみや劣等感を餌として感知するたびに、体節の間からどろりとした黒い体液を滴らせた。

 背中から生えた四枚の翅は、ガラス細工のような繊細さと、錆びた鉄が擦れ合うような不快な音を併せ持っている。悲鳴の正体は人を誘いだすための罠だ。
 生の影ロウ・シャドウは天敵を逃さない。騎士団に攻め立てる。
「陣形を保て! 勝気は我等にある! 姫の城に近づけるな!」
「・・・・・」
「紫炎の勇者! なぜここへ」
「・・・・・」
 紫炎の勇者はStaffを構え騎士団と共闘する。
「かたじけない。共にこの得体の知れない化物を倒すぞ!!」
 一瞬で蹴りの一撃を放ちたいが騎士団長は目にも止まらぬ速さで剣戟を披露する。周りの兵士は雑魚敵を屠り紫炎の勇者は騎士団長と共に生の影ロウ・シャドウを倒しにいく。生の影ロウ・シャドウは標的を騎士団長と紫炎の勇者に絞り迫りくる脅威に対応しようと踠いている。人の声で助けを求めて油断を誘う生の影ロウ・シャドウは目から斧を出し攻めてきた。華麗にかわす二人は一人は前に一人は背後に回り込み紫炎の勇者の剣戟の一撃が炸裂する。
 重たい身体は崩れて白い影と化して消滅した。
 闇の道標はレジノンの方へ。塵と化した白い影から黒い塊のようなものが紫炎の勇者の前にあらわれる。
「・・・・・」
 その手で掴み塊を飲み込む。魔術によって込められた塊は自我を忘れさせるほどのオーラを放ち、秘めたる力を呼び覚ます。
 紫炎の勇者はその力を人のために使わない。大いなる戦に意中を深めるのであろう。 
 Staffマスターで師であるレジノンの前に闇の魔女からの情報が生の影ロウ・シャドウの撃退とは思わなかった。雑魚敵も倒し終わりその兵力は温存し騎士団は歓喜した。
「よくやった。紫炎の勇者。騎士団長として礼を言わせてもらう」
「・・・・・」
「礼ならいいだと。姫様に仕えている騎士団長に二言はない」
 紫炎の勇者は自身の役目と任務があるからと伝えて騎士団長から離れる。騎士団長はその場から離れようとする勇者に対して呼び止めたりせずにいた。姫様はいま、、、、、。


 各地の世界に飛び回りながら行方を晦ました紫炎の勇者を探すため、生の影ロウ・シャドウを倒しながら旅をしていたネグザスは惑星ワールドを移動中、旅に出る前に知り合った名前を知らない謎の若年者の襲撃にあった。宇宙の地平線をStaffの船に振り落とされる。船はゆらゆらと揺れ足場のバランスを悪くさせる。雷に打たれたようだ。謎の少年は留めとばかりに雷撃銃を俺に向け渾身の一撃を当ててきた。落下する。不時着が想定されるこの非常時に必死に船のバランスを取ろうとするが制御が効かない。仕方がない。俺は雷撃銃を放ってきた白い少年を船の機関銃で撃ち落とす。銃撃戦だ。落下しながらだから定められないが見知らぬ惑星ワールドに落とされる前に。そう思った。彼がフードの底でニヤッと笑った気がしたが俺は振り落とされるがまま意識を落とした。隕石の落下ではなく人が落ちていればその火傷だけでは済まされないと思うが何もない。落ちる寸前の地面を見たら平すぎた。荒野だ。
 無様に頭を痛めて意識が朦朧とする。声が聞こえてきた。というか足音だ。静寂を薄く削り取るように、硬い靴音が等間隔で鼓膜を叩く。
 
 雲ひとつない青空の下、彼は眩しいほどに真っ白なトレーナーを纏っていた。洗い立てのコットンの香りが漂ってきそうなその姿は、周囲の景色をパッと明るく塗り替える。袖口からのぞく少年らしい手首と潔い白のコントラストが彼の持つ純粋さと瑞々しさを際立たせていた。
 あの時の少年。御面を被って顔は見えないが明らかに人を殺める武器を持っている。Staffから降りて倒れかけている俺の前で剣を構える。人には言えない過去がある。少年の名は『ヴィンキラム』忠実なるレジノンの部下だ。
「さあ俺とともに行こう」
 『ヴィンキラム』はStaffの剣を俺に向け因縁を付けてくる。立ち上がらなければやられる。そう思った瞬間、俺のStaffが共鳴現象で目の前に現れる。緑色の焦げたStaffは意思を見せるかの如く戦いを促す。『ヴィンキラム』は一歩下がり戦闘が始まろうとしていた。
「Staff戦争の前奏はお前じゃなければ。そうやって傷つけるのがStaffの本来の使い方。さあ思う存分、挑んでくるがいい」
「お前が何者で紫炎の勇者に何をしようが俺がそうはさせない。生の影ロウ・シャドウが何体来たところでかなうものか」
 Staffの剣を『ヴィンキラム』に魔法を装填させた銃を向け剣の位置を確認し背後へ駆け回る。隙あらば攻撃を仕掛けた瞬間、腰から生の影ロウ・シャドウが盾となった。そのまま吹っ飛ばされるも負けずと攻撃を改め銃に変形させ遠距離から砲弾を放つ。
「なぜわからない。紫炎の勇者は裏切り者だ。悲鳴を手に入れるにはお前の力が必要なんだ」
「そんなの知ったことか。紫炎の勇者を悪くいうお前はだれなんだ!」
「知りたいか。なら」
 『ヴィンキラム』は雷撃銃で空中に弾幕を留め、技を決めようとしている。吹っ飛ばされた反動で思うように立てない。砂煙が辺りを霧みたいに遮り視野を悪くさせる。
「その身を持って知るがいい。本来の自分の使命を!」
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