4 / 162
第1部 魔王の妃なんて、とんでもない!
第4章 アリーシャ、スられる
しおりを挟む
下の階へつながる階段の前には、いつものように衛兵が待ちかまえていた。
私は顔を隠すようにうつむいて、ダッシュでその脇をすり抜ける。
「おい、ちょっと待て、そこのメイド」
声をかけられるが、無視して階段を駆け下りる。
「廊下を走るんじゃないぞー!」
……良かった。バレてはいないようだ。
ホッと胸をなで下ろす。だが、ピンチはまたすぐにやって来た。
「お……おぉおぉっ!? そこのメイド……ちょっと待て」
「やば……っ、ジェラルド王子……っ!?」
私は逃げようとした。だが、回り込まれてしまい逃げられない。
ジェラルド王子は逃すまいとするようにギュッと手を握ってきた。
「お前……っ、アリーシャによく似ているではないか!こんな娘がこの城で働いていたとは……。お前、私と結婚を前提に交際しないか?」
……いや、何でバレないんだろう。
そして妹と同じ顔の女に交際を迫る兄王子というのはどうなんだろう……。
「お断りします!セクハラで訴えますよ!」
「そ……それは困る!昨今、王族と言えど国民の目とコンプライアンスは厳しいのだ……!」
王子が怯んだスキに手を振りほどき、私は再び走り出す。
その後も廊下ですれ違う人々に「あのメイド、王女様に似てないか?」と言われるものの、不思議と誰も、私が王女本人だとは思っていないようだった。
考えていたよりもアッサリと、私は城の外へ出ることに成功した。
初めて外から眺めるシェリーロワール城は……あの廊下以上にカオスだった。
「ちょ……っ、アレ、2階が宙に浮いてるけど、いいの!? 崩れて来ないの!?」
見た目こそ白壁に赤い屋根でメルヘンだが、全体のバランスがおかしい。
明らかに2階部分が1階より大きく、はみ出した部分が思いきり宙に浮いている。
「お嬢さん、何をそんなに驚いてるんだ?2階の方が1階より広いんだから、宙に浮くのは当たり前じゃないか」
お城の庭師が「何をそんなに驚いてるんだ?」という顔で通り過ぎていく。
……確かに、建築上の常識や整合性なんて全く考えずに設定したから、シェリーロワール城は1階より2階の方が面積が広い。
それがこんな形で実体化するなんて……。
「……そっか。この世界ではウチらの世界の物理法則は通用しないんだ。こんなのも "当たり前" なんだ。……って言うか、シェリーロワール城でコレだったら、大帝国のクリスパレスとか機巧帝国の例の塔とか、どんなことになってるんだろう……」
先行きにそこはかとない不安を感じながら私は坂を下っていく。
シェリーロワール城は白い岩でできた山の頂上にあるのだが、その山の中腹からふもとにかけて広がっているのが城下町である「シェリーロワールの町」だ。
ふもとに下りて見上げると、シェリーロワール城はまるでイチゴの載ったデコレーションケーキのように美味しそうに……いや、「可愛らしく」見えた。
「えっと……まずは武器屋さんからかな……」
勇者の家は町の外れにある。
先にメインストリートで買い物を済ませてから向かった方が二度手間にならなくて良いだろう。
「すみませーん、このお店で一番高い剣ください」
「まいどあり!だが、お嬢さんはこの剣を装備できないようだが、いいのかい?」
「いいんです。プレゼント用なんで。……って言うか素朴な疑問なんですけど、何でお客を見ただけで装備できるかどうか分かるんですか?」
長年の疑問をついでにぶつけてみると、武器屋の店主はフッとニヒルに笑った。
「長年の修業のたまものさ。ソレが分からんと武器屋の主人は務まらないんでね。おっと、修業方法は企業秘密だぜ」
……なるほど。ゲームシステムの謎な部分はヒミツだの何だのとウヤムヤにされて結局は分からない仕組みになっているのか。
私は買った剣をポケットに入れて次の目的地である防具屋へ向かう。
……そう。この世界のアイテムは、何であろうと、何個あろうと無限にポケットにしまえてしまうのだ。
しかも、服を着替えても、なぜか前の服でポケットに入れたものがちゃんと出て来る。
「…… "どうぐぶくろ" も無いのに、大量のアイテムをどこに持ってるのかって、疑問ではあったんだよねー……。まさかポケットとは……」
剣と同様、防具屋で買った鎧と盾もメイド服のポケットにしまい込む。まるで某国民的アニメの猫型ロボットにでもなった気分だ。
「さて、と。あとはどうにかこの武器防具を勇者に押しつけ……渡すだけか。見知らぬ女の子から急に武器防具をプレゼントされて、受け取ってもらえるかなぁ?」
勇者の家へ向かいながら、頭の中で作戦をシミュレートしていると、道の途中に可愛らしい猫を発見した。
灰色の躯に黒いシマ模様……現実世界で言うところのアメリカン・ショートヘアのような猫だ。どこかの飼い猫なのか、毛並が良く、首には黒革の首輪をしている。
「ニャーン?ナーオ?ミャアァァ?」
私は現実世界でもそうしていたように、猫語によるコミュニケーションを試みる。
大概の猫は相手にしてくれないのだが、この猫はなんと返事をしてくれた。
「マオー」
「な……なんというカワイコにゃん……!そっかーぁ。君はニャーンでもミャアでもなくてマオーなんだね」
猫の鳴き声も、よく聞けばいろいろ個性があるのだ。「ヴュニャー」と鳴くコもいれば「メォー」と鳴くコもいるし「オカェリー」とか「マグロウマイナー」と鳴くコもいるのだ。
すっかり道端の猫にメロメロとなった私は、迫り来る危機に気づくことができなかった。
「……ッ、ぷぎゅっ!?」
向こうから走って来た男に急にぶつかられ、私は思わず悲鳴を上げた。
「痛……っ、何……!?」
だが男は私を振り返りもせずに駆け去っていく。私の悲鳴に驚いたのか、いつの間にか猫もいなくなっていた。
「ちょ……っ、謝りもしないなんて、サイテー!」
ぷりぷり怒りながら再び勇者の家へと歩き出した私に、通りすがりのおじさんが心配そうに声をかけてくる。
「お嬢さん、大丈夫かい?さっきの男、スリなんじゃないかい?」
「え?スリ!? あ、でも今、所持金なんてちょっとしか……」
勇者用の武器防具にほとんど使ってしまったので、お金など駄菓子が1、2コ買えるくらいしか残っていなかったはず……。
そう思いながらポケットを探り……私は思わず絶叫していた。
「な、無いっ!? 買ったばっかりの武器防具が……なくなってる!」
それどころか城内で見つけた薬草も残りわずかなお金も無い。ポケットの中もサイフの中身もすっからかんになっている。
「どうやって盗ったっての!? スリってレベルじゃないんだけど!?」
ゲームシステムに文句を言っても仕方ないだろうが、私はそう叫ばずにはいられなかった。
だが、叫びながらふと気づく。
所持品を全て盗まれて途方に暮れる少女――そんなシチュエーションに、私はものすごく心当たりがある。
その時、音声だけでも清涼感が伝わってくるような爽やかな声が背後から聞こえてきた。
「君、どうしたんだ?何か困ってるのか?」
振り向いた先にいたのは見知らぬ青年だった。だが、私は確信する。
彼は、勇者だ。
そしてこれは、私が創君にプログラミングさせた "勇者と王女の出逢い" のシーンなのだ。
私は顔を隠すようにうつむいて、ダッシュでその脇をすり抜ける。
「おい、ちょっと待て、そこのメイド」
声をかけられるが、無視して階段を駆け下りる。
「廊下を走るんじゃないぞー!」
……良かった。バレてはいないようだ。
ホッと胸をなで下ろす。だが、ピンチはまたすぐにやって来た。
「お……おぉおぉっ!? そこのメイド……ちょっと待て」
「やば……っ、ジェラルド王子……っ!?」
私は逃げようとした。だが、回り込まれてしまい逃げられない。
ジェラルド王子は逃すまいとするようにギュッと手を握ってきた。
「お前……っ、アリーシャによく似ているではないか!こんな娘がこの城で働いていたとは……。お前、私と結婚を前提に交際しないか?」
……いや、何でバレないんだろう。
そして妹と同じ顔の女に交際を迫る兄王子というのはどうなんだろう……。
「お断りします!セクハラで訴えますよ!」
「そ……それは困る!昨今、王族と言えど国民の目とコンプライアンスは厳しいのだ……!」
王子が怯んだスキに手を振りほどき、私は再び走り出す。
その後も廊下ですれ違う人々に「あのメイド、王女様に似てないか?」と言われるものの、不思議と誰も、私が王女本人だとは思っていないようだった。
考えていたよりもアッサリと、私は城の外へ出ることに成功した。
初めて外から眺めるシェリーロワール城は……あの廊下以上にカオスだった。
「ちょ……っ、アレ、2階が宙に浮いてるけど、いいの!? 崩れて来ないの!?」
見た目こそ白壁に赤い屋根でメルヘンだが、全体のバランスがおかしい。
明らかに2階部分が1階より大きく、はみ出した部分が思いきり宙に浮いている。
「お嬢さん、何をそんなに驚いてるんだ?2階の方が1階より広いんだから、宙に浮くのは当たり前じゃないか」
お城の庭師が「何をそんなに驚いてるんだ?」という顔で通り過ぎていく。
……確かに、建築上の常識や整合性なんて全く考えずに設定したから、シェリーロワール城は1階より2階の方が面積が広い。
それがこんな形で実体化するなんて……。
「……そっか。この世界ではウチらの世界の物理法則は通用しないんだ。こんなのも "当たり前" なんだ。……って言うか、シェリーロワール城でコレだったら、大帝国のクリスパレスとか機巧帝国の例の塔とか、どんなことになってるんだろう……」
先行きにそこはかとない不安を感じながら私は坂を下っていく。
シェリーロワール城は白い岩でできた山の頂上にあるのだが、その山の中腹からふもとにかけて広がっているのが城下町である「シェリーロワールの町」だ。
ふもとに下りて見上げると、シェリーロワール城はまるでイチゴの載ったデコレーションケーキのように美味しそうに……いや、「可愛らしく」見えた。
「えっと……まずは武器屋さんからかな……」
勇者の家は町の外れにある。
先にメインストリートで買い物を済ませてから向かった方が二度手間にならなくて良いだろう。
「すみませーん、このお店で一番高い剣ください」
「まいどあり!だが、お嬢さんはこの剣を装備できないようだが、いいのかい?」
「いいんです。プレゼント用なんで。……って言うか素朴な疑問なんですけど、何でお客を見ただけで装備できるかどうか分かるんですか?」
長年の疑問をついでにぶつけてみると、武器屋の店主はフッとニヒルに笑った。
「長年の修業のたまものさ。ソレが分からんと武器屋の主人は務まらないんでね。おっと、修業方法は企業秘密だぜ」
……なるほど。ゲームシステムの謎な部分はヒミツだの何だのとウヤムヤにされて結局は分からない仕組みになっているのか。
私は買った剣をポケットに入れて次の目的地である防具屋へ向かう。
……そう。この世界のアイテムは、何であろうと、何個あろうと無限にポケットにしまえてしまうのだ。
しかも、服を着替えても、なぜか前の服でポケットに入れたものがちゃんと出て来る。
「…… "どうぐぶくろ" も無いのに、大量のアイテムをどこに持ってるのかって、疑問ではあったんだよねー……。まさかポケットとは……」
剣と同様、防具屋で買った鎧と盾もメイド服のポケットにしまい込む。まるで某国民的アニメの猫型ロボットにでもなった気分だ。
「さて、と。あとはどうにかこの武器防具を勇者に押しつけ……渡すだけか。見知らぬ女の子から急に武器防具をプレゼントされて、受け取ってもらえるかなぁ?」
勇者の家へ向かいながら、頭の中で作戦をシミュレートしていると、道の途中に可愛らしい猫を発見した。
灰色の躯に黒いシマ模様……現実世界で言うところのアメリカン・ショートヘアのような猫だ。どこかの飼い猫なのか、毛並が良く、首には黒革の首輪をしている。
「ニャーン?ナーオ?ミャアァァ?」
私は現実世界でもそうしていたように、猫語によるコミュニケーションを試みる。
大概の猫は相手にしてくれないのだが、この猫はなんと返事をしてくれた。
「マオー」
「な……なんというカワイコにゃん……!そっかーぁ。君はニャーンでもミャアでもなくてマオーなんだね」
猫の鳴き声も、よく聞けばいろいろ個性があるのだ。「ヴュニャー」と鳴くコもいれば「メォー」と鳴くコもいるし「オカェリー」とか「マグロウマイナー」と鳴くコもいるのだ。
すっかり道端の猫にメロメロとなった私は、迫り来る危機に気づくことができなかった。
「……ッ、ぷぎゅっ!?」
向こうから走って来た男に急にぶつかられ、私は思わず悲鳴を上げた。
「痛……っ、何……!?」
だが男は私を振り返りもせずに駆け去っていく。私の悲鳴に驚いたのか、いつの間にか猫もいなくなっていた。
「ちょ……っ、謝りもしないなんて、サイテー!」
ぷりぷり怒りながら再び勇者の家へと歩き出した私に、通りすがりのおじさんが心配そうに声をかけてくる。
「お嬢さん、大丈夫かい?さっきの男、スリなんじゃないかい?」
「え?スリ!? あ、でも今、所持金なんてちょっとしか……」
勇者用の武器防具にほとんど使ってしまったので、お金など駄菓子が1、2コ買えるくらいしか残っていなかったはず……。
そう思いながらポケットを探り……私は思わず絶叫していた。
「な、無いっ!? 買ったばっかりの武器防具が……なくなってる!」
それどころか城内で見つけた薬草も残りわずかなお金も無い。ポケットの中もサイフの中身もすっからかんになっている。
「どうやって盗ったっての!? スリってレベルじゃないんだけど!?」
ゲームシステムに文句を言っても仕方ないだろうが、私はそう叫ばずにはいられなかった。
だが、叫びながらふと気づく。
所持品を全て盗まれて途方に暮れる少女――そんなシチュエーションに、私はものすごく心当たりがある。
その時、音声だけでも清涼感が伝わってくるような爽やかな声が背後から聞こえてきた。
「君、どうしたんだ?何か困ってるのか?」
振り向いた先にいたのは見知らぬ青年だった。だが、私は確信する。
彼は、勇者だ。
そしてこれは、私が創君にプログラミングさせた "勇者と王女の出逢い" のシーンなのだ。
0
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
解雇されたけど実は優秀だったという、よくあるお話。
シグマ
ファンタジー
突如、所属している冒険者パーティー[ゴバスト]を解雇されたサポーターのマルコ。しかし普通のサポート職以上の働きをしていたマルコが離脱した後のパーティーは凋落の一途を辿る。そしてその影響はギルドにまでおよび……
いわゆる追放物の短編作品です。
起承転結にまとめることを意識しましたが、上手く『ざまぁ』出来たか分かりません。どちらかと言えば、『覆水盆に返らず』の方がしっくりくるかも……
サクッと読んで頂ければ幸いです。
※思っていた以上の方に読んで頂けたので、感謝を込めて当初の予定を越える文量で後日談を追記しました。ただ大団円で終わってますので、『ざまぁ』を求めている人は見ない方が良いかもしれません。
論破!~召喚聖女は王子様が気に食わない
中崎実
ファンタジー
いきなり異世界に召喚されて、なんかイケメンに「世界を救ってもらいたい事情」を説明される、よくあるWEBファンタジーあるあるパターンが発生した。
だけどねえ、あなたの言い草が気に食わないのよね?からの、聖女が帰宅するまでのおはなし。
王子「自分達より強い敵をどうにかしてくれる相手を呼ぼう。女なら押し倒してしまえば、思うがままにできる!」
聖女1「有能な人を呼びました、としゃあしゃあと抜かすツラだけ良い男、なぁんか気に入らないのよねえ……」
聖女2「はよ帰ろ~」
聖女3「……」
論破というより爆破してませんか、あなた達?
置き去りにされた聖女様
青の雀
恋愛
置き去り作品第5弾
孤児のミカエルは、教会に下男として雇われているうちに、子供のいない公爵夫妻に引き取られてしまう
公爵がミカエルの美しい姿に心を奪われ、ミカエルなら良き婿殿を迎えることができるかもしれないという一縷の望みを託したからだ
ある日、お屋敷見物をしているとき、公爵夫人と庭師が乳くりあっているところに偶然、通りがかってしまう
ミカエルは、二人に気づかなかったが、二人は違う!見られたと勘違いしてしまい、ミカエルを連れ去り、どこかの廃屋に置き去りにする
最近、体調が悪くて、インフルの予防注射もまだ予約だけで……
それで昔、書いた作品を手直しして、短編を書いています。
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる