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東京へ行く準備
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春休みの途中、東京へ行く準備を始めた。
「修也、早く荷物をまとめなさい。ほら早く!」
母さんはとても急かしてくる。
「わかってるよ」
「も~、元気だしなさいよ。美成ちゃんに会えなくなったからってね?」
はあ、そうなのかなあ。
自分でははっきりとわかっていない。
「また会いに来ればいいじゃないか。なあ、修也」
父さんは俺の肩を叩きながらそう言ってくれたけど・・・会いに行けるのか?
嫌われたのか?原因もよく分からないが。
とりあえず準備を終わらせよう。
ーーー
「準備できた」
俺は準備を済ませたことを両親に言い、美成に会いに行くことにした。
美成の家についた。
ずいぶんと懐かしい家だ。
小学生の低学年頃はよく遊びにいったなあ。
そんなことを考えながらインターホンを押す。
出てきたのは美成ママだ。
「あら~、いらっしゃい。今日はどうしたのって・・・心配できてくれたのよね。」
「そうなんです。美成はどうしてますか?元気ですか?」
「そうね、あんまり元気はないようだけれど、病気とかじゃないからね。それと、修也くんには会わないと思うわ」
優しく微笑んで返事をくれた。
俺に非はないってことを伝えたいのだろうか。
「そうですか。では、東京行ってくるって。また会おうって言っておいてください」
「わかったわ」
ーーー
そのまま家に帰ると、既に荷物を引っ越し業者に預けてもらっていた。
「修也、車に乗りなさい」
「わかった」
「どうだった?美成ちゃんと話せたか?」
「いや、会いたくないらしい・・・」
「そうか、嫌われても気を落とすなよ。東京で彼女でも作るといいさ」
「できる気しないけどな」
「はあ、あんたら分かってないわね~」
母さんがなにか言った気がしたが、気にしないようにした。
車が出発すると、中からなにかの音が聞こえる。
後ろからピョンっとウサギが出てきた。
「あ~、かわいい!!」
母さんはウサギを抱っこして撫でている。
なんか見覚えあるな・・・あっ
「このウサギ、この前のウサギだ」
「なになに?知ってるの?そうだ、この子飼いましょうよ!」
突然何を言い出すんだこの人は。
「ああ、いいんじゃないか?かわいいし」
父さんまで・・・・・・
家族が一人増えた。
車の中で、いろんなことを話しながら東京へ向かった。
「着いたーーー。新しい我が家だぞ!!」
「すごい。ピカピカだな」
「そうね」
ここから、新しい生活が始まった。
「修也、早く荷物をまとめなさい。ほら早く!」
母さんはとても急かしてくる。
「わかってるよ」
「も~、元気だしなさいよ。美成ちゃんに会えなくなったからってね?」
はあ、そうなのかなあ。
自分でははっきりとわかっていない。
「また会いに来ればいいじゃないか。なあ、修也」
父さんは俺の肩を叩きながらそう言ってくれたけど・・・会いに行けるのか?
嫌われたのか?原因もよく分からないが。
とりあえず準備を終わらせよう。
ーーー
「準備できた」
俺は準備を済ませたことを両親に言い、美成に会いに行くことにした。
美成の家についた。
ずいぶんと懐かしい家だ。
小学生の低学年頃はよく遊びにいったなあ。
そんなことを考えながらインターホンを押す。
出てきたのは美成ママだ。
「あら~、いらっしゃい。今日はどうしたのって・・・心配できてくれたのよね。」
「そうなんです。美成はどうしてますか?元気ですか?」
「そうね、あんまり元気はないようだけれど、病気とかじゃないからね。それと、修也くんには会わないと思うわ」
優しく微笑んで返事をくれた。
俺に非はないってことを伝えたいのだろうか。
「そうですか。では、東京行ってくるって。また会おうって言っておいてください」
「わかったわ」
ーーー
そのまま家に帰ると、既に荷物を引っ越し業者に預けてもらっていた。
「修也、車に乗りなさい」
「わかった」
「どうだった?美成ちゃんと話せたか?」
「いや、会いたくないらしい・・・」
「そうか、嫌われても気を落とすなよ。東京で彼女でも作るといいさ」
「できる気しないけどな」
「はあ、あんたら分かってないわね~」
母さんがなにか言った気がしたが、気にしないようにした。
車が出発すると、中からなにかの音が聞こえる。
後ろからピョンっとウサギが出てきた。
「あ~、かわいい!!」
母さんはウサギを抱っこして撫でている。
なんか見覚えあるな・・・あっ
「このウサギ、この前のウサギだ」
「なになに?知ってるの?そうだ、この子飼いましょうよ!」
突然何を言い出すんだこの人は。
「ああ、いいんじゃないか?かわいいし」
父さんまで・・・・・・
家族が一人増えた。
車の中で、いろんなことを話しながら東京へ向かった。
「着いたーーー。新しい我が家だぞ!!」
「すごい。ピカピカだな」
「そうね」
ここから、新しい生活が始まった。
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