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第1章
昇級前のリア充~湖の釣りとバーベキュー~
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エルフの里ですっかり遅くなったのでマリオとリカコは慌ててキャンピングカーに乗り込んだ。ナニサカ市に入る手前で少し大きな森があったので。街道からの脇道があったので森に入っていくと小さな湖があった。
「リカコ、今夜はここでキャンプしようよ」
「マリオさん、それは素敵ね」
マリオはリカコにナニサカの家に帰らずに、ここでキャンプをする事を提案したのだった。
翌朝、ピピピ、ピピピ、ピピピ……
湖の森でキャンプをしていたマリオとリカコはアラームで目が覚めた。
「おはようございます、マリオさん、リカコさん」
「私も今までの更新作業が滞っておりますので、只今より更新作業に入りますので暫くお待ち下さい。更新中はタブレットが使えませんのでご了承ください」
賢者はそう言って画面が消えて無言になった。マリオとリカコはキャンピングカーで朝食を済ませて湖の周りを散歩することにした。
「マリオさん、大きな魚がはねたよ」
「リカコ、虹鱒みたいだね」
マリオは世界辞書の知識から、フライ用のロッドと仕掛けを具現化で作った。
「それ」 ぶんっ、びゅるるる、ぽちゃ
マリオはロッドの先端が木の枝に引っかかったせいで、ラインが団子状になってしまった。
「マリオさん、何だかカッコ悪いよ」
「リカコ、初めてだから仕方ないよ」
ニンフと呼ぶ毛ばりを投げたら直ぐにヒットして入れ食い状態だった。
「マリオさん、早く糸を巻いて」
「あっ、かかった」
虹鱒は何匹かかかったのでマリオが三枚に下ろした。
辺りが暗くなる前にキャンピングカーを収納にしまって、転移門を出し、一旦自宅に戻った。自宅に戻った理由は市場で追加の食材を買うことにした。二人には特別に深い理由も無かったのだ。
今夜のメニューは湖のニジマスの醤油焼きと肉屋で腸詰めソーセージ、具現化で作ったバーベーキューコンロで網焼きだ。付け合せに新鮮なチーズとナニサカ市自慢のワインを手にいれた。
「リカコ味はどう?」
「マリオさん、美味しいわ。エルフの醤油は優しくて焼き魚にぴったりね」
「うん、コクがあってまろやかだね」
「ここの湖は誰も来ないから静かな場所でいいね」
「ええ、最高ね」
翌朝……二人は賢者のアップデートが終わっていなかったのでアラームが鳴らなかった。気がついた時にはかなり遅めの起床だった
「リカコ、そろそろ冒険者ギルドに報告に行こうよ」
「その前に隠蔽魔法でレベル25にして詐称しておこうよ」
「その方がいいわね。職業も錬金術師と魔女にしておきましょう」
転移門を使ってナニサカ市の家に戻り、冒険者ギルドに二人で歩いて行って、受付で鉱石採取の完了報告を行なった。受付嬢の案内でギルド裏の倉庫に案内されてマリオは収納からロックリザードを出した。
ギルドマスターはロックリザードを見て驚いた表情をした。
「こんな、化け物がヤムロ峠の洞窟の中にいたのか?」
「はい、いました」
「それと、最奥部は鉱床でした」
マリオは収納から銀色の鉱石を取り出した。
「これは、ミスリル鉱石だな」
「ハイ、そうです」
「それから、こちらの魔鉱石も買取をお願いします」
「おいおい、ちょっと待ってくれ。お前たち、この前まで駆け出し冒険者だったはずだ」
「何処でレベル上げてきたんだ?」
「一度、確認のためにレベルを測らせてくれ」
「はい、いいですよ」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】マリオ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】錬金術師
【スキル】
****
【LV】25
【MP】****
【名前】リカコ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】魔女
【スキル】
****
【LV】25
【MP】****
◇ ◇ ◇ ◇
「LV25って、お前たちまぁまぁの強さじゃねえか」
「わかった。俺の権限でお前たちは今日からCランク冒険者に昇級だ、受付でカードを書き換えてもらってくれ」
「取り敢えずは、前金で金貨100枚を渡しておくので残りは明後日にでも取りに来てくれ」
「ロックリザードはいい状態なので高値が付くと思う」
「それと、ミスリル鉱石はナニサカ市の領主が買い取るので手続きを含めて7日後の支払いだ」
「では、7日後にギルドに伺ったらいいですね」
「ああ、金を用意をしておくよ」
二人は受付に戻り、Cランクカードに書き換えてもらった。受付の女性職員は二人に冒険者のランク表を見せながらランクについて詳しく説明をしてくれた。
◇ ◇ 冒険者のランクの目安 ◇ ◇
LV 5 Fランク冒険者(木) 見習い冒険者:ダンジョンの1階、2階に潜ることが出来る
LV10 Eランク冒険者(石)初心者の冒険者:中級者講習を受ける事が出来る。
LV15 Dランク冒険者(鉄)一人前の冒険者
LV25 Cランク冒険者(銅)ベテランの冒険者
LV35 Bランク冒険者(銀)昇級条件は盗賊の討伐が必須
LV45 Aランク冒険者(金)昇級条件は盗賊の討伐と高位ランクの魔物の討伐が必須
LV70 Sランク冒険者 (白金)
LV99 SSランク冒険者
◇ ◇ ◇ ◇
受付の女性職員の説明では、あと一回Cランク以上の魔物を討伐すればBランクに昇級が出来ると言っていたが、昇級条件として、護衛依頼を受けないと昇級できないそうだ。
マリオとリカコは冒険者のレベルに全く興味が無かったので他の冒険者達がマリオとリカコを見て噂話をしていても全く気にしていなかった。
次の日からマリオとリカコは湖の森でキャンプをしながら昼間はのんびりと釣りをして時間を潰して余暇を楽しんだ。二人が転生してきて既に1ヶ月が過ぎていた。
約束の7日後の朝……
午前の鐘の後でマリオとリカコは転移門でナニサカの家に戻り冒険者ギルドに立ち寄った。受付に報酬をもらいに来たことを告げると直ぐに2階に上がるように案内されたのだった。
「マリオ様とリカコ様ですね、用意が出来ておりますので2階の応接室でお待ち下さい」
暫くするとギルドマスターが応接室に入ってきた。後から職員が金貨の袋を運び入れたのだった。
「まずは、ロックリザードだが、ミスリル鉱石を食っていたので、希少価値が付いて、金貨500枚になった。それと魔鉱石は、全部で4000枚の買い取りだ。先に渡した金貨100枚を引いて、金貨4400枚だ」
「それから、ミスリル鉱石の鉱床だが、領主の買取金額は、金貨8000枚だ。合計で金貨12400枚だ」
机の前には、金貨が入った大袋が124袋積まれていた。
「ありがとうございます」
金貨の袋はマリオとリカコがそれぞれ62袋を収納にしまった。何事もなかったかのように平静を装いながら冒険者ギルドを後にして帰宅したのだった。
「リカコ、俺たち大金持ちになったよね」
「マリオさん、誰かに取られないように永久に収納にしまっておいてね」
「うん」
終り──
----------------------------------
「リカコ、今夜はここでキャンプしようよ」
「マリオさん、それは素敵ね」
マリオはリカコにナニサカの家に帰らずに、ここでキャンプをする事を提案したのだった。
翌朝、ピピピ、ピピピ、ピピピ……
湖の森でキャンプをしていたマリオとリカコはアラームで目が覚めた。
「おはようございます、マリオさん、リカコさん」
「私も今までの更新作業が滞っておりますので、只今より更新作業に入りますので暫くお待ち下さい。更新中はタブレットが使えませんのでご了承ください」
賢者はそう言って画面が消えて無言になった。マリオとリカコはキャンピングカーで朝食を済ませて湖の周りを散歩することにした。
「マリオさん、大きな魚がはねたよ」
「リカコ、虹鱒みたいだね」
マリオは世界辞書の知識から、フライ用のロッドと仕掛けを具現化で作った。
「それ」 ぶんっ、びゅるるる、ぽちゃ
マリオはロッドの先端が木の枝に引っかかったせいで、ラインが団子状になってしまった。
「マリオさん、何だかカッコ悪いよ」
「リカコ、初めてだから仕方ないよ」
ニンフと呼ぶ毛ばりを投げたら直ぐにヒットして入れ食い状態だった。
「マリオさん、早く糸を巻いて」
「あっ、かかった」
虹鱒は何匹かかかったのでマリオが三枚に下ろした。
辺りが暗くなる前にキャンピングカーを収納にしまって、転移門を出し、一旦自宅に戻った。自宅に戻った理由は市場で追加の食材を買うことにした。二人には特別に深い理由も無かったのだ。
今夜のメニューは湖のニジマスの醤油焼きと肉屋で腸詰めソーセージ、具現化で作ったバーベーキューコンロで網焼きだ。付け合せに新鮮なチーズとナニサカ市自慢のワインを手にいれた。
「リカコ味はどう?」
「マリオさん、美味しいわ。エルフの醤油は優しくて焼き魚にぴったりね」
「うん、コクがあってまろやかだね」
「ここの湖は誰も来ないから静かな場所でいいね」
「ええ、最高ね」
翌朝……二人は賢者のアップデートが終わっていなかったのでアラームが鳴らなかった。気がついた時にはかなり遅めの起床だった
「リカコ、そろそろ冒険者ギルドに報告に行こうよ」
「その前に隠蔽魔法でレベル25にして詐称しておこうよ」
「その方がいいわね。職業も錬金術師と魔女にしておきましょう」
転移門を使ってナニサカ市の家に戻り、冒険者ギルドに二人で歩いて行って、受付で鉱石採取の完了報告を行なった。受付嬢の案内でギルド裏の倉庫に案内されてマリオは収納からロックリザードを出した。
ギルドマスターはロックリザードを見て驚いた表情をした。
「こんな、化け物がヤムロ峠の洞窟の中にいたのか?」
「はい、いました」
「それと、最奥部は鉱床でした」
マリオは収納から銀色の鉱石を取り出した。
「これは、ミスリル鉱石だな」
「ハイ、そうです」
「それから、こちらの魔鉱石も買取をお願いします」
「おいおい、ちょっと待ってくれ。お前たち、この前まで駆け出し冒険者だったはずだ」
「何処でレベル上げてきたんだ?」
「一度、確認のためにレベルを測らせてくれ」
「はい、いいですよ」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】マリオ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】錬金術師
【スキル】
****
【LV】25
【MP】****
【名前】リカコ・ナミキ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】魔女
【スキル】
****
【LV】25
【MP】****
◇ ◇ ◇ ◇
「LV25って、お前たちまぁまぁの強さじゃねえか」
「わかった。俺の権限でお前たちは今日からCランク冒険者に昇級だ、受付でカードを書き換えてもらってくれ」
「取り敢えずは、前金で金貨100枚を渡しておくので残りは明後日にでも取りに来てくれ」
「ロックリザードはいい状態なので高値が付くと思う」
「それと、ミスリル鉱石はナニサカ市の領主が買い取るので手続きを含めて7日後の支払いだ」
「では、7日後にギルドに伺ったらいいですね」
「ああ、金を用意をしておくよ」
二人は受付に戻り、Cランクカードに書き換えてもらった。受付の女性職員は二人に冒険者のランク表を見せながらランクについて詳しく説明をしてくれた。
◇ ◇ 冒険者のランクの目安 ◇ ◇
LV 5 Fランク冒険者(木) 見習い冒険者:ダンジョンの1階、2階に潜ることが出来る
LV10 Eランク冒険者(石)初心者の冒険者:中級者講習を受ける事が出来る。
LV15 Dランク冒険者(鉄)一人前の冒険者
LV25 Cランク冒険者(銅)ベテランの冒険者
LV35 Bランク冒険者(銀)昇級条件は盗賊の討伐が必須
LV45 Aランク冒険者(金)昇級条件は盗賊の討伐と高位ランクの魔物の討伐が必須
LV70 Sランク冒険者 (白金)
LV99 SSランク冒険者
◇ ◇ ◇ ◇
受付の女性職員の説明では、あと一回Cランク以上の魔物を討伐すればBランクに昇級が出来ると言っていたが、昇級条件として、護衛依頼を受けないと昇級できないそうだ。
マリオとリカコは冒険者のレベルに全く興味が無かったので他の冒険者達がマリオとリカコを見て噂話をしていても全く気にしていなかった。
次の日からマリオとリカコは湖の森でキャンプをしながら昼間はのんびりと釣りをして時間を潰して余暇を楽しんだ。二人が転生してきて既に1ヶ月が過ぎていた。
約束の7日後の朝……
午前の鐘の後でマリオとリカコは転移門でナニサカの家に戻り冒険者ギルドに立ち寄った。受付に報酬をもらいに来たことを告げると直ぐに2階に上がるように案内されたのだった。
「マリオ様とリカコ様ですね、用意が出来ておりますので2階の応接室でお待ち下さい」
暫くするとギルドマスターが応接室に入ってきた。後から職員が金貨の袋を運び入れたのだった。
「まずは、ロックリザードだが、ミスリル鉱石を食っていたので、希少価値が付いて、金貨500枚になった。それと魔鉱石は、全部で4000枚の買い取りだ。先に渡した金貨100枚を引いて、金貨4400枚だ」
「それから、ミスリル鉱石の鉱床だが、領主の買取金額は、金貨8000枚だ。合計で金貨12400枚だ」
机の前には、金貨が入った大袋が124袋積まれていた。
「ありがとうございます」
金貨の袋はマリオとリカコがそれぞれ62袋を収納にしまった。何事もなかったかのように平静を装いながら冒険者ギルドを後にして帰宅したのだった。
「リカコ、俺たち大金持ちになったよね」
「マリオさん、誰かに取られないように永久に収納にしまっておいてね」
「うん」
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