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第3章
航行に支障なし
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「ヒコさん、フライト前チェックをよろしく」
「搭乗員の着席を確認、リンク、コネクト」
「絶対防御Max展開」
「圧力隔壁異常無し」
「飛空システム異常なし」
「オートバランサー作動正常」
「オートジャイロ作動正常」
「射撃統制システム作動正常」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「マジック・リアクター起動」
「エネルギ出力30パーセント」
「圧力上昇」
「エネルギ出力70パーセント」
「エネルギ出力100パーセント」
「主回路・コンタクト」
「コンタクト」
「V1 V2 VR 」
「テイクオフ」
ポーンポーン、「離陸成功です」
「ヒロシ艦長、テスト航行に支障なしですので、1時間ほど航行しましょう」
「高度1万メートル」
「与圧隔壁異常なし」
「高度2万メートル」
「与圧隔壁異常なし」
「ヒロシさん、ヒコさんって気合が入っていますね」
「 そりゃあ、そうだ、アランとイワンが気合を入れて作ったし、名前は俺が宇宙戦艦アニメの機関長の名前をもじったんだ」
「じゃあ、ヒコさんの実年齢は50歳くらいですか?」
「たぶんね」
「現在、高度12000メートル」
「外気温マイナス55度。与圧隔壁、異常なし」
「巡航速度、時速1000キロ」
「エネルギー出力、安定。魔導リアクター負荷率20%」
「ヒロシ艦長、これより巡航モードへ移行します」
「了解。ヒコさん、ナツコさんのランチワゴンは?」
「ナツコさん、機内食の“たこ焼き”の温め中です。魔導IHコンロで、ぷるぷるっと焼いています」
「お残しは許しまへん!皆さん、温かい内にどうぞ」
「ナツコさん、ありがとう」
「ヒコさん、マナウゾまでの到達時間は?」
「現在の速度で、あと約38分です。気流は安定、航行に支障なし」
「了解。気象データ取得開始。マナウゾ上空、雲量30%、雷雲なし。着陸可能な場所は川に沿ってです」
「ポーン、ポーン、これより降下します」
「マナウゾの川周辺に人間の反応なし、ただし、大型水中生物が機体を狙っています」
「バトルモード移行、乗員は、戦闘配備につけ」
「敵、巨大水中生物はサルコドラコです。体長30メートル」
「敵、攻撃来ます」
「射撃統制システム自動」
「目標サルドラコ」 バシュ、バシュ、 「敵、無力化を確認」
「アラン、大したことないな」
「イワン、油断するな。まだいるぞ」
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、 「脅威の消滅を確認」
「ふ~、エレナ、活躍できなかったね」
「そうだね、私、拳に力が入ったよ」
「サルコドラコを回収します」
「ポーン、ポーン、これより降下します」
「ポーン、ポーン、降下開始」
「ギヤダウン」
「高度5メートル」
「エネルギー緩衝フィールド作動」
「着陸地点、川沿いの平坦地。水流安定、地盤強度良好」
「タッチダウン」
「ヒロシ艦長、着陸完了しました」
「搭乗員は、揚陸開始」
ゴゴゴゴゴ…… 飛行艇の後部ハッチが開き、簡易魔導ボートが2挺出てきた。
「ダリナ、エレナ、ベッキ、手伝って」
「「「はい」」」
「サブロー、アラン、イワン、俺たちもサルドラコの解体だ」
「お残しは許しまへん!皆さん、きれいに解体しなはれ」
「サブロー、串肉がいっぱい食べれるね」
「うほっ、これは…美味しそうですよ」
「エレナ、ベッキ、フルーツはないの?」
「はい、周辺を探してきます」
「ヒコさん、マジックバリヤ展開」
「了解、マジックバリヤを展開します」
「アラン、イワンもフルーツの採取に行ってくれ」
「了解、ATV起動」
「イワン、ATV起動」
「エレナ、ベッキ、交代だ」
「了解、アラン、イワン、フルーツ競争よ」
「時間は10分、用意はいい?」
「レディ、ゴー」
「ベッキ、マンゴーがいっぱいね」
「ウインドカッター、回収オッケーよ」
「イワン、バナナは全て収穫だな」
「ウインドカッター、アラン、上手く回収できた」
「ヒロシ艦長、川の上流に魔導鉱石の反応があります」
「了解、アラン、イワン、エレナ、ベッキ、今回は帰還せよ」
「未知の生物が潜んでいるかも知れないから、改めて探検しよう」
「了解」 「ヒコさん、ハッチオープン」
「了解、ハッチオープン」
「ポーンポーン、偵察班、収納しました」
「テストフライトは成功したけど、未知の生物の対策が必要だね」
「そうですね、レベル150程度は我々が戦うのも有りです」
「イワン、飛空艇に下部銃座を作ろうぜ」
「今夜の課題だな」
「ヒコさん、離陸だ」
「テイクオフ」
「オートパイロット作動」
「ポーン、ポーン、メガロドラコニア帰還まで残り20分」
「メガロドラコニア、着艦進入ルートに乗りました」
「メガロドラコニア後部ハッチオープン」
「マジック・ACLS(自動着艦装置)作動」
「マジック・ACLS作動」
「ヒロシ艦長、高度1000メートルで着艦します」
「了解、ヒコ副長、まかせたよ」
「速度、時速500キロ。メガロドラコニアにシンクロ」
「魔導フック停止」
「魔導フックで停止」
「ヒロシさん、メガロドラコニアって、いつから空母みたいになったのですか?」
「つい、さっきだよ」
「自動着艦装置・マジック・ACLSはアランとイワンの魔改造だと思うよ」
「じゃぁ、魔導フックで停止したのですか?」
「その辺は魔道具を上手く組み合わせていると思うよ」
「ヒコさんがメガロドラコニアとシンクロしているから出来る技で、俺たちでは地上に着陸してから迎えに来てもらうしかないけどね」
「最も、飛行艇を収納して、転移門でメガロドラコニアに帰って倉庫で出すほうが最も安全だけどね」
「ヒロシさん、もしかして趣味で着艦したのですか?」
「そうとも言うね、まぁ、半分はヒコさんの趣味だけどね」
「お残しは許しまへん!サルコドラコの串焼きとマンゴーゼリー、バナナチップスを盛り合わせました」
「皆さん、召し上がれ~!」
「ナツコさん、美味しいね」
「サブロー、どうだ?」
「うほっ…噛むとジュワッと旨味が…これは串肉の革命です!」
「ダリナさん、スイーツは?」
「ミサエさんと“ぷるぷるなメガドラコパフェ”を作りました。フルーツたっぷりゼリー層に魔導果汁を使ってます」
「エレナ、ベッキ、フルーツの保存処理は?」
「冷却魔法で瞬間保存済みです。ナツコさんが魔導冷却庫に収納しました」
「ヒコさん、飛行艇の状態は?」
「魔導リアクターアイドリング中です。航行に支障なし」
「現在、補助エンジンとしてメガロドラコニアにリンクしています」
「アラン、イワン、下部銃座の設計は?」
「基本設計完了。名称は《ボールターレットMk.I》」
「イワンが夜間に魔導回路を組みます。明朝には試射可能です」
「ヒロシ艦長、速度500キロで巡航します」
「高度1万メートル」
「ポーンポーン、転移ゲート放出」
「転移ゲートのカップリング完了」
「転移ゲート、着陸ルートに乗りました」
「トランスポート」
シューン、メガロドラコニアがちょっとだけ振動しながら、タイバン島の無人島上空に転移していた。
「転移成功。航行に支障なし」
「ヒロシ艦長、テストフライトは全て完了しました」
「ヒコさん、ご苦労さま」
(話終わり)
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「搭乗員の着席を確認、リンク、コネクト」
「絶対防御Max展開」
「圧力隔壁異常無し」
「飛空システム異常なし」
「オートバランサー作動正常」
「オートジャイロ作動正常」
「射撃統制システム作動正常」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「マジック・リアクター起動」
「エネルギ出力30パーセント」
「圧力上昇」
「エネルギ出力70パーセント」
「エネルギ出力100パーセント」
「主回路・コンタクト」
「コンタクト」
「V1 V2 VR 」
「テイクオフ」
ポーンポーン、「離陸成功です」
「ヒロシ艦長、テスト航行に支障なしですので、1時間ほど航行しましょう」
「高度1万メートル」
「与圧隔壁異常なし」
「高度2万メートル」
「与圧隔壁異常なし」
「ヒロシさん、ヒコさんって気合が入っていますね」
「 そりゃあ、そうだ、アランとイワンが気合を入れて作ったし、名前は俺が宇宙戦艦アニメの機関長の名前をもじったんだ」
「じゃあ、ヒコさんの実年齢は50歳くらいですか?」
「たぶんね」
「現在、高度12000メートル」
「外気温マイナス55度。与圧隔壁、異常なし」
「巡航速度、時速1000キロ」
「エネルギー出力、安定。魔導リアクター負荷率20%」
「ヒロシ艦長、これより巡航モードへ移行します」
「了解。ヒコさん、ナツコさんのランチワゴンは?」
「ナツコさん、機内食の“たこ焼き”の温め中です。魔導IHコンロで、ぷるぷるっと焼いています」
「お残しは許しまへん!皆さん、温かい内にどうぞ」
「ナツコさん、ありがとう」
「ヒコさん、マナウゾまでの到達時間は?」
「現在の速度で、あと約38分です。気流は安定、航行に支障なし」
「了解。気象データ取得開始。マナウゾ上空、雲量30%、雷雲なし。着陸可能な場所は川に沿ってです」
「ポーン、ポーン、これより降下します」
「マナウゾの川周辺に人間の反応なし、ただし、大型水中生物が機体を狙っています」
「バトルモード移行、乗員は、戦闘配備につけ」
「敵、巨大水中生物はサルコドラコです。体長30メートル」
「敵、攻撃来ます」
「射撃統制システム自動」
「目標サルドラコ」 バシュ、バシュ、 「敵、無力化を確認」
「アラン、大したことないな」
「イワン、油断するな。まだいるぞ」
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、 「脅威の消滅を確認」
「ふ~、エレナ、活躍できなかったね」
「そうだね、私、拳に力が入ったよ」
「サルコドラコを回収します」
「ポーン、ポーン、これより降下します」
「ポーン、ポーン、降下開始」
「ギヤダウン」
「高度5メートル」
「エネルギー緩衝フィールド作動」
「着陸地点、川沿いの平坦地。水流安定、地盤強度良好」
「タッチダウン」
「ヒロシ艦長、着陸完了しました」
「搭乗員は、揚陸開始」
ゴゴゴゴゴ…… 飛行艇の後部ハッチが開き、簡易魔導ボートが2挺出てきた。
「ダリナ、エレナ、ベッキ、手伝って」
「「「はい」」」
「サブロー、アラン、イワン、俺たちもサルドラコの解体だ」
「お残しは許しまへん!皆さん、きれいに解体しなはれ」
「サブロー、串肉がいっぱい食べれるね」
「うほっ、これは…美味しそうですよ」
「エレナ、ベッキ、フルーツはないの?」
「はい、周辺を探してきます」
「ヒコさん、マジックバリヤ展開」
「了解、マジックバリヤを展開します」
「アラン、イワンもフルーツの採取に行ってくれ」
「了解、ATV起動」
「イワン、ATV起動」
「エレナ、ベッキ、交代だ」
「了解、アラン、イワン、フルーツ競争よ」
「時間は10分、用意はいい?」
「レディ、ゴー」
「ベッキ、マンゴーがいっぱいね」
「ウインドカッター、回収オッケーよ」
「イワン、バナナは全て収穫だな」
「ウインドカッター、アラン、上手く回収できた」
「ヒロシ艦長、川の上流に魔導鉱石の反応があります」
「了解、アラン、イワン、エレナ、ベッキ、今回は帰還せよ」
「未知の生物が潜んでいるかも知れないから、改めて探検しよう」
「了解」 「ヒコさん、ハッチオープン」
「了解、ハッチオープン」
「ポーンポーン、偵察班、収納しました」
「テストフライトは成功したけど、未知の生物の対策が必要だね」
「そうですね、レベル150程度は我々が戦うのも有りです」
「イワン、飛空艇に下部銃座を作ろうぜ」
「今夜の課題だな」
「ヒコさん、離陸だ」
「テイクオフ」
「オートパイロット作動」
「ポーン、ポーン、メガロドラコニア帰還まで残り20分」
「メガロドラコニア、着艦進入ルートに乗りました」
「メガロドラコニア後部ハッチオープン」
「マジック・ACLS(自動着艦装置)作動」
「マジック・ACLS作動」
「ヒロシ艦長、高度1000メートルで着艦します」
「了解、ヒコ副長、まかせたよ」
「速度、時速500キロ。メガロドラコニアにシンクロ」
「魔導フック停止」
「魔導フックで停止」
「ヒロシさん、メガロドラコニアって、いつから空母みたいになったのですか?」
「つい、さっきだよ」
「自動着艦装置・マジック・ACLSはアランとイワンの魔改造だと思うよ」
「じゃぁ、魔導フックで停止したのですか?」
「その辺は魔道具を上手く組み合わせていると思うよ」
「ヒコさんがメガロドラコニアとシンクロしているから出来る技で、俺たちでは地上に着陸してから迎えに来てもらうしかないけどね」
「最も、飛行艇を収納して、転移門でメガロドラコニアに帰って倉庫で出すほうが最も安全だけどね」
「ヒロシさん、もしかして趣味で着艦したのですか?」
「そうとも言うね、まぁ、半分はヒコさんの趣味だけどね」
「お残しは許しまへん!サルコドラコの串焼きとマンゴーゼリー、バナナチップスを盛り合わせました」
「皆さん、召し上がれ~!」
「ナツコさん、美味しいね」
「サブロー、どうだ?」
「うほっ…噛むとジュワッと旨味が…これは串肉の革命です!」
「ダリナさん、スイーツは?」
「ミサエさんと“ぷるぷるなメガドラコパフェ”を作りました。フルーツたっぷりゼリー層に魔導果汁を使ってます」
「エレナ、ベッキ、フルーツの保存処理は?」
「冷却魔法で瞬間保存済みです。ナツコさんが魔導冷却庫に収納しました」
「ヒコさん、飛行艇の状態は?」
「魔導リアクターアイドリング中です。航行に支障なし」
「現在、補助エンジンとしてメガロドラコニアにリンクしています」
「アラン、イワン、下部銃座の設計は?」
「基本設計完了。名称は《ボールターレットMk.I》」
「イワンが夜間に魔導回路を組みます。明朝には試射可能です」
「ヒロシ艦長、速度500キロで巡航します」
「高度1万メートル」
「ポーンポーン、転移ゲート放出」
「転移ゲートのカップリング完了」
「転移ゲート、着陸ルートに乗りました」
「トランスポート」
シューン、メガロドラコニアがちょっとだけ振動しながら、タイバン島の無人島上空に転移していた。
「転移成功。航行に支障なし」
「ヒロシ艦長、テストフライトは全て完了しました」
「ヒコさん、ご苦労さま」
(話終わり)
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