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第3章
100年先の技術を教えたのは誰? 後編
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その頃、オリンポス神界の技術の宮、ミーミル、ソフィア、ヘスティア、アテナ、アルテミスの5柱は、ニューヨーキー市立図書館から転送された膨大な資料の解析のためにヨダシステムをフル稼働して進めていた。
魔導モーターの制御理論、薬草の精製法、魔力と化学反応の融合技術等など……
いずれの技術も、地球の科学技術とは異なる体系を持ち、転生者の影響を色濃く残していた。
一方、神界の観測の宮では、100年前の地層からアメリキ国に異常な魔力波動を検知していた。
「ヒロシさん、ヨダシステムが100年前のアメリキ国地層の解析を完了しました。『地球からの転移者(ID:デンジ)の生存痕跡を特定』地球の都市部から転移し、アメリキ国の辺境に出現しました」」
「転移者?……名前は分かる?」
「名前はデンジです。地球の都市部から転移し、アメリキ国の辺境に出現。彼は魔導技術の萌芽期にあったその地で、独自の魔力変換装置を開発しようとしていましたが……」
「失敗したのか?」
「はい。魔力の暴走により、彼は死亡しました。ですが、その瞬間をアヌンナキ星人が観測していたようです」
「アヌンナキ、また彼らが介入したのか」
「彼らはデンジの細胞と記憶を採取し、当時のアメリキ人女性の細胞と人工授精させました。そして誕生した子どもがデンタロウです」
「デンタロウ、先程から度々登場していたな。アメリキ国の技術革新期に現れた超天才技術者だ」
「ええ。彼は魔導と工業技術を融合させ、蒸気魔導機関、魔導通信網、空中浮遊都市の基礎理論を確立しました。彼の子孫は三代にわたりアメリキ国の発展を牽引し、現在の魔導工業大国の礎を築いたのです」
「つまり、アメリキ国の技術的飛躍は、地球人の記憶とアヌンナキの介入によって生まれたのか……」
「その通りです。アヌンナキ星人はこの星の調査を継続しており、神界との接触も試みているようです」
ヒロシは静かに頷いた。
「サブロー、ミサエさん、ダリナ……この星の技術は、単なる魔導や科学の融合ではない。地球人の記憶、遺伝子、そしてアヌンナキの文明が絡んでいる。俺たちが今解析している技術も、全て彼らの融合体だな」
「ヒロシさん、つまり、アメリキ国の魔導技術は、デンタロウが遺した“記憶の遺産”かもしれないってことですね」
「そうだと思う」
◇ ◇ ◇ ◇
その頃、オリンポス神界の技術の宮では、ミーミルが静かに口を開いた。
「ソフィア、ヘスティア、アテナ、アルテミス、奇妙なことが起きている。アヌンナキ星人はこの星に長く干渉しようとしていたが、アメリキ国には深く入り込めなかったようだ」
「どういうことですか?」とソフィアがミーミルに問いかけた。
「アメリキ国には、古くから祀られている“地の神々”がいる。彼らはこの地の魔力構造と精神波動を守っていて、外宇宙からの干渉を拒絶する性質を持っている」
ヘスティアが炉の火を見つめながら言った。
「つまり、アヌンナキ星人の技術がこの地に届かなかったのは、神々の結界によるものなのですか?」
「そうだ。特に“アメリキの三柱”と呼ばれる古神——〈ワカン・タンカ〉〈マニトウ〉〈ココペリ〉は、外来の精神波動を遮断する力を持っていた。彼らの存在が、アヌンナキの干渉を阻んだのだ」
アテナが資料をめくりながら補足する。
「それでも、100年前のデンジの死の瞬間だけは、神々の結界が揺らいだ。その一瞬をアヌンナキ星人は見逃さなかった」
アルテミスが静かに頷いた。
「そして彼らは、同時期に別の星——〈ヴァルメス星〉で、地球からの転移者の痕跡を発見し、そこでは大量のサンプル採取に成功したようです」
「ヴァルメス星……あそこは我らオリンポスの神の管轄では無い。アヌンナキにとっては理想的な採取地だったのだろう」
「つまり、アメリキ国は神々によって守られていたが、他の星ではそうではなかった。アヌンナキ星人は、干渉できる場所を選び、技術と記憶を収集していた……」
「そして今、彼らは再びこの宇宙空域に戻って来るかも知れない。神々の結界が弱まった今、彼らはより深く干渉しようとしているのかもしれません」
ミーミルが静かに言った。
「我々は、技術の解析だけでなく、神々の結界の再構築にも取り組む必要がある。そうでなければ、この星の記憶と魔導体系は、外宇宙の手に渡ってしまう」
その言葉に、神界の技術の宮の全員が静かに頷いた。
「ミーミル様、ゼウス様、ヘーラ様には正直に報告するのですか?」
「ソフィア、そなたたちもヘーラ様には正直に申すのじゃ」
「「「「はい」」」」
「申し上げます、アメリキ国訪問中のジェネオス、アギオスが見つけた膨大な図書から、アヌンナキが遺伝子操作を行い、デンタロウとその子孫、三代に渡って技術を発展させたようです」
「ミーミル、ソフィア、ヘスティア、アテナ、アルテミス、大義であった」
「引き続き、アメリキ国の技術の解析を続けるのじゃ」
「うーむ、どうしたものかの?」
男神たちは「生ハムとクリームチーズのガレット」が酒のつまみとして提供された。
「女神たちは、別のテーブルでミサエさんとダリナが買った、ガリア国のマカロンとチョコが並んでいた」
「ふむ、上品な味わいじゃ」
神界の神饌はジェネオス、アギオスが見つけ、食した食べ物の中から選ばれるが、普段の神饌はエラーダ料理のムサカが多かった。
神界の技術の宮では、ミーミル、ソフィア、ヘスティア、アテナ、アルテミスの五柱が、アメリキ国の魔導技術に関する解析を進めていたが、突如、ゼウスからの召集が入った。
「ミーミル、ソフィア、技術解析は一時中断じゃ。会議の場に参れ」
「はっ、仰せの通り」
五柱が宮殿に入ると、そこには既に神々が集まり、中央スクリーンには『バトルメイドと執事ロボによる神饌スイーツ開発』の進捗報告が始まっていた。
ゼウスは満足げに頷きながら言った。
「アメリキ国の件は、情報が錯綜しており危険じゃ。堕天使・ルシファの影が見え隠れしておる以上、ジェネオスとアギオスが軽々に手を出すべきではない。今は神々の安全と民の幸福を優先するのじゃ」
ヘーラが静かに言葉を継いだ。
「技術解析は重要ですが、神々の心を潤す神饌の刷新もまた急務です。民の信仰が揺らぐ今、神々の象徴である供物の質を高めることが、神界の安定に繋がります」
アテナが資料を閉じながら言った。
「アメリキ国の魔導技術は、確かに興味深いものありますが、今すぐに結論を急ぐべきではありません。後の議論と矛盾を生じさせぬためにも、解析は一時保留とし、神饌計画に集中すべきです」
アルテミスが静かに頷いた。
「それに、バトルメイドと執事ロボの開発は、ジェネオスとアギオスのモチベーションを高めると推測されます。しいてはジェネオスとアギオスに希望を与える象徴となるでしょう。今はその完成を見届ける時です」
ヘスティアは炉の火を見つめながら、穏やかに言った。
「宇宙全体の結界も、この世界の技術の革新も、時が満ちれば再び進めましょう。今は、甘味の香りに包まれた神界の平穏を守ることが先です」
ミーミルとソフィアは静かに頭を下げた。
「仰せの通り。解析記録は封印し、必要な時に再開できるよう整えておきます」
こうして、アメリキ国の魔導技術に関する解析は、神々の判断により一時的に先送りされることとなった。神々は今、神饌スイーツの開発という新たな使命に心を向けていた。
スクリーンには、バトルメイドが繊細な手つきでマカロンを仕上げ、執事ロボが銀のトレイにチョコレートを並べる姿が映し出されていた。
神々の会議室には、甘味と希望の香りが満ちていた。
続く──
----------------------------------
時間軸がズレていますが、神界の1日は地上の1年に相当します
魔導モーターの制御理論、薬草の精製法、魔力と化学反応の融合技術等など……
いずれの技術も、地球の科学技術とは異なる体系を持ち、転生者の影響を色濃く残していた。
一方、神界の観測の宮では、100年前の地層からアメリキ国に異常な魔力波動を検知していた。
「ヒロシさん、ヨダシステムが100年前のアメリキ国地層の解析を完了しました。『地球からの転移者(ID:デンジ)の生存痕跡を特定』地球の都市部から転移し、アメリキ国の辺境に出現しました」」
「転移者?……名前は分かる?」
「名前はデンジです。地球の都市部から転移し、アメリキ国の辺境に出現。彼は魔導技術の萌芽期にあったその地で、独自の魔力変換装置を開発しようとしていましたが……」
「失敗したのか?」
「はい。魔力の暴走により、彼は死亡しました。ですが、その瞬間をアヌンナキ星人が観測していたようです」
「アヌンナキ、また彼らが介入したのか」
「彼らはデンジの細胞と記憶を採取し、当時のアメリキ人女性の細胞と人工授精させました。そして誕生した子どもがデンタロウです」
「デンタロウ、先程から度々登場していたな。アメリキ国の技術革新期に現れた超天才技術者だ」
「ええ。彼は魔導と工業技術を融合させ、蒸気魔導機関、魔導通信網、空中浮遊都市の基礎理論を確立しました。彼の子孫は三代にわたりアメリキ国の発展を牽引し、現在の魔導工業大国の礎を築いたのです」
「つまり、アメリキ国の技術的飛躍は、地球人の記憶とアヌンナキの介入によって生まれたのか……」
「その通りです。アヌンナキ星人はこの星の調査を継続しており、神界との接触も試みているようです」
ヒロシは静かに頷いた。
「サブロー、ミサエさん、ダリナ……この星の技術は、単なる魔導や科学の融合ではない。地球人の記憶、遺伝子、そしてアヌンナキの文明が絡んでいる。俺たちが今解析している技術も、全て彼らの融合体だな」
「ヒロシさん、つまり、アメリキ国の魔導技術は、デンタロウが遺した“記憶の遺産”かもしれないってことですね」
「そうだと思う」
◇ ◇ ◇ ◇
その頃、オリンポス神界の技術の宮では、ミーミルが静かに口を開いた。
「ソフィア、ヘスティア、アテナ、アルテミス、奇妙なことが起きている。アヌンナキ星人はこの星に長く干渉しようとしていたが、アメリキ国には深く入り込めなかったようだ」
「どういうことですか?」とソフィアがミーミルに問いかけた。
「アメリキ国には、古くから祀られている“地の神々”がいる。彼らはこの地の魔力構造と精神波動を守っていて、外宇宙からの干渉を拒絶する性質を持っている」
ヘスティアが炉の火を見つめながら言った。
「つまり、アヌンナキ星人の技術がこの地に届かなかったのは、神々の結界によるものなのですか?」
「そうだ。特に“アメリキの三柱”と呼ばれる古神——〈ワカン・タンカ〉〈マニトウ〉〈ココペリ〉は、外来の精神波動を遮断する力を持っていた。彼らの存在が、アヌンナキの干渉を阻んだのだ」
アテナが資料をめくりながら補足する。
「それでも、100年前のデンジの死の瞬間だけは、神々の結界が揺らいだ。その一瞬をアヌンナキ星人は見逃さなかった」
アルテミスが静かに頷いた。
「そして彼らは、同時期に別の星——〈ヴァルメス星〉で、地球からの転移者の痕跡を発見し、そこでは大量のサンプル採取に成功したようです」
「ヴァルメス星……あそこは我らオリンポスの神の管轄では無い。アヌンナキにとっては理想的な採取地だったのだろう」
「つまり、アメリキ国は神々によって守られていたが、他の星ではそうではなかった。アヌンナキ星人は、干渉できる場所を選び、技術と記憶を収集していた……」
「そして今、彼らは再びこの宇宙空域に戻って来るかも知れない。神々の結界が弱まった今、彼らはより深く干渉しようとしているのかもしれません」
ミーミルが静かに言った。
「我々は、技術の解析だけでなく、神々の結界の再構築にも取り組む必要がある。そうでなければ、この星の記憶と魔導体系は、外宇宙の手に渡ってしまう」
その言葉に、神界の技術の宮の全員が静かに頷いた。
「ミーミル様、ゼウス様、ヘーラ様には正直に報告するのですか?」
「ソフィア、そなたたちもヘーラ様には正直に申すのじゃ」
「「「「はい」」」」
「申し上げます、アメリキ国訪問中のジェネオス、アギオスが見つけた膨大な図書から、アヌンナキが遺伝子操作を行い、デンタロウとその子孫、三代に渡って技術を発展させたようです」
「ミーミル、ソフィア、ヘスティア、アテナ、アルテミス、大義であった」
「引き続き、アメリキ国の技術の解析を続けるのじゃ」
「うーむ、どうしたものかの?」
男神たちは「生ハムとクリームチーズのガレット」が酒のつまみとして提供された。
「女神たちは、別のテーブルでミサエさんとダリナが買った、ガリア国のマカロンとチョコが並んでいた」
「ふむ、上品な味わいじゃ」
神界の神饌はジェネオス、アギオスが見つけ、食した食べ物の中から選ばれるが、普段の神饌はエラーダ料理のムサカが多かった。
神界の技術の宮では、ミーミル、ソフィア、ヘスティア、アテナ、アルテミスの五柱が、アメリキ国の魔導技術に関する解析を進めていたが、突如、ゼウスからの召集が入った。
「ミーミル、ソフィア、技術解析は一時中断じゃ。会議の場に参れ」
「はっ、仰せの通り」
五柱が宮殿に入ると、そこには既に神々が集まり、中央スクリーンには『バトルメイドと執事ロボによる神饌スイーツ開発』の進捗報告が始まっていた。
ゼウスは満足げに頷きながら言った。
「アメリキ国の件は、情報が錯綜しており危険じゃ。堕天使・ルシファの影が見え隠れしておる以上、ジェネオスとアギオスが軽々に手を出すべきではない。今は神々の安全と民の幸福を優先するのじゃ」
ヘーラが静かに言葉を継いだ。
「技術解析は重要ですが、神々の心を潤す神饌の刷新もまた急務です。民の信仰が揺らぐ今、神々の象徴である供物の質を高めることが、神界の安定に繋がります」
アテナが資料を閉じながら言った。
「アメリキ国の魔導技術は、確かに興味深いものありますが、今すぐに結論を急ぐべきではありません。後の議論と矛盾を生じさせぬためにも、解析は一時保留とし、神饌計画に集中すべきです」
アルテミスが静かに頷いた。
「それに、バトルメイドと執事ロボの開発は、ジェネオスとアギオスのモチベーションを高めると推測されます。しいてはジェネオスとアギオスに希望を与える象徴となるでしょう。今はその完成を見届ける時です」
ヘスティアは炉の火を見つめながら、穏やかに言った。
「宇宙全体の結界も、この世界の技術の革新も、時が満ちれば再び進めましょう。今は、甘味の香りに包まれた神界の平穏を守ることが先です」
ミーミルとソフィアは静かに頭を下げた。
「仰せの通り。解析記録は封印し、必要な時に再開できるよう整えておきます」
こうして、アメリキ国の魔導技術に関する解析は、神々の判断により一時的に先送りされることとなった。神々は今、神饌スイーツの開発という新たな使命に心を向けていた。
スクリーンには、バトルメイドが繊細な手つきでマカロンを仕上げ、執事ロボが銀のトレイにチョコレートを並べる姿が映し出されていた。
神々の会議室には、甘味と希望の香りが満ちていた。
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