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第2章
無人島のキャンプでいいかな?
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(ダリナ、サブロー、肉屋の前で合流しましょう)
((は~い))
4人でショッピングモール横の食堂にやってきた。地元の人たちに混じって昼食にしたのだった。
「お昼は揚餃子を食べようよ」
「ヒロシさん、ラム肉の串焼き肉を頼んでいいですか?」
「いいよ、サブローは本当に好きだね」
「ミサエさん、フルーツケーキです」
「そうね、4つ注文しましょう」
周りを見ると地元の人たちは馬乳酒を飲んでいたのでヒロシも真似をして注文してみた。
「ミサエさん、馬乳酒は少し酸っぱい味だね」
「そうね、癖があるけど私は好きよ」
「ミサエさん、おかわり頼みますね」
「ヒロシさん、そういうときは串焼き肉と一緒に馬乳酒を流し込むのですよ」
「サブロー、いい事に気づいたな」
めいめいに料理を注文してお腹いっぱいになったのだった。4人は散歩を兼ねて郊外まで歩いてきて転移門でテルアジャル高原の森に仮設したログハウスに戻って来た。ログハウスはヒロシが収納にしまったのだった。
「サブロー、キャンピングカーを出してくれ」
「はい」
「絶対防御3重展開」
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
ラファエルはキャンピングカーの飛行安全システムを大幅に改良したようで飛行前のフライト・チェックリストを順番に読み上げていた。
「ヒロシさん、出発しま~す」
「テイクオフ」
サブローは青い離陸ボタンを押した。4人を乗せたキャンピングカーはテルアジャル高原の森を離陸して砂漠を抜けてキーナ国上空を飛んでいた。5時間30分でタイバン国の上空に差し掛かっていた。
「サブロー、タイバン国は沖縄と台湾がくっついた島なのか?」
「そうですね、タブレットの地図で見ると位置的にそんな感じっす」
タイバン国はイポニアに似た小さな島国だったが完全な独立国家であった。朱い門の城に国王が住んでいるとラファエルが教えてくれた。
「ダリナ、タイバン国に着いたら美味しい食べ物を探しましょうよ」
「ミサエさん、マンゴーかき氷とか、タピオカが有るのですか?」
「絶対にあると思うわ」
ポーン、ポーン、
「まもなく、チェロナ島に着陸します」
「ラファエル、チェロナ島って何処だ?」
「皆さん、チェロナ島はタイバン本島の直ぐ横に近くに浮かぶ東西2キロの小さな無人島です」
「今夜はここでキャンプにしましょう」
キャンピングカーは高度を下げて海岸沿いの空き地に着陸をしたのだった。
「ミサエさん、ダリナ、サブロー、無人島のキャンプでいいかな?」
「ええ、その代わりにログハウスは出してね」
「ミサエさん、分かっていますよ、砂漠ではお風呂に入れなかったから、先にお風呂に入りたいのでしょう?」
「ええそうよ」
キャンピングカーが着陸をしたのでヒロシとサブローは地面を固めて基礎を作って、ログハウスを収納から出して基礎の上に置いた。ミサエさんとダリナは直ぐに二人でお風呂に入ったのでヒロシとサブローは暇になってしまった。
「サブロー、久しぶりにゴーレムとドローンを出して島の探索をさせてみないか?」
「そうですね、面白そうですね」
「イワン、ベッキー、周囲を探索してくれ」
カコーン、カコーン、
「アラン、エレナ、周囲を探索してくれ」
カコーン、カコーン、
「オートリンク起動」
カコーン、カコーン、カコーン、カコーン、4体のゴーレムは島の周囲を探索し始めた。ドローンから送られてくる画像からもチェロナ島に大型の魔物はいないようだった。
(サブローさん、チェロナ島の安全確認が完了しました)
(イワン、ベッキーご苦労さま)
(アランとエレナもご苦労さま)
「ヒロシさん、ノンフライヤーは作れないかしら?」
「ミサエさん、具現化で可能だと思うよ」
「サブロー、ハンバーガーを焼くホットプレートも具現化で作って」
ヒロシとサブローはラファエルに細かな補正を手伝ってもらってノンフライヤーとホットプレートを具現化で作った。加熱は火の魔石で交換式だった。
「ミサエさん、ノンフライヤーが出来たよ」
「ダリナさん、ホットプレート出来ました」
「二人ともありがとう」
「ミサエさん、ホットプレートでラクダ肉のパティを焼きますね」
「ダリナ、調理は任せるわ」
「ミサエさん、任せて下さい」
「ダリナ、じゃがいもをカットするね」
「バスケットに入れて、オリーブオイルを少量まぶして、タイマーは20分にセットね」
ダリナがラクダ肉のパティを焼く間にミサエさんはショッピングモールで買ってきたレタスとトマトを収納から取り出した。水魔法で水球を作ってレタスとトマトを軽くすすいだ。仕上げに除菌をかけたので野菜は新鮮そのものだった。
「トマトとレタスをパンズに敷いてパティをのせて、はい出来上がり」
チーン
「ダリナ、フライドポテトが出来たわよ」
「サブロー、ヒロシさん、ご飯ですよ~」
「「は~い」」
「それじゃぁ、お疲れ様」
「「「「乾杯~」」」」
4人はスパークリングワインで乾杯をした。
「うまっ!」
「ダリナさん、このラクダバーガーとっても美味しいです」
「ミサエさん、このフライドポテトもカリッとして美味しいね」
「そうね、上手に揚がったと思うわ」
「ダリナさん、もう一つ食べてもいいですか?」
「いいわよ」
「ダリナとサブローは本当に肉が好きだね」
「「はい」」
「ダリナさん、このスパークリングワインは飲みやすいですね」
「そうね、フルーティーな味だわ」
「サブロー、ヒロシさんとミサエさんに感謝よ」
「そうですね」
(話終わり)
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((は~い))
4人でショッピングモール横の食堂にやってきた。地元の人たちに混じって昼食にしたのだった。
「お昼は揚餃子を食べようよ」
「ヒロシさん、ラム肉の串焼き肉を頼んでいいですか?」
「いいよ、サブローは本当に好きだね」
「ミサエさん、フルーツケーキです」
「そうね、4つ注文しましょう」
周りを見ると地元の人たちは馬乳酒を飲んでいたのでヒロシも真似をして注文してみた。
「ミサエさん、馬乳酒は少し酸っぱい味だね」
「そうね、癖があるけど私は好きよ」
「ミサエさん、おかわり頼みますね」
「ヒロシさん、そういうときは串焼き肉と一緒に馬乳酒を流し込むのですよ」
「サブロー、いい事に気づいたな」
めいめいに料理を注文してお腹いっぱいになったのだった。4人は散歩を兼ねて郊外まで歩いてきて転移門でテルアジャル高原の森に仮設したログハウスに戻って来た。ログハウスはヒロシが収納にしまったのだった。
「サブロー、キャンピングカーを出してくれ」
「はい」
「絶対防御3重展開」
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
ラファエルはキャンピングカーの飛行安全システムを大幅に改良したようで飛行前のフライト・チェックリストを順番に読み上げていた。
「ヒロシさん、出発しま~す」
「テイクオフ」
サブローは青い離陸ボタンを押した。4人を乗せたキャンピングカーはテルアジャル高原の森を離陸して砂漠を抜けてキーナ国上空を飛んでいた。5時間30分でタイバン国の上空に差し掛かっていた。
「サブロー、タイバン国は沖縄と台湾がくっついた島なのか?」
「そうですね、タブレットの地図で見ると位置的にそんな感じっす」
タイバン国はイポニアに似た小さな島国だったが完全な独立国家であった。朱い門の城に国王が住んでいるとラファエルが教えてくれた。
「ダリナ、タイバン国に着いたら美味しい食べ物を探しましょうよ」
「ミサエさん、マンゴーかき氷とか、タピオカが有るのですか?」
「絶対にあると思うわ」
ポーン、ポーン、
「まもなく、チェロナ島に着陸します」
「ラファエル、チェロナ島って何処だ?」
「皆さん、チェロナ島はタイバン本島の直ぐ横に近くに浮かぶ東西2キロの小さな無人島です」
「今夜はここでキャンプにしましょう」
キャンピングカーは高度を下げて海岸沿いの空き地に着陸をしたのだった。
「ミサエさん、ダリナ、サブロー、無人島のキャンプでいいかな?」
「ええ、その代わりにログハウスは出してね」
「ミサエさん、分かっていますよ、砂漠ではお風呂に入れなかったから、先にお風呂に入りたいのでしょう?」
「ええそうよ」
キャンピングカーが着陸をしたのでヒロシとサブローは地面を固めて基礎を作って、ログハウスを収納から出して基礎の上に置いた。ミサエさんとダリナは直ぐに二人でお風呂に入ったのでヒロシとサブローは暇になってしまった。
「サブロー、久しぶりにゴーレムとドローンを出して島の探索をさせてみないか?」
「そうですね、面白そうですね」
「イワン、ベッキー、周囲を探索してくれ」
カコーン、カコーン、
「アラン、エレナ、周囲を探索してくれ」
カコーン、カコーン、
「オートリンク起動」
カコーン、カコーン、カコーン、カコーン、4体のゴーレムは島の周囲を探索し始めた。ドローンから送られてくる画像からもチェロナ島に大型の魔物はいないようだった。
(サブローさん、チェロナ島の安全確認が完了しました)
(イワン、ベッキーご苦労さま)
(アランとエレナもご苦労さま)
「ヒロシさん、ノンフライヤーは作れないかしら?」
「ミサエさん、具現化で可能だと思うよ」
「サブロー、ハンバーガーを焼くホットプレートも具現化で作って」
ヒロシとサブローはラファエルに細かな補正を手伝ってもらってノンフライヤーとホットプレートを具現化で作った。加熱は火の魔石で交換式だった。
「ミサエさん、ノンフライヤーが出来たよ」
「ダリナさん、ホットプレート出来ました」
「二人ともありがとう」
「ミサエさん、ホットプレートでラクダ肉のパティを焼きますね」
「ダリナ、調理は任せるわ」
「ミサエさん、任せて下さい」
「ダリナ、じゃがいもをカットするね」
「バスケットに入れて、オリーブオイルを少量まぶして、タイマーは20分にセットね」
ダリナがラクダ肉のパティを焼く間にミサエさんはショッピングモールで買ってきたレタスとトマトを収納から取り出した。水魔法で水球を作ってレタスとトマトを軽くすすいだ。仕上げに除菌をかけたので野菜は新鮮そのものだった。
「トマトとレタスをパンズに敷いてパティをのせて、はい出来上がり」
チーン
「ダリナ、フライドポテトが出来たわよ」
「サブロー、ヒロシさん、ご飯ですよ~」
「「は~い」」
「それじゃぁ、お疲れ様」
「「「「乾杯~」」」」
4人はスパークリングワインで乾杯をした。
「うまっ!」
「ダリナさん、このラクダバーガーとっても美味しいです」
「ミサエさん、このフライドポテトもカリッとして美味しいね」
「そうね、上手に揚がったと思うわ」
「ダリナさん、もう一つ食べてもいいですか?」
「いいわよ」
「ダリナとサブローは本当に肉が好きだね」
「「はい」」
「ダリナさん、このスパークリングワインは飲みやすいですね」
「そうね、フルーティーな味だわ」
「サブロー、ヒロシさんとミサエさんに感謝よ」
「そうですね」
(話終わり)
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