異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが

倉田 フラト

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十五話 【毛抜き】

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「俺はウルエ=ファルネルド、
 色々と姉がやらかしましたが、
 出来れば仲良くしてほしいです」

 自己紹介を済ませていよいよ魔法を使う時が来た。
 ウルエは一体どんな魔法を使えばいいのか悩んでいた。

「では、得意な魔法をどうぞ」

「……」

 一番得意な魔法と言われても思い浮かぶ魔法が無かった。
 色々な魔法を覚えてきたがどれも得意とは言えなく、
 どの魔法中途半端にしたくなくどれも平等に覚えてきた。
 だが、それが裏目に出てしまった。
 
「どうしました?」

 一向に動こうとしないウルエを見かねて
 先生が声を掛けてくれた。
 ウルエはこのままじゃ埒が明かないと思い
 素直に先生に伝える事にした。

「実はですね、どの魔法も平等に覚えてきた為
 得意な魔法って言うのが無いんですよ……」

「ふむ、そうですか。
 なら一番地味なのを見せてくれますか?」

「地味なのですか?」

「はい、その方が判断しやすいので」

「分かりました」

 皆がやっていた様に距離を取りながら
 ウルエは地味な魔法を思い浮かべる。
 様々の魔法の中から地味な魔法を選ぶのは簡単だ。
 何故ならお義父さん達があまり地味な魔法を教えてくれなかったからだ。

「行きます!」

 距離を十分に取ったウルエは手のひらを壁に向ける
 のではなく先生に向けた。
 クラスメイトからはその行動を見て同様の声が上がったが、
 一方の先生は表情一つ変えずに此方を見て来ていた。

 ウルエはそんな先生に向かって一番地味な魔法を放つ。
 一般的に一番地味な魔法と言えば
 生活魔法だろうがウルエはそれよりも地味な魔法を覚えている。
 この魔法は誰かに教えてもらったわけではなく、
 練習中にたまたま生まれたオリジナルの魔法だ。

「はい、終わりましたよー!」

「え?」

 先生を含め全員が首を傾げていたので
 俺はもう一度使うことにした。
 次は距離を取らずにみんなの前で。

「もう一度行きますよ?
 よく手を見ていてくださいね」

 再び手のひらを先生に向け魔法を放つ。
 同時に手を閉じ証拠を無くさない様に握る。

「はい、どうです?」

 そういいながらウルエは閉じていた手を開け、
 みんなに手のひらに乗っている――一本の髪の毛を見せた。

「そ、それは何ですか?」

「先生の髪の毛ですよ」

 相手に痛みを感じさせずに
 たった一瞬で一本の髪の毛を抜く――その名も毛抜き!
 みんなどういった反応をすれば良いのかと
 反応に困っていた。

「どうですか?これよりも地味な魔法ありますでしょうか」

「確かにこれは地味ですね……
 確かに魔力は感じたので魔法である事は間違いないです
 それも見たことも無いような魔法……」

 先生はブツブツと呟き、
 どうやらウルエの評価について悩んでいる様だ。
 
「非常に評価し難いのですが、
 オリジナルの魔法を使えるということでA-です」

 聞いたこともないクラスを言われ
 その場にいた皆が困惑した。

「A-ですか?」

「はい、BとAの間に近いです」

「そうですか……」

 ウルエはそんなクラスあったのかと疑問に思ったが
 取り敢えずAになれたから良しとしよう。
 こんな事になるならもっと派手な魔法を使って
 もっとハッキリとクラス分けしてほしかった。

「はい、これで全員のクラス分けが完了しました。
 時間がまだ余っているので後は自由時間にしたいと思います。
 ケガの無い様に楽しんでくださいね」

 クラス分けを終え先生は何処かへと消え、
 クラスメイト達は既に出来上がっているグループ同士で
 お互いの魔法を見せつけ合ったり、話し合ったりしている。
 遠くでは四年生が居るのでそれを眺めている人もいる。

 そんな中、ウルエはゲウヌに馬鹿にされていた。

「おいおい、ウルエ、お前あの魔法何だよ!
 地味すぎて笑いを堪えるので精いっぱいだったぞ」

「だって、先生が一番地味なのって言うから……」

 大して落ち込んではいないが、
 そんな素振りを見せるとゲウヌは慌てて
 ウルエの肩に手を置いて慰めてきた。
 改めてゲウヌは良い奴だなと認識した瞬間だ。

「ちょっとゲウヌ!
 ウルエに何て事いってくれるのよ!」

「いや、その落ち込むとは思わなかったんだよ
 あの、はい、ごめんなさい」

「ごめんね、ウルエ。あの馬鹿が」

「誰が馬鹿だ!」

「あんたは黙ってなさいよ!」

「……はい」

 本当に二人は仲が良いなとつくづく思う。
 実は前々からの知り合いなんじゃないかと
 疑いたくなるほど二人の仲が良い。

「大丈夫だよ、落ち込んでない」

「そう、なら良いだけど……」

「それにしても、得意な魔法が無いか……
 ちなみによ、気になっただけなんだが」

 ミアが余計な事を言うなといわんばかりに
 ゲウヌを睨み付け、若干怯むゲウヌであったが、
 負けじと言葉をつづける。

「一番派手な魔法ってどんな感じなんだ?」

(一番地味な魔法の次は一番派手な魔法か、
 この際だから派手なのを見せつけてゲウヌにぎゃふんと言わせてやるか)

「見てみる?」

「おう、見せてくれ!」

「私も見たいな」

「分かった、近くに人がいない所に行こう」

 万が一巻き込んでしまったらそれはもう大変だ。
 平和な学園生活が牢獄生活になってしまうかもしれない。
 室内グラウンドは広いため人がいないところが多々あり、
 そこを目指して歩いた。

「あの、私も一緒してもよろしいでしょうか」

「え」

 突然話しかけてきたのは先ほどから一人で
 四年生の方を眺めていた委員長みたいな人、
 アンジェ=ルマヌエだ。

「実は先ほどの話聞こえてまして、
 私も少し暇なので出来れば仲間に入れてほしいなと」

 頬を掻きながら目線をチラリと逸らし、
 少し照れぐさそうにそういわれ、
 一瞬だけ可愛いと思ってしまった。

「良いですよ」

 まだ、友達が二人しかいないウルエには、
 これは友達を増やすチャンスだ。
 しかも委員長タイプならきっと友達も多いハズだから
 委員長の友達と友達になれる可能性もある。

「本当ですか!?」

 物凄く嬉しそうに顔をパァと明るくさせる委員長。
 実は友達いなかったりしてなんて思ったのは内緒だ。

「二人ともいいよね?」

「ああ、可愛い子なら大歓迎だぜ」

「全然構わないわよ」

 二人の許可が下り、
 ウルエを含め四人で室内グラウンドの端の方へと向かった。
 
「ここなら良いかな」

「早く見せてくれ」

「ちょっと待ってね」

 此処で一番派手な魔法を使ってしまうと
 物凄く不味い事になる。
 魔王城で使った事が何度かあるが、
 破壊力が物凄くて壁などは結界で守られたが、
 装飾品とかが大変な事になった記憶がある。

 なので此処は規模の小さくて派手な魔法を
 使うべきだと考えた。

「それじゃ行くよ」

 三人の視線が集まる中、
 誰もいない所を狙い。
 少し距離を取り魔法を発動させる
 ボコりと地面が幾つも盛り上がり、
 一斉に割れ真っ黒な槍が空中を貫いた。
 
 ウルエが指を動かすとその通りに槍が動き始めた。
 上を指すと一斉に槍が地面から発射し、
 下を刺すと一斉に地面に突き刺さった。

「そんなに派手じゃなかったかな……」

 もう十分かと思い槍を消し、
 三人の方を見ると皆口を開けて唖然としていた。

「い、いやウルエこれは派手とかそういうレベルじゃないぞ……
 お前、すげぇな」

「え?」

「ウルエ凄いわね……」

「ちょ、ちょっと待ってください、
 ウルエさん貴方詠唱はどうしたのですか?!」

「詠唱?」

 詠唱とは何なのかぐらいわかっていたが、
 何故いまその単語が出てくるのか分からなかった。

「そういえばそうだな、お前詠唱してなかったよな?」

「確かにそうよね……」

「え……魔法に詠唱って必要なの?」

 ウルエがそう言った瞬間三人が固まったのが分かった。 

「ウルエ、お前普段はどうやって魔法使ってるんだ?」

「どうって、普通に使いたい魔法をイメージしてだけど?」

 お義母さんに教えてもらった通りに
 魔法をイメージし使っているだけだが、
 それがおかしいらしく三人は口をぽかんと開けていた。 

「つまり、詠唱した事がないのか?」

「うん、そうだよ」

 こいつは何をいっているんだと、そんな顔をされたが、
 ウルエにとって魔法はイメージして使うというのが普通だったため
 逆に詠唱するというのが不思議だった。

 少ししてゲウルが頭をボリボリとかき、

「あ、あぁ……ウルエ、お前すげえな」

 と言ってきた。
 凄いと言われてもウルエからしてみれば
 逆に詠唱出来る事自体凄いと思ってしまい、
 複雑な気持ちになりどう反応すれば良いのか分からず
 取り敢えず苦笑いをした。

「詠唱無しなんて流石ウルエね……」

「私初めて見ました……感動です」

「あはは……」

「ウルエ、ちなみに誰に魔法を習ったんだ?」

 何とも言えない空気で息苦しくなってきた所で
 ゲウヌがあまり話題は変わってないが
 別の話を持ち出してくれた。

「小さい時にお義母さんに教えてもらったよ」

「どんな風に教えてもらってたんだ?」

「んーと」

 ウルエは初めてお義母さんに魔法を
 教えてもらった時の事を思い出そうと記憶を遡った。
 確か魔法の本を持ったまま寝て
 起きたらお義母さんが居て……思い出した!

「最初にイメージで魔法を使うんだよ、
 って教えられたけど中々出来なくてね、
 確かお義母さんが魔力を移してくれて、
 その後からイメージしたら魔法が使えるようになったんだよ」

 そういえばあの時お義母さんも何やら聞き取れない
 言葉を発していたがもしかしたらあれも詠唱だったのかも知れない。
 だとしたら何故ウルエには詠唱の事は一切教えずに
 イメージで魔法を使うと教えたのだろうか、
 そんな事を疑問に思った。

「魔力を移すなんて事が出来るのか……
 初めて知ったな、やっぱり学園に来て正解だったな、
 俺の知らねえ事が沢山ありやがる!」

 何やらウルエの話を聞いてゲウヌは物凄く嬉しそうに
 ガッツポーズをしたりと一人で盛り上がっていた。
 ミアは若干引いていたが、
 委員長候補さんはそんなゲウヌに拍手を送っていた。
 傍から見れば相当頭のおかしいグループだと思われてそうだ。

 ウルエはやれやれと頭を掻いた。

「ウルエ、今度お前の魔法をじっくりと調べさせてくれないか?」

「別に良いけど、ほどほどにね……」

「よっし!」

 ゲウヌは見た目こそあれだが、
 中身は意外と勉強熱心なのかもしれない。
 そんな事をしているとあっという間に自由時間が終わり、
 ウルエ達は教室へと戻ってきた。

 そこからは普通に座学だった。
 魔法に関する授業だったが、
 どれも前提として詠唱出来る事が必須だった為、
 始めは真面目に話を聞いていたが、
 詠唱の存在自体先ほど知ったウルエからすると
 全く理解出来ない超次元の話だった為、
 ウルエは聞いているふりをしつつ眠らない様にするので必死だった。

 必死に耐え何とか授業が無事終わった。

「ウルエ、お前大変だな……」
 
 ウルエの心境を察してかゲウヌがそっと声を掛けてくれた。
 
「今度詠唱について一から勉強することにするよ」

 流石にこのままだと色々と不味いと思い、
 ウルエは詠唱に付いて学ぶことにした。

 次の授業は歴史だった為、
 先ほどの授業とは違い此方の方は物凄く興味があり、
 今まで知りたかった事なので物凄く真面目に聞いた。
 流石に初日の授業の為、そこまで深い内容までは聞けなかったが、
 この学園の歴史を少し知ることが出来た。

 此処リーゼイ学園は昔はダンジョンだったらしく、
 多くの冒険者たちが挑んだりしていたそうだ。
 だが、とある日を境に下層に魔物が沸かなくなったらしく、
 それをうまい事利用して此処に学園を建てたらしい。

 ちなみに中層からは今でも魔物がたくさんいるんだとか。
 ダンジョンに学園を建てたのは遠くに行かなくても
 魔物が上に居るため移動せずに済み、コストも掛からないからだそうだ。
 今でもたまに冒険者がダンジョンに挑むことが稀にあるらしいのだが、
 上層までは行けずに帰って来るらしい。

「ダンジョンか……」

「なんだウルエ、興味あるのか?」

 授業が終わりボソリと呟いてしまい、
 それを聞き逃さなかったゲウヌが何故だか
 何かを期待しているかのような顔でそう聞いて来た。

「んー、興味はあるけど
 危なそうだから行きたくはないかな……」

 これがまだ下層ならば少しは行きたいと思ったかもしれないが、
 流石に初めての魔物が中層だなんて流石に厳しい気がする。
 下層中層上層と別れているんだから
 上に行くにつれ強くなっていくはず。

「えー、行ってみようぜ!」

「危ないよ……」

 どうやらゲウヌはウルエがダンジョンに行くことを期待していたらしい。
 どうしてそんなに行きたがるのだろうか、
 必ず授業で何時か行くはめになるのに。

「そうよ、ウルエの言う通りよ、
 あんたは一人で行ってきなさい、しっし」

 ゲウヌの方に手の甲を向けシッシとあっちに行け
 という仕草をしながらミアがそう言った。

「なんだと!お前も行くんだぞ!」

「ちょっと、待ちなさいよ!
 何で私が行くことになってるのよ!!」

「ああ?そんなのお前が友達だからに決まってるだろ!」

「と、友達だからって何よその理屈!」

 徐々に二人はヒートアップしていき、
 席から立ち上がり口喧嘩を始めた。
 二人の間にいるウルエの気持ちを少しは考えてほしいものだ。
 
「友達を置いて行ける訳ないだろ!」

「そういう言葉は本当に危機の時に使う言葉でしょ!」

「ああ?今が危機なんだよ!このままじゃ俺おかしくなっちまうぞ!」

「あんたなんて元からおかしいじゃないのよ!」

 二人の唾が飛んできたり、
 先ほどまでは友達同士で話していたクラスメイトも
 此方を面白おかしく眺めて居たり……流石にそろそろ止めようか。

「なんだよ!俺の何処が――」

「二人とも!!」

 ゲウヌの言葉を無理矢理遮った。

「ウルエ……ごめんね?
 でもそこの馬鹿が悪いのよ」

「何だと!?」

「あーもう!ゲウヌ、そんなにダンジョンに行きたいなら
 俺が行ってあげるからもう口喧嘩は止めて。
 ミアもあまりゲウヌの事を悪く言わないで上げてよ、
 ああ見えて結構傷つきやすいんだからね」

 全く収まらない口喧嘩を止めるのに必死になり、
 ついつい思っても無い事を口走ってしまった。
 
(俺がダンジョンに付いていく?
 死ぬ気かよ今すぐ取り消したい)
 
「そうか、そうか!ウルエ来てくれるのか!
 ありがとよ、さすがウルエだぜ!」

「はぁ、ウルエが心配だから私もついていくわよ……」

(俺のくそったれ、結局行くことになってしまったじゃないか。
 まぁ、ゲウヌも一度いって魔物の強さを知れば
 二度と行く気は起きないだろう。
 ……中層がどれほどの強さなのかは分からないけど。)
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